1987年に『少年ジャンプ』で連載を開始し、現在も『ウルトラジャンプ』誌上でシリーズ作品が続いている人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。作者である荒木飛呂彦が生み出す独特の世界に魅了されたファンは多く、老若男女はもちろん、洋の東西を問わず世界中で愛されている数少ない長編漫画作品の一つと言えます。


 この『ジョジョの奇妙な冒険』を語る上で欠かせないのが、主人公や敵対する人物らが使う「スタンド(幽波紋)」という特殊能力。これは使用者の超能力が人型や動物型などの形で出現したもので、攻撃や防御など効果も使用者によってさまざまです。そんなスタンドの中でも、普段の生活に使えそうだと読者が感じているのが、シリーズを通して主人公の前に立ちふさがる仇敵、ディオ・ブランドー(DIO)の《ザ・ワールド》です。これは非常に高い攻撃力を持つスタンドで、最大の特徴は時を止めることができる点です。2位には3部の主人公、空条承太郎が使用する《スター・プラチナ》が続きましたが、こちらも特徴は《ザ・ワールド》同様に時を止められる点で、日常生活において「ああ、時間を止めることができたら……」と考えている人が実に多いことが分かります。
 3位にランク・インしたのは、4部の人気キャラクター、岸部露伴が使用する《ヘブンズ・ドアー》です。こちらのスタンドの特徴は、相手を本にすることで、相手の情報や知識を読み取れるというもの。これだけでも非常に便利ではありますが、本に書き込みを行うことで、相手を意のままに操る、相手が本来持っていない能力を発動させることなどもできるため、《ザ・ワールド》や《スター・プラチナ》以上に応用範囲が広いスタンドと言えるでしょう。
 このほかにも、壊れた物やけがをした生物をたちどころに直してしまう《クレイジー・ダイヤモンド》や、少し先の未来を漫画で予知できる《トト神》など、ユニークで便利なスタンドが上位にランク・インしていますが、言うまでも無くスタンドが使えるのはジョジョの世界での話。日常生活で困難に突き当たった時は、自らの力で乗り越えられるように日々精進したいものですね。