イーゼルの人気おすすめランキング10選【使い方もご紹介!】
2021/06/09 更新
目次
絵描きに必須の道具! 展示にも!
「おうち時間」が増えた昨今、忙しくてやめていた絵を再び始めた方や、初めて絵に挑戦する、そんな方もいますよね。そんなとき、おすすめのアイテムが「イーゼル」。イーゼルとは、絵を描くときにキャンバスを固定する道具のこと。プロの画家が使っているイメージが強いですが、価格の安いものや使いやすいものまで幅広く、初心者の方でも十分使いこなせます。
よくカフェの店先に、黒板ボードを立てかけている木枠を見かけますよね。実は、あれもイーゼルの一種です。イーゼルは描画用だけでなく、展示用のものもあります。
種類が豊富な分、どれを選べばいいかわからない。そんな方もいると思います。そこで今回は、用途に合わせたイーゼルの選び方と、おすすめのイーゼルをランキング形式でご紹介します。選ぶときの参考にしてみてくださいね。
イーゼルを使うメリットとは?
描画用イーゼルのよさは、描くときに両手が使えることと、キャンバスが動かないので絵がゆがまないことです。絵と視線が垂直になることで、遠近法による絵のゆがみも起こりません。また、絵を遠くから観察する際、正面から見ることもでき、安定性が増します。
また、イーゼルを使うことで絵を描くモチベーションもアップします! デザインの美しいイーゼルを使うと、身も心もわくわくしてきますね。
展示用イーゼルは、広告やメニュー表を目立たせておしゃれに見せてくれます。インテリアとしても使うことができ、庭にひとつ置いておくだけでぱっと華やかになります。
イーゼルの選び方
イーゼルを選ぶときには、用途・形・作品の種類・素材などを中心にチェックして、目的に合ったものを選びましょう。デザインに一目ぼれしたものを買うのもよいですが、使い方を間違えてしまえば壊れてしまうことも。この記事を読んで、選び方の参考にしてみてください!
使う場所に合わせて選ぶ
イーゼルには「屋内用」「屋外用」「展示用」の三種類があり、それぞれ形や材質が違います。屋内外両用のものや、描画用・展示用両方に使えるようなデザインのイーゼルもありますが、基本的には目的に合わせたものをえらびましょう。
室内でじっくり描きたい方は「屋内用イーゼル」
「屋内用イーゼル」は最も種類が多く、選ぶのに迷ってしまいます。素材は木製の、丈夫で水や湿気には弱いものが比較的多いですが、アルミ製のもの、大型のもの、卓上用の小さなものなど、バリエーションが豊富。
初心者は、木製で屋内外両用の高さ調節可能なものを選ぶとよいでしょう。ある程度上級者になってくるとイーゼルを複数所持することも考えられますので、大きなもの・水彩画用・観賞用など目的に合わせて選びましょう。
外での写生に「屋外用イーゼル」
「屋外用イーゼル」は比較的小型で折り畳み可能なものが多く、収納袋がついている場合も少なくありません。湿度の高い場所や水の近くで作業することもあるので、耐水性の高いアルミニウム合金を使ったものが多く、不安定な場所でも揺れにくいようにできています。
持ち運びやすさに特化したものが多いので、耐久力や安定性はやや低め。大型の作品や、風の強い場所での使用は避けるのが無難です。屋外での写生向きのイーゼルといえるでしょう。
ポスター展示やメニュー表に「展示用イーゼル」
「展示用イーゼル」は収納性やデザインに優れているものが多いです。映画館などでよく見る「パネルスタンド」も展示用イーゼルの一種。アンティークのイーゼルなどは、あえて絵を飾らずにインテリアとして使うのも〇。
子供向けの展示であれば低いものを選ぶ、大人向けであれば角度のついたものや背の高いものを選ぶようにすると目立ちやすいです。軽くて倒れやすいものも多いので、外に置く場合は画像のように風対策を徹底し、強風や台風の際は屋内にしまっておきましょう。
形で選ぶ
イーゼルには主に三脚型・H型の2種類があります。それぞれ特長と用途をご紹介します。
持ち運びに便利な「三脚型」
