看護師を辞めたい!辛い!辞めたくなったときはどうすればいい?【転職】【看護師に多い悩みも紹介】
2021/12/08 更新

目次
実際に看護師の多くが辞めたいと考えている
現在働いている看護師の7割が、仕事を「いつも辞めたいと思っている」「時々辞めたいと思う時がある」と回答したというデータがあります。
看護師はどんな理由で「仕事を辞めたい」と感じているのでしょうか?看護師が「仕事を辞めたい」と感じる背景について詳しく見ていきます。
【編集部イチオシ】おすすめの看護師転職サイトはここ!
「看護師の仕事を辞めたい」と悩んではいませんか?ただ、勢いのままに辞めてしまうのは後悔のもとになるため、まずは自分の辞めたい理由を把握して、適切に判断する必要があります。
それでも、続けるのが難しいと感じるのであれば、転職を考えましょう。新しい環境に身を置くことで、自分らしい働き方ができるかもしれません。
この記事では「看護師の辞めたい理由」に加え、おすすめの看護師転職サイトを5つ紹介します。しかし結論から言うと、自信を持っておすすめできるのは「看護roo!(カンゴルー)」でした。
公式サイトから無料の利用申し込みが可能です。迷っている方はこの機会に、ぜひサイトをチェックしてみてください!
看護師が「仕事を辞めたい」と思う理由は?【主な理由4つ】
「人間の命を預かる」という、とても責任のある仕事をする看護師。看護師を辞めたいという理由は、その責任の重さ以外にも、様々な理由あるようです。
①人間関係
やはり、人間関係というのはどのような職場でも、働く上で、重要な要素になります。特に看護師はチームで連携を取ることが大切な仕事です。そのため、人間関係が上手く行かないと「仕事を辞めたい」と考える人も多いようです。
①-1.いじめやパワハラ
どこの職場でもある事かもしれませんが、やはり「いじめやパワハラ」で離職する方が多いようです。先輩看護師やお医者さんからのパワハラやいじめはもちろん、同僚からのいじめを受ける人もいます。性別が偏った職場では、特に上下関係におけるトラブルが起こりがちです。
また、人間関係で特に問題になるのが「派閥」です。悪い伝統が今もに残る上下関係、妬みなどもその原因の一つになっています。中には、自分のミスを後輩や新人に押し付ける明らかな責任転嫁もあるそう。どう振る舞って良いのか判らなくなり、最終的に辞めてしまったという人もいます。
①-2.患者さんとの人間関係
病院で、職員以外での関わるが「患者とその家族」です。最近の離職理由として挙がってきているのが、患者とその家族とのトラブルです。理不尽な暴言を吐く人や、暴力的になる人もいて、大きなストレスになっているようです。
昔は、高齢者の看取りまでを担っていた病院ですが、法改正により入院期間が短くなりました。そのため、患者さんの入れ替えも激しく、短期間でのコミュニケーションを強いられています。
また、情報化により、病気や治療方法をネットで簡単に調べられるため、お医者さんの治療方針に納得できない患者家族とのトラブルが増えている場面もあります。お医者さんと患者・患者家族に板ばさみになってしまう事で、抱えるストレスも離職を考えるきっかけのようです。
①-3.セクハラがあることも
男性患者による、女性看護師さんへのセクハラも問題です。いたずら程度の気持ちが、相手に対してセクハラと捕えられることもあります。しかし「冗談だった」「相手も嫌がっていない様子だった」など自分本位の理由で、どんどんエスカレートしていくこともあるようです。
行動だけでなく、言葉によるセクハラもあり、様々な対策をとっても根本の解決に至らないというケースもあります。
また、患者さん以外でも、医師から受けるセクハラも問題です。その関係性から、なかなか他に言えずに、抱え込んでしまう人も多くいます。院内での立場による力関係のため、泣き寝入りという状況もあります。
①-4.結婚できない
看護師さんの勤務体系は日勤・夜勤など不規則で、同僚は圧倒的に女性が多いため、異性との出会いに恵まれない環境にあります。知人の紹介等で出会いの機会があったとしても、時間が合わず、交際に発展しないといった事もあるでしょう。
職場内での出会いも限られているため、医療関係者で、院内で良く顔を合わせる人間に限られてきます。仮に、出会いの機会があったとしても、理想通りにいかないのが現実のようです。
②仕事のプレッシャー
