バイクの処分費用の相場は?無料処分の仕方と原付〜大型まで徹底解説
2023/03/17 更新

バイクの処分を検討中の方は、バイクの処分方法や、処分にかかる費用相場を知りたいと思いませんか?この記事では、バイクの処分費用の相場や処分費用無料の引き取りサービスを紹介しています。また、バイクの処分方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
バイクの処分方法や費用について知ろう
乗らなくなったバイクを処分する場合は、廃車の手続きと車体の処分を行わなければなりません。適切な処分方法でないと、法律違反にあたる場合もあるので気をつけましょう。特に廃車手続きは、バイクの種類によっても変わってきます。
車体の処分方法は、業者に引き取りしてもらう方法や、大型ゴミとして有料回収してもらうなどさまざまです。それぞれのメリット・デメリットを知れば自分に合った選択ができますが、どれを選べば最適かわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、バイクの処分方法やかかる費用や廃車手続きの方法などを詳しく解説します。また、愛車を査定してくれるおすすめの買取業者もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
バイク処分にはどんな方法がある?
バイクを処分する方法は、一つだけではありません。まずは、バイクにどんな処分方法があるのかを確認していきましょう。
粗大ゴミ回収サービスを利用する
自治体によっては、50cc以下の原付バイクを粗大ごみとして扱えるところもあります。ゴミとして処理する方法は、業者を選ぶ手間がかからないのがメリットです。また、処分費用も1,000円程度が相場と安いのもポイントになります。
ただ、すべての自治体が粗大ごみとして扱っているわけではありません。詳細は、自治体のホームページなどでご確認ください。
二輪車リサイクルシステムを利用する
二輪車リサイクルシステムは、大手の二輪車メーカー4社と輸入業者が立ち上げた制度です。乗らない二輪車を無償で適正処理・再資源化してくれます。ただし、二輪車リサイクルシステムに参加している業者から購入したバイクのみが対象です。
対象業者以外から購入したバイクは引き取ってもらえないため、あらかじめ調査してから利用しましょう。サービスを利用する場合は、指定引取場所まで自分で持っていく、もしくは廃車二輪車取扱店に相談して運搬してもらえます。
廃棄二輪車取扱店に引き取りしてもらう
廃車二輪取扱店にバイクを引き取りしてもらう方法もあります。この場合、数千円~1万円程の費用が必要になる場合が多いです。廃車二輪取扱店がどこにあるのかは、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会のホームページで調べられます。
また、利用前に費用や自分の持っているバイクの廃車が可能か確認しておくと安心です。
人に譲る
バイクの状態がそれなりに良く、まだ走れるようなら、人に譲る方法もあります。友達や知り合いにバイクを欲しがっている方がいないか聞いてみましょう。引き取り手が見つからない場合は、SNSや掲示板などで募集をかける方法もあります。
ただし、初対面の方に譲る場合は、不良個所は正直に申告する・不要な個人情報は与えないなどを気をつけておきましょう。
ヘルメットの処分方法は?
バイクとセットでヘルメットの処分を同時に考える方も多いと思います。ヘルメットは、ほとんどの自治体で不燃ごみとして処分が可能です。また、使えるヘルメットならリサイクルショップやバイク用品店の下取りに出してみるのもおすすめです。
処分する前の廃車手続きについて
バイクは車体を処分する前に、廃車手続きを行わなくてはなりません。ここからは、廃車手続きの方法や仕組みを詳しくご紹介します。
廃車手続きとは?
廃車手続きは、ナンバープレートを返却して課税対象から外すための手続きです。そのため、廃車手続きを怠るとすでに手元にないバイクの税金を請求される羽目になってしまいます。乗らなくなったバイクは忘れずに手続きを行いましょう。
4月1日時点で廃車手続きが行われていないバイクには、原付バイクが2,000円・91~125ccのバイクが2,400円・126~250ccが3,600円の軽自動車税がかかります。
原付バイクの廃車手続き
原付バイクの廃車手続きは、お住まいの市町村の役所で行います。持ち物は、ナンバープレート・標識交付証明書・印鑑・廃車申告書です。標識交付証明書は、原付バイクを購入した際に渡されており、紛失した場合は各市町村の役所で再発行できます。
また、廃車申告書は、窓口の他にも市町村によってはホームページでダウンロードできます。手続き当日は、担当窓口で廃車申告書の記入・提出、ナンバープレートの返却・廃車証の受け取りを行います。
ただし、多くの自治体では平日の受付時間内しか手続きできません。平日に廃車手続きが不可能な方は、業者に代行してもらいましょう。
軽二輪自動車の廃車手続き
道路運送車両法では、126cc以上250cc以下のバイクを軽二輪自動車(二輪の軽自動車)と分類しています。軽二輪自動車の廃車手続きは、管轄の運輸支局で行います。市町村役所ではないので気をつけましょう。
持ち物は、ナンバープレート・車検証・自賠責保険証明書・印鑑です。どの運輸支局が何市を管轄しているか、運輸支局がどこにあるのかは国土交通省の公式ホームページなどで確認できるのでチェックしてみましょう。
また、当日は軽自動車届出済証返納届出書を記入して提出します。加えてスクラップにする方は、陸運局の用紙販売所で軽自動車届出済証明書交付請求書を購入し、記入しましょう。
小型二輪自動車の廃車手続き
250cc以上のバイクは道路運送車両法で、小型二輪自動車(二輪の小型自動車)と分類されています。この250cc以上のバイク廃車手続きは、各運輸支局で行います。必要な持ち物は、自動車検査証・印鑑・ナンバープレートです。
自動車検査証はバイクの購入時に渡される書類ですが、紛失した場合は各運輸支局で再発行が可能です。当日は、申請書・手数料納付書・軽自動車税申告書を記入して提出します。また、運輸支局の受付時間を確認してから赴けば安心です。
バイクの処分別費用はどれくらいかかる?
