精神科の看護師の仕事内容や役割は?向いている人の特徴や給料は?
2023/03/09 更新

男性が多く活躍し、病院からのニーズも高い「精神科」。精神科の看護師には、どのような役割があるのでしょう?この記事では、精神科の看護師のきつい仕事や体験談、メリット・デメリット・給料・向いている人の特徴を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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そもそも精神科の役割とは?
気にはなっているけど精神科の看護師のイメージがわかないという人も多いと思います。病院の精神科が対象とする領域は「うつ」や「統合失調症」など精神疾患全般に渡ります。一般的な病棟とは違う面をたくさん持ち合わせています。
コミュニケーションをとることが多い病棟のため優しい雰囲気の人が多いです。バタバタとしていることが少なく思っていたより時間にゆとりがある科になります。精神的に強い人が向いていますが体力を使うことは少ない仕事です。
精神疾患の患者さんに対して、看護師はどのような役割を果たすのか、この記事では精神科の体験談やきつい仕事内容、向いている人の特徴などを詳しく解説していきます。参考にしていただければと思います。
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精神病棟で働く看護師の仕事内容は?【主に仕事を5つ紹介】
一般的な看護師と違って、精神病棟で働く看護師の仕事内容は想像しづらいですよね。実際にどのような仕事をこなしているのか、詳しくみていきましょう。
①コミュニケーションによる心のケア
まず、精神科病棟で働く看護師の大切な仕事の1つが、コミュニケーションによる「心理的ケア」です。精神疾患において、一般的な治療方法は薬物療法なのですが、患者さんによっては薬物療法に抵抗がある方もいらっしゃいます。
そんな時に効果を発揮するのが、コミュニケーションによる心のケアです。日頃のコミュニケーションで患者さんと信頼関係を築き「この看護師さんが言うなら」と思ってもらうことが重要なのです。
②患者状態の判断や評価
精神科病棟では、患者さんの状態に気を配り、変わった症状が出ていないか観察することも大切です。精神疾患の患者さんの場合、自分が置かれている状況を的確に伝えることが難しい場合があります。
そんな時には、患者さんの代わりに、看護師が医師へ異変を伝える必要があるのです。
③セルフケア援助
精神科病院の看護師は、患者さんのセルフケア援助を行うこともあります。精神疾患の患者さんの場合、セルフケアレベルが低下していることも多く、入浴介助や髭剃り、トイレへの誘導などを援助する必要があるのです。
④デイケア・ナイトケアでの看護
デイケア・ナイトケアを行う施設における看護も、精神科病院における看護師の役割です。デイケア・ナイトケアとは、精神疾患の患者さんが集団の中で活動を行うリハビリ施設のことで、社会復帰に必要な能力を回復させるために役割を担います。
⑤薬を処方する
精神疾患における基本的な治療法は薬物療法であるため、薬の処方も看護師の大切な仕事です。看護師は医師や薬剤師と連携することで、薬の投与量などを調節する重要な役割を担っています。投薬が難しい患者もいるため工夫して投薬をしている看護師も大勢います。
精神科看護の急性期と慢性期とは?
あまり知られていませんが、精神科病院にも急性期と慢性期が存在します。この章では、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
精神科急性期の特徴
「精神科急性期」には、精神疾患の症状が悪化して、集中的な治療が必要な方が入院します。患者さんの中には、病識が無いまま病名を診断される方もいるため、極度の興奮状態になっている方も多いです。患者さんが心を開いてくれるまで辛抱強く対応しましょう。
患者さん自身が病気であることを認識し、投薬による治療を始められるように日々のコミュニケーションを積み重ねることが大切です。そうすることで、患者さんと信頼関係を築くことができるでしょう。
精神科慢性期の特徴
「精神科慢性期」には、長期の療養が必要な方が入院します。慢性期の場合、病室は患者さんの生活の場所です。つまり、入院しているというよりは、患者さんの生活の場所に医療者がおじゃましているような感覚を持つことが大切なのです。
長期の療養なので、基本的には患者さんが主体で生活を行い、要所要所で看護師が援助をするのが基本です。
精神科の看護師になるにはどんな人が向いている?
