【2022年最新版】CPUグリスの人気おすすめランキング15選【塗り方・拭き取り方も紹介!】
2021/06/03 更新
目次
CPUグリスは必要か?ドスパラやMX-4など話題の商品をご紹介!
パソコンを長時間使用していると、本体がだんだん熱くなって不安になってくることはありませんか?実はパソコンの内部にあるCPUは動作している間、高い熱を持っているのです。
CPUグリスとは、塗布CPUファンのアルミヒートシンクの部分へと塗布することで、効率よく熱を伝える役割を持ちます。その中でもCPUグリスには様々な種類があり、標準的なスペック向けのシリコングリス、高価なシルバーグリス、高温対応仕様などがあります。
そこで今回は、CPUグリスの選び方や人気のおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは「人気度」「価格」「熱伝導率」「高温対応」などを基準に作成しました。購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
CPUグリスの選び方
ここからはCPUグリスを選ぶ時のポイントについて紹介していきます。高性能なCPUグリスを使ってきちんと冷却できれば、静音性も一緒に両立させることができるでしょう。
CPUグリスの成分で選ぶ
まずはCPUグリスに含まれている成分で選ぶ方法から紹介します。それぞれのCPUグリスに含まれる成分の特徴や、使い方のポイントについて紹介していきます。
価格を抑えるなら「シリコングリス・セラミックグリス」がおすすめ
シリコングリスは、ベースオイルへシリコンオイルを含ませているグリスです。ゴム部品やプラスチック部品などに使っても劣化しにくく、プラモデルなどの潤滑剤などとしても使われることがあり、CPUグリスの中では定番のグリスです。
一方セラミックグリスは、グリスに含まれている成分の密度が高く放熱の対象と接触する面積が大きいため、効率的にCPUを冷却させることができるグリスです。
この二種類はCPUグリスの中でもリーズナブルで、かつ冷却性能も最低限の性能が保証されています。高性能パーツを使っているユーザーや、ゲーミングで使っている人はシルバーグリスやナノグリスがおすすめです。
高性能なPCには「シルバーグリス・ダイヤモンドグリス」がおすすめ
シルバーグリスやナノグリスは高性能パソコン向けのCPUグリスです。どちらのグリスも熱伝導率が非常に高く、効果的にCPUの放熱をヒートシンクへと伝え、冷却効率を高めてくれます。
シルバーグリスは非常に粒子が小さい銀の成分が含まれており、熱をすばやく吸収してヒートシンクへと伝導させる役割を担います。ナノグリスは超微粒子のパウダー成分が含有されており、こちらも熱伝導率が高く効果的に放熱させることができる高性能グリスです。
ナノグリスは塗りやすさが特徴で、CPUグリスとしての役割だけでなく、チップセットなどへも塗布して使うのに便利な製品です。
熱伝導率で選ぶ
CPUグリスを選ぶ上で、大切な性能のひとつが「熱伝導率の高さ」です。熱伝導率を示す単位は「7.2W/m・K」という表記で、パッケージなどに記載されています。
高い効果を求めるなら「熱伝導率が高い」ものがおすすめ
熱伝導率が高いCPUグリスは放熱性が良く、高性能で熱負荷が高いCPUでも、ヒートシンクへ効率よく熱を伝えて発散させるのに役立ちます。熱伝導率が高い製品は高価ですがパソコンの筐体内の温度が上がりにくく、処理性能を高めるのに役立ちます。
CPU温度が低ければ、処理速度が向上しやすいためゲームなどが快適にプレイできます。またCPUファンも回転速度を低下させ省エネ、静音化にも役立てることができるでしょう。
デメリットとしては、やや販売価格が割高である点です。また銀入り製品(シルバーグリスなど)は、基盤面に不着してしまうと回路がショートするため、CPUへ塗りつける作業をする時には注意する必要があります。
コスパを重視するなら「熱伝導率が低い」ものがおすすめ
熱伝導率が低いCPUグリスのメリットは、価格が比較的安くリーズナブルであることです。熱伝導率は高くなくとも、CPUグリスを塗る作業性を高めた製品も販売されています。
これとは別に、万が一基盤へグリスが不着した時でも、電気を通さず回路のショートを防ぐ性能があるグリスもあります。使用場面や用途に合わせてCPUグリスの種類を選び、活用しましょう。
デメリットは、CPU放熱の高い高性能パソコンやゲーミングパソコンでは不向きであることです。熱負荷が高まり部品の寿命を短くしたり、ファンの回転速度が上がりやすくなるため消費電力が高くなってしまう欠点があります。
初心者なら「塗りやすさ」にこだわろう
CPUグリスを塗ることに慣れていない方は、塗りやすさに注目して商品を選びましょう。CPUグリスを均等に塗れていないと、CPUの冷却機能が低下する恐れがあります。柔らかくて使いやすいタイプとしては、シリコングリスやシルバーグリスがおすすめです。
