横断歩道を渡っている小学生くらいの男の子が「白い線踏んだらマイナス5点なの」と言いながら蛇行したり飛び跳ねたりしているのを、母親が「何わけわかんないこと言ってるの! 早く行くよ!」と鬼の形相で男の子を抱きかかえてそのまま雑踏に消えてしまった——。そんな光景を見たことがある人もいるのでは。そんな大人になった今では謎だなぁと思う、自分が小学生のときにやっていた下校中の行動といえば?

 1位は《一個の石を蹴りながら歩く》でした。「この石を家まで運ばないと死んで地獄に行ってしまう…」「この石を運べたら一生死なない!」。そんな自分勝手な設定をつけたりもしますよね。11位にも《白線を踏んだら地獄に行くと思い込んで歩く》という地獄がらみの行動がランク・インしていますが、小学生のころ思い描くストーリーには“生や死”が登場しがち。とにかく“死ぬ”ということの正体がわからなく恐ろしい時期であり、どんなことをしても死から遠ざかりたいという思いが小学生に必死に石を運ばせているのでしょうか。そう思って石を蹴る小学生をみるとほほえましいですね。
 2位は《つつじの蜜を吸う》でした。ちょっとしたおやつとして吸っていた人もいるのでは。自分が吸い終わった花をバレないようにそっと元の位置に戻しておくようないたずらっ子も中にはいるので、下校時間が遅くなった日は注意が必要です。

 子どもの行動は無意味なものですが、往々にして大人の想像の範囲を超えていきます。「昔はあんなことしてたなぁ」なんて思い出すだけで固まり始めた大人の頭を少しやわらかくしてくれそうです。常識にとらわれがち、アイディアがうかばない、そんなとき小学生のときの行動を試したら突破口が見つかる……なんてことも、ひょっとしたらあるかもしれません。