避妊や性感染症対策に効果のあるコンドームは使い切りの消耗品なので、高品質で値段が安いコスパのいいものを選びたいですよね。更に「初心者でもつけやすい」「装着感がいい」「デザインや香りにもこだわりたい」そんな方も多いと思います。

コンドームはゴムとも呼ばれ、サガミやオカモトなど多くのメーカー品がドラッグストアでも手軽に購入できますが、実はメーカーによりサイズや特徴が異なります。また、ホテルでよく見るAXIAやサンフラワーなどの業務用も存在し、種類が豊富です。

そこで今回は、コンドームの選び方とおすすめ商品をランキング形式で紹介します。素材・大きさ・厚さ・1個あたりの値段(定価・税込)などに触れているので、ぜひ参考にしてみてください。コンドームの取り扱い方も要チェックです。

コンドームは自分たちに合った素材・サイズのものを選ぶのが大切です。また、ゼリー量や形状によっても使い心地が変わります。コンドームは天然ゴムラテックス製が一般的ですが、ラテックスアレルギーを持つ方もいるため、素材確認はしっかり行ってください。

ポリウレタン製は素材が少し硬いので、その硬さが挿入時の痛みに繋がる可能性があります。そして、合わないサイズは装着時の不快感のみならず、途中でコンドームが外れてしまう危険性があるため、適切なサイズ選びも欠かせません。

女性が選ぶ際には、使用されているゼリーの種類や量にも注目しましょう。潤いの不足も挿入のしにくさや痛みの原因になります。ただし、痛みや違和感は婦人科系の疾患が原因の場合もあるので、コンドームを替えても変化がない方は必ず婦人科を受診してください。

ここでは、コンドームの選び方をご紹介します。ポイントは素材・大きさ・厚さ・パッケージや値段・ブランドです。

【目次】

• 素材で選ぶ
• SサイズからLサイズまでの「大きさ」で選ぶ
• 厚さで選ぶ
• 破れにくいものは「素材と厚さ」両方を確認
• 初心者なら「裏表がわかりやすい」「切れ目がある」タイプをチェック
• 挿入時にも痛くなりにくい「ジェル入り」や「ホットタイプ」をチェック
• 楽しめる「おしゃれでかわいいデザイン」「香り付き」をチェック
• ブランド・種類をチェック

ここでは素材の違いでコンドームを選ぶときのポイントをご紹介します。ぜひ合う素材のコンドームを選んでみてください。

【目次】

• 密着感・伸縮性を求めるなら「ラテックスゴム製」がおすすめ
• ラテックスアレルギーなら「イソプレンラバー製」がおすすめ
• ゴムアレルギーの方にも安全な「ポリウレタン製」がおすすめ

ゴム素材は、伸縮性が高く装着時に密着感があります。密着感がありますが、きついわけではありません。値段が安い製品も多く、形のバリエーションが豊かなので、負担がかかりません。また、昨今ではゴム製品独特の臭いを抑えたコンドームも開発されています。

あなたやパートナーがラテックスアレルギーで、ゴム製のコンドームから選びたいのなら、「イソプレンラバー」を選んでみてください。ゴム特有の嫌な匂いもないので、ラテックスアレルギーの方以外にもおすすめです。薬局で手軽に買えるのもいいです。

極薄なコンドームをお探しなら、安全なポリウレタン製がおすすめです。ポリウレタン製のコンドームには、0.01mmや0.02mmと限りなく薄い製品が多く、ラテックスゴムの匂いが苦手な方や、ラテックスアレルギーの方にも選ばれています。

コンドームの大きさは、陰茎の直径で決まります。大きめ・小さめどちらを選べばいいか、陰茎の直径を計って正しいサイズをチェックしてみてください。サイズ展開がある製品はSサイズ・Mサイズ・Lサイズなどと豊富で、何の表記もない場合はMサイズです。

メーカーごと・製品ごとにサイズ規格が違うので、合う大きさを選んでみてください。また、素材によって装着したときの感触が異なり、挿入時に外れてしまうケースがあります。口コミも一緒に見ておくのがおすすめです。

コンドームの厚さを選ぶ際のポイントをご紹介します。行為の時間や感度などに合わせて、自分好みの厚さをamazonや市販の薬局で選んでみてください。

初めての方や、行為が予想より早く終わってしまうケースが多いなら、厚めのコンドームを選ぶのがおすすめです。0.1mm前後の厚さであれば、薄いタイプを装着したときよりも行為が持続し、パートナーとのスキンシップが楽しめます。

厚さ0.05mm以下のコンドームなら、挿入時の感度を高められます。さらに0.03mm以下の薄いタイプなら、きついと感じず、装着しているのを忘れるほどの着け心地です。心地のいい感触を味わいたい方や、感度を高くしたい方などにおすすめです。

