鏡で自分の顔を見たときに、お肌の状態が気になり、気分が落ち込んでしまうことがありますよね。その時の生活習慣や健康状態によるものだけではなく、40代、50代と年齢を重ねるうちに、だんだんと悩みが増えている方も多いのではないでしょうか。

そんな方々におすすめなのが、ケミカルピーリングです。毛穴やニキビ、シミ、たるみなど、幅広いお肌のお悩みに効果が期待できるだけでなく、メスや注射針、麻酔が不要なため、気軽に挑戦できる施術として人気があります。

しかし、数あるクリニックの中から、どのように選んでよいかわからない方も多いですよね。そこで今回は、福岡のケミカルピーリングができる美容整形クリニックの選び方やおすすめクリニックをご紹介します。施術を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ケミカルピーリングを耳にしたことはあっても、実際にどのような施術であるのか、よく知らない方も多いですよね。ここでは、ケミカルピーリングとはどのようなものなのかご紹介します。

ケミカルピーリングとは、メスや注射針などは使用せず、薬剤を用いて古い角質や汚れた皮膚を剥がし、お肌のターンオーバーを促す施術です。毛穴、ニキビ跡、シミ、くすみなど、幅広いお肌のお悩みに効果が期待できると注目されています。

クリニックによって使用する薬剤にも違いがあり、薬剤ごとにどのような特徴があるのかもチェックしておきましょう。

グリコール酸ピーリング（AHA）は、ケミカルピーリングで最もよく使用されている薬剤です。毛穴の汚れや古い角質を取り除くことで毛穴の詰まりが改善するため、ニキビや脂性肌でお悩みの方におすすめの薬剤とされています。

乳酸ピーリング（ラクトピーリング）は、分子量が大きく、肌にやさしい薬剤として人気があります。乳酸自体に美白作用があり、美白やシミ、くすみへの効果が期待できるため、これを目的として施術を受ける方におすすめです。

サリチル酸マクロゴールピーリングは、お肌のピリピリ感を感じにくいため、敏感肌の方に人気があります。皮膚の新陳代謝が活発になり、コラーゲンが増生されるため、キメが滑らかなお肌に導いてくれる薬剤です。

アミノ酸ピーリング（AFAs）は、ピーリングしながらも皮膚の水分を保持することができるため、特に乾燥が気になる方におすすめの薬剤です。紫外線によるシミにも効果が期待できるとされています。

マッサージピールは、肌のコラーゲンの新生を促す薬剤です。特に、小じわやたるみ、お肌のハリに効果が期待できるため、40代、50代と年齢を重ねるにつれ出てきたお肌の悩みをお持ちの方は検討してみてください。

ミルクピールは、グリコール酸、乳酸、サリチル酸の3種類が配合されたフランス製の薬剤です。リスクを最小限に抑えつつ、それぞれのメリットを最大限に発揮します。お肌が潤い、透き通るような印象を求める方におすすめで、ダウンタイムが短いことも特徴の一つです。

トリクロロ酢酸（TCA）は、濃度が高いため、医療機関でのみ取り扱いが可能な薬剤です。特に大きな毛穴やニキビ跡がある方や、その他の薬剤では満足のいく効果が得られなかった方は、医療機関に相談してみてください。

ケミカルピーリングには、メリット・デメリットがあります。まず、メリットとしては、お肌の悩みが和らぐこと、お肌が生まれ変わること、痛みやダウンタイムが少ないことなどが挙げられます。

反対に、デメリットとして、ケミカルピーリング後には紫外線や刺激に敏感になりやすいこと、通院の手間がかかること、遺伝子理由のそばかすなどの悩みには向いていないことなどがあります。メリット・デメリットの双方を理解した上で、施術を検討してみてください。

ケミカルピーリングには、ダウンタイムはほとんどありません。施術中にお肌のピリピリ感があったり、施術後にも少し違和感が残る場合もありますが、メスや注射針を使用しないため、施術後の洗顔やメイクも当日から可能としているクリニックが多いです。

しかし、ケミカルピーリングで使用した薬剤の種類と、自分が使用している化粧品の相性が悪い場合もあります。術後に悩むことがないよう、気になったことは事前にクリニックに相談することをおすすめします。

