リボ払いのメリット・デメリットは？上手な使い方を紹介

リボ払いとは「リボルビング払い」の略称であり、クレジットカードを使った支払い方法です。リボルビングには「一定限度繰り返し融資が可能」という意味があり、クレジットカードでのお支払い金額を一定に分けて支払っていく仕組みとなっています。

分割払いと似ていると思う人も多いようですが、支払い回数や手数料などが大きく異なっているので、違いを理解しておきましょう。

クレジットカード会社によって、リボ払いでも払い方が異なってきます。ですので、これからリボ払いをしようとしている方は契約前にリボ払いの種類を知っておきましょう。

リボ払いの種類を知っておくことで、後々返済に困ったりせず安心して利用することができますよ。

定額方法というのは、支払い残高が増えたとしても毎月支払う金額は一定のままという支払い方法です。ですので、高額な買い物をした月でも支払額は一定のまま。ですが、支払額を少なくしすぎると手数料が大きくなってしまう可能性もあります。

以下の例のように残高が増えても支払う金額は変わらないので、毎月安定して返済することができます。毎月一定の支払額でコツコツと返済していきたい方にはおすすめの返済方法です。

例：支払額1万円

1月：支払い残高3万円　支払額1万円

2月：支払い残高5万円　支払額1万円

3月：支払い残高9万円　支払額1万円

定率方法とはリボ支払い残高に一定の利率を乗じて算出された金額を支払う方法です。定額方法とは違い残高によって支払う金額が違うので、注意しておきましょう。

以下の例のように、支払い残高が増えればその分支払額も増えていきます。毎月一定額を返済したい方にはおすすめできませんが、返済期間を伸ばしたくない方にはおすすめ。使った分だけ支払額も増えるので、返済期間が長期化することを防げます。

例：利率を10%とすると

1月：支払い残高3万円　支払額3,000円

2月：支払い残高8万円　支払額8,000円

3月：支払い残高10万円　支払額1万円

残高スライドとは、支払い残高に応じて、毎月の支払額が変動していく支払い方法です。

以下の例のように、支払い残高の区分の仕方によって支払額は変わってくるので、毎月一定というわけではありません。ですが、定率方法みたいに常に支払額が変動するわけではないので、安定して返済することができます。

例：支払い残高が0〜5万円未満なら5,000円 5万円以上〜10万円未満なら1万円とすると

1月：支払い残高3万円　支払額5,000円

2月：支払い残高5万円　支払額1万円

3月：支払い残高7万円　支払額1万円

クレジット一括払いだと、高額な買い物をした場合生活に支障をきたしてしまったり、支払いが続いてしまったときに払えなくなってしまう可能性があります。

ですが、リボ払いだと余裕をもって支払いをすることができますし、高い買い物をするときも安心して購入することができたりなどのメリットがあるので、以下より詳しく説明してきます。

クレジットカードを使う頻度が多くなったりして、出費が重なったとしてもリボ払いを選ぶことで、今お金がなかったとしても安心して購入することができますし、今お金使うと生活が厳しいという状況になっても、毎月一定の金額を支払うだけなので心配ありません。

先月2万円使って、今月5万円使っても設定額が1万円なら、月々1万円を払うだけで済みます。ですので、設定額を変えない限り支払う金額は増えることはありません。そうすることで計画的に自分のペースで返済をすることができます。

リボ払いは一定額でお支払いする方法ですが、払う額も変更することが可能です。ですので、今月ボーナスが入っていつもよりたくさん払えるなら金額を変更してまとめてお支払いすることもできます。

まとめて払うことで支払い回数も減るし、支払い残高も減るので、支払いにかかる手数料も大きく異なってきます。うまく支払い金額を変更していくことで、毎月一定金額を返済するよりも、合計返済額がお得になります。

リボ払いは毎月一定の金額しか支払わないので、「今月の支払いは安い」や「支払い金額が一定だからいつか返せるだろう」と考えてしまい、リボ払いを続けることで、手数料がとんでもない金額になってしまったり、返済期間が長くなってしまいます。

ですので、支払い期間をしっかり計画して、こまめに無理のないような返済を心がけましょう。以下より、リボ払いを使うにあたってのデメリットを紹介していくので、リボ払いをしようとしている人は参考にしてください。

リボ払いでは手数料が毎回かかってきます。ですので、返済期間が長くなればなるほど手数料がかかってきてしまいます。たとえ毎月の支払い金額が少額だとしても合計で考えるとかなり支払っていることになるので気をつけましょう。

