薬剤師の平均年収はどれくらい?地域や年代別に調査!他の職種とも比較してみた
2021/08/24 更新
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薬剤師の平均年収は高い?低い?
世間一般のイメージでは高収入だとされがちな薬剤師ですが、実際の平均年収がどのくらいなのか気になりますよね。実は薬剤師の年収は地域差・年代・働き方によって差があるようです。
そこで今回は薬剤師の平均年収について詳しく調査をしてみました。現在薬剤師として働いている方、薬剤師を目指している方はぜひ参考にしてみてください。さらに今の年収をアップさせたい場合の対処方法についても紹介しています。
薬剤師の平均年収ってどのくらい?
薬剤師全体の平均年収は約562万円です。上記でも紹介した通り年収には幅があるため、条件によって年収がどのくらい変わるのか見ていきましょう。
平均年収が異なってくる要因
薬剤師の平均年収が変化する要因は地域・年代・性別・雇用形態です。それぞれの条件でどのくらい年収に変化するのか確認してみてくださいね。
地域別の平均年収
都道府県別の薬剤師の平均年収のトップ3は以下の通りです。
- 静岡県:約699万円
- 長野県:約690万円
- 高知県:約643万円
首都圏などの大都市の方が年収が高いと思いきや、意外と地方がトップ3を独占しています。ちなみに東京都の平均年収は約554万円と、トップの静岡県と比べると145万円の差があります。
他の職種では東京や大阪など大都市の方が年収が高くなる傾向ですが、薬剤師は当てはまりません。薬剤師が足りていない地域では年収が高い求人があります。
年代別の平均年収
- 20代:465万円
- 30代:560万円
- 40代:624万円
- 50代:671万円
- 60代:568万円
- 70代以上:504万円
6年制大学を卒業してから就職するため、薬剤師かつ学歴加算され新卒から年収は高めです。50代が年収のピークとなり、50代以上の求人は正社員が少なくなりパート勤務が増えるためそれ以降は年収が下がります。
しかし、70代以上でも500万円を超える年収があるのが特徴です。薬剤師という資格があれば、一般的な定年を超えても働き続けられることができます。
男女別の平均年収
- 男性:601万円
- 女性:536万円
男女で65万円の差があります。どの職種でも男性の方が年収が高い傾向がありますが、他の職種より薬剤師は男女での年収差が小さい傾向です。
雇用形態別の平均年収
- 正社員:約544万円
- 短時間労働者(パート・アルバイト):約282万円
労働時間が異なるため単純な比較はできませんが、賞与の有無などで正社員との年収に差があります。ただし、短時間労働者の場合は時間の融通が利くため、育児や介護などワークライフバランスを取りやすいというメリットがあります。
職場別の平均年収
薬剤師の就職先として大きく分けて4つあります。
- 製薬会社:最も平均年収が高く、年収1,000万円を超えることも
- ドラッグストア:店舗拡大による人員補充のため、高めの年収の求人が多い
- 病院:他の職種より年収は低めですが、先進医療に携われたり患者との距離が近くやりがいを感じられる職場
- 調剤薬局:新卒から高めの年収ですが、年収の上がり幅が少ないです
薬剤師としてどの職場で働くのかということは、働き方や年収を大きく左右します。
他の職種との比較
次に薬剤師と他の職種で年収を比較します。日本の平均年収や他の医療関係の職種とはどのくらいの差があるのか紹介します。
日本の平均年収と比較すると
日本全体の平均年収は約450万円です。薬剤師の平均年収が562万円なので、薬剤師の方が約110万円高いです。6年制大学を出る必要があり、国家資格が必須となる薬剤師はその分給料が高くなる傾向です。
さらに有効求人倍率も2.01倍と全体平均よりもかなり高い数値です。薬剤師は全国的に不足しているため、薬剤師の資格を持っていれば就職するのは難しくないでしょう。
薬剤師の平均年収は他の医療従事者と比較すると高い?
