ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードのメリットは？デメリットと口コミもご紹介

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは、申し込みをすれば誰でも持つことのできるカードではありません。どうすれば入会できるのか条件や方法を紹介していきます。

ANAのステータスには、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの3つがあります。マイルとは別に、航空機を利用すると「プレミアムポイント」が加算されていき、このポイントで翌年度のステータスが決まります。

1月1日から12月31日までの間に、ANAカード各種を持っている上で、プレミアムポイントが50,000ポイント以上、プラチナステータス以上になると、スーパーフライヤーズに申し込むことができます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードにスムーズに切り替えるためには、「ANA　VISAワイドゴールドカード」を作ってからプレミアムポイントを貯めてスーパーフライヤーズカードに切り替えるのがおすすめです。

羽田ー伊丹間のプレミアムポイントは、スーパーバリュー運賃で片道420ポイントです。羽田ー那覇間では、1,476ポイントです。50,000ポイントを一年間で貯めるには、羽田伊丹を60往復、羽田那覇を17往復する必要があります。

思ったより貯まりにくいことがわかると思います。自然に達成するには少し難しいと感じる人が多いようです。

SFC修行とは、スーパーフライヤーズのステータスを得るため、プレミアムポイントを加算するために航空機に乗りまくることです。目的地に着いてから宿泊などをせずにすぐにUターンする、というのを繰り返します。

非常に時間もお金もがかかりますが、羽田ー那覇など距離が遠くプレミアムポイントが付きやすい路線を選んで修行してみましょう。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは専用サービスや優先サービスがとても多く、メリットがたくさんありますので紹介していきます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードには、年会費の割引があります。そのため、ANAゴールドカードの中では年会費が最安値となります。

割引の条件は、「Web明細」を利用し、年6回以上請求があることです。本会員で15,000円（税抜）が14,000円（税抜）と1,000円の値引きになります。ただし、家族カードは割引にならないので注意が必要です。

さらに、「マイ・ペイすリボ」を年に一度でも利用し「Web明細」と合わせるとさらに割引が受けられ、4,500円引きの10,500円（税抜）の年会費になりとても安くなります。ただ、リボ払いですので、利息が発生する場合がありますので気をつけましょう。

ANAグループのカードですので、空の旅に関するサービスが非常に充実しています。空港だけでなく、出発の前の予約から、空港に行くまでや空港から家に帰るまでのサービスまであります。メリットがとても多いので一つずつ紹介していきます。

プレミアムメンバー専用サービスデスクが利用でき、航空券の予約・確認・特典航空券の予約・マイルについてなどの搭乗予約やサービス内容の質問などを受け付けてくれます。

ANAグループ運航便、スターアライアンス加盟航空会社運航便を利用するとき、搭乗時刻まで空港内にある専用ラウンジを利用することができます。カードを持っている本人だけでなく、家族や同行者もマイルやアップグレードポイントで利用することができます。

さらに、アップグレードポイントの利用で国内線はプレミアムクラスへ、国際線はビジネスクラスやファーストクラスへ席のアップグレードが可能です。ワンランク上の空の旅が楽しめるでしょう。

国内線の先行予約、国内線座席指定の優先など、希望に合わせた座席が優先して予約できることが大きなメリットです。また、希望の便が満席の場合には空席待ち予約も優先して受けてくれます。さらに、国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約もできます。

国際線もほぼ同様で、自分のマイルで搭乗する場合、ANAグループ運航便の国際線特典航空券と国際線アップグレード特典の予約が優先となり、空席待ちも優先になります。同じ予約番号の同行者や家族も、予約・空席待ちが優先になります。

空港での搭乗の際、プレミアムメンバー優先の専用のチェックインカウンターで搭乗手続きと手荷物の預かりができます。さらに、到着空港でも、手荷物に優先タグが取り付けられ、優先して手荷物を受け取ることができます。これらの優先サービスは家族会員でも有効です。