イーゼルで最も一般的なのが「三脚型」。持ち運びやすく、折り畳み可能なものも多いです。上にストッパーがついているタイプとついていないタイプがあり、ストッパーのないものは絵がずれやすいので比較的重量のある作品に使いましょう。
気を付けるポイントは「耐荷重」。次に紹介するH型と比べると耐久力に劣るため、木炭紙大サイズ(500×650mm)を超える作品に使用するのは避けた方がよいでしょう。
大型の作品には「H型」
安定性と耐久力に優れたイーゼルが「H型」。4本足でがっしりと作品を支えてくれます。
木製で重いものが多いので、持ち運び用には向きません。室内でじっくり油絵に向き合いたいときなどにおすすめです。
作品に合わせて選ぶ
作品によって、選ぶべきイーゼルの種類も変わってきます。今回は、デッサン・油絵・水彩画の場合について紹介します。
デッサンには「軽量」のものを
デッサンの場合、遠くまでイーゼルを持ち運んだり、描く前に何度も位置調整をしたりすることが考えられます。アルミ製や細木製など、軽くて折り畳み可能なものを選びましょう。
屋内での油絵には「木製・H型」のものを
経験のある方ならわかると思いますが、油絵はけっこう力を使う作業です。絵をしっかり支えてくれる、木製のH型のものを選びましょう。
油絵用イーゼルは比較的高価なものが多いので、下にキャスターのついているタイプや高さ調節が可能なものなど、汎用性の高いイーゼルを選ぶのがおすすめです。
水彩画には「水平」タイプを
水彩画は絵の具が垂れてしまうので、角度のついたイーゼルは使えません。机で描けばいいかと思うかもしれませんが、屋外で描く場合や絵を目線と垂直にしたい場合など、イーゼルの出番も少なくありません。
そこでおすすめなのが、「水平」タイプのイーゼル。角度調節が可能なものは、デッサンなどにも応用がききます。木製イーゼルは水に濡れると傷んでしまうので、アルミ製のものを選ぶとよいでしょう。
以下の記事では「水彩筆の人気おすすめランキング」も紹介しています。ぜひご覧ください。
高さで選ぶ
イーゼルは座って使うイメージが強いですが、立って使う場合や机に置いて使う場合もあります。身長や座高には個人差があるため、高さ調節の可能なものがおすすめです。ここでは、描くときの姿勢に応じたイーゼルの高さの目安をご紹介します!
座って描くときは「120cm」
座って描くときは「120cm」のイーゼルが最適です。学校の美術室にあるイーゼルや、展示用イーゼルもこの高さのものが多いです。
小さなお子様には、高さ調節の可能なものを選んであげるとよいでしょう。
立って描くなら「150㎝」
平均的な大人が立って描く場合は、「150cm」が目安です。屋外用・室内用ともに種類が多く、安価な商品も揃っています。
イーゼルを持って移動したり、屋外で使ったりする場合には、イーゼルの脚が伸縮可能なものを選ぶと邪魔になりません。
大きな作品・小さな作品には「特殊なイーゼル」を
木炭紙大サイズ(500×650mm)を超える大型の作品には、180cm程度の大きなイーゼルを使用する必要があります。ものによっては250cm近くまで調整可能ですが、高価な商品が多いので、レビューをよくチェックしておく必要があります。
小型の作品には卓上で使える小さなイーゼルがおすすめです。使用時にはテーブルにしっかり固定しましょう。収納のついているタイプは絵の具や筆を入れて持ち運べるので非常に便利です。
素材や色など「デザイン」から選ぶ
イーゼルには主に木製・アルミ製・スチール製の3種類があります。木製は耐久力に優れ、水に弱く、汚れが落ちにくいという特徴を持ちます。アルミ製は屋外用イーゼルに多く、軽くて持ち運びやすく、水に強い代わりに、耐久力ではやや劣ります。スチール製は展示用イーゼルに多いです。目的に合わせて選びましょう。
オンラインショップのイーゼルは色も豊富です。赤系や茶色のイーゼルは汚れが目立ちにくいという特長があります。黒や白のイーゼルは汚れが目立ちやすいですが、絵の具で汚れていた方がむしろ画家らしくてモチベーションが上がるという方もいますので一概には言えません。好みに合ったものを選びましょう!
