明太子と言ってもさまざまな種類があり、どれを選べばいいかわからない方は多いはずです。ここでは明太子の選び方のポイントをご紹介します。

【目次】

• タイプで選ぶ
• 辛さで選ぶ
• 品質で選ぶ
• メーカーで選ぶ
• 口当たりで選ぶなら「漬け込み時間」がポイント
• 安全性が気になるなら「着色料・添加物不使用」を選ぼう
• さっぱりした「柚子・昆布」風味の明太子も要チェック

明太子には主に3種類のタイプが存在します。それぞれで用途や使い勝手が異なるので、自分に合ったタイプの明太子を選ぶようにしましょう。

【目次】

• お歳暮などプレゼントには「一本物」がおすすめ
• リーズナブルに楽しむなら「切れ子」がおすすめ
• パスタや卵焼きなど料理をするなら「バラ子」がおすすめ

一本物の明太子は、たらこそのままの形を保った商品で、高級品と言われています。まんべんなく均一にたらこが漬けられているため、味わい深く見た目もいいので家庭用からギフト用まで使用できるタイプです。

一本物の明太子をまるごと食べると贅沢感を味わえて、皮を噛み切る食感を楽しめます。一本物の中身が飛び出ていない明太子などは価格が高い物が多いですが、長期間保存できて便利です。

家庭用にリーズナブルな価格で明太子を食べたいなら切れ子がおすすすめです。切れ子とは、加工工程で皮が切れてしまったものを言います。わざわざ切る必要がないので手軽で便利です。料理にも気軽に使えます。

一本物の明太子と比べて価格が安く、味はあまり変わらないので一人暮らしの方や忙しい方におすすめです。しかし、一本物の明太子と比べて保存できる期間が短いので早めに食べ切る必要があります。

加工工程の中で粒がはみ出てしまった明太子はバラ子として販売されています。3種類のタイプの中で、一番リーズナブルに手に入れられるのが特徴です。マヨネーズのようなパックにバラ子が詰められたチューブタイプのものもあります。

バラ子は、あらかじめ皮が取り除かれているのがメリットです。明太子の薄皮が苦手な方や、調理の際に皮を剥くのが面倒な方には特におすすめです。卵焼きやおにぎり、パスタなど明太子料理がぐっと手軽になります。

辛子明太子と言えばピリッとした辛さが魅力ですが、商品によって辛さはさまざまです。好みが分かれるところです。自分や家族に合った辛さの明太子を選びましょう。

小辛・中辛・大辛・激辛などがありますが、市販の明太子のほとんどは食べやすい中辛になっています。家族で食べるには辛さがちょうどいいマイルドな中辛がおすすめで、お子様から年配の方まで美味しく食べられます。

辛いものが苦手な方の場合は、明太子の味わいを十分に楽しめない場合があるので、ギフト用として送るは、中辛がおすすめです。

普通の辛子明太子では物足りない方におすすめなのが、激辛の辛子明太子です。中でも風味づけとして余計な物がなにも入っていない商品だと、明太子の味わいをより楽しめます。ハバネロなどで辛みを付けたものもあります。

激辛の辛子明太子はお酒のつまみとしても人気です。ピリっとした刺激を求める方はレビューなどを参考にして辛みが強い明太子を選びましょう。

用途に合わせて品質を選ぶようにしましょう。大きく分けて2種類の品質があるので、それぞれの特徴と用途に合った選び方をご紹介していきます。

家庭用として非常に人気が高いのが訳あり品です。サイズの違いや皮が破れているなど、加工工程で不備があった物が訳あり品として販売されています。味はそのまま変わらないので、家庭で食べる分には十分です。

訳あり品は1kgほどの大量の明太子をリーズナブルに購入できるので、かなりの人気があります。商品によって、訳ありの理由は異なるので、購入の際にはそこだけ確認しておきましょう。

ギフトとして知人・友人に送る際にはギフト用の明太子を選ぶようにしましょう。綺麗な箱に包装された一本物の明太子がギフト用として販売されており、価格は高くなりますが、見た目も高級感があります。

おすすめは「島本」「やまや」「かねふく」「ふくや」などの有名なメーカーが販売している商品や、博多で加工された商品です。明太子と言えば博多のイメージがあるので、多くの方に喜ばれます。以下のランキングも参考にしてみてください。

