性病とは、性行為により感染する疾患の総称です。感染している人との「性交渉」によって、感染するケースが多いと言われています。

性感染症は、男女によって自覚症状に強さの違いがあります。特に女性は症状が無い方が多く、炎症が進み感染を広める原因につながります。そのため、「おりもの」や小さな変化が気になる方は、早めの検査がおすすめです。

「デリケートゾーンに違和感が…」誰にも相談できずに悩んでいませんか？病院を受診するのは恥ずかしい、薬局やドラッグストアに検査キットは置いてない。など、そのままでは時間とともに症状は悪化するだけです。

この記事では、性病検査キットの選び方とおすすめの商品を厳選して紹介してます。「検査キットは本当に大丈夫？」と、信憑性を疑っている人にもおすすめの内容です。是非、最後まで読んでいただき、参考にしてください。

性病検査キットといってもさまざまなタイプのものがあります。ここでは、性病検査キットの種類について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

初尿検査とは、尿がでる初め「初尿」を採取する検査です。初尿には細菌が混じりやすいたく、尿に混ざる細菌を検査するために初尿検査を行います。できれば、1時間以上排尿を我慢して検査を受けるのが一般的です。

なお、性病検査に必要な尿検査は、基本的に男性のみで、女性はおりもの検査となります。主に、クラミジア・淋菌・マイコプラズマなどの検査項目に使います。

膣ぬぐい液（おりもの）検査は、女性が対象の性病検査です。膣または子宮からおりものを採取して検査します。おりものとは、膣や子宮・外陰部などの奥にある分泌物をいい、長い綿棒で拭いとり細菌を採取する方法です。

痛みを感じるのは少ないですが、検査がはじめての方は、緊張で体に力が入り痛みを感じるようです。主に、クラミジア・淋菌・トリコモナスなどの検査項目に使います。

咽頭うがい液は、うがい液で検体を採取する方法です。起床後すぐに採取するため、のどに付着した細菌を検査できます。また、長い綿棒で、のどの奥を拭いとる方法もありますが、最近では、うがい液で検体を採取する方法が主流となっています。

うがい液での採取は、綿棒採取よりもカンタンで負担も少ないのが特徴です。主に、のどクラミジア・のど淋菌の検査項目に使います。

血液検査では、主にランセットを使います。ランセットを指先に押し付けると、針が出てくるので、採血用のろ紙にしみこむように採血する方法です。この検査では、HIV・梅毒・B型肝炎などの検査項目に使います。

皮膚検査は、男女共通で陰部を綿棒で拭いとる検査です。皮膚をぬぐい擦過物を採取して、その後、さまざまな検査を行います。

その後の検査は、抗原検査・DNA検査・塗抹検査などがあり、性病の種類や症状にあわせて検査します。主に、コンジローマ・性器ヘルペス・カンジタなどの検査に使います。

性病検査キットを選ぶ際に、チェックしておきたい5つのポイントを紹介します。

• 検査する項目が多い商品
• 検査結果のスピード
• プライバシーを重視する
• 配送費用・コストパフォーマンス
• 男女の違いから

それぞれのポイントを詳しく解説します。

性病検査キットは、1回の検査で多くの項目がチェックできるものから選びましょう。症状から病名を絞って検査すると、判定結果に「漏れや誤り」がでるリスクがあります。自己判断の誤りで、不十分な検査結果を招かないのが最優先です。

検査キットの中には、6項目以上の性病を判定できる検査キットがあります。万一のリスクを考えて、1回の検査で多くの項目が検査できるキットから選ぶのがおすすめです。

検査結果がわかるまでの日数をチェックしましょう。検査結果は最短で1～2日、4～7日かかるケースもあり、会社によって違います。発送方法や住んでいる地域で、日数がかわる場合があります。

病気は早期発見・早期治療がポイントです。検査を依頼する会社によっては、検査キットの「即日発送」対応や、検査結果の知らせが「最短翌日」の会社もあります。スピード対応を重視する人は、検査結果の日数から選ぶのもおすすめです。

家族や同居人に知られるのが嫌という人は、検査キットの受け取り方を選択できるところを選びましょう。検査キットの受け取りは、郵便局留めやコンビニ受け取り・個人名での配達など、受け取り方法を選択できる会社を選ぶのがおすすめです。

また、匿名検査ができる会社もあります。申し込む際は、IDとパスワードを記入して申し込みが可能です。プライバシーを重視するなら、匿名検査ができる会社を選びましょう。

検査キットは、配送費用が無料、または有料の2つに分かれます。表示金額が配送費込みかを確認して、トータル金額が安い会社を選ぶのもポイントです。また、支払い方法によっては手数料がかかるケースがあります。支払い内容と手数料のチェックも忘れないようにしましょう。

また、コストを気にするあまり、相場よりも極端に安い検査キット選ぶのはNGです。検査キットの価格が極端に安い商品は、国の認証を受けていない可能性があります。商品を選ぶ際は、国が認証している承認番号があるか合わせてチェックしましょう。

検査キットは、男性用と女性用では採取する検体が異なるため、事前にチェックしておきましょう。性病検査キットは、基本的に男性用・女性用が分かれて販売されています。カップルで検査するときは、男性用と女性用がパックになった検査キットもあるので、チェックしてみてください。

性病検査は、郵送で完結する便利な性病検査です。ここからは、主な手順を5つのポイントで紹介します。

1. 検査キットをWEBで注文・購入する
2. 送ってきた検査キットを受け取る
3. 採取方法を確認して検体を採取する
4. 検体を返送する
5. 返送先に到着後結果を確認する

詳しく見ていきましょう。

まずは、検査キットをWEBで申し込みましょう。検査キットは、市販で販売されていないため、メーカーの公式ページや、通販サイトで購入することになります。選び方を参考して、必要な検査ができるものを購入しましょう。