以下の記事では、0.05mm以下のコンドームのおすすめをご紹介しています。ぜひご覧ください。

破れにくいコンドームをお探しの方は、素材と厚みに注目してください。ラテックス製やイソプレンラバー製のコンドームは伸びやすい性質があり、引っ張る力に負けにくいメリットがあります。

反面、油分には弱いため、一緒にローションを使用する際は水溶性のものを使いましょう。また、どんな素材のコンドームでも薄いものは強度が出ない傾向にあるので、厚めのものを選ぶのも大切です。

ラテックス製やイソプレンラバー製のコンドームは密着性があり柔らかい素材なので、厚みがあっても一体感を感じられます。また、コンドームは誤った管理により素材が劣化してしまうため、正しい保存方法の確認も重要なポイントです。

初心者なら装着しやすいものをチェックしてみてください。特に裏表の記載があるものが分かりやすいです。説明書が丁寧なもの・表と裏の記載があるもの・空気が入りにくい工夫がされているもの・潤滑剤がついているものなどがおすすめです。

また、個包装に切れ目が入っているかどうかも実は重要です。薄暗い部屋でどこから開ければいいのかわかりやすくなるからです。手際よく開封できるように切れ目をチェックしましょう。

挿入時にも痛くない・痛くなりにくいものなら、ジェル入りやホットタイプのコンドームを選んでみてください。コンドームに最初からついているジェルは水溶性のものが多く、洗い流す必要がないため気軽に使用でき、痛みの軽減も可能です。

ジェルには水溶性以外にシリコンベースとオイルベースがあり、使用感や特徴が異なります。好みに合ったジェル付きコンドームを選びましょう。コンドームとジェルには相性があるため、付いているジェル以外のタイプを付け足しに使用するのは控えてください。

更に、ホットタイプのコンドームなら、温かくなるゼリーが先端部分に含まれていて、人肌のような温かさで着けてないかのような感覚を味わえます。挿入時の痛みも軽減できて一石二鳥です。

デザインやパッケージがかわいいものやポップなものを選ぶのもおすすめです。キャラクターを使ったデザインやクスッと笑えるようなデザインのコンドームであれば、女性もリラックスできて、より楽しい時間を過ごせるかもしれません。

またチョコレートやフルーツのような甘い香り付きものであれば、いつもと違った雰囲気になりマンネリの解消にもつながります。ちょっとした楽しみを追加すると、お互いにリラックスできるのでおすすめです。

ブランドによってジェル付・フレーバー付・つぶつぶ付きなどのさまざまな種類があるので、それぞれの特徴を含めて参考にしてみてください。

【目次】

• 感度にこだわる方なら不二ラテックスの「SKYN（スキン）」がおすすめ
• ラインナップにこだわる方は「グラマラスバタフライモイスト」がおすすめ
• 薄さにこだわるならつけやすい「オカモトゼロシリーズ」がおすすめ
• つぶつぶ付きなら相模ゴムの「サガミオリジナル」がおすすめ
• コスパの高さなら値段も安く厚みもある「無印良品」がおすすめ

不二ラテックス社の「SKYN」は、滑らかで人の肌に近い感触が特徴です。この素材はゴム特有の臭いが少なく、臭いを避けるためにポリウレタン製を選んできた方にも好評です。感度にこだわりたい場合は、ぜひ選んでみてください。

ジェクス社の「グラマラスバタフライ」は、性交時に女性が受ける痛みを緩和させるために開発されました。特殊なゼリーが先端に塗布され、一般的なシリコーンジェルとは異なり必要な場所に留まるため、挿入時の痛みや違和感が少ないのが特徴です。

オカモト社が開発しているオカモトゼロシリーズといえば、薄さにこだわった0.01mmの「ゼロワン」・0.02mmの「ゼロツー」。日本製の安定感もあり、つけやすいため薄さにこだわる方に支持されています。

相模ゴム社の「サガミオリジナル」シリーズは、オカモトゼロつぶつぶ付きのシリーズと同様に0.01mm・0.02mmの薄さを実現したコンドームです。サガミドットや、密着ジェルを活用したバキューム密着などの種類が展開されています。

コスパの高さなら厚さがしっかりある無印良品がおすすめです。4個入りで300円前後で購入でき、パッケージデザインもシンプルなので持ち歩く際にも恥ずかしくありません。お金がない方や学生にも買いやすいコンドームです。

サガミオリジナルは直径36mm・長さ170mmに対し、オカモトゼロワンは直径33mm・長さ165mmです。また、表面加工にも少しの違いがあります。薬局で値段も含めて確認しながら、ぜひ自身のお好みに合う商品を選んでみてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

多くの一般用コンドームには、1箱に10個〜12個のコンドームが入っています。これに対し業務用コンドームには、1箱に144個以上が入っており、内容量が1桁違います。しかし、1箱の価格はどちらも1200円前後と、同じくらいです。