他に専用の保安検査場が利用できたり、ANAグループ便を利用の際は優先して搭乗の案内があります。香港国際空港では入出国手続き時に専用レーンを利用できます。混雑しているときでも長い列に並ばないで手続きができることは非常に大きなメリットです。

ANAグループ、ユナイテッド航空の運航便搭乗のたびにフライトマイルに加えて、積算率40％のボーナスマイルがプレゼントされます。そのマイルは最大1.6倍の交換率でANA SKYコインに交換することができます。

ANA航空便の利用でアップグレードポイントを貯めることができ、座席クラスのグレードアップ、本人以外がラウンジに入室する際に利用できます。このアップグレードポイントもANA SKYコインに変換することができ、次回以降の航空券の支払いに利用することができます。

さらに、カード利用を継続する際に2,000マイル、特別ボーナスマイルとして、さらに2,000マイルがプレゼントされます。このように、航空機をよく利用する人にとってはマイルが貯まりやすいのはうれしいですね。

旅行保険も十分な補償が付いています。海外旅行と国内旅行それぞれの場合の補償金額を紹介していきます。

海外旅行保険は最大で5,000万円、家族特約も最大で1,000万円が自動付帯しているのがうれしいです。

死亡よりも比較的起こりやすい海外旅行での傷害治療や疾病治療は、150万円自動付帯しており、携行品損害50万円が自動付帯しています。このような比較的起こりやすい事態にも十分な補償があるので安心です。

ショッピング保険も最大300万円の補償が付きます。

国内旅行保険は、最大で5,000万円の補償が自動付帯しています。家族特約はついていないので注意が必要です。入院保険は日額5,000円、通院保険が2,000円、手術保険が20万円としっかりと補償が付いています。

さらに、航空遅延保険が乗継ぎ遅延費用として2万円、出航遅延費用として1万円、寄託手荷物遅延が1万円、寄託手荷物紛失比が2万円補償されます。

ショッピング保険は最大300万円の補償が付きます。

その他にも細かくポイントが貯まったり、優待サービスがありますので紹介していきます。

IHG・ANA・ホテルズグループ優待サービスベストフレキシブル料金より5％オフで利用でき、ANAカード会員宿泊割引サービスにて宿泊すると、朝食無料とウエルカムドリンクサービスが受けられます。

パッケージツアーであるANAスカイホリデー、ANAハローツアー、ANA大人のゆとり旅、ANAワンダーアースが5％オフで利用することができます。

ANA国内線、国際線およびエアージャパン便の機内販売でカード決済をすると10％オフになります。

海外レンタカーが通常の5～20％オフ、国内レンタカー（ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー）が5％オフで利用できます。

さらに、ショッピングサイトである「ANAショッピング　A-style」優待サービスがあり、5％オフになったり、空港内の「ANA FESTA」で1,000円以上購入の際にカードを提示すると10％オフになります。ANA系のお店で多くの優待が期待できます。

ANA系以外のお店でもポイントは貯まります。200円でVポイントが1ポイント貯まるのが通常です。Amazonや楽天市場では2倍のポイントが貯まります。大丸・松坂屋・高島屋ではポイントが3倍になります。

また、ポイントUPモールを経由してお買い物をすると2～20倍貯まるのでうれしいです。貯まったポイントは1ポイントが2マイルになり、交換手数料が無料なのでマイルに交換するのがお得です。

スーパーフライヤーズ会員に入会すると、オリジナルのネームタグがもらえます。フライトのお供になるでしょう。また、プレミアムメンバー限定で「特別な体験」と「こだわりの商品」を紹介する「ANAセレクション」の案内が届きます。

マイルを使って、キャニオニング温泉宿泊体験やスペシャルエステなど他では味わえない特別な体験や、TUMIシリーズやCITIZENの時計などこだわりの商品が用意されています。

