ヤマハサウンドバーYAS-108のレビュー・口コミを調査!テレビと連動しない?音が出ないって本当?
2023/03/03 更新
2万円前後で手に入るコスパ最高のヤマハサウンドバーYAS-108。設置・テレビ連動が簡単で初心者にもおすすめですが、「操作性が良くない」「音が出なくなった」などの悪いレビューもちらほら見られます。この記事ではYAS-108の特徴やレビュー・口コミ・メリット・デメリットなどをご紹介します。
目次
コスパに優れたヤマハサウンドバーYAS-108の人気の秘密とは?
映像がクリアになった昨今の薄型テレビ。せっかくなら音も良くしたいと考える方におすすめなのがヤマハサウンドバーYAS-108です。スリムなデザインでありながら3Dサラウンドシステムを搭載し、テレビ連動するだけでサウンドで満たされる優れものです。
ウーファー内蔵で特に低音が鳴りやすく臨場感と没入感が得られ、2万円前後で入手できる驚異のコスパとHDMI端子1本で接続できる手軽さは、オーディオ初心者におすすめです。しかし中には「操作性がいまいち」「音が出なくなった」との辛口レビューも見られます。
そこで今回はヤマハサウンドバーYAS-108の特徴やレビュー・口コミ・メリット・デメリット・Q&Aをご紹介します。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
ヤマハサウンドバーYAS-108の特徴
テレビの前に設置するだけで臨場感のあるサラウンドサウンドが実現できるのがYAS-108の魅力です。ほかにも欲しかった機能が満載なのでぜひ参考にしてみてください。
3Dサラウンドモードで音の広がりを実現
3Dサラウンドモードを選択すれば、映画やゲームなどが臨場感たっぷりに楽しめます。バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、前後左右に加え高さ方向の音場も再現するので、映像と音声との一体感が向上します。
さらに専用アプリ「Home Theater Controller」を使用すれば、サラウンドタイプの切り替えや音質・音量の調整などが可能になります。映画・テレビ番組・音楽・スポーツ・ゲームの5種類のサラウンドプログラムから選択でき、いつでも最適な音場で視聴できます。
内蔵サブウーファーの豊かな低音とクリアなボイス
テレビの音には低音が足りない!と思っている方は多いはず。YAS-108にはサブウーファーが内蔵されており、低温が増幅されます。さらに実用最大出力120Wのハイパワーアンプと高効率のバスレフポートも装備しており、ワンボディーながら臨場感のあるサウンドを実現します。
また、人の声だけを自動判別しボリュームアップするクリアボイス機能も搭載しており、BGMなどが多い番組でもセリフやナレーションが聞き取りやすくなります。
スリムなデザインで設置・テレビ連動も簡単
テレビとの接続はHDMI端子1本のみでOKな手軽さも魅力です。奥行13.1cm×横89cm×高さ5.3cmのスリムでスタイリッシュなデザインで、テレビの前のちょっとしたスペースに設置できます。面倒な作業がいらないのでオーディオ初心者におすすめです。
また、ARC(Audio Return Channel)に対応しており、テレビ側も対応していれば入力切替や音量調整などがリモコン1つでテレビ連動するので操作も簡単です。サウンドバー本体のボタンもタッチセンサー式で操作しやすく、チャイルドロック機能もあります。
Bluetoothマルチポイント接続で2台同時にペアリング可能
YAS-108は「Bluetoothマルチポイント接続」で2機種同時に接続できます。独自の音質改善技術「ミュージック・エンハンサー」でスマホやタブレットなどの圧縮音源を高音質で楽しめ、リビングで家事などをしながら音楽を楽しみたい方にもおすすめです。
アプリを使って遠隔操作
YAS-108は専用アプリ「Home Theater Controller」を使って遠隔操作できます。電源のON/OFF・音量切替・入力切替などのリモコン操作に加え、映画・テレビ番組・音楽・スポーツ・ゲームの5種類のサラウンドモード切替がスマホなどの端末からできます。
ヤマハサウンドバーYAS-108のレビュー・口コミ
バー1本とは思えないサラウンドを感じる
この価格帯にしてはハイレベルのサラウンドサウンドが感じられるといった口コミです。テレビの前1か所に設置するだけなので後方や天井などに立体的に設置するスピーカーよりは劣りますが、それでも1本のバーから鳴っているとは思えないほどの立体サウンドが体感できます。
クリアボイス機能でセリフが聞き取りやすい
クリアボイス機能について言及している口コミやレビューは多く、そのほとんどが高評価です。テレビのスピーカーでは音量を上げると効果音やBGMも一緒に大きくなってしまいますが、YAS-108なら人の声と背景音を自動で判別してくれるのでセリフがクリアに聞こえます。
さらに迫力のサラウンドシステムで没入感も高められるので文句なしですね。専用アプリやリモコンで遠隔操作できるので使い勝手も良好です。
コストパフォーマンスに優れている
YAS-108は2万円前後で手に入ります。高級なオーディオシステムよりは劣りますが、この価格帯にしては高性能でコスパが高いとの意見が多くみられます。普段からオーディオにこだわっている方よりも、テレビの音をもう少し良くしたいと思う方におすすめの商品です。
PC接続にもおすすめ
PCでのゲームや映画視聴にもYAS-108が活躍します。PC接続の方法はアナログ入力端子・光デジタル端子・HDMI端子・Bluetoothのいずれかになります。少々スペースは取りますが、ストーリーに没頭したい方におすすめです。
Bluetoothのペアリングができない
Bluetoothペアリングに関してはトラブルが多いようでネガティブな意見が見られます。専用アプリを使うにもスマホの音楽を聴くにも接続できなければ意味がないですよね。そんなときはまず、本機の接続がBluetoothに設定されているかを確認してみましょう。
それでもダメな場合は、本機と端末が離れすぎている、電磁波を発する機器がそばにある、端末がA2DPプロファイルに対応していない等が考えられます。そのほかの対処法についても取扱説明書に記載されているので、返品する前によく読んで試してみてください。
サイズが大きすぎる
公式サイトにも「スリム」「スタイリッシュ」と記載されているためか、思ったよりもサイズが大きくて置くスペースがなかったとの口コミも目立ちます。サイズ感としては40インチ以上のテレビの前に13cmほどのスペースが無いといけないようです。
テレビ台にスペースがない、またはサイズが合わない場合は壁掛けにもできる仕様になっています。その場合でも内部センサーが自動的に最適な音に設定してくれるので、前置きと変わらないサラウンド体験ができます。
すぐ壊れたのに修理が高い
修理は保証期間であれば無料で依頼できますが、過ぎれば有料になってしまいます。ただ、YAS-108は生産終了した型落ち品であり、市場を見れば同じようなスペックで値段が倍以上するサウンドバーもある点なども考慮に入れて考えてみてください。修理のお申し込みや見積もりについては公式サイトをご覧ください。
ヤマハサウンドバーYAS-108のQ&A
テレビと連動しない場合は?

