薬剤師でも年収1000万は可能なのか?年収アップの方法は?
2021/08/19 更新

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目次
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薬剤師が年収1,000万円を稼ぐことは可能なのか?
世間一般のイメージでは、国家資格をもつ「薬剤師」は高収入な職業だと見られています。事実そう思っている方も少なくないですよね。しかし、実際薬剤師の平均年収を見てみると他の職種よりは高い傾向ではあるものの、年収1,000万円を超える薬剤師は多くありません。
だからと言って決して無理ということではなく、その人のスキルや工夫次第では1,000万円を超える高収入を狙うことも充分可能です。そこで今回は薬剤師が年収1000万円を稼ぐための方法について調査しました。薬剤師としてキャリアアップしたい方もぜひ参考にしてください。
薬剤師全体の平均年収はどのくらい?
それでは、早速ですが薬剤師全体の平均年収について詳しく触れていきます。薬剤師の平均年収は、職場や場所によっても大きく異なるのが特徴的です。年代や地域別などにわけてみていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
平均年収は年代や地域によって異なる
薬剤師は、同じ資格をもっていても勤務場所や年代によって大きく年収が異なるのが特徴です。<都道府県別 薬剤師年収ランキング(2019年度版)>※のデータを参考に、都道府県別の平均年収と年代別の平均年収をまとめたのでご確認ください。
都道府県別薬剤師の平均年収
順位 | 都道府県名 | 平均年収(万円) |
1位 | 静岡県 | 698.7 |
2位 | 長野県 | 689.5 |
3位 | 高知県 | 642.7 |
20位 | 東京都 | 553.6 |
47位 | 長崎県 | 428.2 |
年代別薬剤師の平均年収
年齢(歳) | 平均年収(万円) |
25~29歳 | 480 |
30~34歳 | 544 |
40~44歳 | 615 |
50~54歳 | 695 |
60~64歳 | 566 |
※薬剤師キャリ.「都道府県別薬剤師の平均年収について」
https://pcareer.m3.com/column/58,(参照:2021/08/19)
年収が高い傾向にある薬剤師とは
上記都道府県別の表をみてみると、1位の静岡県と最下位の長崎県は平均年収に200万円以上の差がでていることがわかります。また、薬剤師は「都市部より地方の方が年収が高い」傾向にあるのが特徴です。東京や大阪などの都市部の方が給料は高くなるのが一般的ですが、薬剤師の場合はその逆になっています。都市部以外の地方での薬剤師不足が主な原因です。
年収が高い薬剤師の職場は?
また、年収は都道府県や年代だけでなく職場によっても異なってきます。薬剤師の職場は病院やドラッグストアなどさまざまです。その中でも年収が高い薬剤師の職場として、ドラッグストア・調剤薬局・製薬会社などがあげられます。病院の一般職が約380万であることを目安に、以下職場別の平均年収を参考にしてください。
職場 | 平均年収(万円) |
製薬会社(MR・研究開発) | 500~1,000 |
ドラッグストア(一般職) | 500~600 |
調剤薬局(一般職) | 450〜550 |
年収アップのための方法
働き方を変える
まずは現在の働き方を変えて、年収アップを目指す方法が大きく4つあります。以下リンク先から記事を直接チェックすることも可能なので、ぜひご覧ください。
給与アップを交渉する
まず1つ目が、給与アップを交渉する方法です。職場によっては給与の昇給制度や評価制度が明確に定められていないケースがあります。そのため、給与が長期間全く変わっていないという方も少なくないですよね。