部署や科にもよりますが、配属によっては命を左右する処置を行わなければならない事もあります。また、役職やキャリアによって責任の重さも変わってきます。そういったプレッシャーも原因の一つです。
②-1.うつ病
看護師に関わらず、社会全体の問題になっているのがうつです。責任感が強すぎる人や精神的な逃げ場がなくなってしまうくらい追いつめられてしまった人、他にも様々な理由でうつになる時代です。
傷ついた人を元気にする仕事ではありますが、心や体に無理をして仕事を続けた事で精神的な傷を負ってしまっては本末転倒です。うつを発症した事で、転職どころか社会復帰が難しい状態に陥ってしまう事もあります。
服薬やカウンセリングを続けながらでも仕事をしなければならない、という人もいるかもしれません。しかし、早い対処でダメージを最小にしていく必要があります。軽い症状でも早めの対処が、自分と自分の未来を守ります。
②-2.医療ミス
「人の命を救いたい」そう思って、医療従事者になることを志した人はたくさんいます。しかし、その責任の重さゆえに、医療事故を起こすと強い自責の念に駆られる人が多いのも事実です。
医療ミスは患者さんの命にかかわる事なので、個人レベルではなく病院の責任問題になってしまいますが、その原因となった看護師さんの経歴には、そのミスが刻まれていします。また、狭い業界なので、どこのだれが犯したかという話もすぐに伝わるでしょう。
そうなると「他の病院等では働けない」「転職の際の汚点になってしまう」と考え、ミスを犯してはならないという強迫観念に駆られてしまう人もいます。結果、怖さのあまり退職を選ぶ看護師さんもいるようです。
②-3.そもそも看護師に向いていなかった
親に言われたから、収入が良いから、夢だったから等看護師になった理由は人それぞれです。しかし、なりたい、やりたいだけでは続かない人も中にはいますし、そもそも看護師の仕事が向いていないという人もいます。
看護師としての適性が自分にあるのかを、冷静に見つめ直す事も大切です。どれだけ努力をしてもうまくいかないものがありますが、それは根本的に合っていないという事もあるでしょう。
本当に看護師になりたくてなったけど、自分の理想の仕事ではなかったとか、どうやっても仕事や環境に馴染めず、離職する人がいるのは仕方がない事かもしれません。
③労働環境
看護師の仕事は、変則勤務や時間外勤務、勉強会、研修会などでなかなか休みが取れないのが現実です。人材不足により、一人当たりの業務量が増えているところもあるようです。
③-1.長時間労働
一番の問題は「人出不足による長時間労働」です。看護師の数が少ないため、一人当たりの業務量が多く、時間内で業務を終えられません。そんな環境なので、休みを取るのも気が引けてしまい、滅多なことでは休めないという空気になっています。
キャリアによっても、労働時間の差があるようです。日本の企業全体に言える事かもしれませんが、若手が早く帰る事にやる気の無さを紐づける習慣も、長時間労働の原因の一つになっているかもしれません。
給料が安く過酷な労働環境のため、なかなか人材が集まらず既存のスタッフで何とかやりくりしている、という病院も少なくありません。
③-2.夜勤
大きな病院になると夜勤があります。看護師になるなら、夜勤は逃れられないものかもしれませんが、かなり過酷なようです。人数の少ない夜勤帯は、一人当たりの相当な業務量になってしまいます。
科によっては、高度な処置を必要としている患者さんがいます。その患者さんの担当になった場合、夜通し目が離せない状況が、日が何日も続きます。また、一晩中患者さんの対応に追われて過ごす時もあります。
医療や介護の世界では、記録を残す事が必須となっており、処置以外でも申し送りと記録保持のための事務作業も増えています。夜勤帯は少ない人数で、これらを行っていかなければならないため、大きな負担になっています。
③-3.給料が仕事量に見合っていない
命を預かり、命を救い、命を守る仕事をしているのに、それに見合った給料が支払われていないと思っている人が多いのが事実です。病院の規模や経営状況、組合の有無にもよると思いますが、納得できる給料で働いている方は少ないでしょう。
仕事が終わらず、残業をする事があっても、残業代を申請しにくいとか他の病院と比べると明らかに給料が安い、手当が少ない、給料が上がらない等の意見があります。訪問系の看護師さんはもっと条件が厳しいようです。
