パーソナルトレーナーになるには?資格などおすすめの情報をお届け
2021/08/18 更新

パーソナルトレーナーとは
パーソナルトレーナーは、お客様に対してトレーニング指導をマンツーマンで行います。お客様の悩みに合わせて、トレーニングのプログラムを考えたりアドバイスをして体づくりをサポートする仕事です。
近年、日本でも増えてきている職業であり、もともと筋トレが好きでパーソナルトレーナーになる方も多いです。パーソナルトレーナーは体重を減らすための目的以外にも、肩こりや腰痛など健康指導をすることができるため、高齢化社会の日本でも将来性が高い職業です。
知識とスキルがあればパーソナルトレーナーとして働くことができます。そこで、パーソナルトレーナーになるために必要な情報についてお届けしますので、チェックしていきましょう。
パーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーナーになるためには、まず何をすればいいのかわからない方も多いです。そこで、どのようにすればパーソナルトレーナーになれるのか具体的にご紹介します。
パーソナルトレーニングジムに就職する
パーソナルトレーナーが未経験の方でも、パーソナルトレーニングジムに就職することで知識やスキルを身につけて働くことができます。未経験の方でもパーソナルトレーナーになるために育成制度があれば、しっかりと知識を身に着けて働くことが可能です。
パーソナルトレーニングジムの採用基準は会社によって異なりますが、お客様とのコミュニケーションも重要です。筋トレが好きだけでは採用されず、言葉遣いや明るい雰囲気なども求められるため、未経験の方は社会人としてのマナーにも気を付けましょう。
お客様が筋トレをして楽しいと感じてもらえるようにしなければいけないため、筋トレが好きというより接客が重要になるので気を付けましょう。
大学や専門学校からトレーナーになる
大学のスポーツ学科や専門学校に通うことで、パーソナルトレーナーになるために知識やスキルを習得することができます。学生のうちにアルバイトでパーソナルトレーナーの実績を積む方も多いです。
将来の職業でパーソナルトレーナーを選ぶ方であれば、10代のうちから知識やスキルを学校で学ぶのがおすすめです。独学で学ぶこともできますが、学校で一からパーソナルトレーナーに必要な知識を習得することができます。
パーソナルトレーナーに転職したいと考えている方が、一から学校で知識やスキルを学ぶことは時間的に遠回りになってしまいます。年齢に合わせて習得しやすい方法が異なりますので、10代のうちにパーソナルトレーナーを考えている方は学校を選択してみましょう。
パーソナルトレーナー養成スクールに通う
パーソナルトレーナーの需要が増えてきていることもあり、パーソナルトレーナー養成スクールも増えてきています。民間が経営しているパーソナルトレーナー養成スクールは、大学や専門学校と異なり必要な知識を絞ってトレーナーを育成します。
通学期間は半年程度で済み、パーソナルトレーナーに転職したいと考えている方にもおすすめです。パーソナルトレーナーになるためには、「解剖学」・「栄養学」・「コミュニケーションスキル」が必要ですが、それ以外にトレーニング指導についても学べます。
独学でも知識を得ることはできますが、現場レベルを養成スクールで学ぶことができるのでおすすめです。民間が経営している養成スクールを利用するメリットはたくさんありますので、転職を考えている方は利用してみましょう。
資格を取得していると有利
パーソナルトレーナーになるためには、国家資格は特にありません。資格を取得していなくても就職することはできますが、民間の団体が発行している資格を取得していることで就職や転職に有利になります。そこで、資格やスキルについて詳しく解説します。
主な資格について
パーソナルトレーナーには国家資格はなくても、民間の団体が発行している資格が様々あります。代表的な資格をご紹介しますので、ぜひ取得のために情報収集してみてください。
NESTA-PFT
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会が発行している資格で、パーソナルトレーナーの知識を習得することができる他に、ビジネスについても触れているのが特徴です。アメリカの団体NESTAの発行しておりスキルアップにもおすすめです。
国際的に認知度が高い資格で、資格を保有していることで採用にも有利になることが多いです。より専門性の高い「NESTAスペシャリスト」という資格もあります。すでに取得している方もスペシャリストを目指すためにスキルを上げていくことができます。
NSCA-CPT
運動初心者からアスリートまで幅広い人々にトレーニング指導をすることができる資格です。NSCAもNESTAと同じくらいパーソナルトレーナー業界では有名で、受験資格にも特に定めはなく受けやすいのが特徴です。
基礎講習と最終講習を受講した後に認定テストを受け試験に合格すれば取得をすることができます。資格更新が必要のため、指定されたセミナーに出席して単位を取得しなければいけません。
NSCA-CPTはトレーニング指導以外に、解剖生理学・栄養学などの知識も身に着けることができます。アスリートにトレーニング指導をする場合は様々な知識が必要になるため、資格を取得しておくのがおすすめです。
JATI-ATI
日本の特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会が発行している資格で、トレーニング歴も資格取得に関わってくるのが特徴です。日本の環境に合わせてトレーニング理論・技能・知識を証明しており、競技力向上や健康づくりのサポートをすることができます。
資格を取得するためには、まずJATIに入会しなければいけません。誰でも入会することができ、養成講習会を受講したり学習課題を提出することでJATI-ATIに必要な知識を習得することができます。その後、トレーニング指導者認定試験に合格すれば取得できます。
JATI-ATIの資格を取得することで、フィットネスクラブやスポーツジムのトレーナーやインストラクターなどで働くことができます。採用に関しても有利になり給料の金額も変わってくるので取得しておきましょう。
資格以外に必要なスキルについて