購入した検査キットは、最短で翌日もしくは3日以内で到着します。指定した方法で荷物を受け取りましょう。到着した荷物は、中身を必ずチェックしましょう。

中身を確認したら、必要事項を記入する用紙や、ラベルがあるので忘れずに記入してください。

検体採取はとても重要です。説明書をよく読んで間違いないように採取してください。また、採取の仕方が悪いと、検査結果に不備が出るケースがあります。不安なときは、予備のキットを使って、採取をやり直すことをおすすめします。

同梱してある返送封筒に、必要事項を記入し検体にラベルを貼って送ってください。

検体を採取したら、即日返送してください。むやみに時間が経ってしまうと、正確な検査結果が出ないケースも考えられます。「検体の返送は即日」これがベストです。

結果の確認は、返送先に到着後確認することができます。検査結果の知らせは、速く確認したいならWEB確認が便利です。スマートフォンからログインして検査結果を確認しましょう。

また、検査結果が陽性のときは、メーカーのカウンセリングなどに相談して、提携のクリニックで受診することをおすすめします。

「自分で採取するのは難しい…」と感じると思いますが、どの方法でも採取するのはほんの少しです。検査キットには、イラスト付きの説明書がついているので誰でもカンタンにできます。また、公式ホームページの動画を参考にするのもおすすめです。

• 採血セット
• 尿採取セット
• のどぬぐい液採取セット

それぞれの採取方法をカンタンに紹介します。

ランセットを使って、指先から採血します。病院などで血液検査をするときに経験があるように、痛みも少なく、一度使うと再使用できない構造になっています。

採尿カップに排尿してから、スポイトで検査容器に移します。また、採尿容器に直接尿をあてて採取するタイプもあります。健康診断などで、事前に尿を採取する方法と同じです。

付属の長い綿棒を使って、のどの奥（口蓋扁桃のところ）をぬぐいます。カルポータに入っている綿棒を使い、ぬぐい終わったらカルポーターに入れてキャップをしめて終わりです。

最後に性病検査キットについて、よくある質問をまとめました。ここまでは、性病検査キットの選び方や、おすすめの商品についてお伝えしました。でもまだ疑問が残っている人のために、こちらのQ＆Aを参考にしてみてください。

信憑性は使うキットや検査機関で異なります。検査キットは、国から承認された商品を使ってください。商品を販売している会社のホームページや、販売ページで確認できます。承認番号が公表されている商品を選ぶことがポイントです。

また、キットだけでなく検体を検査する機関も重要です。国から認可を受けた施設で検査されているか、事前にチェックしておきましょう。

市販薬で治療できるものとできないものがあります。例えば、膣カンジタのケースで再発のときは、市販の膣錠や塗り薬が販売させます。ただし、過去に病院で診断されたことがない場合は購入できません。

膣カンジタ以外の性病については、市販薬でのセルフケアは難しいです。男性でしたら泌尿器科を、女性は婦人科を受診してください。

病院に行って匿名で薬をもらうことはできません。市販薬を購入する場合では、インターネットから注文することで対面での購入は避けられます。ただし、個人情報は入力しなければならないので、匿名で薬を手に入れることは難しいです。

安いキットは承認が得られていない商品の可能性があります。承認されていない商品では、結果の信憑性が低いので、正確な結果が得られるかわかりません。本記事で紹介したおすすめ商品を参考に、価格相場を知ったうえで商品を選ぶことがポイントです。

商品パッケージの中身は見えません。パッケージの品名には、「プラスチック容器」と記載されています。また、発送元の会社名を個人名に変えて、友人からのお届けものにして発送することも可能です。購入する際に、入力フォームから選択できます。

購入後の返品はできません。商品発送前のキャンセルは可能ですが、発送後の返品はできません。

また、DMなどの案内は届きません。

検査キットにはすべての料金が含まれます。検査キットの価格には、検査料や返送時の送料など、検査結果がわかるまでのすべての料金が含まれます。ただし、会社によっては、送料が別途かかるケースもあります。

性病検査キットに保険を適用することはできません。保険適用の条件は、「症状が出ていること」で、病院で検査を受けない限り保険適用されることはないのです。ただし、検査機関の中には、WEB問診などで症状を入力することで、概算で保険診療の費用を確認することができます。

検査キットの方が安いです。症状が出ていなければ、病院で検査しても保険適用されないため、実費負担となります。病院で1項目検査するのに3,000円～8,000円ほどかかります。また、病院では、どの性病に感染しているかわからない場合、数種類の検査を行うため料金がかさんでしまうのです。

一方で、検査キットを使えば、数種類の性病検査をまとめて10,000円前後で行うこともができます。初診料や待ち時間・プライバシーも守れるため、検査キットを利用する方がお得です。

症状がある場合は保険適用されるので必ず病院で診てもらいましょう。

オーラルセックスでも性病に感染する可能性があります。「膣による性行為をしていないから感染の可能性はないのでは？」と疑問に思うかもしれません。しかし、それはオーラルセックスでは感染しない思い込みと、自覚症状がないケースも多いことが原因です。

オーラルセックスで感染する可能性がある性病は、淋菌・クラミジア・ヘルペス・梅毒などがあげられます。性病感染の可能性があることをふまえて行動することをおすすめします。

この記事では、性病検査キットの選び方と、おすすめ商品を紹介しました。選ぶ際のポイントは、検査項目の多さ・結果がわかるまでのスピード・プライバシー重視などあります。その中でも大切なのは、承認された検査キットを選ぶことです。

体調の変化が少しでもある人、性行為後に不安があり心配な人は、検査キットを利用することをおすすめします。大切なパートナーを守るためにも、まずは検査をして楽しく過ごしましょう。