プロスポーツのような肉体的負担が大きい職業では、10年もすれば現役の顔ぶれがすっかり変わってしまうというのはよくある事。しかし、ショウビジネスの世界においては、数十年もの長きにわたり現役で活躍するベテランを見かける事は珍しくありません。テレビアニメでキャラクターの声を当てる声優もまた、長年活躍している人が多い職業の1つと言えるでしょう。

 誰もが一度は声を聞いた事があるベテラン声優の中でも、年齢を知って驚いてしまうのは、『サザエさん』で主人公の母親・磯野フネを演じる《麻生美代子 (84歳)》。彼女がフネを演じ始めたのは1969年の放送第1回からで、実に40年以上も演じ続けていることになります。もともとフネの年齢設定が52歳(原作コミックでは48歳)と高いために昔も今も違和感なく聞くことができますが、それだけに声をあてている彼女の年齢を聞くと驚いてしまいますね。

 2位に続いたのは、幅広い世代で人気の名作『ルパン三世』で、ヒロイン・峰不二子を演じる《増山江威子 (74歳)》でした。彼女が峰不二子を演じ始めたのは1977年のテレビアニメ版第2シリーズからですが、テレビシリーズ終了後も劇場版、テレビスペシャルと演じ続け、2010年の『ルパン三世 the Last Job』でも昔と変わらぬセクシーな声を披露してくれています。

 このほか上位には『ルパン三世』から銭形警部役の《納谷悟朗 (81歳)》と次元大介役の《小林清志 (78歳)》、『サザエさん』からはフグ田タラオ役の《貴家堂子 (70歳)》がランク・インしました。数世代にわたって親しまれている国民的アニメシリーズで、ファンのイメージを壊すことなく声を維持し続けてくれるベテラン声優たちの技術と日々の努力には、本当に頭が下がりますね。