バイクを処分する際にネックなのが処分費用です。ここでは、解体処分する場合やリサイクルなど、処分方法別に費用の相場をご紹介します。
解体処分する場合
解体処分する場合の費用の相場は、1~2万円程度です。解体処分業者は解体費用で利益を出しているのではなく、分解して得たパーツを売却して利益の大部分を出しているため、状態が良ければ安い解体費用で請け負ってくれる場合もあります。
ただし、解体業者の中には悪徳な会社もあるため、事前に費用の確認をしておくのがおすすめです。バイクをトラックに積んでキャンセルしにくい状態にしたあと、高額の解体費用を請求してくるといったトラブルもあります。
廃車処分する場合
バイクを解体処分する場合は、廃車手続きを忘れずに行いましょう。原付バイクは各市町村の役所で、125cc以上のバイクは各運輸支局で行います。排気量によって異なりますが自分で手続きを行った場合費用は無料、または1,000円以下になります。
この廃車手続きは、解体処分業者に依頼もできます。「自分で手続きに赴くのが面倒」「営業時間内に行けない」と思う方は、業者を活用してみましょう。依頼した場合は、5,000円程度の作業料が請求されます。
処分するバイクの保険料と税金について
バイクの税金は4月1日に登録されているバイクに課税されるので、3月31日までに廃車手続きをしてしまえば翌年の税金はかかりません。手放す意思が決まったら、早めに手続きをしておきましょう。
また、自賠責保険の期間が残っていれば、保険料が月割り計算で返金されます。加入している損害保険会社などで解約手続きをしましょう。また、任意保険も同様に、解約返戻金としてお金が戻ってくる場合もあります。
廃車手続きのみも可能
車体を手元に残したまま、廃車手続きだけを行うのも可能です。通常毎年課税されますが、廃車手続きや一時使用中止手続きをすれば課税されなくなります。長期間乗らないとあらかじめわかっている方におすすめの方法です。
一時使用中止手続きの際に発行される「廃車証明書」は、再度利用再会するときに必要な書類なので、大切に保管してください。また、一時中止手続きには、軽二輪自動車の場合500円・小型二輪自動車の場合350円の手数料がかかります。
リサイクル(不用品回収)処分の費用
「自宅にある不用品無料で引き取ります」などとスピーカーで流しながらトラックで町中を走っている不用品回収業者に依頼した場合、放送通り無料で引き取ってくれる場合が多いです。ただ、中には怪しい業者もいるので気をつけましょう。
処分費用の内訳は信頼できる?
バイクの引き取り処分を依頼するときの処分費用の内訳は、業者によりさまざまです。「詳しくないだろう」と多めに請求してくる業者もいます。相場がわかりにくいため、損をしてしまう方も多いです。
心配な場合は口コミや近所の評判を確かめたり、地域に根付いた信頼のおける業者を利用しましょう。また、二輪車リサイクル制度を利用できるバイクであれば、無償で引き取ってもらえるため、内訳を気にする必要はありません。
ただし、せっかくなら無償提供や有料の処分方法ではなく、バイクをお金に替えたい方は買取業者を利用するのがおすすめです。
バイクを買取業者に依頼して処分する場合
買取業者に依頼するメリットは、なんといってもプラス収支になる可能性がある点です。持ち主が「売り物にならないだろう」と思っていたバイクに、意外にも値段が付いたケースは多々あります。
また、無料で処分してくれるケースも多いです。買取業者を利用すれば、処分費用が節約できるのもメリットです。買取業者としては安く買い取りたいので、査定が出るまではあくまで売るつもりのスタンスでいましょう。
バイク買取のメリットは?