そしてリボ払いの手数料の相場は年率15%と高額なので、長期化してしまうとかなりの出費のなってしまい支払いに行き詰まってしまうケースも多々あります。ですので、なるべく支払い期間を短くすることでかかる手数料も少なく抑えることができます。

毎月の支払いが少額だから、手数料に気づかず使った分だけ返済していると勘違いしている人も多いので注意してください。

毎月の支払いが一定で少額なので、「まだ安いから、お買い物しよう」と勘違いしてしまい、リボ払いを続けることで返済が長期に渡ってしまうことがあります。

そのまま買い物を続けてしまうと、手数料も支払い完了月まで払わないといけなくなるので予想だにしない出費に繋がってしまい、返済が困難になってしまう状態になりかねません。

ですので、それを防ぐためには、今どのくらい支払い残高があるのかや手数料はどのくらいかかるのかをこまめにチェックし、何ヶ月後には支払い完了できるなどと計画性をもってリボ払いを利用するようにしましょう。

リボ払いにはデメリットもあることが理解していただけたでしょうか？ですが、リボ払いは急な支払いのときに対応してくれる便利な支払い方法でもあるので、上手に使用することで何も困らずに返済することができます。

そのためにはリボ払いのことをよく理解する必要があるので、これからリボ払いの上手な使い方を紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

クレジットカード会社によっては、支払い残高によって支払い金額が増減してしまうことがあります。このコースを選んでしまうと、支払い金額を勝手に減らされる分、支払い期間が長くなってしまい、必要以上に手数料を支払ってしまう可能性があります。

支払い金額が増える分には支払い期間が短くなるのでいいのですが、減らさないでも支払える状況のときに減らされると場合によっては良くないので、支払い残高によって支払い金額が変更させるコースは選ばないようにしましょう。

自動リボ払いとは、お買い物で一括で購入した金額を自動的にリボ払いで返済するようになるシステムのことです。お店でいちいちリボ払いに変更するのがめんどくさい人にはおすすめの機能ではあります。

ですが、自動リボ払いに気づいていなかったりすると一括で買っているつもりなのに手数料でそれ以上支払ってしまっていることになります。さらに、支払額が一定なので「今月の支払いは安い」と勘違いしてしまうケースも多々あります。

ですので、自動リボ払いシステムを使うなら注意して使うか使わないようにしましょう。

リボ払いの手数料は支払い残高によって決まってくるので、１つのリボ払いを完済しないまま新たにリボ払いで買い物をしてしまうと、支払い残高が増えてしまい手数料も増えていってしまいます。

支払い残高5万円で毎月1万円支払っている最中に、10万円のお買い物をし支払い残高が15万円になるともともと5回払いだったものが15回払いになってしまい、その分返済期間も延長し、手数料も1万、2万と増えていきます。

手数料が増えていることに気づかず、「今月の支払い料金安いから」とリボ払いを重ねていくといつの間にかとんでもない金額になってしまっていることもあるので気をつけてください。

ですので、余程お金に困っていない限り、リボ払いの完済前に他の買い物でリボ払いを選択するのは控えましょう。

よくキャンペーンでポイントや特典がついてくるケースがあります、その際、利用者が得をしているように見えるかもしれませんが、実際は特典分の金額よりも多く支払っている可能性もあります。

もちろん全てがそうとは言い切れませんが、目先の特典を得ようとしてリボ払いを続けていると、結果的に支払い残高が増えて支払い期間も延びてしまいます。

そうなるとリボ払いにかかる手数料が、特典をもらった以上にかかってしまい、合計支払額が特典をもらう前より高くなることになってしまいます。ですので、特典があったとしてもよく考えてから利用するようにしましょう。

リボ払いは、毎回買い物するときに使うのではなく、本当に今お金がないけど支払わなければいけないときなどに利用しましょう。高額な商品を買うたびに利用してしまうと、先ほども述べたように支払い期間が長くなってしまい、出費も増えます。

どうしても高額なバックなどが買いたいときは、金利相場15%もあるリボ払いよりも分割払いであったり、カードローンなどの方がお得に済むケースもあるので、よく考えてからいざというときに使うようにしましょう。

リボ払いのメリットとしては、お金がなくても支払いができる、支払いが続いたとしても生活に支障をきたすことなく自分のペースで返済できるなどがありました。デメリットとしては、リボ払いをし続けると手数料が多くなったりや支払い期間が長くなるなどがありましたね。

そんなデメリットも使い方次第では気にしなくて大丈夫なので、この記事を読んでしっかりリボ払いについて学んで安全にリボ払いをしましょう。