編集部
HDMIコントロール機能が無効になっているとテレビと連動しなくなります。一度本機の電源をオフにしてHDMIボタンを3秒以上押せば、電源が入りHDMIの有効/無効がランプの状態で確認できます。それでも解決しない場合はテレビ側の問題かもしれないので一度HDMIコードを外し、テレビを再起動してから繋ぎ直してみてください。
音が出なくなったときの対処法は?

編集部
一時的なHDMI認証エラーや周辺機器のバージョンアップの影響で音が出なくなった場合があります。本機とテレビの電源を切ったうえでコンセント及びHDMIケーブルをすべて外し、5分程度おいてから再度接続を行ってみてください。またはテレビの音声出力設定を確認し、「AVシステム連動」を「使用する」・「有線スピーカー」を「AVシステムスピーカー」にして試してみてください。
ドルビーアトモスには対応していますか?

編集部
ドルビーアトモスには対応していませんが、DTS Virtual:Xを採用しています。どちらも高さ方向の音場を再現している技術ですが、ドルビーアトモスにはそのために天井内または上向きのスピーカーが必要になります。一方YAS-108で採用されているDTS Virtual:Xは場所に捉われない柔軟性があるため、1本のバーで前方・後方・左右・高さの3Dサラウンドが実現できます。
サブウーファーを追加するのは可能?どういった効果がある?

編集部
可能です。アンプ内蔵のサブウーファーを別売りのモノラルピンケーブルを使用して接続できます。その場合は内蔵サブウーファーと外付けサブウーファーの両方から音声が出力されるため、より増強された重低音が楽しめます。
広い部屋でも映画館のような臨場感が得られますか?

編集部
YAS-108は前方・左右・後方に加え高さ方向の立体サウンドを実現する「DTS Virtual:X」技術を採用しており、上方から包み込まれるような音の広がりが感じられます。バーチャルサラウンドなので部屋の広さは影響しませんが、前方に設置するだけのサウンドバーなので映画館のように複数のスピーカーで物理的な立体感を出すサウンドシステムよりは劣ります。過度な期待はせず、2万円前後のサウンドバーにしてはハイクオリティと認識しておきましょう。
アプリでヤマハ機器が検出されない場合は?