どんな人が精神科病棟の看護師に向いているのか、4つの特徴について説明していきます。
①精神的に強い人
まず第一に、精神科病棟の看護師には「精神面の強さ」が求められます。精神科においては、看護師は患者さんから暴言を受ける可能性があります。これは精神疾患による影響なので、一つ一つの暴言を気にしすぎる方は辛くなるかもしれません。
②察する力や観察力がある人
精神科病棟の看護師は、患者さんの異変を読み取る必要があるため、察する力や観察力がある人は適しています。普段のコミュニケーションから情報を上手く聞きだして、患者さんのことを、より理解することが重要なのです。
③長期的な治療で患者さんと向きあいたい人
精神疾患では治療が長期化することが多いため、患者さんと長期的に向きあいたい人は精神科病棟の看護師に向いています。そして、精神疾患は回復したかどうかの判断が難しいため、根気よく向き合う必要があるのです。
④精神看護意外の分野にも関心がある人
精神疾患以外の分野にも関心があり、複合的な知識を勉強できる方は精神科病院の看護師に向いています。精神科と聞くと、精神的な疾患についてのみ対応するイメージが多いですが、実際は違います。
心因性疾患の患者さんの場合、内科疾患を併発することも多いのです。つまり、看護師は心身ともに患者さんのケアを行う必要があります。
精神科の看護師に聞いた「やりがい」や「大変なこと」は?
生活のためとはいえ、仕事は「やりがい」が無いと続きにくいもの。そのため、この章では精神科の看護師が感じる「やりがい」について紹介していきます。また、精神科の看護師だからこそ大変なことについても解説しますね。
精神科看護でどんな時にやりがいやメリットを感じる?
精神科の看護師として働いてよかったなと思った瞬間やメリットなどをまとめました。どんな科でもやりがいを感じて仕事をしたいですよね。
①患者さんの笑顔や回復する姿を見れること
最初のやりがいは、患者さんの笑顔や回復する姿を見れることです。これは他の科でも同様のやりがいは感じるのですが、精神科病院の場合は、患者さんへとのコミュニケーションや患者さんの状態観察が特に重視されるので、ひと際喜びも感じられます。
②患者さんの退院後も見据えた、長期的な看護ができること
2つ目のやりがいは、患者さんの退院後も見据えた長期的な看護ができることです。精神科の場合は、長期入院する方も多く、退院後の社会復帰を視野に入れた看護が、特に重要なのです。
病気への対応はもちろんのこと、より患者さんの生活に寄り添って看護を行うことができるので、やりがいが感じられるでしょう。
③幅広い領域の看護技術を活かせること
3つ目のやりがいは、幅広い領域の看護技術を活かせることです。精神疾患の患者さんの場合、内科疾患を併発することも多いため、精神疾患だけでない幅広い知識が求められます。そのため、自分自信の経験を活かすこともできるかもしれません。
④看護師一人一人の持ち味が出せる
最後のやりがいは、看護師一人一人の持ち味を出せることです。他の科と比べて、精神疾患の場合は看護に正解がありません。看護師は患者さんと信頼関係を築くために、看護師一人一人が独自のアプローチを行うことができるのです。
⑤性格がきついと言われることが少ない
一般的によく看護師はハードな仕事なため、性格がきつい人が多いと言われます。しかし精神科の看護師はコミュニケーションが大切なため穏やかな口調な人が多いです。気持ちは強くなっても性格がきついと言われることは少ないです。
精神科で一番きつい瞬間やデメリットだと思う体験談は?
どんな好きな仕事でもきつい業務や大変なことはあります。体験談やメリット・デメリットを理解したうえで自分に合っているかどうかを考えてみましょう。
①患者さんの安全に配慮すること
精神科において、看護師が最も大変だと思う業務は、常に患者さんの安全に配慮することです。精神科では、患者さんの身の回りに危険な物があると、生死に直結します。そのような危険を排除することも、看護師の大切な役割なのです。
精神科では、病院への持ち込み制限が圧倒的に多く、入院時にボディチェックなども行います。例えば、仕事中にボールペンを病室に置き忘れてしまうだけでも、大きな事故に繋がりかねないのです。
②患者さんに引きずられて、自分も病む可能性がある
精神疾患を抱える患者さんとのコミュニケーションを日常的に取っているため、患者さんのペースに巻き込まれてネガティブな感情が続いてしまう人もいます。適切な距離を保って接することがとても重要です。
③体力的負担が楽だが精神的負担は大きい
精神科でのお仕事は比較的体力的な負担が少ないと言われています。その分精神的な負担は大きい仕事になります。慢性病棟か急性病棟かによっても体力の負担は変わってきます。慢性病棟のほうが体力的負担は少ないです。
精神科看護師の主な4つのあるある
ここまで精神科病院の看護についてご紹介してきましたが、実際に働いている看護師はどんな方なのか気になりますよね。この章では、精神科看護師の特徴についてまとめていきます。
①冷静で聞き上手な人が多い
精神科では、疾患の影響によって患者さんから暴言を言われることもあります。そんな時でも、慌てず冷静に対応しなければいけません。また、患者さんと信頼関係を築く必要があるため、高いコミュニケーション能力を兼ね備えているのも特徴です。
患者さんから重要なサインを聞き出すことも、仕事の1つなのです。
②観察力がある
精神科看護師は、患者さんの言動から異変を察知する必要があるため、観察力に優れています。精神疾患の患者さんの場合、自分の状態を医師へ上手く伝えられない方も多く、代わりに看護師が、必要な情報を連携しなければなりません。
③優しい口調で話す
優しい口調の看護師が多いのも、精神科の特徴です。精神科の場合、患者さんとのコミュニケーションを通じてメンタルケアを行ったり、信頼関係を築いていきます。そのため、患者さんが看護師と会話をしてくれる時間は貴重なのです。
患者さんに気を配りつつ、優しい口調で答える必要があります。
④ちょっと変わり者が多い?