パーソナルトレーナーは資格取得以外にも、必要なスキルを学んでおく必要があります。そこで、必要なスキルについてまとめましたのでチェックしてみてください。
コミュニケーションスキル
パーソナルトレーナーはお客様とマンツーマンで接客をしなければいけません。トレーニング指導やアドバイスなどをする必要があり、お客様が必ず運動が好きとも限りません。そこで、コミュニケーション能力が重要になってきます。
自分の体形を変えるためには、様々な努力も必要になってくるのでお客様のメンタルをサポートしなくてはいけません。パーソナルトレーナーの方の言葉一つで、やる気も変わってくるため、コミュニケーション能力を磨くことが大切です。
コミュニケーション能力は独学ではなかなか身に着けることができません。経験を積むことが大切になってくるため、アルバイトや未経験の方は実際にお客様と接していくことが必要です。スクールや勉強会でも学ぶことができるので、積極的に利用していきましょう。
解剖学と栄養学
お客様の健康のために、パーソナルトレーナーが根拠のある指導を行うために欠かせません。筋肉をつけるだけではなく、より成果を出して効果を感じてもらうために、食事指導もパーソナルトレーナーの大切な仕事です。
パーソナルトレーナーになるためには、解剖学と栄養学についても学びます。解剖学は骨と筋肉についての知識で、トレーニングに関する筋肉について根拠のある指導をすることができます。肩こりや腰痛のためにも役立つ知識です。
栄養学は体づくりに欠かせない食事についてのアドバイスをします。必要な栄養素を根拠にアドバイスすることで、効率よくトレーニングにつなげていくことができ、マンツーマンの指導だからこそ必要なスキルです。
ビジネススキル
パーソナルトレーナーを個人事業主として働くのであれば、ビジネススキルも必要です。自分自身でお客様を集客しなければいけないため、どのように収入を高めていくか考えていかなければいけません。
インスタグラムやSNSを使用してお客様を集客するパーソナルトレーナーも増えてきており、時代のニーズに合わせながら働き方を変えている方も多いです。様々な方法を使い、自分自身をアピールして収入につなげていくことが大切です。
パーソナルトレーナーによってビジネススキルは人それぞれです。開業を目指す方も徐々に準備していかなければいけないスキルのため、働きながら常に勉強をしなければいけません。
パーソナルトレーナーの資格のメリット
パーソナルトレーナーが資格を取得していると、知識や技術を有効活用して仕事につなげることができます。根拠に基づいて指導をすることができるため、お客様の体づくりのサポートをしっかりと行うことができます。
経験だけを頼りにして指導するよりも的確に指導を行うことができ、お客様の悩みに合わせて効率よく指導を行うことが可能です。その他にも資格を取得していることで、就職や転職に有利になるため、仕事が見つけやすいです。
パーソナルトレーナーが資格を取得していることで、給料の金額も異なってきます。一般的なトレーナーよりも資格があることで給料が高くなることもあるため、求人情報をしっかりと確認しておきましょう。
パーソナルトレーナーの働き方
パーソナルトレーナーとして働く方法は様々あります。そこで、どの方法で働きたいかも考えておきましょう。
正社員として働く
安定した給料で働きたいと考えている方は、正社員として働く方法があります。パーソナルトレーニングジムによって給料体系は異なります。固定給の場合もあれば、固定給に歩合制となることもあるため、求人情報はしっかりとチェックしておきましょう。
歩合制のある求人であれば、指名料やプロテインの売り上げによって高収入を目指すこともできます。トレーニング指導の経験を積みながらコミュニケーション能力も高めてスキルを上げていくことが可能です。
個人事業主と異なり固定給があるため、安定した収入を望む方におすすめの働き方です。年収を上げたいと考えている方は個人事業主や開業する方法もありますので、そちらの働き方もチェックしてみましょう。
個人事業主として働く
パーソナルトレーニングジムと委託業務契約を結ぶことで、フリーランス(個人事業主)として働くこともできます。固定給はありませんが派遣などマッチングサービスと異なり、マージンがかからないため、そのまま収入につなげることができます。
完全歩合制の働き方になりますが、仕事の量が多ければ高収入も目指すことができます。初めから個人事業主として働くことは難しいため、正社員やアルバイトなどとして働き、経営者など人脈を広げていってから始めるのがおすすめです。
パーソナルトレーニングジムを開業する
パーソナルトレーニングジムを開業して経営者になる方法もあります。経営スキルが必要となりますが、正社員や個人事業主として働くよりも高収入を得ることができます。総合的な能力や人間性も求められるため、筋トレ好きだけでは開業することができません。
どのようなエリアで開業し、どのようなお客をターゲットにするのか資格を取得する以外にも様々な勉強が必要です。開業資金調達なども必要のため、開業を目指す方は準備を徐々に進めていかなければいけません。
パーソナルトレーナーは年齢や性別が関係ない
パーソナルトレーナーになるためには、年齢や性別は関係ありません。女性も多く活躍している業界であり、副業として始めている主婦も増えてきています。健康を気にしている女性は多く、女性のパーソナルトレーナーに指導してもらいたいニーズが増えてきています。
女性限定のパーソナルトレーニングジムも増えてきており、同じ女性だからこそ体の悩みについて相談しやすいです。パーソナルトレーナーという職業について気になっている女性は、今からでも活躍することができます。
さらに、年齢もパーソナルトレーナーには関係ありません。特に年齢制限はなく、健康維持を考えている高齢者も多いのが現状です。需要も多いため、パーソナルトレーニングに通う方もトレーナーも年齢関係なく健康のために取り組むことができます。
まとめ
パーソナルトレーナーになるためには、資格を取得しておくと就職や転職に有利だということがわかりました。資格は様々ありますが、一般的な資格を取得しておくのがおすすめです。専門的な知識で根拠に基づいた指導ができるように努力してみましょう。
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