ローションと聞くと風俗店や特殊なプレイなどを連想する方もいるかもしれませんが、ラブローションはセルフプレジャーの質を上げたり、セックスでパートナーとの時間をより充実させ愛を深めるのに有効な道具でもあります。

ラブローションには個包装や小分けタイプ、女性用などさまざまな商品があり、どこで買えるか、何を選んだらいいかなど、気になるけど選ぶのが難しいという方もいるのではないでしょうか。中には食べられるものや薬局（ドラッグストア）で買えるものもあります。

そこで今回はラブローションの選び方と男性向けを含むおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは肌への安全性・価格・内容量・使いやすさなど体への影響の4点を基準に作成しました。

ラブローションとは、マッサージ用とは違い、デリケートゾーンに塗布できるローションのことです。セックスでのスキンシップや、セルフプレジャーのサポートをしてくれます。ラブローションは潤滑ゼリー・潤滑ジェル・ルブリカントとも呼ばれています。

ラブローションはさまざまな商品があるため、選ぶのにもいくつかのポイントがあります。ぜひ自分に合ったものを選ぶのに参考にしてみてください。

ローションの主成分となっているものは大まかに見て4種類です。複数が混ざっているローションもあり、それぞれの比率によって感触など特徴が変わります。

ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とするローションは、ぬるぬるとしたテクスチャーが特徴です。そのためマットなどのローションプレイにぴったりで、体に塗りつけることでその感触を楽しむのにも向いています。

比較的価格が安い点も購入しやすく、一回の使用量が多い場合にもおすすめです。ただし、水分を吸収する性質があるので乾燥しやすいほか、水では落ちにくく、使用後にはお湯で洗い流す必要があります。

付着したローションを落とそうと膣内やその付近にシャワーなどを当ててしまうと、膣自身の浄化作用を低下させてしまう場合もあります。このタイプは吸水性もあるため、あくまでも挿入以外のマットプレイなどを楽しむのにおすすめです。

ポリクオタニウムが主成分のローションは肌に優しいという特徴があります。乾燥肌の方や敏感肌の方など肌が弱い方で、ポリアクリル酸ナトリウムのぬるぬるした感触に近いものを探している方には、より肌に優しいこのタイプがおすすめです。

また、より滑らかな使い心地のものを探している方には、カルボキシビニルポリマーのローションがおすすめです。この成分は基礎化粧品にも使われるものなので刺激が弱く、サラサラで肌なじみも良いですが、一方で乾きやすい点が長時間の使用には向きません。

グリセリン・ヒドロキシエチルセルロースタイプのローションは、体液に近い成分でサラッとテクスチャーのため、べたつかないのが特徴です。ベタベタするものなど粘度が高いものが苦手な方におすすめします。

また、グリセリンが主成分のものは口や膣内に入っても安全なものが多いです。ポリアクリル酸ナトリウムタイプのように全身などへたっぷり使うのではなく、挿入時のみなど部分的に使用したい方におすすめします。

ラブローションにはグリセリンとポリアクリル酸ナトリウムといった複数の成分が混ざっている商品もあります。サラっとした使い心地ながらも潤いが長時間続くものや保湿しながら潤滑してくれるものなど複数の特徴があるので、自分が使いやすいものを選びましょう。

ローションのベースの素材として、ウォーターベースやオイル・シリコンベースのものがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ラブローションにはウォーターベースという種類があります。ウォーターベースとは、名前の通り水溶性のローションのことです。水溶性のため使用後に水でも洗い流しやすいメリットがあります。

また、粘度が薄めでさらっとした感触が特徴で、肌にも馴染みやすいです。グリセリンが主成分となっているため、万が一使用中に口に入っても安心というのもポイントで、一方で、ウォーターベースは粘り気が無いため乾きやすいデメリットもあります。

ラブローションを使用した経験が無い方でも使いやすく、挿入時の痛みや負担を軽減するために使用したり、自然な愛液に近いためパートナーに気づかれたくない場合などにもおすすめです。

オイルベースのローションは、油分が主成分のため、乾きづらく伸びが良いのが特徴です。乾きにくいため長時間のプレイにもおすすめで、肌にも優しいので他のローションではかぶれてしまったという方にもおすすめします。

一方でオイル特有のベタベタ感があり、洗い流しにくいというデメリットがあります。アダルトグッズなどに使用すると、食器用洗剤などを使用して洗わないと、油分が落ち切らないために不衛生になることもあるのです。

また、オイルベースはゴムを溶かしてしまいます。特に天然ゴムラテックス製コンドームとの併用には気をつけましょう。ウレタン製だとオイルでも溶けません。以下の記事ではコンドームの人気おすすめランキングを紹介しています。合わせてご覧ください。

シリコンベースのローションは、ウォーターベースの使いやすさとオイルベースの乾きづらさを合わせ持った、良いとこどりのローションと言えます。ぬるぬるとした感触の持続力が高く乾きにくいですが、べたつかないのが特徴です。