この差はパッケージの装飾の華やかさや個々の製品に対する開発コストの違いによるものです。なぜなら、ラブホテルに1室あたり2包〜3包置かれるケースが一般的だからです。また、業務用の中には市販されていないものもあります。

たとえばラブホテルで業務用コンドームの「AXIA」を見かけた方も多いはずですが、このコンドームは一般向けに販売されていないので薬局で買えません。オンラインで買える業務用なら「CNDMサンフラワー」がおすすめです。安い業務用のコンドームをチェックしたい方は、ぜひ注目してみてください。

箱に入っているコンドームが多いなか、ガムボトルに似たボトルタイプの面白い製品もあります。ボトルタイプなら、親と同居している方が部屋に置いていてもガムに見えるので精神的に負担がかかりません。

ケースの値段も安くてお求めやすいです。amazonなどのネットで購入ができるので気になった方は調べてみてください。

コンドームを通販で購入する場合、段ボール箱で届きます。amazonでは、商品名の記載はないので、コンドームとバレずに注文ができます。しかし、店舗ごとに違うので、バレたくない場合はコンビニ指定にするのがおすすめです。

コンドームは正しく取り扱わないと、避妊や性感染症対策などの本来の機能を損なう危険性があります。取り扱い方をしっかりマスターしておきましょう。

【目次】

• 油と熱に注意して管理する
• 裏と表を確認する
• 市販のコンドームの使用期限は何年？
• コンドーム使用後の正しい処理方法は？

一般的なコンドームの素材として使用されるラテックスは油と熱に弱い性質を持ちます。そのため、夏場の車内など気温が高い場所に放置していると、コンドームの劣化に繋がり破れかねません。

また、油分に触れるのも破れる原因となります。油分のない場所に保管するのはもちろん、使用中にリップや口紅を塗った唇で触れたり、ハンドクリームを塗った手で触れたりしないようにしてください。

保管場所にかかわらず、使用前に外装が破れてたり穴が開いていたりするコンドームは使用しないようにしましょう。破れを防ぎ油分を避けるためには、コンドームケースの使用も効果的です。

コンドームは必ず表と裏を確認して正しく装着しましょう。表と裏を間違えるとしっかりと装着できません。無理やり付け直すと、体液や精子が付着している場合がありリスクを伴うので、新しいものを付けるようにしてください。

最近は表裏の違いがわかりやすい商品も販売されています。外装に表側と記載されているものや、表と裏でデザインが違うもの・表と裏で触り心地が違うものなどさまざまです。新しいコンドームを使う際は、事前に表裏の確認方法を調べておきましょう。

コンドームには使用期限があります。購入後の保管期間が長くなれば、温度変化などにより劣化が進み、破れ・劣化の原因になりかねません。購入後の保管期間だけでなく、お店の保管期間もあります。

売れていないお店では保管期間が長く、手元に届いたときには使用期限が短くなっている可能性もあります。可能であれば、商品の回転が速いネットショップを選んでみてください。

使用期限は商品により異なりますが、市販のコンドームは一般的には5年程度です。なかには3～4年ほどの製品や、6年ほどの製品もあります。

コンドームの後処理はとても大切なので、しっかりとした手順で処理しましょう。射精後は根元を押さえながらなるべく早く膣から出します。そのあとコンドームを外し、口部分を軽く縛ってティッシュに包んで捨てれば完了です。

射精後にそのままの状態でいるとペニスのサイズが戻り、コンドームから精液が漏れて避妊に失敗してしまう可能性があります。

挿入時にパートナーが痛みやきついなど違和感を覚える場合もあります。潤滑ジェルが多めのコンドームであれば、あまり負担がかかりません。ぜひ身体やお好みなどに合わせてお気に入りの商品を選んでみてください。

コンドームを能動的に使うのが男性側なのもあり、コンドームを購入した経験のない女性が多いのが現実です。しかし、女性が自分でコンドームを選ぶと、今まで気付かなかった悩みや痛みの原因に気付ける場合があります。

たとえば、いろんな素材のコンドームを試し、性交痛だと誤解していたラテックスアレルギーに気付いたり、ゼリー量が多いものを選んだらいつもの痛みが軽減し、濡れにくい体質だと気付いたりするので、非常に有益です。

ぜひ自分で選んだコンドームから得た気付きをパートナーと共有してみてください。より充実した愛のある時間を過ごせます。

実はコンドームには女性が装着する女性用が存在します。男性用と避妊効果は同等です。男性側が持ち合わせていない場合に役に立ちます。ただし、男性用コンドームと同時に使うとこすれて破れたりズレたりしてしまうので、併用は控えましょう。

今回は、コンドームの選び方やおすすめをご紹介しました。コンドームにはたくさんの種類があり、選ぶのが難しいです。ぜひパートナーと一緒にお気に入りのコンドームを見つけてみてください。