大人が聞いてもすぐには意味のわからない「若者言葉」が存在する一方で、おばあちゃんたちにとっては当たり前の言葉なのに、若者にしてみれば「一体何のこと?」とハテナマークが浮かんでしまう言葉も存在します。そんな言葉を「おばあちゃん語」と呼ぶとして、みんなが気になってしまう言葉はどんな言葉なのでしょうか。

 1位にランク・インしたのは《シミーズ》。「《シミーズ》着なさいよ!」と言われて何のことかわからずポカンとした思い出のある人もいるかもしれませんが、《シミーズ》とはひもで肩からつるタイプの女性用下着のこと。もともとフランス語の“chemise”からきており、「シュミーズ」と言う場合も多いようです。「スリップ」と混同している人もいるようですが、ワコールの運営するWebサイト「ココロス」の「歴史探訪」によると、「シュミーズ」が吸汗や上衣の汚れを防止するといった肌着に近い役割の実用本位の下着なのに対し、「スリップ」は美しいシルエットを作り出すための下着なのだそう。戦前から戦後にかけて紹介された洋装下着の着け方イラストでは《シミーズ》の上にスリップが着用されていたことからも、このふたつが全く別の機能をもつ下着だったことがわかります。2位の《ズロース》も《シミーズ》同様下着を指す言葉で、こちらは下半身用の下着。ショーツよりも股下が長く、腰のあたりがゆったりとゆるみのあるのが特徴で、女性のおしりを優しくしっかりと包んでくれます。

 着るもの以外で上位にランク・インしたのは5位の《ちり紙》。《ちり紙》は漢字でかくと「塵紙」となり、楮(こうぞ)の外皮の屑や屑紙で作った粗末な紙を指します。現在のティッシュは《ちり紙》と呼ぶにはかなり高品質だといえそうですが、幼い頃《ちり紙》で鼻をかんでいたおばあちゃんたちにとっては、ティッシュを《ちり紙》と呼ぶほうが自然なのかもしれませんね。