「肌質を矯正したい」「毛孔が開いて気になる」「吹き出物跡が気になる」など、肌の悩みをお持ちの方が多いのではないかと思います。そんな方には肌の自然治癒力を利用し、肌トラブルの矯正効果が期待できるダーマペンの施術をおすすめします。最近、注目されている施術法です。

ダーマペンは、超極細の針を使い顔に微細な穴を開け、肌の自然治癒力によってコラーゲンやエラスチンの生成を促す美容医療です。吹き出物跡、毛孔の開き、小じわなど、肌の悩みに効果があります。中でも、先端機種の「ダーマペン4」は針の本数が増え、美肌効果が向上しています。

ダーマペンは針を肌に刺すので、技術力の高いクリニックでの施術が大切です。この記事では、施術業績や費用、オプションの多さなどを判断したうえで、おすすめのクリニックを紹介するのでダーマペンの施術を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ダーマペンは超極細の針で肌に細かな穴を開け、肌の自然治癒力によりコラーゲンの生成を促す施術です。どのような効果が期待できるかそれぞれ説明するので参考にしてください。

吹き出物跡の治癒には、皮膚の深層部(真皮)でのケアが必要とされますが、真皮は肌の蘇生周期が遅いのが特徴で、クレーターが深かったり色素の沈着が重度だったりすると何回かの治癒が必要です。

ダーマペンを行えば、肌の蘇生周期を活発化させ肌の蘇生作用を高められるので、吹き出物や吹き出物跡を矯正する効果が期待できます。

毛孔の開きの主たる原因は、「皮脂の過剰分泌」「角栓の詰まり」「肌の緩み」と言われています。皮脂が排出されないまま毛孔に詰まると角栓に変わり、それが空気との接触で酸化して黒ずんだ色が発生します。

ダーマペンを行えば、肌に小さな針を開け、肌の自己蘇生作用を高めて肌の蘇生周期が早められます。それにより毛孔の角栓を発生しにくくし、開いた毛孔を引き締める効果もあります。

加齢とともに、肌のぷるぷる感や弾力が減退し、カラスの足跡や肌の緩みが発生じやすくなります。カラスの足跡や肌の緩みの主たる原因は、真皮を支える役割を持つコラーゲンとエラスチンの減少にあります。

ダーマペンは肌に小さな針穴を開け、肌そのものが持つ自然治癒力を高めてコラーゲンやエラスチンの生成を促す効果があり、肌のぷるぷる感・弾力がアップし、ぱりぱり感のある卵のような肌を実現してくれます。

自身の目的に合うダーマペンができる美容整形クリニックを選ぶには、以下のポイントに的を絞っていくのがポイントです。施術後に後悔しないための重要項目なので、しっかりと把握してください。

ダーマペン本体に感染防止カバー(血液汚染防止カバー)が付いているかを確認してください。使い切りの針設置部分にカバーをつけ、施術中に飛散する体液や血液などを防ぐ役割があります。しかし、感染防止カバーを付けているクリニックは少ないのが事実です。

海外では多くのクリニックが感染防止カバーを備えており、日本国内での普及はこれからといった感じです。しかし、ダーマペン人気が高まるにつれ感染防止カバーを付けるクリニックも増えると予測されるので、公式サイトやカウンセリング時に情報を入手してください。

ダーマペンの効果を体験したいのであれば、先端機種のダーマペン4を備えたクリニックをおすすめします。ダーマペン4は小鼻の近辺や口のあたりなど、細かい部位に対応して針の深さを変えられます。 針の深さの変更可能調整幅は0.25～3.0mmです。

たとえば、深い吹き出物跡は真皮層深部まで損傷しているので、ダーマペン4の針の深さを2.0mm近辺にする必要があります。針の深さにより肌との接触部分が異なるので、部位や目的に合わせた針の深さに設定してください。

ダーマペンの施術後、ダウンタイム中の肌トラブルやスキンケアなど、不安になる場合もあるので、アフターケアや保障が充実しているクリニックを選ぶのが重要です。たとえば、施術後でも担当ドクターに無料で相談できるクリニックも存在します。

また、電話やメール、LINEなどで気軽に相談に応じてもらえるので、初めてダーマペンの施術を受ける方にとって頼れる存在です。アフターケアや保障が充実していれば、ダーマペンの施術後でも心置きなく過ごせます。

