保育士のいじめ・嫌がらせの対処法を紹介!
2021/08/17 更新

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目次
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保育士はいじめや嫌がらせがあるって本当?
子供が大好きな人にとって、保育士はかわいい子供たちに囲まれた職場で理想的でしょう。しかし、労働環境や待機児童の問題などがあり、深刻化に歯止めが効かない保育士不足がささやかれています。
労働環境の問題の中には保育士同士のいじめもあり、それを理由として離職する人もいるでしょう。実際には保育士同士だけでなく、意外にも園長・上司・先輩などからのいじめ(セクハラ)があったり、保護者からのいじめも十分に考えられます。
そこで今回は、保育士のいじめの原因や対処法についてご紹介します。保育士不足の原因の一つとも考えられている「保育士のいじめ」でお悩みの方は、ぜひ、一度参考にしてみてください。
保育士のいじめや嫌がらせのきっかけ
保育士のいじめやきっかけは、おもに人間関係において起こりうることがあり、解決するにはどんな理由でいじめられていたのか、再確認することです。おもな原因として考えられる仕事・態度・休みなどにスポットを当ててみましょう。
仕事でミスをした時
保育士同士のいじめでもっとも多いのが、仕事によるミスです。保育士の現場では、子供の命を預かっているため、ちょっとしたミスが大きな事故につながる可能性があり、自信を失ってしまう人もいます。
現場内ではピリピリとしたムードになり「ミスした人を許さない」といった雰囲気が出来あがってしまうでしょう。とくに新人保育士はつねに目をつけられる立場であり、ちょっとしたミスによって孤立してしまうかもしれません。
態度が悪い
保育士現場に限らず、仕事への意欲が見えず、つねに不愛想な態度をとっていると、上司だけでなく同期からも相手にされなくなります。とくに保育士現場では、チームワークが大事であり、態度が悪いことで孤立しかねません。
仕事を任されたときに「はい、わかりました」と返事をしただけでは、やる気がないと思われてしまうケースもあります。仕事に対して前向きで、先輩・主任・園長など上司への対応はブスッとした態度ではなく、職場に適した対応をとりましょう。
忙しい時期に休んでしまった
ただでさえ保育士不足といわれている中で、忙しい時期に私用で休んでしまうと、先輩や同期からあまりよく思われないかもしれません。風邪などの病気でやむを得なかったとしても、職場の雰囲気がガラッと変わってしまうこともあるでしょう。
保育園では、お誕生会・クリスマス会・夏祭り・お遊戯会などいろんなイベントをおこなうため、そういった時期に休むと出勤している保育士はその分、労働時間が長引きます。体調不良でも、行事を休んだことを快く思わない保育士がいるのも事実です。
新人保育士である
新人保育士の場合、すべての仕事がはじめてのことであり、先輩のいうことに従います。「毎年新人がやっている」といわれれば、それに従ってあれもこれも頼まれてしまうかもしれません。
もちろん、新人であるがゆえに、ベテラン先輩保育士さんには逆らえないでしょう。といっても何から何まで引き受けていたのでは体が持たないため、必要に応じて断るといった手段も身につけることが大事です。
男性保育士である
男性保育士の場合、女性保育士との考え方が異なったり、保護者の厳しいチェックがかかることもあるでしょう。力仕事もでき、女性保育士とは違った遊びもできることから重宝される部分もありますが、逆に嫉妬されてしまうこともあります。
とくに男性の新人保育士は試されており、こんなことをしたらどんな反応をするのかよくチェックされていることに気づくでしょう。また、女児の保護者が「オムツ替え」を嫌がるケースもあります。
いじめのターゲットになりやすい人の特徴は?