看護師という仕事にプライドを持って、日々患者さんと向き合っている方が多いとは思いますが、その一人一人に生活があります。お金がすべてではないですが、待遇が改善されればもっと労働環境が改善されるかもしれません。
③-4.希望部署に配属されないとキャリアアップも難しい
配属された科が自分にぴったりであれば良いですが、どうしても自分に合わないという事も出てくる人もいるでしょう。行きたい科への配属希望を出しても、なかなか通らない事が多いようです。
長年同じ科で、思う通りのキャリアアップが出来ないため退職を考える人もいるようです。
③-5.新型コロナウィルスの影響も
2019年末に、中国の武漢で発生した新型コロナウイルス。その感染力の強さは、これまでの私達の生活を一変させる事態を招きました。人類にとって初めてのウイルスは、ワクチンがないため対症療法で凌ぐしか、手はありません。
その最前線にいるのが、看護師を含めたの医療従事者です。世界中の看護師師が、マスクと使い捨てガウンと手袋だけで、日々見えない敵との戦いを強いられています。「自分が犠牲者になるかもしれない」という恐怖はその人にしかわかりません。そんな状況が続いていけば、離職を考えるのも無理はないでしょう。
④SNS上にも辞めたいという悩みの声が…
SNSの登場で様々な情報が手に入るようになりました。特に、ツイッターや2チャンネルなどの匿名投稿ができるサイトでは、労働条件の事や人間関係の悩み、うわさ話等、実際の病院名を載せたり個人名を載せたりする投稿もあります。
投稿者は匿名なので、自分本位の意見を遠慮なく載せることができます。そのため、実際に院内で起きている事よりも、大げさになっている場合もあります。最近では、SNSでの投稿により自殺に追い込まれた有名人が増えていますが、一般の人でも被害を受けている人がいます。
しかし、大半は過酷な労働実態の暴露や人間関係、給料などの労働条件に関する事が良く投稿されています。こういった形で、SNSがはけ口となっているのが現実です。
看護師を辞めたいのに、辞められない理由は?【主な4つの理由】
①医療奨学金返済が残っている
「看護師奨学金制度」とは、将来、看護業務に従事する意思のある学生に対して、修学資金を支援する制度です。月額決まった金額を受け取りながら、看護学校に通い、卒業後は、病院で一定期間を従事することで、返済が免除になります。
奨学金を受けた病院で働けば、就職活動の必要がなく、国家試験合格に向けたサポートをしてくれる病院もあったり、奨学金意外にも生活費の支援をしてくれます。しかし、一定期間の就労条件を満たしていない場合、退職の際に奨学金の返済を求められる事もあります。
②人出不足で引き止められる
実は辞めたいのと考えているのは自分だけではなく、周囲の人間も同じように考えている可能性があります。「募集をかけても人が集まらない」「定着率が悪い」という問題を抱えている可能性が高いです。
「今辞められては困る」「人材が確保できるまで待ってほしい」といった事を理由に、退職を認めてもらえないケースもあります。中には、給料やボーナスを上げるという事をほのめかして引き留める所もあります。
法律的には正社員は退職の意思を表明してから「2週間」の経過をもって、会社を退職する事ができます。契約社員でも1年を経過していればいつでも退職が可能です。
③今辞めたら生活費に困る
総合病院や多角的な経営をしている病院の職員であれば、仕事はハードでも、待遇が良いので続けているという方もいます。
結婚している方は特に、子どもが学生であれば余計辞めるにやめられないという状況にあると思います。未婚の方でも、預金に余裕があるとか実家暮らしでなければ、すぐに退職するのは難しいでしょう。
④勤労年数が少ないため、転職できるのか心配
看護師として就職しても、人間関係や仕事の悩み、希望の部署ではなかったという事で退職を考える方は多いと思います。しかし、経験年数が浅いと、働ける職場があるか不安に感じてしまうでしょう。
実際のところはその病院の方針や担当者との相性、本人の熱意等が転職のポイントになります。しかし、あまりにも転職を繰り返しすぎると「入社してもすぐに辞めるのでは」という印象を持たれるので、一つの所で最低5年は勤めあげる方が、キャリアアップに繋がります。
辞めたくなった時はどうすればいい?