ここからは、バイクの買取サービスを利用するメリットについてご紹介します。良いサービスをしっかり利用して、お得に処分しましょう。
高額査定!現金化できるケースも
バイク買取のメリットは、なんといっても現金化できる可能性がある点です。ときには、予想より高い金額が提示される場合もあります。古くて一見価値がなさそうなバイクでも、パーツを取るために買い取ってもらえるときもあります。
また、買い取ってもらえるのは動くバイクばかりではありません。動かないバイクや、事故車であっても修理次第で売れる状態に戻せるこ場合あります。そのため、修理が必要なバイクに値が付くケースもゼロではありません。
買取なら処分費用を浮かせられる
予想外に値が付くケースもあるとはいえ、0円査定になる場合も少なくありません。ただし、多くの買取業者で処分費用が無料になるため、廃車費用が節約できます。バイクの買取サービスの利用は、お得にバイクを処分したい方におすすめの方法です。
早くバイクを処分したい方にはぴったり
スピード感をもって手早く処分したい方にも、買取業者の利用はおすすめの方法です。多くの買取業者が、無料で自宅まで出張査定に来てくれます。帰りの交通手段や、動かないバイクの運搬手段に悩む必要がなく楽に利用できるのもメリットです。
また、買取査定自体も長時間かかりません。10分程度あれば終わる業者がほとんどです。
廃車や処分の手続きが不安な人でも安心
多くの買取サービスでは、廃車や処分の手続きをサポートしてくれます。また、手続きの代行料が無償の買い取りサービスもあります。そのため、買取サービスを利用すれば、手続きに抵抗がある方でも簡単にバイクを手放せます。
バイク買取の一括査定サイトがおすすめ
「できるだけ高い値段で買い取ってほしい」と思う方におすすめなのが、バイクの一括査定サイトです。バイクの一括査定サイトを使えば、必要な情報を一度入力するだけで複数の買取業者に依頼できるので、比較が楽になります。
バイクの査定額は一定ではなく変化するため、口コミを見ても実際どこが一番高く買ってくれるのか見極めるのは難しいです。複数に依頼すれば、金額が上がりやすいメリットもあります。一括査定サイトの利用は無料なので、試してみるのがおすすめです。
買取で高く買取ってもらうには?
実はちょっとした工夫で、バイクの値段が上がるケースもあります。ここからは、バイクをより高く買い取ってもらうためのコツをご紹介します。
買取相場をチェックしておく
売りたいバイクの相場を事前にチェックしておけば、買い叩かれるのを防げます。知識があれば、金額を提示されたときに、金額が適正かどうか判断できる材料として使えます。ホームページに買い取り実績を掲載している買取業者もいるので確認してください。
高く売れる時期を狙う
バイクの買取り価格は、時期によって異なります。これは、バイクが売れやすい時期と売れにくい時期があるためです。売れにくく在庫の多い時期は安く、バイクが売れやすく在庫の薄い時期は買取り価格も高くなる傾向にあります。
具体的には、新生活の始まる春やレジャーに出かける方の多い夏にバイク需要が高まります。反対に冬はバイクの需要が落ち、翌年の課税を避けるために売る方が増えるなどから、買取価格も下がりがちです。
また、古くなると買取価格が下がります。年式が新しいほど高く売れやすいため、高く売れるシーズンなら早めに決断するのがおすすめです。
メンテナンスをしっかり行う
メンテナンスをしっかり行うのもポイントです。バッテリーの不調やバイクのサビ、エンジン周りの異音は、査定が下がる可能性があります。普段からメンテナンスを小まめにしているバイクは、高く売れる傾向にあります。
処分を検討している方の中には、バイクが不調であり買い替えを検討している方もいると思います。以下の記事では、大型バイクの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
まずはお試し査定におすすめのバイク査定サイト3選
バイクの一括査定サイトは豊富にあるため、どれを利用するか迷ってしまう方も多いと思います。ここからは、バイク査定サイトを厳選して3つご紹介します。
動かないバイクでも買取可能なケースも
車種にもよりますが、動かないバイクや事故車を買い取ってくれるケースもあります。動かないバイク=スクラップではありません。お店によって買取基準が異なり、不動車に金額がつかないところもあれば、積極的に買取を行っている業者もあります。
お手持ちのバイクが、不動車や事故車の場合は、それらのバイクの買取を進んで行っている業者に買取を依頼するのも選択肢の一つです。ですが、バイクをローンで買っておりまだ返済中の場合、売却はできません。
ただし、一部の買取業者ではローン対応をしてくれるので、ローン返済中でも売れる業者か確認してから査定するのがおすすめです。
まとめ
バイクの処分方法は、買取業者を利用したり廃車にしたりとさまざまです。迷った場合は、とりあえず業者に買取査定してみるのもおすすめです。ぜひこの記事を参考に、自分に合った処分方法を選んでください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年03月17日)やレビューをもとに作成しております。
バイクワンは、事故車や動かなくなったバイクの買取も行っている業者です。オンライン自動査定なら、すぐにおおよその買取価格がわかるのが特徴になっています。個人情報を入力する必要がないので、利用へのハードルが低いのが嬉しいポイントです。
また、バイクワンでは、水没したバイクや修理が不可能なバイクまで引き取り対象になるので、売るのをあきらめていた方も一度査定をするのがおすすめです。