アジアを代表するアクションスターとして、日本でも多くの人に愛されているジャッキー・チェン。日本では1979年に公開された『ドランクモンキー 酔拳』でその名を知られるようになり、以降も『スネーキーモンキー 蛇拳』や『クレイジーモンキー 笑拳』などが立て続けに公開されてヒットを飛ばしました。

 昨年公開された主演作『1911』は、彼が出演した100本目の作品とされており、日本で公開された作品だけでも膨大な数に上りますが、作品の多くには、お約束とでもいうべき演出が頻繁に用いられていますよね。その最たるものとして挙げられたのが、《ガラスがよく割れる》です。ジャッキー作品の中でも現代を舞台とした作品でおなじみの演出で、乗り物に乗って建物の窓を突き破る、悪役が窓の外に投げ飛ばされるなどのシーンで使われています。
 続いて挙げる人が多かったのは、《敵はピストルを多用するが、ジャッキーは素手》という演出。ピストルに限らず、武器を手にした敵の集団に囲まれた場面でジャッキーが素手で立ち向かうというシーンはよく見られますが、次々と襲いかかってくる敵をアクロバティックな動きで交わしながら倒していくのは見ていて非常に爽快ですよね。一方、同様の場面では、《身の回りのものは全て武器》にして戦う演出もおなじみです。使われる道具は傘や箸、はしごなどさまざまですが、やはり定番と言えるのは「椅子」です。まるで体の一部であるかのように椅子を自由自在に操り、武器としてだけでなく相手の攻撃を防いだりかわしたりするためにも使っている彼の姿を見て「これぞジャッキーアクションの真骨頂!」と感じる人も多いのではないでしょうか。
 このほかにも《階段やエスカレーターは滑り降りるもの》や《足をすくわれた敵は回転する》など多種多様な演出がランク・インしていますが、どれを見ても「あるある」と感じてしまうのは、やはりジャッキー作品が日本で長きにわたって愛され続けてきたことの証明だと言えそうですね。