薬剤師以外の医療関係の職種の平均年収は以下の通りです。
- 医師:1,169万円
- 看護師:492万円
- 放射線技師:549万円
- 理学療法士:410万円
ダントツで医師の平均年収が高いですが、2番目に高いのが薬剤師の562万円となります。看護師・理学療法士は日本全体の平均年収よりも低いのは意外ですね。
薬剤師の平均年収の推移
薬剤師の平均年収が今までどのように推移してきたのか紹介します。
直近10年間で平均年収はどのように推移している?
過去10年間の薬剤師の平均収入の推移は以下の通りです。
平均年収 | 平均年収 | ||
2010年 | 518万円 | 2015年 | 533万円 |
2011年 | 500万円 | 2016年 | 514万円 |
2012年 | 528万円 | 2017年 | 543万円 |
2013年 | 532万円 | 2018年 | 543万円 |
2014円 | 531万円 | 2019年 | 561万円 |
10年間で約50万円増加していて、少しずつ上昇している傾向です。今後も薬剤師の需要がなくなることはないため、平均年収が下がることはまずないと考えて良いでしょう。
また、人口が今後減っていく傾向のため、特に地方での薬剤師不足がさらに加速すると予想されます。このことから、薬剤師が不足している地域の年収はより高くなります。
薬剤師として年収アップを目指すなら?
薬剤師として現在働いている方で、平均年収よりも低かった場合やもっと給料を上げたい方はどのようにしたら平均年収を上げることができるのか紹介します。
給与を上げるポイントとは
薬剤師として働き続ける中で、給与を上げるポイントは主に4つです。自分でできそうなポイントを参考にしてみてくださいね。
働き方を変える
給与を上げる方法として1番有効な方法は転職です。薬剤師の給与は製薬会社が一番高いと言われています。狭き門ですが、中途採用での転職もゼロではありません。ドラッグストアは業績に給与が左右されやすく、調剤薬局の方が安定した給与である傾向です。
また上記でも紹介した通り、地域による平均年収の差が大きいため、平均年収が高い地域の職場に転職することも1つの手です。特にUターンやIターン転職などが推奨され、住宅費用などの補助が出る場合もあります。
給与アップを交渉する
今働いている職場に不満がなく、働き続けたいのであれば給与アップを交渉してみましょう。ただし、やみくもに給与を上げてほしいと伝えるだけではうまくいかないため、事前準備を念入りに行う必要があります。
まずは会社にとって有益な人材であるということをアピールできるような実績を作ります。さらに似たようなキャリアプランの平均年収の相場に比べて、どのくらい低いのかを調査してみましょう。
企業ごとに給与体系が決まっていることが多く、なかなか給与アップ交渉はうまくいかないこともあります。また、言い出すタイミングを間違えると職場での居づらさを感じてしまうこともあるので、よく準備をしてから交渉するようにしましょう。
資格を取得する
薬剤師の中でも「管理薬剤師」という役職に就くと、その分給与がアップします。管理薬剤師は医薬品と従業員の管理をする立場のことで、必要な試験や条件は特にありません。ただし、転職して管理薬剤師となる場合は、実務3年以上が求められることが多いです。
現在働いているドラッグストアや調剤薬局で任命されると管理薬剤師になることができます。薬剤師としての調剤業務だけでなく、管理職として「医薬品医療機器等法」や「薬剤師法」などの法律に関する知識を持っておく必要があります。
雇用形態を見直す
薬剤師としてアルバイトやパートとして働いている場合、上記でも紹介した通り正社員と平均年収で大きく差が出てしまいます。可能であれば、現在働いている職場で正社員雇用してもらえないか交渉してみましょう。
正社員として働いていると、給与面だけでなく福利厚生の面でも優遇されます。産休・育休や介護休暇を取得しやすくなります。
薬剤師が給料を上げるためのポイントは?