そういった方には、会社に給与アップに相応しい功績をアピールしたり、今後の展望や目標を基に給与アップの交渉をすることをおすすめします。断られる可能性が高いですが、実際に功績がある場合には検討の余地はあるはずです。
残業をする
2つ目は、単純ですが残業をする方法があります。固定給だけでは収入が不十分である場合には、残業時間を増やして残業代をつけることが可能です。もちろん大前提として無駄な残業は認められません。
しかし、サービス残業で残業代をもらえていないという人などは、遠慮せずに時間に相当する残業代を請求しましょう。ただし、原則として残業時間は労働基準法によって上限が決められているのでその点には注意しましょう。
副業をする
3つ目は、副業をして収入アップする方法です。職場によっては副業を認めていないケースもありますが、最近は規制緩和により多くの職場で兼業が認められています。休みの日に働いていたり、単発派遣で空いている日に1日だけ働くことも可能です。
しかしながら、仕事時間が増えることで身体的にも大きく負担がかかるのがデメリットとしてあげられます。収入がアップしても体調を崩してしまっては本末転倒なので、その点には注意が必要です。
休日出勤をする
4つ目は、休日出勤をして収入アップする方法です。病院・ドラッグストア・会社によっては、休日出勤が必要な職場も多くあります。もし、休日に出勤した場合には別途休日手当が付くのが一般的です。年収アップを目指したいのであれば、みんなが嫌がる休日の出勤を希望して休日手当を基本給に加算するのがおすすめ。
転職をする
現状の職場に思い入れが特にないのであれば、転職をして収入アップする方法もあります。年収アップのための転職ケースを4つあげるので、ぜひ目を通してください。以下リンク先より直接とぶことも可能です。
CRO業界でCRA職に就く
CRO業界でCRA職に就くことで、年収アップを図ることも可能です。医薬品の開発治験がルールに則って行われているかをモニタリングする人を「臨床開発モニター(CRA)」といいます。CRA職は、以下2つのどちらかに所属しており経験年数によって年収に差が出るのが特徴です。
- 製薬企業の開発部門
- CRO(Contract Research Organization)という外部の受託機関
経験を積み外資系のCROに転職すれば年収1,000万円以上を稼ぐ人も多くいるので、非常におすすめ。
製薬会社のMR職に就く
製薬会社のMR職も高収入を狙いやすいといわれており、30代ほどで年収1,000万円を超える人も多いです。その理由としては、手当の充実さがあげられます。営業手当、外勤手当、出張手当、残業手当などさまざまな手当があるのが特徴です。そのうえ営業成績によってボーナスがつくことも多いので、頑張れば頑張るほど年収アップすることが可能といわれています。
地方や離島への転勤
医療機関で働く薬剤師でも高収入を狙えるのが地方や離島への転勤です。前述のとおり、薬剤師の年収は都市部より地方の方が年収が高い傾向にあります。地方の方が、過疎化しており人材が確保しにくいのが大きな理由です。
特に寒冷地・農村部・離島・へき地のような場所では、慢性的な人手不足で困っており薬剤師は非常に希少な存在。破格の年収で募集しているところもあるのでぜひチェックしてください。また、離島やへき地の場合には薬剤師が一人という可能性もあり、年収交渉がしやすい傾向にもあります。
独立開業する
独立開業するというのも年収アップのひとつの手段です。店長や薬局長などの実務経験を経て、経営についての経験も伴っているのであれば薬局開業するのもおすすめ。自身が経営者になるので、薬局の収益がそのまま自身の年収になるので多くの顧客が収入アップが望めます。
しかし、経営者なので当然薬剤師業務だけでなく、薬剤師の雇用管理・収支管理など業務範囲が多岐にわたるので多忙になるケースが多いです。その点も考慮した上で検討してください。
年収1,000万円のために求められる能力とは?