福岡・博多を中心として多数の明太子メーカーが独自の明太子を製造しています。ここでは特におすすめのメーカーをご紹介します。

【目次】

• 博多のお土産なら「島本」がおすすめ
• マイルドな辛さを求めるなら「やまや」がおすすめ
• 最高級明太子を堪能するなら「かねふく」がおすすめ
• ユニークな明太子商品を楽しむなら「ふくや」がおすすめ

福岡以外に販売店を持たない、福岡でしか手に入らない明太子。それが島本です。ひとつひとつの作業を手ずから行い、無着色にこだわった体に優しい明太子が特徴。明太子の素材本来の味を引き立てるシンプルな味は飽きが来ません。

地元の人に贈り物として多用される島本の明太子はお土産にもおすすめ。また、島本の明太マヨネーズに注目してください。他メーカーより15%以上も明太子の粒感が多くプチプチ食感は格別です。こちらも地元でかなりの人気を誇っています。

「明太子食べ放題ランチ」で有名なやまやは家庭用を中心にシンプルな明太子を作っている老舗メーカーです。特徴は柚子を使った独自のたれです。約168時間熟成して製造された明太子はマイルドな辛さで食べやすいと人気があります。

もうひとつの代表的な商品にチューブ明太子があります。パン用からご飯用、クリームチーズ入りまで豊富な種類が展開されているので家庭にひとつあると便利です。ぜひいろいろな種類を試してみてください。

ふくやは日本で初めて明太子を製造した老舗メーカーです。明太子が博多名物となったきっかけを作り、現在も多くの博多市民から支持を得ています。創業から改良を繰り返し確立された製法で漬けられた明太子は辛さと旨みのバランスが絶妙です。

ふくやはチューブ型明太子の先駆けであるtubutubeや缶詰の明太子、普通の明太子の13.5倍の辛さといったホットエンペラーなど変わり種のアイデア商品が多いのも特徴になります。明太子の可能性を広げ続けているメーカーです。

明太子は、スケトウダラの卵巣を調味液で漬けたものです。この漬け込む時間は、各ブランドによって、異なります。基本的に1～2週間漬けたものが多いですが、中には半年以上漬け込んだ、こだわりの明太子も存在しています。

特に漬け込む時間によって口当たりも違うので、ぜひ漬け込み時間の長さも選ぶ時のポイントにしてください。ちなみに漬け込み時間が長いほど、マイルドな口当たりになります。

辛子明太子の中には、食欲をそそる色鮮やかな赤を出すために着色料や添加物を使っている商品があります。これらはもちろん人体に影響の少ないものを使用していますが、子どもや家族が食べるものは添加物が気になるはずです。

そこで注目すべきなのが着色料・添加物が不使用の商品です。着色料を使っていないぶん色が悪い、かつ添加物を控えている故に賞味期限が短いものもありますが、味はほとんど変わりません。

また、明太子はそのしっかりとした味付けから塩分が多いと思われがちですが、実は塩分量は、たらことほぼ同じです。イメージを払拭する減塩明太子も各メーカーから発売されていますので、塩分が気になる方はチェックしてみてください。

濃厚なタレに漬け込まれ、独特の辛みと味わいを持つ明太子。辛さだけが明太子の旨さではありません。最近は柚子や昆布などさっぱりした味付けのタレで漬け込まれた明太子もあります。

柚子・昆布が入っているタレで漬けられた明太子は、通常の明太子よりも風味が爽やかでマイルドな味わいになっているのが特徴です。明太子独特の臭みが苦手な方におすすめで、辛さも少し和らげてくれます。そのため、お子様にも食べやすいです。

また、柚子や昆布の酸味や風味で味付けしているので、塩気が少ない商品が多いのも嬉しい点。塩分が気になる方は、このタイプの明太子を選びましょう。卵焼きとの相性もいいです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

お歳暮などでたくさん明太子を貰ったけど食べきれない、お徳用の1kgを買いたいけれど使い切る自信がない、などの悩みを抱えている方は多いと思います。明太子は生もののイメージがあるので早めに食べきらなくてはと思いがちです。

冷蔵保存の場合、通常明太子の賞味期限は約1～2週間です。入れ物の密封具合やカットなどによって前後するので必ずパッケージに記載されている賞味期限を確認しましょう。開封後は数日以内に食べきるようにしてください。

実は明太子は冷凍保存が可能です。冷凍状態なら約2か月ほどは問題なく保存できます。食べるときは冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。ただし解凍後は数日以内にお召し上がりください。