ケミカルピーリングは、満足のいく効果が得られやすいことも人気のポイントです。しかし、施術を受ける頻度や、施術前のもともとのお肌の状態などによっては、効果に満足できるまでに時間がかかってしまう場合もあります。

そのため、施術を受ける頻度が少なかったり、お肌の状態にあった施術内容を選択できていない方は、なかなか効果に満足できず、せっかく施術を受けたのに効果なしと判断してしまいがちなのです。

満足のいく効果を得たいと思うのであれば、適切な頻度で施術を受ける、お肌の状態に合わせて他の施術と組み合わせる、クリニックとしっかりとカウンセリングを行うなど、効果が得られるようにアクションをとることも大切です。

多くの美容整形クリニックがありますので、ケミカルピーリングの施術を受けるためにはどこを選ぶべきか、また、何を重視すべきか悩んでしまいますよね。ここでは、クリニックを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

クリニックの数だけ、施術メニューにも違いがあります。いくら評判の良いクリニックを選んだとしても、自分のお肌の悩みに適した施術メニューが無ければ、満足のいく効果は得られません。

自分がなぜケミカルピーリングの施術を受けることを決めたのか、お肌の悩みは何なのかをはっきりとさせてから、それに合った施術メニューを取り扱っているクリニックから選んでみてください。

クリニックによっては、基本的な施術メニューのほかにも、イオン導入やパック（マスク）などのオプションを付けることができる場合があります。せっかくクリニックに通うのであれば、気になるオプションを設けているクリニックを選ぶのもおすすめです。

ケミカルピーリングの施術を受ける際には、少なからず不安もありますよね。その不安を和らげるためには、クリニックとできる限り多くの情報共有をすることが大切です。そのクリニックでは、しっかりとしたカウンセリングが行われるのかどうかチェックしてみてください。

ケミカルピーリングの施術を受けるにあたり、できる限り料金を安く抑えたいと思っている方も多いですよね。しかし、料金が安いクリニックを選んでも、施術内容に満足ができず、後々メニューを増やすことで結果的に料金が高くなってしまう可能性もあります。

いくつかのクリニックの料金を調べ、同じ料金で施術内容にどのような違いがあるのかをチェックして、自分の予算の範囲内で決めてみてください。

ケミカルピーリングの施術を受けることを決めたら、決まった頻度でクリニックに通うことになります。そのため、自宅や勤務先から近いクリニックや、交通の便が良いクリニックを選ぶことで、通院の負担を軽減することができます。

自分の生活リズムや交通手段と照らし合わせ、無理のない範囲で通院ができるクリニックを見つけてみてください。

ケミカルピーリングの施術の予定がわかったら、施術日の2～3日前から、産毛の処理や市販のピーリング、剥がすタイプのパック等の使用を控えてください。できる限り肌への負担が少ない状態で、施術に臨みましょう。

また、ケミカルピーリング後、数日はお肌が乾燥しやすくなりますので、念入りに保湿を行うことが大切です。また、その際には、できる限り肌に優しく、刺激の少ないスキンケア用品を選ぶことをおすすめします。

ケミカルピーリング後は、お肌が敏感になり、刺激に弱く、紫外線の影響を受けやすくなっています。そのため、帽子を被ったり、日傘を指したり、屋内で過ごす際にも日焼け止めクリームを塗るなどして、しっかりと紫外線対策を行ってください。

もし、あらかじめ自分が日焼けをしやすい環境にあることが分かっている場合には、事前にクリニックに相談することをおすすめします。

ケミカルピーリングは、ダウンタイムがほとんどない施術ですので、術後、12時間以上経過すれば、通常通りメイクをしてもOKです。その代わり、術前とはお肌の状態が異なりますので、軽いメイクから試してみることをおすすめします。

もし、メイク後のお肌に気になる症状が出てきた場合には、すぐにクリニックに連絡をして、指示を仰ぐようにしてください。

ここまで、ケミカルピーリングができるクリニックの選び方や福岡のおすすめの美容整形クリニックをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。納得のいくまで下調べをして、ぜひ、自分に合ったクリニックで満足のいく施術を受けられてくださいね。