ニキビが治ったと思っても、ニキビ跡が残ってしまうと気になりますよね。赤みを帯びたりクレーターのように凸凹になったり、痛みを感じたりする場合もあります。ニキビ跡を治すには、病院に行き肌の治療を受けることが効果的です。

しかし、病院で治療する場合、時間・手間・お金がかかるので、跡となってしまう前に適切にケアをすることが重要です。特に中学生・高校生はニキビができやすいため、悪化しないうちに処置・予防するようにしましょう。

この記事ではニキビができやすい肌質の方向けの市販薬・クリーム・美白※化粧水を紹介します。また最後の方には編集部おすすめの美容クリニックも紹介しますので、ぜひチェックしてください。

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ニキビができると、それに伴ってできてしまうニキビ跡。見た目的にも目立って気になってしまうものですよね。単にニキビ跡といっても段階や症状によって分けられるので、自分のニキビ跡はどれか確認してみてください。

白ニキビは初期のニキビで、毛穴に汚れや古い角質などが詰まってできます。顔以外にも背中や胸など皮脂が多い部分にもできますが、適切なケアをすることで悪化を防ぐことが可能となります。

黒ニキビは、ニキビの炎症によって作られたメラニンがホルモンバランスや生活習慣の乱れなどからターンオーバーが正常に行われないことによって色素沈着し、黒っぽい跡が残ってしまうことがあります。また、白ニキビが酸化して毛穴に詰まった皮脂が黒っぽく見えることにより黒ニキビとなります。

半年ほどで自然治癒することもありますが、放置しておくと炎症を起こしてしまうこともあるため、注意が必要です。早く治したい場合や、跡が消えずに残ってしまった場合には、ケミカルピーリングなどの美容医療・ニキビ用のスキンケアなどが有効です。

赤ニキビは炎症を起こしているニキビのこと。炎症を起こしていない白ニキビの状態から、毛穴にアクネ菌が繁殖してしまうことで炎症し、赤く腫れあがった赤ニキビへとなってしまいます。

赤ニキビになってしまうとすでに肌の内部にまで炎症が進行している状態なので、ニキビ跡が残りやすくなってしまいます。また、放置しておくと化膿して「黄ニキビ」になってしまったりクレーターのようなぼこぼこした跡が残ってしまったりするので、適切なケアをすることが何よりも重要です。

以下のサイトでは、赤みを伴うニキビの特徴や治療法について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

ニキビの中に膿を持ってしまう黄ニキビの段階まで炎症が進行してしまうと治すのにも時間がかかります。セルフケアで綺麗に治すことは難しいため、美容皮膚科などでフラクショナルレーザー・ニキビ注射などの処置を依頼しましょう。

クレーターニキビ跡とは、ニキビの跡がクレーター状に陥没してしまう症状です。発症1ヶ月以内であればトレチノイン外用・ケミカルピーリングなどで治癒が見込めます。ただし1ヶ月を超過してしまうと簡単ではありません。

具体的にはサブシジョン・ダーマペン・フラクショナルレーザー・皮膚移植・単純縫合術などを施す必要があります。

ケロイドは傷が原因とされているものの個人の体質による要素も大きいため、現時点では明確な要因は明らかになっていません。ニキビも傷の一種であるため、ケロイドの症状が進行していきます。

皮膚をつまむと痛む感覚があり、あご・肩・胸・背中・上腕といった部位に発症する特徴があります。主にニキビ注射による治療を行います。

「思春期ニキビ」とは中学生・高校生に代表される10代に多いニキビです。成長期における皮脂の過剰分泌によるもので、余分な皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が繁殖するのが原因と考えられています。

思春期ニキビを治すにはホルモンバランス・皮脂バランスを整えるのが効果的です。

ニキビ跡を治しいけど皮膚科に行くのはお金も時間もかかるし、なんだか心配という方もいらっしゃいます。そんな方には、ニキビ肌のために作られたスキンケアがおすすめ。皮膚科に行かずともホームケアでニキビやニキビ跡を作らせない肌を目指せます。

また、できてしまったニキビやニキビ跡には、その後のお肌に重点的なケアをしてあげることが大切です。ここではニキビ・ニキビ跡におすすめなスキンケア商品をランキング形式でご紹介します。