自分の辞めたい理由を把握して、考え直してみても、これ以上は続けられないという事はあるはずです。そんな時はどうすればよいでしょうか。
①辛いならいったん休んでみる
辛い思いをしながら働いても、どんどん心が病んでしまい、重症化してしまう恐れがあります。周囲が気になるかもしれませんが、有給などの休暇制度があれば、思い切って仕事を休んでみる事が大切です。
休みを自分の取ってやりたい事をしてみたり、思い切って仕事から離れた事によってリフレッシュできたという人も多くいます。友人と食事に行って会話をしたり、スポーツや趣味に時間を使って心も体もリフレッシュするのも有効です。
休みを取る事で、辞めたいと思っていた気持が無くなる事もあります。何が原因で辞めたいと思っていたのか、冷静に考える事もできるでしょう。
②部署移動をお願いする
今いる部署での人間関係や仕事の内容で悩んでいるのであれば、部署異動願いを出してみてはいかがでしょうか。異動して新しい環境になる事で、気持ちも大きくリフレッシュした状態で仕事に臨めるかもしれません。
異動はそう頻繁に行われる事ではないので、タイミングが合えば活用したほうがいいでしょう。病院の方針によりますが、働く環境を整えるだけで、退職を食い止められるのであれば、病院側も対応してくれるかもしれません。
2年目から楽になるのでもう少し頑張ってみるのもあり
まだ1年目で退職を考えているのであれば、少し考え直してみてはどうでしょうか。
1年目は仕事が分からなくて当然です。周りと比較すると自分はなんて出来が悪いんだろうと考えてしまうかもしれませんが、成長スピードはそれぞれですし置かれた環境で学び方も変わってきます。2年目からは、多少楽になるので地道に仕事を覚えて行きましょう。
仕事は10年経ってやっと迷いが少なくなってくるものです。多くの可能性を自分で潰さないよう、冷静に見極めるようにしましょう。
【看護師資格を活かした仕事がしたい】転職先を見つけるには?
せっかく努力して取った「看護師資格」。転職するなら、看護師の資格や経験を活かした転職をしたいですよね。この章では、看護師のキャリアを活かした転職方法をお伝えします。
①同業者や知人の紹介
転職先や、人材を募集している職場の情報を集めるためにも、同業者や知り合いに頼って情報を集める方法もあります。
自分に合いそうだと感じたら、その職場をよく調べてから応募しましょう。また、知人の紹介であれば、採用が有利になる事があるので、普段から良い人間関係を構築しておく必要があります。
②転職サイトを活用
友人や知人がいないとか、地域を超えて転職したいと考えている人には、転職サイトを活用するのがおすすめです。
また、転職サイトに登録すると、自分の専任アドバイザーが就きます。経験豊富なプロの意見を聞けるので、転職成功に一気に近づくことができます。
次の章では、編集部の独自調査の「おすすめの看護師転職サイト」を紹介しています。ぜひ自分に合った転職サイトを見つけて、上手く活用しましょう。
おすすめ看護師転職サイト5選
プロのコンサルタントから、最適な求人情報を紹介してもらうためにも、転職サイトを使うことは必須と言えます。この章では「口コミ・実績・サポート力」の3点で高評価だった、5つの転職サイトを紹介します。
看護roo!(カンゴルー)
悩みの相談ができる掲示板も!
