三井住友カード プラチナの審査は厳しいの？審査基準と申し込み方法を解説

三井住友カード プラチナは三井住友カードの中でももっともランクが高いクレジットカードです。それだけに審査基準は厳しいと考えられます。実際はどの程度の厳しさなのか、具体的に見ていきましょう。

三井住友カード プラチナの申し込み条件は「30歳以上で本人に安定した継続収入があること」となっています。それ以外に条件はありませんが、ただそれだけでは審査には通りません。公式サイトには「三井住友カード プラチナ」独自の審査基準により発行と書いてあります。

独自の審査基準はどこのクレジットカード会社にもありますが、決して公開されていません。当然ですが、いわゆるブラックリストに登録されていないこと、他社での支払い遅延などがないことは必須条件だと言えます。

三井住友カード プラチナのショッピング利用枠は「300万円から」となっています。クレジットカード発行時点ですでに300万円の利用枠が設定されているということです。そのため、審査時にはそれだけの支払い能力があるかどうかをチェックしています。

支払い能力があるかどうかは、過去に他社または三井住友カード（プラチナ以外）での利用実績があり、きちんと返済している「クレジットヒストリー」があること、年収が高いことなどがあげられます。ただ、年収はいくら以上でないといけないといった条件は設定されていません。クレジットヒストリーや年収、勤務先の規模、勤続年数などを総合的に判断して審査結果が出されます。

三井住友カード プラチナの申し込みはインターネットからできます。本人確認書類や年収を証明する書類（キャッシングの利用を申し込む場合）を準備する必要があります。申し込み方法を詳しくご説明します。

三井住友カード プラチナを申し込むときは、本人確認書類と引き落とし用の金融機関の口座番号が必要です。運転免許証をお持ちの人は運転免許証番号を入力する必要があるので、手元に準備しておきましょう。それ以外の本人確認書類の場合は、後日郵送します。

また、金融機関の口座番号を入力する項目もあります。通帳またはキャッシュカードを準備しておきましょう。申し込み時にキャッシング枠を希望する場合は、年収を証明する書類が必要になります。次のもの（いずれか1点）を準備しておきましょう。

• 給与所得の源泉徴収票
• 直近2ヶ月の給与の支払い明細書
• 確定申告書第一表の控え（税務署の受領印があるもの）
• 納税通知（収入もしくは所得金額の記載があるもの）
• 所得証明書（収入もしくは所得金額の記載があるもの）
• 年金証書（年金額の記載があるもの）
• 年金通知書（年金額の記載があるもの）

必要な書類を準備したら、申し込みフォームを開きます。画面の指示に従って必要な項目を入力していきます。主な入力項目は次の通りです。

• 氏名、生年月日、性別、自宅住所、電話番号、メールアドレス
• 勤務先名、所在地、電話番号
• 本人の年収
• 家族構成、世帯主かどうか
• 住居の状況（持ち家かどうか、住宅ローンや家賃の負担があるかどうか）

次に希望するカード（VISA、マスターから選択）と暗証番号を入力します。取り引き目的を「生計費決済」と「事業費決済」から選択します。追加カード（ETCカードや家族カード）を申し込むかどうかを選択し、キャッシングの利用枠を申し込むかどうか選択します。他社借入れ状況も入力します。

本人確認書類が運転免許証の場合は運転免許証番号を入力します。それ以外の場合は後日郵送します。引き落とし用金融機関の口座番号を入力したら申し込み手続きは完了です。

三井住友カード プラチナはハイグレードのクレジットカードなので、審査は厳しくなります。申し込みは30歳以上で安定した継続収入があるという条件ですが、それ以外の審査基準は非公開なのでわかりません。実際に審査が落ちるパターンは何があるのか、詳しく見ていきましょう。

三井住友カード プラチナの申し込み条件は「30歳以上」「安定した継続収入がある」ということが明記されていますが、それ以外の審査条件はわかりません。ただ、審査に通ったという人と落ちたという人の口コミを見てみると、「年収が低い人」は落ちたというケースが多く見られます。

三井住友カード プラチナの申し込みには「年収○○万円以上」という条件はありませんが、次のような場合は「年収が低い」または「収入が不安定」と判断されて審査に落ちる可能性があります。

• 勤務先が中小企業や個人事務所
• 法人化していない個人事業主や自営業
• 勤続年数が短い

やはり大企業や上場企業に勤務している人は年収が高いと判断されやすいです。また、医師、弁護士、経営者など年収が高い職業の場合も審査は通りやすいですが、フリーランス（自由業）や個人経営の事業主などは審査が通りにくくなります。

「クレジットヒストリー」とは、クレジットカードの利用履歴のことです。他社でもいいので何かしらのクレジットカードを持ち、ショッピングなどで利用して返済するという経験をしていると、その履歴が信用情報機関に記録されます。

クレジットヒストリーがあると、「この人ならクレジットカードを発行してもきちんと返済してくれるだろう」ということがわかります。信用情報機関に返済遅延の記録があると落ちやすいですが、逆にまったく利用履歴がない人や利用実績が少ない人も「カードを使って支払うかわからない」と審査に落ちやすいです。

一番最初に作るクレジットカードに三井住友カード プラチナを選ぶ人は少ないでしょうが、三井住友カードの一般カードや他のクレジットカードで利用実績を積んでおくことをおすすめします。

では、三井住友カード プラチナの審査に通るには、どうすればいいのでしょうか。こちらも明確な答えはありませんが、いくつかの傾向があるので詳しくご紹介します。

すでに三井住友カードのゴールドカードを持っていて、クレジットヒストリーがある人は審査が通りやすいというケースが多く見られます。一方、三井住友カードの一般カードを持っているだけでは審査はやや厳しくなります。まず三井住友カードの一般カード、そしてゴールドカードと段階的にランクアップして利用実績を積むのが審査に通りやすくするポイントです。

ただし、三井住友カードのゴールドカードを持っているからと言って、必ずしも三井住友カード プラチナに通るわけではありません。審査はさまざまな要素を総合的に判断して決定されるので、ある程度の利用実績がある人は申し込んでみるといいでしょう。

三井住友カード以外の他社でゴールドやプラチナといったハイグレードのクレジットカードを複数持っている場合は、審査に通りにくい傾向があります。例えば、A社のゴールドカードでショッピング利用枠が300万円、B社のプラチナカードでショッピング利用枠が500万円など高額の利用枠を持っている場合、「それ以上クレジットカードを増やしても使わないのではないか」と三井住友カード側で判断される可能性があります。

その場合、たとえクレジットヒストリーがあり、ブラックリストに載っているわけではなくても審査は厳しくなると考えられるのです。その場合は、自分にとってメリットがない他社のクレジットカードを解約するのもひとつの方法です。

三井住友カード プラチナにはユニバーサルスタジオジャパンやホテルのコース料理などのサービスが受けられます。また、ホテルや航空券の予約など旅行のコンシェルジュサービスを受けたいといった希望がある場合は他社を解約して三井住友カード プラチナを申し込むといいでしょう。

三井住友カード プラチナの申し込み時にはキャッシング利用を希望するかどうかを選択する箇所があります。キャッシング利用を申し込む場合は、年収を証明する書類が必要です。キャッシングを申し込まない場合の年収は自己申告で済みますが、キャッシングを希望すると源泉徴収票や納税通知書などを提出します。それによって年収がクレジットカード会社にわかってしまいます。

年収をシビアに審査されるため、申し込み時に「キャッシング利用」は希望しない方を選択するといいでしょう。なお、キャッシングは審査に通ってから申し込むことができます。まずはショッピングだけで申し込んでみましょう。