日清食品は、ごぞんじのとおり「チキンラーメン」「カップヌードル」などの即席麺カップラーメンを世界で最初に生みだした企業。この日清食品を創設したのは、晩年まで商品開発の陣頭指揮をとっていたという安藤百福氏。2007年に96歳でその人生に幕を下ろした安藤百福氏がもし今も生きていれば、今年で生誕100年。そこで「創設者生誕100年を迎えた日清食品のすごいところランキング」を調査したところ、みんながすごいと思っているのは《「チキンラーメン」は世界初のインスタントラーメン》《「カップヌードル」は世界初のカップ麺》と「世界初」の商品を2つも作りだしたことでした。

 今や《全世界販売累計290億以上食されている》日清の「カップヌードル」。この世界初のカップ麺が誕生したのは1971年、安藤氏が61歳のときでした。発想のきっかけとなったのは、日本とアメリカとの食文化の違い。すでに日本で大人気となっていた「チキンラーメン」をロサンゼルスに持っていったところどんぶりがなかったため、現地のバイヤーがチキンラーメンをふたつに割って紙コップに入れ、お湯を注いでフォークで食べ始めた姿を見てひらめいたそうです。《「出前一丁」は香港や上海、台湾などでも著名なブランドとなっている》など様々な商品が世界で人気を博しているのも、「文化・伝統・習慣の違いを理解しなければ国境は超えられない」という安藤氏の考えが企業文化として根付いているからこそかもしれません。「日々清らかに豊かな味を作りたい」という安藤氏の思いからその名がついた日清食品は、社会貢献活動にも積極的。《阪神・淡路大震災の際、大量の「カップヌードル」と割り箸を積んだトラック、給湯車のコンビ「カップヌードル号」を被災地に出動させ被災者・避難者に供給》するなど、災害救援活動を幅広く行っています。

 明治に生まれ、様々な苦難を乗り越えながら、日本が世界に誇る「チキンラーメン」や「カップヌードル」などの製品を生み出し続けてきた安藤百福氏と日清食品。これからも私たちをアッと驚かせるようなおいしい商品を世に送りだしてくれることを期待したいですね。