ウォーターベースだとすぐに乾いてしまうという方におすすめです。万が一体内に入っても尿と一緒に排出されますが、よく製品の注意を読んで使用しましょう。また、シリコン製のトイと併用すると劣化する場合もあるので組み合わせに気をつけてください。

ローションにはボトルやチューブなどの容器に入っているものと、1回使い切りの個包装のものがあります。

内容量の多さではボトルやチューブタイプのものをおすすめします。一回に沢山使いたいという方は特にボトルタイプのものはコスパの良い商品が多いです。チューブタイプの方がボトルより小さいものが多いため、初めての方にはそちらもおすすめします。

一方で、一回では使い切らないボトルやチューブタイプのものは、口から雑菌が入って繁殖してしまったり、気をつけて使わないと衛生面ではデメリットがあります。蓋がちゃんとしまっているかや、保存法の注意をよく読んで使用しましょう。

あまり一度にたくさん使わない方や、衛生面が不安な方は個包装タイプのローションがおすすめです。一回分ずつ小分けになっているため、雑菌が入って不衛生になる心配はありません。

また、旅行やホテルなど、家の外での使用の場合に持ち運びにも便利です。場所も取らずこぼれる心配もないため、ポーチなどに入れて気軽に持ち運べます。ややコスパは悪いですが、持ち運び用や衛生面での不安を取り除くのにはおすすめです。

マッサージや気分の盛り上げなど、ラブローションを使う用途はさまざまですが、特に挿入時に使う方は表記を確認しましょう。

基本的にローションとは、膣内以外の全身に塗り、感触を楽しむものです。そのため、特別な表記が無い限りはローションを膣内に使うのは危険があり、特に先でもご紹介したポリアクリル酸ナトリウムが主成分のものは注意しましょう。

この成分は水を吸収しぬるぬる感を出しています。そのため膣内に塗ってしまうと、膣内の水分を奪ってしまい、膣内の潤滑剤としてはむしろ逆効果です。また、体外に排出されにくいため、膣内に残ってしまうと雑菌の繁殖や匂いの原因にもなってしまいます。

潤滑ゼリーとは、局部の滑りを良くするために作られているものです。女性の膣の中に入ることが想定されているため、敏感な性器やその周辺の肌に使用しても刺激を与えにくい安全な成分になっています。

膣が濡れにくいために挿入時に痛みを感じてしまう方もいますが、潤滑ゼリーはその痛みを軽減する効果があります。反対に潤滑ゼリーをローションの代わりに使うのは問題ありませんが、ぬるぬる感やコスパの面であまりおすすめしません。

主成分などの特徴を説明してきましたが、以下では肌への安全性にこだわりたい方に向けて確認すべきポイントについてご紹介していきます。

お肌の乾燥が気になる方は、保湿成分配合のローションがおすすめです。保湿成分の種類はさまざまで、ハチミツ・コラーゲン・果実エキスなど幅広く商品があるため、自分やパートナーの肌にぴったり合うものを探してみましょう。

防腐剤としてよく使われるパラベンですが、化粧品などでかぶれてしまった経験のある方は避けるのがおすすめです。肌荒れが気になる方や敏感肌の方は必ず成分表示を確認し、防腐剤が含まれていないものを選びましょう。

しかし一方で防腐剤が一切添加されていない製品は、その分傷みも早くなります。その場合は保管方法や説明書をよく読んで、なるべく早く使い切りましょう。基本的に成分表が無いものや、添加物が多く含まれているものは避けるのが無難です。

ローションを膣の中に入れると、膣内のphや膣内環境のバランスが崩れて雑菌繫殖などの原因になるとご紹介しましたが、特に味付きのものなど糖分が含まれたものは、それがカンジダ菌のエサになってしまう場合があります。

ここまでで出ていない特徴的なローションでは、オーガニック素材のものや味付きのもの、ホットローションなどがあります。

オーガニック素材や無添加の食べられるローションは、使用期限が短いデメリットはありますが、敏感肌の方はもちろん、オーラルプレイなどで口に入れても安心です。味や香りがよいものが多く、セルフプレジャーで使うよりもパートナーと使用する際におすすめします。

口に入れても安全なオーガニックのローションは、もちろん膣内に入れても安全です。ものによっては何が配合されているのか分からないものや、口・膣内に入ってしまうと危険なものもあります。成分はよく確認し、安心安全なものを選びましょう。

パートナーとの時間をより充実させたくても、オーラルプレイやローションを口にするのに抵抗がある方は多いものです。そんな際に香りつきや味付きのローションだと、抵抗感が減りおすすめします。

ラブローションの中には、塗ると温かさが広がる温感タイプのホットローションがあります。冬場はそのまま使うと冷たくて気分が冷めてしまう場合もありますが、ホットローションなら温めずともそのまま使えて便利です。

