【薄毛専門院が解説】AGA(男性型脱毛症)とは【後悔するの?】

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AGAとは、薄毛・抜け毛・ハゲの中でも男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia)の略です。主に思春期以降に進行し、前頭部や頭頂部の髪が軟毛化していきます。20代後半から30代にかけて発症し、40代以降にかけて進行していくことが多いです。薄毛が気になっている方は早めから対策をしましょう。

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「生え際が後退している」

「つむじ周辺の地肌が透けて見える」

「同世代に比べて薄毛の進行が早い」

 

このような薄毛のお悩みは、もしかするとAGA(男性型脱毛症)かもしれません。

 

ネットや雑誌、テレビCMなどで目にすることの増えたAGA。男性特有の薄毛症状を指す言葉だとわかっていても、いつ・何が原因で発症するのかを理解している人はまだまだ少ないです。

 

この記事では、薄毛専門クリニックのドクターがAGAとは一体何なのかをわかりやすく解説していきます。

専門家プロフィール画像
取材協力

AGAメディカルケアクリニック 統括院長

前田祐助

【経歴】

慶應義塾大学医学部医学研究科卒業

慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了

大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

20代にも多いAGA(男性型脱毛症)とは

AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略語で、すなわち「男性型脱毛症」を意味する言葉です。

 

遺伝や男性ホルモンの影響によって発症するもので、生え際や頭頂部(つむじ)周辺の薄毛が顕著であることが大きな特徴です。

 

男性の薄毛は中年男性特有の悩みと考えている方が多いですが、AGAは年齢を問わず誰でも発症します。近年は20〜30代で重症化される患者様も多く、中には10代のうちに発症してしまう患者様も。

AGA(男性型脱毛症)の見分け方とは?

AGA患者様には以下の共通点が見られるため、薄毛でお悩みの方はAGAのセルフ診断として下記をチェックしてみてください。

 

✔️家族に薄毛の人がいる

✔️生え際や頭頂部の毛量が明らかに減っている

✔️抜け毛が増えた

✔️髪が細くなった

✔️同年代と比べて毛量が少ない

✔️生活習慣が乱れている(睡眠不足、喫煙、過度な飲酒など)

✔️ストレスを感じることが多い

AGAの原因とヘアサイクル

AGAを発症する主な原因は次の2つです。

 

  1. 男性ホルモン
  2. 遺伝

 

AGAの発症には、テストステロンとジヒドロテストステロン(DHT)という2つの男性ホルモンが関係しています。これらのホルモンが還元酵素やホルモン受容体と関わり合うと、抜け毛の直接原因となる脱毛因子が増加。

 

この一連の流れによってヘアサイクルが乱れ、通常3〜5年かけて成長する毛髪が1年〜数ヶ月ほどしか成長できなくなります。その結果、細く短い毛髪のまま髪が抜けて薄毛が進行してしまうのです。

 

AGAが遺伝すると言われる理由は、AGA発症に関わる物質の活性度が遺伝によって引き継がれやすいからです。具体的な確率としては、祖父が薄毛の場合で約75%、母方の祖父・曽祖父がともに薄毛の場合で約90%との見方も一説にはあります。

AGAの進行パターン(ハミルトン・ノーウッド)

AGAの進行レベルを知る参考となるものに、ハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれる指標があります。

 

この分類はアメリカ人医師が作成・改訂したものであり、計9つの薄毛パターンによって構成されています。

このうち、日本人に多いとされるのが頭頂部から薄毛が進行するⅡvertex型です。放っておくと頭頂部の薄毛範囲が広くなるだけでなく、生え際もじわじわと後退していくでしょう。

 

もし自分の薄毛パターンがハミルトン・ノーウッド分類に当てはまるなら、すでにAGAを発症している可能性が高いと考えるべきです。

AGAはなぜ早期対策が重要なのか後悔しないために知っておく

AGAは進行性の脱毛症なので、放っておくとどこまでも症状が悪化します。

 

自然治癒もしないので、「AGAかも?」と思った時点ですぐに対策を講じることが大切です。

 

AGA対策としてもっとも有効なのがAGA治療です。主に内服薬や外用薬で薄毛の予防・発毛を目指し、早い方では治療開始3ヶ月ほどで毛髪に変化が見られます。

 

反対に、重度のAGA患者様では薬の効果を実感できるまでに時間がかかります。放置している間にも薄毛はどんどん進行し、複数のお薬を服用しなければいけない分治療費も高上がりです。

 

時間と費用の負担を最小限に抑えるためにも、薄毛が気になりはじめたタイミングでクリニックを受診することをおすすめします。

AGAの治療方法・治療薬をチェック

AGA治療で使うお薬の種類は、大きく以下3つに分類されます。

フィナステリド

・デュタステリド

・ミノキシジル

 

ここからは、それぞれの薬の効果と起こりうる副作用について解説していきます。

フィナステリド

 

薬の名称

フィナステリド(先発医薬品としての名称はプロペシア)

効果

薄毛・抜け毛を予防

用法用量

1日1回1錠

起こりうる副作用

  • 男性機能の低下(性欲減退、勃起機能不全など)
  • 肝機能障害

フィナステリドは、AGA発症に関わる還元酵素(5αリダクターゼ)を阻害し、薄毛や抜け毛を予防するお薬です。

 

