最盛期の1990年代には650万部を超える驚異的な売り上げを記録した人気漫画雑誌 『週刊少年ジャンプ』。1959年に史上初の週刊漫画雑誌として登場した 『週刊少年サンデー』と 『週刊少年マガジン』から遅れる事9年という後発の創刊(1968年)ながら、 永井豪本宮ひろ志など、当時の新人作家を中心とした戦略が功を奏し、1973年には週刊漫画雑誌で売り上げナンバーワンに輝きました。

 約40年という長い歴史の中で、これまでに掲載された思い出の作品を選ぶ「思い出に残る『週刊少年ジャンプ』の漫画ランキング」。第1位になったのは、 鳥山明の《Dr.スランプ》(1980〜1984年)でした。ペンギン村に住む天才科学者・ 則巻千兵衛とメガネがトレードマークのロボット・ 則巻アラレを中心にストーリーが展開するギャグ漫画で、1981年にはフジテレビ系列でアニメ化されて人気が爆発。アラレのセリフである「んちゃ」「ほよよ」は、当時の子どもたちの間で流行語にもなりました。

 2位は 北条司の《キャッツ・アイ》(1981〜1984年)。美術品を専門にする美しい3姉妹の泥棒を題材にした作品で、彼女たちを追い続ける刑事とのラブコメ要素も盛り込まれていました。こちらも《Dr.スランプ》同様にアニメ化され、 杏里が歌った主題歌『CAT'S EYE』が大ヒットしました。ちなみに、1988年には早見優、MIE(現:未唯)、立花理佐主演のテレビ版が、1997年には、藤原紀香、稲森いずみ、内田有紀主演の映画版が制作されています。

 3位につけた《北斗の拳》は1988年に連載が終了していますが、パチスロやパソコン向けタイピングソフトなど、現在も作品を冠した商品が大ヒットしており、その人気は衰え知らずです。一世を風びした主人公 ケンシロウの「あたたたた」や「お前はもう死んでいる」などの名セリフは、一度聞いたら忘れられないほどのインパクトがありますね。現在でも 『週刊コミックバンチ』では 『蒼天の拳』や 『銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝』などのスピンオフ作品が掲載されているので、ファンの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 このほかにも、掲載当時はマイナーなスポーツだったサッカーを子どもたちの人気スポーツにまで押し上げただけでなく、 アレッサンドロ・デルピエロをはじめとする世界の有名サッカー選手がサッカーを始めるきっかけにもなった《キャプテン翼》、バスケットブームを生み出した《SLAMDUNK》など、時代に大きな影響を与えた名作がずらりと顔をそろえた今回のランキング。週刊少年漫画誌のトップを走り続ける同誌の歴史と底力を感じずにはいられませんね。

※2007年9月現在、「週刊少年ジャンプ」上にて連載が終了したものに限っています。