【利用者満足度96.2%!】
看護roo!(カンゴルー)は、看護師転職に特化した転職エージェントです。利用者満足度なんと「96.2%」!今回この記事では、おすすめの転職サイトを5社紹介しますが、その中で、最も高い数字になっています。
【コンテンツが充実!】
看護学生と若手看護師向けの女性メディアとしても使えます。看護知識、医療ニュース、看護用辞典、看護技術動画など、看護に役立つ情報だけでなく、ライフスタイル系の記事や漫画、心理テスト、おみくじなどプライベートでも楽しめるコンテンツが満載です。
【お悩み掲示板で、他の看護師の意見を聞ける!】
「これって私の職場だけ?」のようなお仕事の悩みが書き込める掲示板があります。等身大の仲間が集まる掲示板で、相談や雑談をする事も出来ます。看護roo!(カンゴルー)はナースライフを丸ごと応援してくれます。
対応地域 | 全国 | 職種 | 看護師、准看護師、保健師、助産師 |
---|
転職先が決まったらやるべき3つのこと
①退職の辞意は3ヶ月前を目安に伝える
転職する時は、できるだけ早くその意思を伝える必要があります。業務の引き継ぎや病院側の都合も考慮し、できれば3か月前までには、退職の意思を伝えるようにしましょう。
早めに伝えておく事で、病院側も採用の準備を整え求人をかける事が出来ます。自分の都合もあるとはいえ、これまでお世話になった病院と、良い関係を維持しておいた方がお互いの為です。
トラブルが多い状況で退職してしまうと、後々お互いの評判に繋がる恐れがあります。お互い歩みよって、円満に近い形で収まるようにしましょう。
②賞与算定期間と賞与支給期を確認
「できれば、ボーナスをもらってから退職したい」と考える人が大半です。ボーナスには算定期間が設けられているので、退職の意思を伝えた際には、ボーナスの額が減る事があります。
査定期間と支給時期の確認は事前にしておいたほうがいいでしょう。退職後すぐに別の職場で働ければ良いでしょうが、期間が開くようであれば、しばらくお金が入らないのでしっかりボーナスをもらいましょう。
③失業保険を確認
転職先が決まらない状態で仕事を辞めてしまった場合は、雇用保険の基本手当が利用できるか確認しましょう。基本手当は、前職の賃金の50%~80%にあたる金額を受けとることが出来ます。
しかし、基本手当を受け取るには以下の2つの条件があります。
1)いつでも就職できる状態なのに本人やハローワークの努力でも就職ができない失業の状態にある事。
2)退職前の過去2年間のうち、雇用保険の被保険者期間が12ヶ月以上ある事。
条件に当てはまらない場合、手当は受けられないので、注意しましょう。
退職時のトラブルに注意!
①新人だからといって残業代未払いに耐える必要はない
新人時代は意見もできず、先輩やお医者さん、患者さんの言う事を聞くだけで精一杯。修行時代なので、一人前と認めてもらえるまでは、ひたすら我慢と忍耐で毎日を過ごすしかないと考える人が多いです。
しかし、都合よく使われてしまいがちで「お金には変えられない経験をさせてもらう」「一人前ではないのだから残業代は無い」などといった理不尽な事が起こりがちです。それが伝統とか文化と呼ばれるところもあるため、余計厄介な問題になっています。
一人の労働者として、病院と雇用契約を結んでいる以上、その権利は冒されてはいけません。新人であっても、残業代はもらう権利があるのです。もし、未払いが続いているのであれば行政等に相談することも必要です。
未払いの残業代を請求するには?
未払いの残業代を請求する上で、証拠を取っておくことは大切です。タイムカード、PCのログインやログオフ時刻の記録、通勤用ICカードの利用履歴、自身で管理していた出退勤の記録を残しておきましょう。
所定労働時間外に、深夜労働賃金や退勤後の持ち帰りサービス残業、固定残業制でどれだけ働いても残業代が一定である場合は、残業代を請求できる可能性は高くなっています。
残業代の未払いは、会社が従業員に対する義務をを怠る行為であり、民事上の責任が生じる事は当然です。悪質な場合には刑事上の責任も生じます。看護師も、病院に雇われている正当な労働者なので、所定労働時間を超えて働いた場合は、割増賃金が支払われて当然です。
②医療奨学金返済があっても大丈夫?