ニキビ跡が薄くなっても、次にまたニキビができてシミになってしまっては元も子もありません。ニキビ跡のシミをできるだけ残さない方法をご紹介します。

ニキビに触れたり潰してしまうと、雑菌が入ると炎症を引き起こしさらに悪化してしまいます。炎症が強くなると、シミが残りやすくなります。ニキビに雑菌が入ったり摩擦など刺激を与えたりしないよう、以下の事項を意識しましょう。

• 髪の毛をニキビに触れさせない
• メイクをする時、ブラシやパフでニキビに刺激を与えない
• 枕カバーを毎日清潔なものに取り換える

肌に刺激を与えるようなスキンケアも、ニキビを悪化させる原因です。刺激を与えないようにするには、化粧水はこすらず優しく付けるようにし、ぬるま湯で洗顔し過度に洗うことは控えましょう。

肌に刺激を与えてしまう例としては、お湯で洗顔し叩くようにパッティングをしたり、化粧水をこするように使ってしまうことです。スキンケアを適切に行うと、ニキビ跡だけでなくシワや乾燥など他の肌対策にも効果的です。

ニキビの炎症や色素沈着の大きな原因となるのが紫外線です。紫外線対策として、以下の要領を少しずつ始めましょう。

• 1年を通して日焼け止めを使う
• サングラス、ストールを着用する
• 日差しの元では、日焼け止めを数時間おきに塗る
• 日焼け止めはSPF30以上、PA3+以上のものを選ぶ
• 日傘を持ち歩く習慣を付ける

美白※化粧品を使うなら、ビタミンCやトランサミン(トラネキム酸)といった、炎症を抑える効果のある成分が含まれているかチェックしましょう。抗菌作用のあるクリームは補助的なものであり、ニキビそのものを治すものではありません。

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ニキビ跡のシミには、シミ・そばかす用の美白※化粧水もおすすめです。「医薬部外品」「薬用」といった記載がある場合は有効成分が配合されているため、さらに優れた効果を期待できます。

ビタミンC誘導体はキメを整えてハリツヤのある肌に導きますが、肌を乾燥させるデメリットもあります。その場合は、保湿美容液・乳液といった保湿力を高める商品を併用しましょう。

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ニキビ跡の赤みを落ち着かせたいのなら、ビタミンCが配合されたクリームやローションをたっぷりと塗るのが効果的。重要なのは、まだ赤いうちにビタミンCの導入やピーリングといったケアをすることです。

赤いうちは細胞がまだ修復を頑張ろうとしている所なので、時間が経ってしまうと修復する力が働かず、治しづらくなってしまいます。

何度もニキビを繰り返してしまう人はスキンケアと生活習慣を見直してみましょう。ちょっとした心がけで新しいニキビをつくらないことができます。

ニキビやニキビ跡のない美肌を目指すなら、バランスのいい食事を心がけるのも大切。胃腸の環境を正常に整えることで自律神経のバランスを保ち、健やかな肌に近づきます。

肌の新陳代謝を促進させ、新しいは皮膚を形成する上で重要な成分となるビタミンB2。皮脂の過剰分泌を抑制する効果もあるので、ニキビの原因になる脂性肌の方は意識して摂るようにしましょう。

ビタミンB2は豚肉・鶏肉・イワシ・サバ・レバー納豆などに多く含まれます。

血流を整えながら、肌の新陳代謝を高める効果があるビタミンE。肌のコンディションを整えるので、ニキビ跡だけでなく細胞を活性酸素から守り肌の老化を防ぐ役割も期待できます。ビタミンEはアーモンド・アボカド・ピーマンなどに多く含まれます。

色素沈着の対策に最適なビタミンC。色素沈着の原因であるメラニン色素や炎症を抑え、ニキビ跡によるシミに効果が高い美白※作用を含んでいます。ビタミンCはレモン・イチゴ・アセロラ・ブロッコリーなどに多く含まれます。

※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ニキビ跡の赤みには、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸を含んだ食べ物が効果的です。血液の流れを良くし全身に栄養・酸素が行き渡るようになり、骨密度を高める効能もあります。オメガ3脂肪酸はサンマ・サバ・鮭などに多く含まれます。

健康な肌を保つためには、運動や睡眠を適度に取りホルモンバランスを整え、代謝を高めていくことが重要です。健康的に生活を送っていると精神が安定し、生活サイクルが乱れにくくなります。規則正しい生活が、ニキビ跡に悩むことのない健康的な素肌に導きます。