また、プレミアムメンバー向けのライフスタイルマガジン「ana-logue（エーエヌエー・ローグ）」が、送付物のお届け先に日本国内の住所を登録している方に届けられます。希望者には、カレンダーや手帳、ダイアリーがプレゼントされます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは非常にメリットの多いカードですが、その分デメリットも存在しますので紹介していきます。

ANAカードですので当たり前ですが、ANA航空機の利用や空港利用での特典が多いです。年会費が安いので、航空機を利用しない人も選びやすいですが、航空機利用以外でポイントやマイルの貯まりやすさが他のカードよりも特別優れているわけではないです。

普段、鉄道やショッピングの利用が主であれば、陸マイラー向けのカードがたくさんあります。普段飛行機には乗らないけれど、旅行などで飛行機に乗るときのためにマイルを貯めたい方にはそちらの方がおすすめです。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは、一定の条件を毎年クリアしないと持つことができないカードです。自然体ではなかなか達成しにくいことがデメリットとしてあげられます。

SFC修行を行って、プレミアムポイントを貯めるための旅行や搭乗を繰り返すことでやっと手に入れられる場合が大半です。当然コストも時間もかかりますが、メリットの方が大きいと考える人の方が多いようです。

非常に厳しい審査ですが、ANAの場合世界最大の航空連合であるスターアライアンスのゴールド会員資格もセットでキープできるので絶大なメリットがあることも確かです。

これまでメリットやデメリットを紹介してきましたが、実際使っている人はどう感じているのか、ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードについての口コミや評判をまとめます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードのメリットやデメリット、口コミや評判を見て作りたいと思う方もいると思います。でも、申し込み方法がわからないという方のために、申し込み方法を紹介していきます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは審査が厳しいので、ANA VISAゴールドカードを事前に発行しておくと良いでしょう。ANAプレミアムメンバーの「プラチナステータス」になった時点で無審査で切り替えることができ、万一の審査落ちリスクをなくすことができます。

また、スーパーフライヤーズカードは1人1枚しか持つことができません。ですから同じグレード同じ国際ブランドでカードを作っておいた方が良いようです。「ANA VISAマスターワイドゴールドカード」や「ANA　VISAワイドゴールドカード」などはおすすめです。

ANA VISAのゴールドカードから、スーパーフライヤーズカードへの切り替えを行う場合は、プレミアムメンバー専用デスクか、ANAカードデスクに電話すれば切り替えの専用用紙を送ってくれます。その専用用紙に必要事項を記入して返送すればOKです。

または、下記のサイトからANAスーパーフライヤーズカード入会申込書請求を行い、専用用紙を送ってくれるので同じく必要事項を記入後返送すれば大丈夫です。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードについてちょっと気になる疑問や質問などをまとめてみました。

新千歳ー那覇間はANAの直行便があり、プレミアム運賃で4591ポイントですので、50,000ポイントを達成するには5往復と片道搭乗する必要があります。ただし、片道73,900円もするので、合計80万円ほどかかり非常にコスパの悪い方法になります。国際線でもっと効率の良い路線を探せばもう少しコスパは抑えられるでしょう。

ANA VISAカードを発行している、三井住友カードの審査に通れば切り替え可能です。

確かに、家族カードを使った場合のクレジットカードポイントや支払いは本カードに付与されます。でも、マイルは飛行機に乗った場合に付くので、家族カードを使った人に付与されます。

ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードは、ANAの上級会員であるため、審査が非常に厳しいクレジットカードでした。最初にANA VISAマスターワイドゴールドカードを作り、SFC修行を行った上で条件をクリアすれば、審査落ちしないので挑戦してみましょう。飛行機を多く利用する出張や旅行の機会が多い人にはメリットの非常に多いカードですし、評判も高いカードなので、プラチナを目指して是非手に入れたい1枚ですね。

他にもANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードに関連した記事があるので、ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカードについてもっと知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。