編集部
ネットワーク環境が原因と考えられます。使用しているネットワーク機器間で複数のルーターが接続されていないかを確認します。携帯端末がマルチSSID対応ルーターのセカンダリに接続されている場合はプライマリに設定します。本機と端末を同一ネットワーク上に接続し、端末の位置情報サービスをオンにします。それでも解決しない場合は一度本機・端末・Wi-Fiルーターを再起動してみましょう。
テレビとの接続方法は?

編集部
テレビ側がARC対応の場合はHDMIケーブル1本で簡単に接続できます。ARC非対応の場合はHDMIケーブルと付属の光デジタルケーブルを使って接続します。HDMIケーブルは別売りの市販品を使いますが、信号の品質劣化を防ぐため5.0m以下のものがおすすめです。なお、お使いの機器がARCに対応しているかどうかは取扱説明書や製品HDMI端子のARC印字で確認できます。
据え置きと壁掛けでサラウンド効果は変わりますか?

編集部
壁掛け設置にした場合、高音域まで再生するフルレンジスピーカーが正面を向く形になります。内部でも自動最適化が行われるのでサラウンド効果への影響はありません。むしろ設置位置によっては据え置きよりも壁掛けの方が臨場感が増す場合があるのでいろいろ試してみるのも面白いですよ。
ファームウェアのアップデート方法は?

編集部
まずUSBメモリとインターネットに接続されたパソコンを用意します。ヤマハの公式ページ(下記リンク)からYAS-108の最新ファームウェアをダウンロードし、USBに保存します。あとは本機のアップデート専用端子にUSBを接続すればアップデートができます。詳しくは公式ページのアップデートガイドをご覧ください。
ヤマハサウンドバーYAS-108のメリット
YAS-108を使用するメリットは何といってもテレビの前に置くだけで映画やゲームの没入感が増す点です。コスパも高く接続も簡単なのでテレビのスピーカーに不満を感じている方はぜひお試しください。Bluetooth対応でスマホなどの音楽も再生できるのでテレビを見ない方にもおすすめです。
またヤマハからは最新の機器も出回っており、YAS-108は型落ちでさらに安く入手できるチャンス!映画をよく見る方や迫力満点でゲームを楽しみたい方、家事をしながらニュースなどを聞きたい方はぜひ探してみてください。
ヤマハサウンドバーYAS-108のデメリット
YAS-108は価格の割に性能の高い製品ですが、本格的なサラウンドシステムには劣ります。普段から音にこだわりがあり高級オーディオを使用している方には不向きです。また音の性能が良いテレビを使っている場合もあまり効果は期待できません。
また、横幅・奥行共にやや大きめなので必ずテレビ台のスペースを確認してから購入するようにしましょう。しかし何度も言うようにこの価格帯ではかなりのハイスペックなので、テレビの音質をもう少し良くしたいと考える方におすすめです。
後継機YAS-109との違い
YAS-108が発売されたのは2018年6月で、2019年7月にはその後継機としてYAS-109が登場しました。YAS-108との大きな違いはアレクサに対応した点です。ほかにもアナログ入力端子がLAN端子になったり専用アプリが変わったりと、便利さと快適さが増した印象です。
YAS-109の後継機は2021年時点で発表されておらず、シリーズ最新モデルとして市場に出回っています。型落ち品であるYAS-108もサラウンド機能などサウンドバー自体のスペックの高さは変わらないので、コスパ重視の方にはYAS-108がおすすめです。
YAS-108 | YAS-109 | |
アレクサ | 非対応 | 対応 |
ネットワーク接続 | 非対応 | 対応 |
ストリーミングサービス | 非対応 | 対応 |
入力端子 | アナログ端子 | LAN端子 |
Bluetoothバージョン | 5.0 | 4.2 |
マルチポイント接続 | 対応 | 非対応 |
専用アプリ | HOME THEATER CONTROLLER | Sound Bar Controller |
メッシュ部分にほこりが!掃除のコツは?
YAS-108はスピーカー部分がメッシュ素材になっており、放っておくとほこりがたまりやすいのが悩みどころです。布で拭いても落ちないどころか余計に隙間に入り込んでしまいそうで、掃除方法にも困ってしまいます。
そこで便利なのが粘着テープのコロコロクリーナーです。粘着が強すぎる場合は別の場所を少しコロコロしてから行えば、メッシュの隙間にほこりが入り込まず安全に掃除できます。また、掃除機の吸い込み口にブラシを付けて弱モードで吸い込むのもおすすめです。
まとめ
今回はヤマハサウンドバーYAS-108の特徴やレビュー・メリット・デメリットなどをご紹介しました。2万円前後の価格帯で日常の音環境を改善してくれるスタイリッシュなサウンドバーを使えば、もう元のテレビの音には戻れませんよ。
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