人間はストレスを感じると自律神経を乱し、ホルモンバランスが崩れ体調不良を引き起こします。結果として代謝の効率悪化を招き、新しい肌細胞を作りにくい状態に陥るため悪循環です。

新たな肌細胞が作られないとニキビ跡は肌に残り続けてしまいます。ストレスを溜めずに、適度に発散するよう心がけましょう。

目立つニキビの赤みができた場合は、メイクで赤みをうまくカバーしましょう。ニキビ跡やシミが複数あって悩んでいる方は、1色だけでなく色をミックスさせられるコンシーラーがおすすめです。

オレンジ系の色であれば血色感を出せるため、自然にカバーできます。

男性は女性の肌よりも皮脂量が多く、またバリア機能が低下しやすく乾燥しているといった特徴があります。まず洗顔料で皮脂をしっかり落としたあと、乳液・化粧水で保湿を行いましょう。

そして、シェービング後も乳液・化粧水で保湿し、肌荒れをケアしてバリア機能をしっかり整えましょう。炎症を抑制する抗炎症成分が入っているものを選ぶのがおすすめです。

以下のサイトでは、メンズスキンケアのおすすめをランキング形式で紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

ニキビ跡対策を確実に行いたい方は、皮膚科の受診を検討しましょう。様々なパターンに対応した最先端の技術や薬の処方を行ってくれます。

ケミカルピーリングとは、肌表面の古い角質を取り除くことで、ニキビ・ニキビ跡・黒ずみ・毛穴の皮脂詰まりなどをケアする治療です。薬剤を顔に散布し角質層まで浸透させ、肌の新陳代謝を整え新たな皮膚の再生を促します。

フォトシルクプラスやレーザー治療と併用することにより、シミ・そばかすの色素沈着をケアする効果もあります。肌への刺激が少ない、サリチル酸マクロゴールを使用したケミカルピーリングもあります。

イオン導入は、肌に微弱な電流を流すことでビタミンCを角質まで浸透させ、みずみずしい肌にするため細胞を活性化する方法です。マイナスの電極を流すと肌はプラスに帯電され、通常の浸透力の30～50倍ほどの効果を発揮します。

ビタミンCはメラニンの生成を抑え酸化を防ぐため、黒いニキビ跡・シミに効果があります。コラーゲンを増殖し皮脂腺の働きを抑制することで、毛穴や凹んだニキビ跡にも効果を発揮します。

フォトフェイシャルは、特殊な光IPL（Intense Pulsed Light）を照射する治療器です。レーザーの波長の幅が広めになっているので、顔全体に光をあてることができます。レーザーよりも穏やかな光なので、肌が弱い方でもOKです。

シミ・くすみの原因となるメラニン色素などの色素にダメージを与え、コラーゲン生成を促進するなど、一度に多くの効果を期待できます。1回だけで効果を感じることは難しいので、何度か通い続ける必要があります。

市販の薬で効果が見られない時は、皮膚科で塗り薬や飲み薬を処方してもらうことがおすすめです。

塗り薬にはアクネ菌・ブドウ球菌属を殺菌する作用のある「ダラシン」「アクアチムクリーム」、炎症を抑える「リンデロン」、擦り傷や細菌性皮膚炎の治療に有効な抗生物質の「ゲンタシン」などがあります。

化粧水と塗り薬を両方使いたい場合は、薬のタイプによって塗る順番を変えましょう。スキンケアでは油分が少ないものを先に塗るのが一般的なので、塗り薬も同じ順番で行うのが正解です。

飲み薬には「抗生物質」「ビタミン剤」「漢方薬」などの種類があります。抗生物質は人によって効果が顕著に表れるケースと、全く効かないケースがあり、薬を2週間服用しても効果が見られない場合は、他の方法を考えることも必要です。

漢方薬は飲み続けることで体質を変えて整えていく物なので、一般的には抗生物質やビタミン剤などよりも長期間飲み続ける必要があります。

ニキビやニキビ跡には様々な種類がありますが、いずれも場合も予防とその後の重点的なケアをすることが大事です。誤ったセルフケアは逆にニキビやニキビ跡の悪化を招いてしまうので、ニキビ肌向けのスキンケア製品や皮膚科を受診するなど、適切に対処するようにしてください。適度な睡眠や運動、ストレスを溜めないことを心がけ、日々の生活習慣からニキビができにくい肌を目指すことも同時に行いましょう。