薬剤師が給与を上げるためのポイントは次の通りです。
- パートやアルバイトであれば正社員を目指す
- 実績を作ったり、管理薬剤師となったりして今の職場の給与を上げる
- より高い給与の職場に転職する
今の職場で給与が上がる見込みがなければ、転職をする必要があることが分かります。そこで、薬剤師として転職する際のおすすめのサイトやエージェントについて以下の記事でまとめています。転職を検討している方は参考にしてくださいね。
薬剤師の転職サイト利用までの流れ
転職サイトを利用するために必要なことを段階的に説明していきます。初めての転職活動は緊張しますが、とても簡単に始めることができますのでぜひ1歩踏み出してみましょう。
転職サイトに登録する
まずは転職サイトに登録をしてみましょう。名前や電話番号などまずは簡単な個人情報を登録するだけで完了することができます。もちろん、登録するのにはお金はかかりません。スマートフォンでもPCでも、1~2分あれば登録完了です。
また、1つの転職サイトだけでなく、複数の転職サイトに登録することをおすすめします。サイトによって使いやすさや求人内容が変わるため、比較するためにもぜひ登録してみてくださいね。
転職エージェントから電話を受ける
転職サイトに登録すると、早くて当日遅くても翌日には転職サイトのエージェントから電話がかかってきます。そこで、具体的に転職に関するヒアリングを行う日程を決めます。
転職エージェントと面談
電話やメールで決めた日程で、転職エージェントと面談を行います。直接対面する場合は転職サイトの事務所もしくはカフェなどを指定されます。また、オンラインでの面談も可能なサイトもあります。
初回面談では登録した転職の希望条件のすり合わせや現在の就職状況の確認などを行うだけですので、緊張せずにリラックスして臨みましょう。服装も特にスーツである必要はありません。
もちろん自分の状況をヒアリングされるだけでなく、最新の転職事情など分からないことがあれば転職エージェントに聞くこともできます。この面談で転職エージェントと相性が合うかどうか確認しておくと、転職活動もスムーズに行いやすくなります。
求人を見て応募企業を選ぶ
初回面談を行った後は、転職エージェントから希望条件に合った転職先の求人が提示されます。サイトに登録するだけでは見れずエージェントから紹介してもらう必要がある非公開求人もあります。
もちろん、求人を見るだけで応募を絶対にしなければならないというわけではありません。現在の職場と転職先の就職条件を比較して、転職するかどうか判断すれば大丈夫です。気になる企業があれば、エージェントにメールや電話で連絡してください。
転職サイトを利用する時のポイントをチェック!
転職サイトを利用する時に気を付けるポイントを3つ紹介します。特に初めての転職活動の場合は不安に感じることが多いと思いますので、始める前に読んでおいてくださいね。
希望をきちんと伝える
まずは転職エージェントに自分の希望をきちんと伝えましょう。希望条件や転職したい時期などが上手く伝わっていないと、転職エージェントから見当違いな求人が紹介されることも。
また、転職エージェントは転職をしてもらうことで報酬を得るビジネスですので、無理に転職をさせることはありませんが、迷っていれば転職を勧めます。転職するかどうか、応募するかどうかの最終判断は自分の意志で決めてくださいね。
面接の日程は余裕をもって組む
転職活動を働き続けながら行う場合は、仕事と面接の日程調整が必要になる場合が多いです。面接に慌てて向かうことを防ぐためにも面接の日程は余裕をもって組むようにしましょう。
転職エージェントが応募企業との間に入って連絡を取ってもらえると、連絡する負担が減るので便利ですよ。万が一面談の日程に仕事が入ってしまった場合は、早めに連絡して日程を変更してもらいましょう。
職場の雰囲気を聞く
求人情報には載っていない職場の雰囲気も転職するうえで重要なポイントです。面接時の逆質問をしてみたり、可能であれば職場見学をさせてもらったりすると雰囲気をつかみやすいです。
また、転職エージェントを通して採用担当者から配属される部署の雰囲気を聞く方法もあります。転職エージェントを通せば少し聞きにくい残業の有無についても聞くことができるかもしれません。上手に転職エージェントを利用してみましょう。
まとめ
薬剤師は一般的な職種と比べ平均年収が高い職業ですが、働き方や働く場所によって差があることが分かりました。今の職場でも実績を作ったりや役職に就いたりすることによって給与が上がる可能性もありますが、給与が高い職場に転職するのも1つの手段です。
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