日本を代表する脚本家のひとり、野島伸司。1988年『時には母のない子のように』で第2回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し脚本家デビューしてから次々とヒット作を飛ばし、近年は作詞家や小説家としても活躍しています。今回はそんな野島伸司のドラマの中から、もう一度みたい90年代ドラマは何かについて聞いてみました。


 最も多かったのが《101回目のプロポーズ》という意見。99回の見合いに失敗したさえない中年男・星野達郎(武田鉄矢)に舞い込んだ100回目の見合い話。相手は、恋人を不慮の事故で亡くしたチェロ奏者の薫(浅野温子)。薫にも当然のように断られますが、達郎は諦めきれず薫に猛アタックをして…というストーリー。達郎「僕は死にません! あなたが好きだから。」という名せりふが一世を風靡しましたが、これは全12回のうち6回目のエンディングでのこと。ここから最終回まで超えなければならない困難があり、見どころ満載のドラマでした。2位にはバラバラになった家族の再生を描いた《ひとつ屋根の下》が入りました。3位には教師と生徒の禁じられた愛を軸に、同性愛や近親相姦などありとあらゆる要素を詰め込んだ《高校教師》がランク・イン。このドラマでは1983年に活動を休止したフォークシンガー、森田童子の楽曲が使われていましたが、野島伸司は森田童子の起用の理由について、森田童子のベストアルバムのライナーノーツの中で「歪んだ虚栄心を吐き出したい衝動だったかもしれない」と語っています。4位の《未成年》ではカーペンターズを起用しており、音楽と脚本の相互関係がもう一度見たいと思うひとつの理由かもしれません。

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施
投票数:11225票
投票期間:2012/10/8〜10/21
※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません