大丸松坂屋カードの審査は甘い？審査基準と申し込み方法を解説

大丸松坂屋カードは、大丸や松坂屋で買い物ではポイント還元率が5％と高くメリットが大きいカードです。しかし、カード審査ではどの点に注意すればよいのでしょうか。ここでは審査基準を紹介します。

大丸松坂屋カードは、流通系カードにあたり、審査は厳しくありません。流通系クレジットカードは、自社店舗に集客するための手段として発行しており、大丸松坂屋カードも同様に集客するための手段としているためです。

メインターゲットとなる収入がない専業主婦でも配偶者に収入があれば、カードを持つことができます。ただし、申込者に複数のクレジットカードに申し込んでいたり、過去に金融トラブルがあれば、審査に通るのは難しいでしょう。

大丸松坂屋カードの申し込み条件は、18歳以上です。ただし、18歳以上であっても高校生であれば申し込みはできません。大学生や専門学校生はこの限りではありませんが、申し込み時には、未成年の方は親権者の同意が必要です。

一般カードである大丸松坂屋カードの審査難易度は高くありません。身近な比較対象として大丸松坂屋ゴールドカードの申し込み条件は、25歳以上と一般カードより年齢が高くなっています。

また、「ご本人に安定継続収入のある方、または、配偶者に安定継続収入のある方」と安定継続収入と強調されていることから、一般カードと比べて審査難易度が高くなっていることがわかります。

このことから、このように比較してみると、一般カードである大丸松坂屋カードの審査難易度は高くないこといえるでしょう。

毎月安定した収入があると、審査は通りやすくなります。カード会社は、契約者の貸し倒れのリスクを懸念するため、毎月一定の収入があることがなにより重視されます。収入の多さは審査ではそれほど重要ではありません。

申し込み者に毎月の収入がなくても配偶者に収入があれば審査は通過します。専業主婦でも配偶者にある程度の年収があり、過去に金融トラブルを起こしていなければ、審査も通りやすいでしょう。

最も早くカード審査が終わるのは、店舗での即日発行です。審査については流通系カードのため、比較的厳しくありません。ここでは、審査期間について紹介します。

百貨店ならではのサービスとして、店舗の専用カウンターへ行けば大丸・松坂屋各店内でのみ利用できる臨時発行カードあり、数時間で発行が可能です。

その日からクレジット決済が可能になります。もちろんポイント還元も5％が付与されます。ただし、臨時カード発行後も本審査が行われ、本カードの到着は1～3週間後になります。

インターネットでの申し込みなら約2週間(最短4日)でカードが発効されます。過去に、延滞や強制解約、自己破産など大きなトラブルがなければ、審査にそれほど時間はかかりません。さらにキャッシング枠を希望しなければ、審査はより早く終わるでしょう。

インターネットから手続きが必要になりますが、郵送でクレジットカードを申し込むことができます。書面での場合は、やり取りに時間がかかるため、カード発行まで2～3週間を見込んでおきましょう。また、時間をかけないためにも、記載情報に謝りや記入漏れがないかしっかり確認することが重要です。

大丸松坂屋カードは、店頭やオンライン、郵送など複数の申し込みができます。ここではそれぞれの審査にかかる期間について紹介します。

百貨店ならではのサービスとして、店頭で即日から使用できる「臨時カード」発行ができます。対応可能な店舗は、心斎橋店（大阪）、梅田店（大阪）、名古屋店、静岡、東京ほか全国9店舗です。

申し込みには、顔写真付き本人確認書類や本人の通帳またはキャッシュカードが必要になります。

申し込んだ時間帯にもよりますが、最速で１～２営業日ほどで審査結果がでます。過去に延滞や強制解約、自己破産など大きなトラブルがなければ、審査にそれほど時間はかかりません。キャッシング枠を希望しなければ、より早く終わります。

パソコンが苦手な方には、手書きで申し込める郵送申込みでもよいでしょう。ただし、郵送での申込みは、インターネット申込みに比べて時間がかかります。特に記入した情報に誤りや漏れがあった場合、やり取りに時間がかかるため確認は念入りに行いましょう。

また、大丸松坂屋カードは、本人確認に必要な書類の以下8種類から2つから選び、書類の写しを同封する必要があります。こちらは前もって準備しておきましょう。

本人確認書類

・運転免許証

・運転経歴証明書

・各種健康保険証

・パスポート

・住民票の写し

・個人番号カード

・写真付き住民基本台帳カード

・国民年金手帳

・在留カード

・特別永住者証明書

大丸松坂屋カードは比較的通りやすいカードとお伝えしましたが、審査に落ちるパターンはどのようなケースがあるのでしょうか。ここでは詳しく解説していきます。

大丸高島屋カードを申し込む前に、他社のクレジットカードに複数申し込んでいると、審査に落ちる可能性が高くなります。カードを申し込んだ履歴は信用情報機関に記録されており、カード会社が提携している信用情報機関に問い合わせると判明します。

カード会社の審査では、申し込み者が複数のカードを申し込んでいると、お金に困っていると判断されてしまいます。複数申し込んでる場合は、注意が必要です。

申し込み情報に虚偽申告があると、審査に落ちる場合があります。過去5年以内なら、カードを申し込んだり、融資などを申し込んだ履歴が残っており、年収や勤務先などが記録として残っています。

カード会社が信用情報機関に照会すれば、他社からの借入金や年収なども嘘であることは、すぐにわかります。安易に虚偽で申し込みをすることは避けましょう。

過去に金融事故を起こした事実があると、カード審査に落ちる可能性が高くなります。申し込み者の年収や職業などの個人情報も必要ですが、クレジットヒストリー（信用履歴）の方が、カード審査においては重要度が高いです。

クレジットヒストリーは、信用情報期間に支払遅延や延滞、強制解約、任意整理、自己破産など重大な金融事故は記録されます。また、金融事故は5年間の記録が残っており、調べればすぐに判明しますので、審査に通ることは難しいでしょう。

過去に一度もクレジットカードを利用したことがないスーパーホワイトと呼ばれ、カード審査に落ちる場合があります。カードを使ったことがないため、クレジットヒストリー（信用履歴）がなく、支払い能力があるのかわからないからです。

特に、30歳以上でクレジットカードの利用履歴がないと、若い時に金融事故を起こして、しばらくカードが作れなかったのではないかと疑われることで審査に落ちるケースもあります。

大丸松坂屋カードは、比較的通りやすい流通系カードですが、やはり、確実にカード審査に通過したいと思うでしょう。ここでは、審査に通るコツをお伝えします。

クレジットヒストリー（信用履歴）に不安がある方は、月々の支払いを延滞せずに毎月の返済実績を積み重ねるところから始めましょう。

方法としては、今持っているカード、もしくは審査が通りやすいカードに入会し、光熱費や通信費の毎月の引き落としに設定することをおすすめします。この方法であれば、無駄な出費をする必要がなく、毎月確実に支払い履歴を積み重ねられます。

多少時間はかかりますが、毎月一定のカード支払い延滞がないよう取引を重ねることで、信頼も上がっていくでしょう。

申請された住所や氏名、勤務先、年収などに間違いや虚偽があれば、カード会社からの確認などで審査に時間がかかったり、単なる間違いでは済まされず、カード審査に落ちてしまう場合があります。

提出する前には、必ず記入漏れや添付する証明書に間違いがないか、しっかりと確認してから申し込むようにしましょう。

短期間に複数のカードを申し込んでいると、クレジットカードの審査が厳しくなります。信用情報機関には、複数のカードを申し込んだ情報が残っており、カード会社は、申し込み者がお金に困っていると判断するのです。

カードを複数申し込み（多重申込）を行っている事実があれば、6ヶ月間はクレジットカードに新規申し込みは避けましょう。カード申し込み履歴は、6ヶ月間信用情報機関に記録されており、少なくともその間は申し込みをしても審査に通らない可能性が高いからです。

クレジットカードでは、キャッシング枠（融資）を希望ができますが、キャッシング枠を０円にすれば、審査も通りやすくなります。キャッシング枠は借入となるため、貸金業法の定めにより、年収の１/３以上の借入ができないという総量規制の対象となります。

よって、カード会社は他社の借入状況も把握しなければならず、慎重に審査が進められます。もちろん、審査に時間はかかるだけでなく、高額になれば審査のハードルも高くなるといえます。

より確実に審査に通過がしたければ、キャッシング枠を希望せず、クレジットヒストリーをきれいにしてから、申し込むとよいでしょう。

この記事では、大丸松坂屋カードの審査基準や申し込み方法について紹介しました。比較的審査には通りやすく、大丸や松坂屋の店舗で利用したときのポイント還元率が5％はかなり魅力的です。普段から大丸や松坂屋をよく利用する方は、大丸松坂屋カードを持っていても損はないでしょう。

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