セルフプレジャーに使う際には人肌のような温かさが感じられ、パートナーと使う際には手からじわりとした温かさが広がり、男女ともにより快感を感じるのに評判の良いのローションです。

パートナーとより情熱的な時間を過ごしたい方は媚薬入りローションというものもあります。媚薬入りと聞くと得体のしれない、少し怖いイメージもありますが、劇的な効果があるわけではなく、また特殊な素材が使われているわけではありません。

女性の場合ではアロエや、男性の場合だとアルギニンやシトルリンを配合してあるローションが媚薬効果が期待されます。一般的なローションに比べ、敏感になる成分を皮膚から吸収することにより、いつもより少し感じやすくなるというものです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

基本的にラブローションはマッサージ用で、ぬるぬる感などその感触を楽しむために使われ、いつもと違うプレイをすることで、パートナーとの時間もより情熱的なものにすることが期待できます。

また、オナホール用の潤滑剤など、セルフプレジャーをより充実したものにするためにも使用され、専用ローションなども最近は出ており、より絡みついてくる感触をリアルにするなどの効果があります。

そして潤滑ゼリーの表記があるラブローションは、挿入時などの痛みや負担を軽減するために使用できます。特に性交に慣れてない・濡れにくい女性の負担を減らし、男性も女性も双方が気持ちいいプレイをするためにおすすめです。

用途や使用箇所など使用上の注意をしっかり確認するのはもちろんですが、その中で気をつけるべきポイントについて簡単にご紹介していきます。

ラブローションは直接肌に触れたり口に入れるものであるため、使用期限をしっかり守る必要があります。基本的にはラブローションの使用期限は、未開封のもので購入から3年程度のものが多いです。

いくらオーガニックなど肌に優しい成分や、アレルギーなどに気をつけたものでも、人それぞれ相性が合わないローションはあります。そのため、少しでも肌に刺激や異変を感じた場合はすぐに使用を中断しましょう。

一人で使っている場合は気づきやすいですが、パートナーと使用している場合などは雰囲気を壊したくなくて言いにくいという可能性もあります。なので使用する際は常に相手の様子に気を配って、異変を感じていないか気遣うことが大切です。

ローション使用後は体に付着した場合もシーツなどに付着した場合も、どちらも綺麗に洗い流すのが大切です。

ラブローションを使用後に洗い流さないままでいると、最初はぬるぬるしていても次第にベタベタとした感触に変化していきます。ローションが皮膚に残っていると乾燥したり肌の荒れの原因にもなるので、基本的にはすぐに洗い流すのが良いです。

ローションの種類によっては塩と一緒に洗い流すと落ちやすいものなど、それぞれ落とし方が記載されているので、使用後はそれに従ってしっかり落としてください。また、膣内に使用した際には、先にもご紹介しましたが膣内をシャワーで洗うのは危険です。

膣自身の浄化作用を低下させてしまう可能性があります。基本的には挿入時や膣内に使えるものは、膣内に残っても平気な成分が使用されているため、性器付近を優しく洗い流すので十分で、事後は性病防止のためにもできるだけ排尿するのがおすすめです。

ラブローションがシーツや衣服に付いてしまった場合は、基本的にはいつも通り洗濯すれば大丈夫です。オイルベースやシリコンベースなど、種類によってはシミになりやすいものもありますが、その場合は商品の説明をよく読んでください。

とはいえシーツなどに付着してしまうと洗濯が大変なので、ベッドでローションを使用する際にはタオルを敷くなどすると後が楽になります。また、大量に使う場合などはお風呂場など洗い流しやすい場所でするのがおすすめです。

ラブローションはどこで買えるか気になる方も多いのではないでしょうか。実は薬局やドンキ、通販などさまざまな場所で買えます。

ペペローションなど王道の商品は薬局(ドラッグストア)やドンキでも購入可能です。特にドンキでは多くの場合アダルトコーナーが設置されているため、よりさまざまな商品から選ぶことができます。

実際に手に取って成分などの表示を確認できるため、安全性のチェックをしっかり行いたい方におすすめです。また、容器の大きさなども手に取って確認できるので、使いきれるものを選ぶことができます。

香り付きや味付きのもの・オーガニック素材・温感効果のあるものなど、こだわりたい方は通販がおすすめです。店頭では売ってないようなものも通販では取り揃えられているため、よりさまざまな商品から選べます。

特にアダルトグッズに特化した通販サイトなどでは、さまざまなこだわりのラブローションが販売されています。実物を見てから買えない点がデメリットですが、きちんと成分が表記されているものや、口コミなどを確認して購入しましょう。

今回はラブローションについてご紹介してきました。ラブローションはマッサージ用から食べられるものまで幅広くあります。薬局などでも気軽に購入できるため、ぜひ気になる方はこの記事を参考にして選んでみてください。