そのままでは賞味期限の短さや独特の潮のにおいが気になる明太子。ここではより手軽に明太子を楽しめる商品を紹介します。

明太チューブとは明太子の魚卵部分をチューブに詰め、好きなぶんだけ手軽に明太子を楽しめる画期的な商品です。明太子メーカーの「ふくや」が開発し、NHKの「カンブリア宮殿」でも取り上げられ大きな話題になりました。

まだ歴史の浅い商品ではありますが、大手スーパーやウェブショップで扱っていたり、またハーブ入りや出汁入り、バター入りなどさまざまなフレーバーのものが登場しています。片手で簡単に使える仕様も人気の理由です。

ご飯にかけて使うほか、パスタや卵焼きなど明太子料理にもおすすめです。分量を量りやすいので手軽にレシピ通りの料理が作れます。賞味期限をあまり気にせず使い切れるのもメリット。

「明太子の加工品」と言われて多くの方が真っ先に思い浮かぶのがこの「明太マヨネーズ」です。明太子とマヨネーズを混ぜ合わせた商品で、自分で作るレシピもあります。多くの明太子メーカーが独自の明太マヨネーズを販売しているので、要チェックです。

パンに塗ってトーストしたり、じゃがいもと混ぜてポテトサラダにしたり、さまざまなレシピが紹介されています。明太子が辛くて苦手でもマヨネーズが辛みを和らげてくれるので明太マヨネーズは好きな方もいると思います。

生の明太子に比べて格段に賞味期限が長いのが最大のメリットです。商品によっては常温未開封で180日も賞味期限があるなど、長くゆっくり明太子レシピを楽しみたいなら明太マヨネーズを使ってみるのもおすすめです。

そのまま食べてもおいしい明太子ですが、料理にアレンジするとさらにおいしく楽しめます。ここではおすすめの明太子料理を紹介します。

【目次】

• 牛乳や生クリームのレシピも豊富な明太子パスタ
• 載せるだけの簡単レシピも明太子うどん
• お弁当にも人気の卵焼き

明太子のレシピの中で最も人気があるものといえば明太子パスタ。各メーカーからさまざまな明太子パスタソースが発売されており、スタンダートなパスタメニューとして知られています。もちろん生の明太子を使えば本格的な味が楽しめます。

明太子独自の辛さを楽しみたいなら和風の明太子パスタのレシピがおすすめ。醤油や大葉を加えて潮のくさみを消してやるとより深く明太子の風味を味わえます。辛みの強い明太子は和風明太子パスタと相性がいいです。

まろやかに食べたいなら洋風の明太子パスタのレシピがおすすめ。牛乳や生クリーム、バターを加えると、くさみを消して辛さを和らげ、コクの深い味を楽しめます。子どもや辛いものが苦手な方でも食べられるレシピが多いのも嬉しい点。

パスタに劣らず絶品のレシピが揃う明太子うどんもおすすめ。いつものうどんにそのまま載せても美味しいですし、釜揚げうどんに加えるアレンジレシピもあります。和風のだしで漬ける明太子とうどんは相性抜群です。

温かいうどんにも冷たいうどんにも美味しく使えるのもポイントです。暑い夏にはピリ辛の明太子とごま油、少々の醤油であえた汁なし明太子うどんで夏バテを防止するのもおすすめ。めんつゆと混ぜてつけうどんにしても美味しく召し上がれます。

パスタのように洋風レシピで楽しむのもおすすめです。もっちりしたうどんの麺には明太子クリームがよく絡み、パスタ以上に美味しく楽しめます。うどんも明太子も冷凍できるものなので、手軽な昼食メニューにも向いています。

お弁当の定番、卵焼きに明太子を入れるレシピも人気です。バラ子の明太子を卵液に混ぜて焼いたり、一本物の明太子を卵で巻いたものなど一口に卵焼きと言ってもさまざまな作り方が紹介されています。

忙しい朝におすすめなのがバラ子をほぐして卵液と混ぜ、卵焼きを作るレシピ。明太子の塩味や辛みがあるので味付けをしなくても十分美味しく作れるのも手早く作りたい朝に嬉しいポイントです。

出汁巻き卵に入れたり、バターをあえて卵焼きにするのも美味しいのでおすすめです。作った明太子の卵焼きは冷凍保存がききます。まとめて作ってお弁当などに使いたいときに解凍する、作り置きおかずとしても活躍します。

明太子は単体で食べても美味しく、パスタやうどんなど豊富なレシピで活用できる商品です。いろいろな味の明太子を試してみたい方や、自分好みの味の明太子を見つけたい方は、ぜひランキングを参考にしてください。