便利だと思ってウォーターサーバーを契約しても、「引越しや結婚など生活環境が変化した」「実際に利用してみたら想像と違った」など、様々な理由で解約を検討することもあるかと思います。しかし、公式サイトを見ても解約の方法や時期がよく分からないという声も。

そこで今回は、サントリーウォーターサーバーを解約する方法についてご説明します。解約の流れや気になる解約金についても詳しく調査してきましたので、サントリーウォーターサーバーを解約したい方や、契約の前に解約条件について知っておきたい方は参考にしてみてください。

そもそもクーリングオフ制度とは、不意打ち的な勧誘や営業によって契約した取引を一定期間内であれば解除できる制度です。よく考える余裕もなく消費者が申し込みや契約をしてしまっても、一度頭を冷やして考え直し、契約を取り消すことができます。

しかし、通信販売ではネットやカタログを見ながらしっかり考えられるため、クーリングオフが適用されません。ですので、サントリーウォーターサーバーをWEB申し込みで契約した場合には、基本的にクーリングオフは適用されないと考えた方が良いでしょう。

また、サントリーウォーターサーバーには申込取消期限が設定されており、機材設置予定日の3営業日前の営業時間内までに下記に電話すれば申込をキャンセルできます。この期限後からサーバー設置前までに取り消しをすると、1台あたり6,100円（税別）の手数料が発生するので注意が必要です。

引越しをする時にウォーターサーバーを運搬してくれるサービスがある会社もあります。しかし、サントリーウォーターサーバーには引越しの運搬サービスはありません。引越し業者もしくは自身で運ぶ必要があるということです。引越し業者によってはトラブルを避けるためウォーターサーバーの運搬を断られることもあるので、事前に確認しましょう。

また、引越しが決まったらサントリーウォーターサーバーのマイページにて、引越し当日の10日前までに住所変更の手続きを行います。サントリーウォーターサーバーにはサービス提供エリア外もあり、エリア外に引越す場合は解約が必要になるのでこちらも確認しておきましょう。

引越しはもちろん、家の中でウォーターサーバーの設置場所を変えたいということもありますよね。ウォーターサーバーを運搬する時に気を付けるべきことは、傾けないことと一人で運ばないことです。

ウォーターサーバーを傾けると水漏れの原因になり、通電した時に故障してしまうこともあります。引越しをする時には、運搬する車に縦に置けるかどうか注意しましょう。

水平に運ぶためという理由もありますが、ウォーターサーバーは重量があるので2人以上で運んだ方が安全です。もし落としてしまった場合、本体の故障だけでなく怪我や事故に繋がる恐れもあります。無理はせず安全に運搬してくださいね。

サントリーウォーターサーバーの解約には、以下の2つの手順が必要です。

1．電話で解約の連絡をする

2．レンタルサーバーを返却する

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

サントリーウォーターサーバーの解約はWEB上のマイページではできず、電話での連絡が必須です。解約の申し出は、次回配送予定日の7営業日前までに連絡しましょう。その電話にてレンタルしているサーバーを返却する日程を調整します。

では、次回のボトル配送予定日7営業日前を過ぎてから解約の連絡をした場合はどうなるのでしょうか？

7営業日前を過ぎると配送準備に入ってしまうため、この分の水代金は支払わなければなりません。次回以降の配送がストップされ、解約の手続きに入ります。配送ペースやボトルの数は契約によって変わるため、WEBのマイページや電話問い合わせで確認しましょう。

レンタルしているサーバーの返却日を決めたら、あとは回収業者に集荷に来てもらって終了です。この返却日がサントリーウォーターサーバーの解約日で、解約手数料の有無に大きく関わります。

また、レンタルサーバーの返却に応じない場合や住所が不明等でサントリー側が返却を不可能と判断した場合、1台あたり30,000円の支払いが必要です。この違約金は、解約金とは別にかかるものなので、余計な出費を抑えるためにも、レンタルしたサーバーはきちんと返却しましょう。

サントリーウォーターサーバーの解約金は、レンタルサーバーを設置した月からの経過月数によって異なります。スマートプラン、バリュープランともに契約期間はサーバーを設置した月から24か月となっており、解約金も同額です。

このように、契約から2年未満に解約すると解約金が発生します。多くのウォーターサーバーに解約金が設定されていますが、サントリーウォーターサーバーの解約金は比較的高額です。なるべくなら解約金を支払わずに解約したいところですね。

先述のように、ウォーターサーバーを返却する日が解約日です。電話をするのは24か月経過前でも問題はありませんが、サーバーの返却日は24か月経過後になるように設定しましょう。

以上のことから、サントリーウォーターサーバーを解約金をかけずに解約する方法で大切なことは、契約から24か月経過後に解約することとレンタルサーバーをきちんと返却することです。なるべく出費を抑えたい方は、この2つを確認してみてくださいね。

サントリーウォーターサーバーの解約日が調整できたら、すべきことはあと2つだけです。

・水を使い切る

・電源プラグを抜く

詳しい手順や注意点についてご説明します。

サーバーにセットしてある水は、返却するまでに使い切っておきます。サントリーウォーターサーバーでは、一度ボトルをセットすると途中で取り外すことはできません。運搬時のトラブルを防ぐためにも、セット済みの水は使い切りましょう。すぐに飲み切れるような量ではない場合は、お茶や料理等に使用するのがおすすめです。

未開封のボトルに関しては製造月から12か月の賞味期限があり、非常時用の水としてストックしておくことができます。非常時用コックについては、下記まで問い合わせてください。

ウォーターサーバーの返却準備には、通常水抜きという作業手順があります。しかし、サントリーウォーターサーバーでは、上記のようにセット済みの水を使い切るだけでOKです。温水・冷水ともに出なくなるまでボタンを押し、ボトルを取り外しましょう。

返却日に回収業者が来る前までに、ウォーターサーバー本体の電源プラグを抜きます。また、サントリーウォーターサーバーには「おいしさキーパー」という機能があり、本体背面にスイッチがあります。おいしさキーパーのスイッチは電源プラグを抜く直前にOFFにしておきましょう。

サントリーウォーターサーバーを返却する際、契約者側が梱包したり玄関まで運搬したりする必要はありません。回収業者が設置場所まで引き取りに来てくれるので、全てお任せしましょう。

ウォーターサーバーを傾けたり倒したりすると故障する恐れがあります。本体だけでもかなりの重量があるものなので、プロに任せるのが得策でしょう。

今回はサントリーウォーターサーバーの解約について解説してきました。なるべく出費を抑えてサントリーウォーターサーバーを解約するために、大切なことをもう一度おさらいしておきましょう。

1．ウォーターサーバーを設置した月から24か月経過後に解約する

2．次回ボトル配送日の7営業日前18:00までに電話で連絡する

3．レンタルした機材はきちんと返却する

4．故障等のトラブルを避けるため梱包や運搬は回収業者に任せる

5．申込の取消はウォーターサーバー設置予定日の3営業日前18:00までに電話で連絡する

以上のことに留意して、サントリーウォーターサーバーの解約手続きを進めましょう。