ショートが不安であれば「絶縁性」がおすすめ
導電性があるグリスが液漏れしたり吹き出したりしてしまうと、パソコンがショートする一因になる可能性があります。その点絶縁性のあるCPUグリスであれば、マザーボードにこぼしてしまった場合にもショートの心配がありません。
初心者の方やショートに不安がある方は、絶縁性のあるCPUグリスを選ぶことをおすすめします。
容量で選ぶ
最後に、容量とコストで選ぶ方法を紹介します。ちなみに一回塗る時の分量は高性能なCPUでも、およそ1gほどあれば充分です。
1台組み立てるなら「1gなど小さいもの」で十分
高性能なCPUグリスに多く、少量で高価な製品の場合はゲーミングパソコンやサーバなど、主にハイスペックなパソコンにおすすめしたいグリスです。高性能なパソコンを一台組み立てしたい時にはこのタイプのグリスを活用してみましょう。
1gもあれば、1台分のパソコンを組み立てするのには十分な分量で、丁寧に塗りつけすれば足りなくなる心配はありません。このタイプのデメリットは、数台のパソコンを組み立てる場合には不向きとなっています。
複数台組み立てるなら「3g以上の大きいもの」がおすすめ
たくさん容量があるCPUグリスは、1台分だけでなく、数台のパソコンを組み立てる予定があるユーザーにおすすめです。CPUグリスはCPU以外にも、GPUやチップセットにも塗ることができるため、CPU以外にも放熱効果を高めたい場合にも便利です。
販売価格は高くとも、1gあたりの単価が割安で活用できる製品もあります。これからCPUグリスを使う機会が多いユーザーの方は、お買い得にまとめ買いできるこのタイプも検討してみましょう。
用途で選ぶ
「オフィスパソコン」なら塗りやすさを重視しよう
PS3・PS4などの「ゲーム用パソコン」なら熱伝導率を重視しよう
定期的に「持続性」をチェックしよう
CPUグリスは消耗品であるため、時間がたてば機能が衰えていきます。したがって、1回塗ったらどのくらいの期間効果が持続するのかを確認することは重要です。
目安としては1年に1回程度の頻度で様子をチェックし、塗り直しが必要かどうかを確認することをおすすめします。
CPUグリスの人気おすすめランキング15選
口コミを紹介
いや~1週間のエージングされた頃にちょい感動です。初日とは全く違う冷却性能を発揮しておりました。感動!お勧めであります。
口コミを紹介
このグリスを殻割内部にだけ導入後、温度を測ると10~15°は下がりました。シーリング剤と合わせて約2000円程の出費でこの結果に満足しています。
口コミを紹介
注射器タイプは使いやすく、粘度も柔らかすぎず硬すぎず扱いやすいグリスだと思います。ただ一回で使い切ろうとすると4gってのはちょっと多すぎて半分でも十分なようですね。
口コミを紹介
へらなど付属品もついてこの値段なんでコスパは良いです。
グリスは固すぎず塗りやすかったです。へらを使わず注射器の先端だけで伸びました。
口コミを紹介
CPU放熱用に使ってるけど、これで十分なんだよね~
口コミを紹介
ノートPCのグリス塗り替えに利用しましたが、5〜6度程度は温度が下がりました。
口コミを紹介
現在の温度が20度~40度程度。ブルースクリーン、フリーズはまったくおこりません。びっくりしました。ここまで効果があるとは思いませんでした。
口コミを紹介
気に入りました。最高!何にでも使えること、手入れが簡単。使いやすい事が、素晴らしい ありがとう。
口コミを紹介
80%くらいの負荷をかけても47度~50度と60度までは到達しません、室内温度を考えるとかなり冷えてます。いいーグリスです。
口コミを紹介
性能も文句なしです。3.2GHzから3.7GHzにOCしたPhenom2のクーラーがかなり熱くなるほど熱を伝えています。動作も安定しているし、何の問題もありません。
口コミを紹介
ちょうど良い粘り具合なので塗布しやすいです。1gしか入っておらず水っぽくて機能を満たさない高価な中華製粗悪品が溢れるなか、この製品は良心的であり、量も沢山入っています。
口コミを紹介
電源を入れて、温度を測るアプリで調べてみるとアイドリング状態で80℃だったのが60℃に。ファンも静かになりました。
口コミを紹介
せっかくグリスにお金をだすなら自己満でもスペックが良いものをと思っていたのですが、レビューを見ると塗りにくい等コメントがあって不安でした。しかし、上記方法なら誰でも出来るかと思います!
口コミを紹介
約3年程前にクーラー交換の際に使用。短期間にクーラーの付け外しやcpuOCなどしていないので今現在の状態は不明ですが伝熱効率冷却性能は落ちていません
口コミを紹介
高負担時に大きく差が出ました。室温26℃で高負担時76℃(ダイヤモンドグリス)、61度(Kryonaut )OC用に偽りはないですね。ノートで3Dゲームや負担の掛かる作業をしている人におすすめです
CPUグリスのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 熱伝導率 | 内容量 | |
---|---|---|---|---|---|
1
![]() |
ナノグリスKryonaut |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
赤いクマのマークが目印 |
12.5W/m・k | 1g |
2
![]() |
シルバーグリスAS-05 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
放熱効果が高く人気のナノグリス |
9.0W/m・k | 3.5g |
3
![]() |
ナノダイヤモンドグリスJP-DX1 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
アイネックスの人気cpuグリス |
16W/m・k | 3g |
4
![]() |
CPUグリスナノダイヤモンドTK-P3D |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
細口ノズルで押出しやすいcpuグリス |
8.3W/m・k | 2.8g |
5
![]() |
シリコングリスTK-P3K |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
CPUクーラーの放熱効果を向上 |
2.0W/m・k | 4g |
6
![]() |
シリコングリスTK-P3S |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
サンワサプライの定番品 |
6.5W/m・k | 2g |
7
![]() |
ナノ・ダイアモンドサーマルグリスOC7 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
高い熱伝導率が人気のCPUグリス |
12.56W/m・k | 4g |
8
![]() |
セラミックグリス Céramique 2.1 |
Amazon 詳細を見る |
CPU塗布用のヘラが付いて使いやすい高性能モデル |
9.0W/m・k | 2.7g |
9
![]() |
シリコングリスSILVGREASE1 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
少量でも高性能なcpuグリス |
1.93W/m・k | 1.5g |
10
![]() |
絶縁タイプ熱伝導グリスMX4-4G |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
絶縁タイプの熱伝導グリス |
8.5W/m・k | 4g |
11
![]() |
GS-04 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
チューブタイプで保管しやすいcpuグリス |
3.8W/m・k | 25g |
12
![]() |
シリコングリス絶縁タイプ |
Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
塗りやすく小回りが効くリーズナブルモデル |
4.8W/m・k | 1g |
13
![]() |
MX-4 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ヘラがついているので初心者にもおすすめ |
8.5W/m・K | 4g |
14
![]() |
LIQUID Pro+CS |
楽天 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
細身の注入器を使って塗布しやすい |
82.0W/m・k | 4.54g |
15
![]() |
TFX Thermal Paste |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
熱伝導性が優れた高性能CPUグリス |
14.3W/m・k | 2g |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
下記のリンクでは、簡易水冷の人気おすすめランキングを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
CPUグリスの塗り方
CPUグリスはCPUの冷却には欠かせないものですが、残念なことに必ず乾燥してしまいます。乾燥するとCPUは熱を持ちやすくなりパソコンにも負荷がかかり動作が重くなってしまいます。そんな時のためにCPUグリスの塗り方をご紹介します!