看護師になるまでの学費を病院に貸与して貰った場合、病院奨学金制度としてその病院で一定期間働く事で返済が免除になる場合があります。そのため、「医療奨学金返済」を使っている看護師は、辞めたい思っても、数年は働かなければならないと言われる事があります。
しかし、この制度には法的な拘束力はなく、奨学金の返済ができないならば辞められないという退職拒否はできません。労働基準法では就労を強制する経済的な足止めは禁止されています。返還が必要な場合でも、全額に支払う事はありません。
③いじめやパワハラも退職の立派な理由になる
業界や世代を超えて現代の問題となっているのが、いじめやパワハラです。パワハラやいじめにより、人材の流出や才能の埋没、酷くなると自殺へ追い込んでしまうケースが発生します。
万が一の事故を防ぐために、指導に熱が入りすぎて、口調がきつくなることはあるかもしれません。ですが、不当ないじめは明らかな敵意を感じるはずです。
我慢する事が美化されがちですが、いじめは心身を病む恐れがあります。原因が自分では解決できないものである場合は、速やかに転職を検討しましょう。
いじめやパワハラで訴える場合は証拠を
パワハラやいじめで訴える場合は、証拠が重要です。その現場を、スマホを利用して動画で撮影したり、録音したりして記録を保存しておく必要があります。相手にそれが判らないようにやらなければならないので充分注意が必要です。動画の撮影時も注意しましょう。
また、目撃した第三者に証人となってもらう方法もあります。その環境で注意する事は違うので弁護士に相談しましょう。
看護師の様々な転職先【他業種に行く?看護師を続ける?】
多業種への転職もあり?
看護師の経験があれば、それを活かして病院意外で働くこともできます。看護師の経験を持った人材は、社会的にも幅広く求められています。例えば「ケアマネージャ―」や「訪問看護師」「行政の相談窓口」「保健センター」などでもそのキャリアは活かせます。
また、医療知識を活かして、医療系の営業やサービスに転職する事も可能です。看護師の経験が活きる仕事はたくさんあります。これらを踏まえて、自分のやりたい仕事を、もう一度探してみるのも面白いかもしれません。
派遣の看護師としてスポットで働くことも
正社員ではなく「派遣社員」という手もあります。フルタイムで働くのが困難であったり、家庭やプライベートとのバランスを取りたい人にとっては、非常に良い条件で働くことができるかもしれません。
待遇面も決して悪くないので、理想の職場が見つかるまでのつなぎとして、派遣労働を選択する人も増えています。派遣先が一生の職場になる可能性もありますので、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
看護師としての自分のキャリアを見直そう!
今いる部署で辛い思いをしていたとしても、学ぶものもたくさんあるはず。そこでしか学べない看護技術や知識、周囲の人間から学べるもの、もしかすると一生の出会いがあるかもしれません。
しかし、原因が自分では解決でなく、耐え難い場合は、速やかに転職を検討しましょう。無理に我慢し続けていると、精神的な負担が大きくなり、転職どころか、働くことが困難な事態になりかねません。
今回紹介した「看護roo!(カンゴルー)」は、看護師の経験が活かせる「保健師」「助産師」の求人も多数紹介されています。また、コンサルタントに、自分のキャリアを相談することで、自分では気づかなかった働き方が見つかるかもしれません。
自分にあった働き方を見つけて、自分らしく働ける職場を見つけましょう!
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年12月08日)やレビューをもとに作成しております。
【利用者満足度96.2%!】
看護roo!は、看護師転職に特化した転職エージェントです。利用者満足度なんと「96.2%」!今回この記事では、おすすめの転職サイトを5社紹介しますが、その中で、最も高い数字になっています。
【5万件超えの求人数!】
業界トップクラスの求人数を有しており、その数なんと5万件以上。非公開求人を含めると、もっと多くの求人を保有しています。求人数が多いため、自分に合った求人が見つかりやすいのが特徴です。
【給与に関する特集が充実!】
看護roo!のサイトには「ナースなワタシのお給料」という、お金事情に関する特集が組まれています。経験年数や担当業務などの条件で検索すると、その条件に当てはまる、実際の看護師の年収を見ることができます。他の看護師のお金事情が分かるので、ぜひチェックしてみましょう!
>>>公式サイトで詳細を見る!
【コンサルタントから職場事情が聞ける!】
看護roo!で特に好評なサポートが、コンサルタントによる「リアルな情報の提供」です。病院内の職場環境や人間関係など、事細かに情報を提供してもらえるので、自分に合った職場を選ぶのに役立ちます。
【今なら転職ガイドブックをプレゼント!】
今なら利用者特典として「ナースのHappy転職ガイドブック」をプレゼントしています!約140ページに渡り、転職のコツや面接のポイントを紹介しています。期間限定の特典なので、ぜひこの機会に、会員登録を!
>>>公式サイトで詳細を見る!