購入場所から選ぶ
イーゼルは家具店やホームセンター・専門店・オンラインショップで購入することができます。それぞれメリット・デメリットが異なるのでご紹介します。どこで買うか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ニトリなど身近な家具店やホームセンター
ニトリなどの家具店やホームセンターなどは、イーゼルを取り扱っていることがあります。家具店やホームセンターは気軽に足を運べて便利ですよね。家具店では配送サービスを行っているケースも多く、大型のイーゼルを購入する際は利用してみてはいかがでしょうか。
気を付けるべきことは、商品の種類が少ないことと、小型の店舗では取り扱っていない場合があることです。事前に商品情報や取扱フロアなどを調べておきましょう。
世界堂などの専門店
世界堂などの画材専門店には、数種類のイーゼルが置いてある場合が多いです。実際に触って質感を比較できたり、他の画材との組み合わせを考えたりできるのは大きなメリットです。
短所は店舗数が少ないこと。地方であればなかなか直接店に赴くのも難しいため、「世界堂オンラインショップ」などを利用してみてもよいでしょう。
オンラインショップ
オンラインショップのよさはもちろん、多数の商品を比較できる点と、運ぶ手間が省ける点です。海外メーカーのイーゼルを見つけることができるのも嬉しいですね。
しかし、実際に手に取って確かめられないという欠点もあります。購入する際は、レビュー等を確認しておくのが得策です。
メーカーから選ぶ
イーゼルで人気のメーカーは、ホルベイン、AZAKBL、ターレンス・ジャパンの3社です。それぞれ特徴や価格帯が異なりますので紹介していきます。
定番の「ホルベイン」
日本の有名な画材メーカーで、製品販売のほか、コンテストや絵画修復なども行っています。イーゼルは2000円台の小型のものから数十万円を超える大型のものまで幅広く取り扱っています。
メタルイーゼルの王道「AZAKBL」
主にデザイン性の高いメタルフレーム系の商品を取り扱っているメーカーです。AZAKBLのアルミ製イーゼルは価格も安く良質で、非常に人気の高い商品です。
本格を求めるなら「ターレンス・ジャパン」
オランダで生まれた画材メーカー「ターレンス」の日本ブランドです。レンブラントイーゼル、ヴァンゴッホイーゼルなど本格的な商品を取り扱っており、価格帯は「普通~やや高め」程度。ビギナーから上級者まで、どなたにもおすすめできるメーカーです。
イーゼルの人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
写真立てとして利用するために購入しました。簡単に倒立するし、軽いので使い勝手は良好です。最近は、タブレットを置いて動画の視聴にも使ったりしているので、もう1個購入しようかなとも思っています。
口コミを紹介
イベント用にアクリルフレームを立てかけるために購入。額受のワンタッチレバーはとても便利で、フレームを固定するのにもしっかりしているので安心です。アルミでできているので非常に軽量で、イベントなどで手荷物が多い時でも持ち運びが楽です
口コミを紹介
趣味として油絵をはじめたいと思い、まずは安いもので道具を揃えようと購入しました。この価格帯で必要な機能があるので十分だと思います。しかし、女性一人で組み立てるにはちょっと説明書が読みづらい感じがありました。購入して半年程たちますが今のところ不具合もなく、劣化もしていないので、手始めに買うには良かったという印象です。
口コミを紹介
思いの外、頑丈でカメラの三脚と殆ど同様、組立も楽に行えます。屋内は勿論、屋外でのスケッチ等でも活躍してくれます。イーゼルの角度がいつでも自由に変えられるので、特に透明水彩画には便利な一品ですね。とても気に入っています。
口コミを紹介
結婚式のウェルカムボードを置くために購入しました。胡桃色ということでしたが、わりと濃いめの茶色のものが届きました。組み立てて絵を入れた額を置いてみると安定して乗せ乗せることができ、イーゼル自体もぐらぐらすることなく安定しています。足が開いてきてしまうこともなく、現在まで20日以上立ってくれています。
口コミを紹介
ランチの内容を知らせるために購入。今までは普通のA型看板で、少し風が強いとすぐ倒れるのを我慢して使い続けていました。この商品は水を入れたペットボトルを重しに使うため、大抵の風にはびくともしません。
口コミを紹介
商品が届き組み立てて点検しましたが商品自体になんの不都合もないのを確認しました。
三脚も地面の凹凸に対応できるようになされおり、また軽量で収納ケースもあり、コンパクトでいいと思います。
イーゼルのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | タイプ | 素材 | 高さ | 用途 |
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楽天 Amazon ヤフー |
屋外用イーゼルに最適! |
三脚 |
アルミ・スチール |
169cm |
スケッチ・水彩・展示など |
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Amazon ヤフー |
上級者向け大型イーゼル |
H型 |
ブナ |
- |
油絵など |
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楽天 Amazon ヤフー |
ペットボトルでかんたん風対策 |
- |
木・鉄板 |
85cm |
展示 |
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楽天 Amazon ヤフー |