ダーマペンは1回の施術であっても大きなお金が必要です。決して安価な施術とは言えないので、クリニックを選ぶ際は、無理のない価格で通院できるクリニックを探してください。 また、1回の施術だけでは終わらないケースもあるので、通院を前提に考えるのも重要です。

ダーマペンは通院で高い効果が期待できる美肌施術で、最低でも3～5回ほど通う必要があるので、無理のない価格設定のクリニックを選んでください。

美容クリニックのHPを見ると、ダーマペン中の動画や施術の方法などが公開されているため、メスを使用する施術より簡単に見えてしまうと思います。海外では看護師の指示を受けた無資格のエステティシャンでも、ダーマペンを行えるクリニックも存在します。

しかし、日本国内では医師や看護師による施術が必須です。ダーマペンを受ける際は料金の安さは言うまでもありませんが、心置きなく施術を受けるためにも施術経験が豊富な医師や看護師が在籍しているクリニックを選ぶのがベストです。

カウンセリングはダーマペンが行われる前に設定されます。肌質や体質、肌の悩みなど、いろいろなテーマについて医者と話をするので、丁寧に受け答えしてくれるクリニックを選ぶのがベストです。もし、医者の対応が悪いと、心待ちにしていた施術なのに気分が害されたりするものです。

ダーマペンはオプションでさまざまな薬剤や美容に有効な物質をプラスして施術を行う場合があります。この際に、ダーマペンの施術費用にオプション料金が加算されるので、支払金額が増えます。

カウンセリングの際に、肌の悩みや気になるオプション内容について話す時に無理なプランや施術の強要を迫るクリニックは感心できません。話を丁寧に聞いてくれるのは歓迎材料ですが、基本的に患者の意思を尊重するクリニックを選んでください。

ダーマペンが受けられるクリニックの中から10院を選びました。施術業績や費用、オプションの多さなどを参考におすすめのクリニックの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

【施術概要】

ダーマペン4：極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術です。

【価格】
9,810円（税込10,800円）～33,000円（税込36,300円）
【想定されるリスク・副作用】
腫れ・赤みが1週間程度続く可能性があります。通院:治療間隔3～4週間毎を推奨。

ダーマペンは、肌に針で小さな穴を開ける施術なので、施術後にダウンタイムが起こる場合があります。ダウンタイムの症状を下記にまとめたので参考にしてください。

ダウンタイムの主な症状は、「肌の赤み」「ヒリヒリ感」「かゆみ」「皮の剥がれ」などです。人により、まれに内出血が見られるケースもあります。皮の剥がれは、特に目や口のあたりなど、皮膚の薄い部位で発生しやすく、針の深さが長いほど、ダウンタイムが起こる可能性が高まります。

しかし、ダーマペン4で開いた穴は数時間でふさがるので、ダウンタイムも長くは続かず、症状のピークは施術後1～2日程度で、多くは1週間もすれば治ります。抗炎症・保湿効果のあるパックをオプションとして備えているクリニックもあるので、気になる方は相談してください。

ダーマペンは超極細の針を使って肌に穴を開けるので、人により痛みを感じるケースもあります。痛みの感じ方は個人差がありますが、チクチクした痛みや小さなやけどに似た痛みのような感じ方です。

ダーマペンは極細の針を用いた施術なので、我慢できない痛みを感じるケースはありません。しかし、痛いと聞いて不安を持つ方や痛みが特に苦手な方もいるので、そんな方は麻酔を使用できるクリニックでのダーマペンををおすすめします。

ダーマペン4で肌質の矯正ができる効果のプロセスを説明するので参考にしてください。カウンセリングの際にも説明を受ける内容なので頭に入れておいてください。

ダーマペン4は、肌にダメージを与え肌質の矯正を促す施術法です。ダーマペン4の先端には、16本の極細針が付いており、それを肌に押し当てて無数の小さな穴を開けると、ダメージを受けた肌は自己蘇生作用により「繊維芽細胞」を活溌化させます。

繊維芽細胞は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの美肌物質成を作る細胞です。繊維芽細胞の活溌化によりコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進され、肌質が矯正されます。

海外の論文によると、38歳から60歳のカラスの足跡がある女性20人に対してダーマペンを2週間ごとに6回行った結果、90%に矯正が見られた報告※があります。また、喫煙者のグループでも75%に矯正が見られたと報告されています。

※参照：Dermapen in the treatment of wrinkles in cigarette smokers and skin aging effectively

ダーマペンの針の長さは、0.2mm〜3.0mmの間隔幅で調整ができます。針の侵入が深いほど美肌効果は高まりますが、同時にダウンタイムも長くなるので、様子を見ながら慎重に調整する必要があります。

さらに、ダーマペン4で開けた穴に成長因子などの薬剤を浸み込ませれば、より高い効果が得られまする。クリニックによりさまざまな薬剤をオプションとして備えているので、悩みに合ったものを選んでください。

ダーマペン4は肌質矯正の効果が期待できます。一方、デメリットもいくつかあるので説明します。デメリットをしっかり把握したうえで、施術の検討をしてください。

デメリットの一つが、施術中の痛みです。肌に針を刺す施術なので、チクチクした痛みを感じる場合があります。麻酔クリームを併用するクリニックが多くありますが、不安な方は笑気麻酔なども検討してください。

施術後の赤みや小さなやけどのような痛みも、大なり小なり感じる人が多くいます。穴そのものは数時間で消滅しますが、ダウンタイムは最長1週間ほど続く場合があります。

傷跡が完治しにくい体質の方は、傷跡が残る可能性がゼロとは断言できないので、体質によっては施術を回避する方向で医者にしっかり伝える必要があります。

ダーマペン4は1回の施術で効果を感じられる方もいますが、一般的には継続治癒を勧められます。3～4週間の間隔で5回程度通院するケースが多いので、面倒に感じる人もいます。

ダーマペン4は施術後に禁止される行為が多くあります。「施術当日はメイクや洗顔、入浴などが禁止」「赤みが引くまでは肌に刺激を与えない」などの制約があります。これらのデメリットをしっかり理解したうえで施術を受けてください。

ここでは、ダーマペン4とセルフダーマペンの７つの違いについて説明します。セルフダーマペンについては実際に購入しないとその効果が分からないので、購入を検討する必要があります。

ダーマペン4は医療用に開発された機器なので、一般の人は購入は禁止されていますが、ネットショッピングで「ダーマスタンプ」といった商品名で販売されている商品の購入は可能です。

ダーマペン4はオーストラリア企業が製造している医療機器で、日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDAの認可も受けています。ダーマペン4の針は使い捨てが基本で衛生面もしっかり管理されています。

セルフダーマペンのほとんどは中国や韓国の無名美容器具メーカーが製造している商品です。いくつかの商品は、本数の異なる針がセットになっている商品が多く、中には40本以上の針が用意されている商品もあり、安いものだと10,000円以下で販売されています。

しかし、セルフダーマペンにはいくつかの問題点があります。針の数が多いだけで高い美肌効果を得られるわけではありません。ダーマペンで不安なく効果を出すには、適切な針の深さや施術法、施術回数などが非常に重要です。

さらに、衛生面の問題もあり、セルフダーマペンの針は洗って使いまわす人も多くいます。針の使いまわしは感染症の原因になるだけでなく、いびつな針の使用で肌ダメージも蓄積されます。

ここではダーマペン施術の流れを説明します。4段階のステップがあるのでしっかりと把握してください。

施術前にはカウンセリングを受ける必要があるので、電話・WEB・メールなどで都合の良い日に予約を取ってください。初診予約を必要としないクリニックもありますが、待ち時間が長くなる場合もあるので、事前に予約しておくのがベストです。

予約当日には医師かカウンセラーによるカウンセリング・診察が行われます。 肌の状態やお悩みを確認したうえで、施術部位や治癒方法の説明があります。疑問点や気になる部分があれば、カウンセリング時に確認してください。

ダーマペンは、超極細針を用いて肌の表面にかなり小さな穴を開ける治癒を行います。治癒範囲により異なりますが、施術時間は約20〜30分位です。麻酔が必要な場合は、20分〜30分の追加時間が必要です。顔の施術の場合は、メイクを落としてください。

施術後は、冷却ガーゼやシートマスクでの肌の沈静化が行われます。クリニックにより、乾燥防止のオイルを塗布してくれたり、成長因子入りのパックをしてくれたりするケースもあります。

当日帰宅後の化粧水などでのケアは中断してください。翌日からメイクできますが、乾燥に気を付けながら保湿の維持を行ってください。

ダーマペンのおすすめクリニック10院をご紹介しました。ご紹介した10院は、いずれも美容皮膚科としての業績が長く、また、実際に施術を受けた方の評価が高いところばかりです。オプションも選べるところが多いので、希望のクリニックで、まずはカウンセリングを受けてください。