他の科の看護師とは異なる仕事内容も多く、ちょっと変わり者と言われる人が多いという声もあります。他の看護師では気づけないような小さな変化にも気が付くようです。コミュニケーションが大切な仕事なので気遣いは人一倍できる人が多いです。
精神科看護師の1日の仕事の流れ
病院や対応する患者さんによって違いはあると思いますが、大まかな1日の流れをまとめています。どんな仕事の流れになるのか参考にしてください。
精神科看護師の日勤の場合
勤務開始時に夜勤担当の看護師から前日の様子を聞き、午前中は患者さんのケアを行います。お昼に患者さんの昼食介助をした後、午後からは作業療法やコミュニケーションによるケアを行い、記録をして終業です。
精神科看護師の夜勤の場合
日勤担当から日中の様子を聞き、各種準備を行います。夕食介助やバイタル測定を行った後、就寝前にはオムツ交換などのケアをして消灯です。夜中の見回りを行い、朝になれば朝食介助をして終業です。
暇な時間があるときも
毎日追われるようにバタバタと過ぎていく科もありますが、時間にゆとりがあることも多いのが精神科の特徴です。しっかりと申し送りをしたりカルテを確認する時間の余裕があるときもあります。
精神科看護師のキャリアプランの例
精神科の看護師になった後どのようなキャリアを積んでいくのか気になる人も多いと思います。それぞれ進みたいキャリアがあると思いますが参考までにいくつか紹介させていただきます。
①精神科から精神科
精神科看護師のキャリアプランとして多いのは、精神科から「別の病院の精神科」へ移るということです。精神科の場合は、患者さんによって看護方法が異なるため、別の病院に行くことで経験を積みたいと思うようです。
②精神科から消化器内科
精神科から消化器内科・外科に移る方もいらっしゃいます。精神疾患の患者さんの場合、内科疾患を併発することも多く、そこから内科疾患について学びたいと思う人もいるようです。新しいことを学んでスキルアップを目指します。
③精神科から訪問看護
精神科から訪問看護に移る場合もあります。精神疾患の場合、長期的な治療・観察が必要なので、自分が担当した患者さんをより長く支えてあげたいと思う人もいるようです。今まで培ったスキルを活かしながら活躍できます。
④精神科の専門看護師
日本看護協会では13の専門看護師を認定しているのですが、その内の1つに精神看護があります。精神疾患の患者さんに対して、質の高い看護やケアができるようになるため、精神看護師はスキルアップを目指せます。
精神科看護師の給料相場はどれくらい?
気になるお金の話です。病院などでも差があると思いますが、参考までの給料相場を紹介しています。
新卒の正社員看護師では?
精神科看護師は、各種手当込みで新卒年収「300~500万円」、基本給は月収「18~20万円」です。他の科と比較するとやや低めの水準になっています。地域でも差があるので詳しくは自分の住んでいる地域で確認してください。
基本給以外の資格や夜勤の手当は?
基本給以外の手当としては、大きく分けて時間外手当と夜勤手当があります。認定看護師資格を持っていて、学会発表などを行えば手当に反映されることもあります。夜勤手当は1回当たり三交代制の準夜勤で4000円、深夜勤で5000円、二交代制の夜勤で1万円程度です。
性格的に合っていれば悪い給料ではない
精神科では他の科と比べると急変が少なく、残業があまりありません。その分サービス残業なども少ないため、負担は小さいでしょう。性格的に負担を感じることがなく働くことができれば悪くない給料と言えます。
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まとめ
この記事では、精神科看護師の仕事内容や求められるスキルについてご紹介しました。精神科病院では、幅広い専門知識と細やかなケアが求められます。看護師に興味がある方は、精神科看護師として、スキルアップを目指すのも良いかもしれませんね。
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