それでは、年収年収1,000万円のために求められる能力とはいったいどういったものなのでしょうか。以下では「スキルアップのために必要な能力」と「スキルアップのために必要な資格」について詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。
スキルアップのために必要な能力
スキルアップのために必要な能力はたくさんありますが、簡単に重要なものをまとめたのでぜひ参考にしてください。
必要な能力 | 詳細 |
コミュニケーション能力 |
|
最新医療知識 |
|
薬剤師の実務能力 |
|
経営能力 |
|
スキルアップのために必要な資格
薬剤師として知識のスキルアップのために必要な資格をとりたいと思っている方も少なくないですよね。薬剤師の専門性を高める資格やそれ以外の資格もたくさんあるのでぜひ参考にしてくださいね。
- 認定薬剤師
- がん専門薬剤師
- 妊婦・授乳婦専門薬剤師
- 感染制御専門薬剤師
- 日本糖尿病療養指導士
- 薬膳
- 野菜ソムリエ
- 中小企業診断士 など
年収1,000万円を目指す薬剤師が注意するべきポイント
それでは、年収1,000万円を目指している薬剤師が注意しておくべきポイントについて触れていきます。以下リンク先から直接記事にとぶことも可能です。
年収の高い職場は多忙である可能性がある
注意するべきポイントの1つ目としては、労働環境・労働時間です。年収が高い職場では、業務が多岐にわたり非常に多忙である可能性があります。年収がいくら高くても多忙すぎて、心身の体調を崩してしまっては本末転倒ですよね。年収が高い場合には、なぜ高給なのかの理由をきちんと理解しておくことが重要です。
職場で高いスキルが求められる
注意するべきポイントの2つ目は、高いスキルがあるかどうかです。年収が高い職場では、薬剤師の資格をもっているだけでなく一定以上のスキルが求められます。スキルをもっていないと、職場に在籍するのが難しいことが多く注意が必要です。年収が高い職場を検討する際には、あらかじめ必要スキルをチェックしておきましょう。
薬剤師は売り手市場から買い手市場に
薬学師ですが、薬学部が4年制から6年制に移行した直後では薬剤師の争奪戦が激化しました。破格の条件で薬剤師の囲い込みを図る企業があるなど売り手市場に。しかしながら、その後届出薬剤師数は膨大に増加し、都市部では厳選して採用選考をおこなうようになり選考ハードルが上昇しました。人気の求人先は募集を出すと応募が殺到し、すでに「買い手市場」に転換している状況なので応募の際には注意が必要です。
副業が可能であるか
薬剤師の副業は、原則法律では禁止されていません。勤務先によって方針が異なるので、副業がOKかどうか就業規則を確認してください。休みの日に別の職場で働いたり、単発派遣で空いている日に1日だけ副業として働くことも可能です。また、薬剤師とは関係ないライターやハンドメイド販売などの在宅ワークもおすすめ。
副業で収入を得ると確定申告が必要となるので、給与から住民税が天引きされている方は要注意です。住民税の増額によって、副業していることが勤務先にバレてしまうというケースも少なくないのであらかじめ勤務先には伝えておくことをおすすめします。
20代で年収1,000万円を達成することは困難
ここまで年収をあげる方法について詳しく説明しましたが、実際問題20代のうちに薬剤師で年収1,000万円に到達することはとても難しいといわれています。もちろん年収1,000万円を目指すことは個人の自由ですが、困難であることはあらかじめ頭にいれておくようにしてください。
転職を視野に入れるなら
現在の職場のまま給与アップを狙っていくよりも、転職する方が一回で大幅な年収アップが見込める可能性が大きいです。具体的に、どのように転職活動をすれば年収が上がるのか方法をご紹介します。
転職サイトを有効活用するのがおすすめ
年収1,000万円を超えるレアな求人を探している場合だけでなく、高年収・好待遇の求人を探すのは一人では限界があります。また、好条件の一部求人情報は一般公開しておらず、非公開求人として特定の転職エージェントだけで入手できるケースも。転職活動に不安を抱えている方はぜひ以下のような方法をためしてみてはいかがでしょうか。
- いくつかの転職サイトに登録する
- エージェントに職場を紹介してもらう
- 高収入の職場で働いている方に空きがでたら紹介してもらう など
薬剤師として確実に年収アップしたいなら
薬剤師として確実に年収アップをしたいのであれば、年収が今より高い職場に転職することをおすすめします。職場によって条件や必要資格などはさまざまなので、先述したとおり転職サイトやエージェントを活用して自分に最適な職場をみつけましょう。
まとめ
ここまで、薬剤師の年収について詳しく説明しました。年収を大幅にアップするためには好条件の職場へ転職するのが非常におすすめです。転職せずに給料を上げる方法もありますので、無理せず自分にとって最適な方法をみつけましょう。
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