インテリアにも! 屋内用イーゼル |
三脚 |
松 |
150cm |
展示・デッサンなど |
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Amazon ヤフー |
卓上でがっつり描きたい方に! |
卓上 |
ブナ |
- |
- |
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楽天 Amazon ヤフー |
水彩画にはこれ! |
三脚・水平 |
アルミニウム |
- |
水彩・スケッチ・デッサン・展示 |
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楽天 Amazon |
汎用性に優れた木製イーゼル |
三脚 |
松 |
150cm |
油絵・デッサンなど |
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楽天 Amazon ヤフー |
床を傷つけない! シンプルな展示用イーゼル |
三脚 |
アルミニウム・スチール |
124㎝ |
展示 |
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Amazon |
持ち運び便利な収納付き! |
三脚・卓上 |
ブナ |
150㎝ |
スケッチ・デッサン・水彩など |
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![]() |
楽天 Amazon ヤフー |
おしゃれな卓上イーゼル! |
三脚・卓上 |
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展示 |
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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
イーゼルの使い方と保存方法
初めてイーゼルを買ってみたはいいものの、使い方がわからない。屋外で使ってみたいが、もし使い方を間違えていたら恥ずかしい。そんな悩みを持たれた方もいるのではないでしょうか。
ここではデッサン時のイーゼルの基本的な使い方と、その他ちょっとしたお助け情報や、イーゼルの保存方法についてご紹介します。
デッサンにおけるイーゼルの使い方
デッサンの際は、画板が目線と垂直になるように高さを調節します。画板が高すぎたり低すぎたりすると、遠近法によって絵がゆがんでしまうからです。姿勢を伸ばして目の高さをずらさないようにしましょう。
利き手が右手の場合、描き手はモチーフ(描かれる対象)に対して30度程度体を右に向け、体の正面にイーゼルを置きます。イーゼルと体の距離は、手を伸ばした時に腕を少し曲げて届く程度です。こうすることで、「左目でモチーフを確認」し、「両目で絵を確認」できるようになります。
水彩画の場合もデッサンの配置と同じです。左利きの方は、配置が左右逆になります。
屋外用イーゼルの使い方
屋外でイーゼルを使う場合、「風対策」と「角度調節」は欠かせません。絵は平面なので、風の影響を受けやすい形状です。また、屋外は足場が安定しているとは限らないため、イーゼルの立て方を工夫する必要があります。
風対策として、可能であれば、ひもでイーゼルを木や柱にくくり付ける(必ず許可を取ってください)・重石を置いてイーゼルを固定するなどの方法があります。風向きと画板を平行に置くことで、多少倒れにくくなるかもしれません。
足場がでこぼこしている場合は、長さ調整可能な三脚の出番です。水彩画などは絵が地面とある程度水平であることが重要なので、三本足の長さをそれぞれ調節して快適な角度を出します。
汚れたときは?
水性の絵の具はすぐに拭けば落ちますが、油性絵の具や固まってしまった絵の具はなかなか取れませんよね。絵の具のついたイーゼルが好き! という方もいるので一概には言えませんが、きれいに保ちたい方は専用の溶剤などを用いてこまめに拭き取りましょう。
また、木製イーゼルは水に弱いものが多く、腐食や変形の原因になります。濡れてしまった場合はすぐに拭き取り、湿気の少ない場所で乾かしましょう。
展示用に合ったパネルとは?
イーゼルにも様々な種類があることをご説明してきましたが、イーゼルに飾るパネルにも様々な素材や種類があり、どの組み合わせがいいか迷ってしまいますよね。
基本的には、「木のパネルに木のイーゼル」、「アルミのパネルにアルミのイーゼル」、「黒板パネルにスチールのイーゼル」の組み合わせがおしゃれです。木の組み合わせは水彩画などに、アルミの組み合わせはポスター展示に、黒板パネルの組み合わせはカフェのメニュー表などに利用できます。
画像のような黒のメタルイーゼルは、どのパネルにもマッチし、デザインもおしゃれです。迷ったらこちらを選んでみるのもありかもしれません。
まとめ
初心者目線・上級者目線でおすすめのイーゼルをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
イーゼルの選び方には「目的に合わせた形状」と「好みに合わせたデザイン」の2つの指標があるためなかなか選ぶのは難しいかもしれませんが、お気に入りのイーゼルを見つけたら絵を描くときのモチベーションがぐんと向上します。この記事を参考にして、ぜひ大切な一本を見つけてみてください!
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年06月09日)やレビューをもとに作成しております。
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