必要なものを準備しよう
最初に、用意するものをご紹介します。まずはCPUグリスです。CPUグリスはなんども言いますがCPUの冷却のために必要なゼリー状の潤滑油です。次にヘラです。これはCPUグリスを塗るために使います。平坦に塗れてかつ塗りすぎた時にすくいやすいのでおすすめです。
最後にウェットクリーニングティッシュです。これはCPUグリスを拭き取るために必要です。なんでも言い訳ではなくて、エタノールが含まれているものだと拭き取りやすいです。10枚程度で全て拭き取れると思います。
以下の記事では、ウェットティッシュの人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
シートでのCPUグリスの拭き取り方
まずはCPUクーラーを取り外します。パソコンのサイドパネルを開くとCPUクーラーは見えると思います。最近のパソコンですと簡単にこのCPUクーラーが取り外せるものが多いと思いますのでそこを取り外します。
CPUクーラーを開けると真四角のCPUにべったりとグリスが付着していると思います。これをウェットクリーニングティッシュで拭き取ります。小さいCPUでも3枚4枚は使用すると思いますので多めに持っておいてください。
そのまま普通に拭き取るだけで大丈夫です。綺麗に拭き取れたら今度はCPUクーラー側のグリスを拭き取ります。見逃しがちですがCPUにくっつくCPUクーラーにもしっかりグリスは付いていますのでここも綺麗に拭き取ります。
丁寧にCPUグリスを塗ろう
CPUグリスは注射器のような形をしたものが大半です。ここには一回ぶんではなく数回ぶんの量が入っていますので乗せすぎないように少量ずつ乗せていくことをおすすめします。CPUグリスを乗せたらヘラで伸ばしていきます。
ヘラで伸ばした際に気をつける点はCPUクーラーで圧着してはみ出す分を考慮することです。ですのでギリギリまで塗らずに丁度良いところで止めておくのがおすすめです。またCPUクーラーにCPUグリスを塗る必要はありません。
あとはCPUクーラーを取り付けてサイドパネルを閉じれば終了です。今後は熱くなってきたなと感じたらこの工程を行うようにしてください!
CPUグリスの保管方法
基本的にCPUグリスは長期保管には向いていません。特に注射器型のものは揮発しやすく簡単に乾燥してしまう傾向にあります。定期的にメンテナンスをしない人であればあまりコストパフォーマンスに優れているとは言えません。
ですが密閉容器に入れておくことである程度は保管できるようになります。ですのでCPUグリスを使用した後はそのままにしておくのではなく密閉容器や袋などで高温多湿を避けて保管することをおすすめします。
Ryzen・インテルなどおすすめのCPUをご紹介!
パソコンを組み立てようとしている方は、CPUグリスとともにCPU本体もチェックすることをおすすめします。以下の記事では、CPUの人気のおすすめ商品ランキングをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
CPUグリス製品のランキング、使い方などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。自分の使っているパソコンのスペックに合ったグリスを活用して、安定した動作ができるマシン作りに役立ててみましょう。
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年06月03日)やレビューをもとに作成しております。
専用の塗り付け用スプレッダーが付属しているCPUグリスです。熱伝導率が高く13.8W/m-Kの伝導率を持っていて、高い放熱効果を発揮するのが製品の特徴です。
回路がショートしてしまう心配が不要な非導通タイプですから、万が一CPUやマザーボードへとCPUグリスが付着してしまったとしても心配することはありません。