保育士いじめは、誰もがなりうるわけではなく、ターゲットになりやすい人がいます。そこで、保育士いじめのターゲットになりやすい人の特徴について解説し、さらに解決策も紹介しましょう。
おとなしい人
自分に自信がなくておどおどしてしまう、おとなしいタイプの人は、いじめの標的になります。NOといえずになんでも仕事を引き受けてしまうこともあり、結局自分一人ではこなせずに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
とくに先輩や主任など上司から仕事を押しつけられるケースがあり、断れば現場で嫌な雰囲気になるかもしれません。おとなしい人は、嫌な仕事ははっきりと断ることが大事であり、断れなくても態度で示すようにしましょう。
八方美人な人
誰に対してもいい顔をする八方美人な性格の人は、どの現場においてもいるものです。イエスマンとも呼ばれており、相手の思う通りに行動をしていれば、波風は確かに立ちづらいでしょう。
しかし、あちこちで誰かれ構わずにイエスマンになってしまうと、どこかで矛盾が生じてしまいます。よりよい関係が築きづらく、いつしか孤立してしまうことにもなりかねないため、もう一度、自分の態度を改め・見つめ直してみましょう。
挨拶をしない人
保育現場だけでなく、どの職場においても挨拶はコミュニケーションを図るうえでとても大事なことです。たとえ嫌がらせを受けている場合であっても、保育士の職場は自分だけでなく嫌がらせをしている人にとっても居心地の悪い空間になるかもしれません。
勤務中にずっと無言でいるわけにもいかず、余計お互いの関係が悪くなる可能性もあります。そこで、自分からハキハキと朝の挨拶をしてみることが大事であり、気まずい雰囲気を断ち切り、相手から少しはよい印象を持ってもらえるかもしれません。
自分の意見を持たない人
先輩や上司の意見に同調するのは波風を立てずに済む方法かもしれませんが、あまりに自分の意見を持たないのも反感を買います。とくに長く働いている人にとっては、新人に新しいアイデアなどを提供してくれることを期待するはずです。
発表会や運動会などのイベントでのアイデアを求めていても「ちょっと分かりません」では、先輩もがっかりしてしまいます。そこで意見を求められたときに、自分の気持ちや提案をはっきりといえるようにしましょう。
強調性がなく自己中心的な人
保育士の仕事はチームプレイが大事であり、協調性のない人は目立ってしまうことで孤立してしまうかもしれません。一人で黙々とやる仕事ではないため、頑固・融通が利かない人は人間関係でつまづいてしまいます。
影でコソコソいわれて落ちこむのであれば、思い切って「空気が読めない人間で悩んでいるため、アドバイスください」と聞いてみましょう。打ち明けることで周囲が理解してくれるかもしれません。
上司ばかりに媚を売る人
自分の評価が気になって、先輩や上司がいるときだけ仕事を頑張る人もいます。うえの人に気にいられようとこだわってしまうと「この人媚び売っている」と思われてしまい、あまりいい印象を与えません。
つねに頑張ろうという姿勢であればよいですが、評価をあげるために上司の前だけいい顔をするというのは周囲からしたらいい気持ちがしないでしょう。誰に対しても平等の行動・言動を取るようにしてください。
仕事ができない・使えない人
仕事を教えてもすぐに覚えられない人や忘れてしまう人は「仕事ができないやつ」「使えないやつ」と印象づけてしまいます。また、どんなに仕事ができても、報連相がしっかりできていない人も同様でしょう。
とくに保育士の仕事はチームプレイであることから、報連相ができないと仕事に支障が出てしまいます。人に対してではなく職場の全員に対して当てにされなくなるため、どんなにささいなことでも報連相(報告・連絡・相談)をしっかりと伝えましょう。
いじめ・嫌がらせを受けたら?対処法をチェック
人間関係が崩れていじめを受けていると、毎日の仕事への意欲も失せてしまうでしょう。いじめ・嫌がらせを受けたら、そのまま放置するのではなく、適した対処法をおこなうことが大事であり、いくつかチェックしておいてください。
証拠を残す
いじめから抜け出す方法や対策の基本は、証拠を取ることです。「こういうことをいわれました・いじめを受けました」といっても、言葉だけの証拠ではいじめの当事者や上司などに立ち向かうことはできません。
相手が悪いと状況が分かるような証拠が大事であり、ICレコーダー・日記などは有効的でしょう。また、違法な労働時間をしいられている場合でも保育園側がうそをついていることもあり、タイムカードのコピーをしておきます。
そして、保育園側から自費で仕事で使うものを買うようにしいられた場合も、購入したレシートを保管しておきましょう。
いじめの記録をする