もとは前立腺肥大症の治療薬ですが、服用者に多毛の症状が見られたことからAGA治療薬としての開発がスタート。今は世界60ヶ国以上で使用されているもっともポピュラーなAGA治療薬です。

 

起こりうる副作用として男性機能の低下や肝機能障害が報告されていますが、確率としては1,000人に1人と極めて少ないです。仮に副作用が現れても服用を中止すれば症状はなくなるので、あまり神経質にとらえる必要はありません。

デュタステリド

 

薬の名称

デュタステリド(先発医薬品としての名称はザガーロ)

効果

  • 薄毛・抜け毛を予防
  • 毛髪量の増加
  • 太く長い毛髪の増加

用法用量

1日1回1錠

起こりうる副作用

  • 男性機能の低下(性欲減退、勃起機能不全など)
  • 肝機能障害
  • 倦怠感

毛髪を増加させ、髪を太く長く成長させる効果のあるデュタステリド。

 

5αリダクターゼの阻害作用によって薄毛の進行も予防するので、フィナステリドよりも強力な効果が期待できるAGA治療薬です。

 

主な副作用はフィナステリドと同じですが、まれに全身の倦怠感や食欲不振などの症状が発現することがあります。仮に副作用が生じても、服用を中止すれば徐々に症状は改善されます。

 

ザガーロは薬の半減期*が長いので、副作用がおさまるまでに時間がかかる場合も。とはいえ、ザガーロで副作用が出る可能性は1%ほどと少ないので、こちらも過度に心配する必要はないでしょう。

 

*薬の血中濃度が半分まで減少するのにかかる時間のこと。

 

ミノキシジル

 

薬の名称

ミノキシジル

効果

  • 血管拡張作用により血行を促進
  • 毛髪の成長因子の産生を促進
  • 毛母細胞の死滅を抑制

用法用量

内服薬/1日1回1錠

外用薬/1日2回1ml(1回あたり)

起こりうる副作用

  • 初期脱毛
  • 多毛症
  • 動悸・息切れ・立ちくらみ
  • かゆみ・かぶれ

市販の発毛剤に配合されることの多いミノキシジルは、薄毛が進行した部位の毛量を増やす効果が期待できる発毛薬です。

 

内服薬と外用薬があり、より高い効果を実感するには2つを併用することをおすすめします。

 

内服薬はもともと高血圧症の治療薬として使われたお薬です。AGA治療薬として処方する場合は低用量のものから投与を開始し、治療経過や体調を確認しながら処方量を調整するのが一般的です。

 

内服薬では初期脱毛・多毛症・動悸・息切れ・立ちくらみなどの副作用が、外用薬ではかゆみやかぶれなどの副作用が発現することがあります。

 

厚生労働省の調査によると、ミノキシジルで何らかの副作用が生じる確率は約8%という報告があります。(引用元:ミノキシジルのリスク区分について)ミノキシジルで体調に変化が見られた時は、すぐに担当医へ相談することが大切です。

オンラインでの治療も可能

基本的にAGAの治療は、診察をして貰い髪の状態を見てから薬が処方されるというものがほとんどです。最近では、オンラインで診察をして貰い、薬が処方されるというクリニックも多いです。忙しくて通えない方も、オンラインなら通いやすいのでおすすめです。

AGA治療の費用相場

AGA治療は、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルを使った投薬治療が一般的です。

 

投薬治療以外では注入治療(メソセラピー・HARG療法)や植毛などの治療法があり、どの治療法を選択するかは患者様の判断にお任せしています。それぞれ治療費が異なりますので、費用相場は以下を参考にしてください。

 

治療法

種類

費用相場

投薬治療

フィナステリド

5,000〜8,000円(1ヶ月あたり)

デュタステリド

8,000〜10,000円(1ヶ月あたり)

ミノキシジル

10,000円〜(1ヶ月あたり)

注入治療

メソセラピー

30,000〜100,000円(1回あたり)

HARG療法

80,000〜200,000円(1回あたり)

植毛

自毛植毛

100万円〜(1回あたり)

人工毛植毛

100万円〜(1回あたり)

AGA治療は医療保険が適用とならないため、治療にかかる費用は全額自己負担です。また、同じお薬でもクリニックによって料金設定が異なります。

 

クリニックでは患者様の希望や予算に合わせた治療法を提案しますので、費用面で気になることは医師へ相談することをおすすめします。

女性型AGAも存在する!治療時に胎児への影響はある?

実は、男性だけでなく女性にも女性型AGAというものが存在します。AGAのほかにもFAGAとも呼ばれており、男性のAGAと同じ薄毛の症状が見られます。原因も同じく、男性ホルモンや遺伝により起きるものだと言われており、治療をすることも可能です。

 

妊娠中の方でも、基本的に使用できる治療薬を使用することが多いので胎児への影響はほぼありません。ですが、治療薬を服用する際にはかかりつけの医師への相談をおすすめします。

まとめ

薄毛に悩む男性の9割がAGAを発症していると言われています。

 

抜け毛が増えた、または生え際や頭頂部の薄毛が目立つと感じる方は、AGA予備軍であるかすでにAGAを発症している可能性が高いです。

 

AGAは進行性の脱毛症ですから、放っておくと薄毛は悪化の一途をたどります。これ以上症状を悪化させないためには、できるだけ早く専門のクリニックを受診することが大切です。

 

失った毛量はお薬で取り戻すことができるので、薄毛でお悩みの方はAGA治療を前向きに検討してみてください。

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