毎日の行動の中で嫌だと思うことを、手帳やスマホなどにメモしていきます。書く内容は、日にち・場所・保育士の名前・いじめを受けた内容の4つを記入し、積み重ねてデータにすることで重要な証拠になるでしょう。
また、メモだけでなく、職員会議のときに暴言を吐かれたり、保育士全員がいる前で叱責するようなときはICレコーダーに録音しておくと便利です。メモに取るよりも確かな証拠となり、最適な対処法といえるでしょう。
同僚や上司に相談する
確かな証拠を取ったうえで、頼れる上司に相談をしてみましょう。いじめの状況証拠を揃えて、誰にも聞かれないようにできるだけ個室を取ることでじっくりと今後について対策が練れます。
外部機関に連絡を
職場で相談できる上司がいなければ、外部機関に相談してみましょう。国や自治体の相談窓口に電話したり相談がおすすめで、いじめられている悲しい現実を誰かに話すことで気持ちがラクになれます。
専門分野の立場から適切なアドバイスをもらえるのがメリットであり、総合労働相談コーナー・みんなの人権110番・法テラス・こころの耳の4つの外部機関に相談をしてみましょう。総合労働相談コーナーはパワハラ・いじめ・解雇・賃金などで電話相談が可能です。
みんなの人権110番ではパワハラやいじめの電話相談、法テラスでは関係機関の相談窓口を無料案内、こころの耳では相談に関する相談窓口や医療機関を紹介しています。
人間関係が崩れたら転職する
一度いじめのターゲットになってしまうと、なかなか温和な職場環境にすることは難しいでしょう。とくに争いが嫌いで自分にも責任があると思ってしまうような人は、同じ職場にとどまるよりも転職をおすすめします。
保育士として働ける職場はあるため、自分にあった現場で自分の才能を伸ばせるように、思い切って転職を考えてみましょう。人生は長く、すぐに転職をするのではなくて、まずは休んでから退職届けを出しても問題はありません。
以下の記事では「保育士ワーカーの評判や口コミを調査!」を紹介しています。保育士ワーカーの登録から就職までの流れや気になるQ&Aもアップしており、こちらも参考にしてみてください。
保育士のいじめ・実例
保育士のいじめは、おもに上司・先輩・保護者から受けることがよくあります。そこで、上司によるパワハラ・先輩の仲間はずれ・保護者からのいじめの実例をもとに、挙げてみましょう。
上司からのパワハラ
園長など上司は自分にとって立場がうえの存在であり、高圧的な態度をとられることもあります。とくにワンマンの園長であれば、目をつけられてしまうとムリな仕事を押しつけられてしまうかもしれません。
保護者と一体になって、保護者に「できの悪い保育士である」とあることないことうわさを流されることもあります。園長を敵にまわしてしまうと、職場環境はかなり悪くなってしまうため、転職がおすすめです。
先輩からの仲間はずれ
後輩や園児からも人気がある主任の中には、裏では自分が一番でないと気が済まない性格の持ち主の人もいるでしょう。ピアノが少しうまい保育士がいて子供たちから慕われていると、露骨に嫌がらせをします。
歌やお遊戯のときに「へたくそ」といったり、少しの失敗でも、園児や保護者の前で叱責するようなこともあるでしょう。同僚や後輩から好かれる人に嫉妬をして、仲間はずれにするような人もいます。
仕事に支障が出ることで余計にいじめの対象になりやすいため、早めに園長など上司に相談をしてみましょう。
保護者からのいじめ
閉園すぎてからのお迎えが多いため、できるだけ時間内に来てほしいと伝えるように主任にいわれ、その通りに伝えるとあからさまに保護者が不機嫌になって、次の日からムシをするといった事例です。
ムシだけでなく、ほかの保護者に「派手な格好で男性と歩いていた」「叩かれた子がいる」と事実ではないことをうわさされます。主任に相談をしましたが、園では対応できないといわれて悩んでいる新人保育士は意外といるようです。
保育士のいじめや嫌がらせはすぐ相談を
保育士の現場はチームワークが大事であり、いじめによって人間関係が崩れると仕事にも支障が出てしまいます。そのため、悩みを抱えこまずに周囲に相談する・転職して職場を変えるなどの行動がおすすめです。
周囲に相談できる相手がいなければ外部機関に相談することもできるため、一人で悩むことはありません。すぐに対処することで、保育士の現場環境がよくなることもあり、恥ずかしいと思わずに悩みを打ち明けてみましょう。
まとめ
今回は、保育士のいじめや嫌がらせのきっかけやターゲットになりやすい人の特徴、さらに対処法や実例について紹介しましたがいかがでしょうか。保育士の現場はチームワークが大事であり、保育士として快適に仕事ができるように参考にしてみてください。
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