日常用語なのに実は意味を知らない人が多い言葉とは?

今年も残すところあと1カ月半ですね。そこで今回は、日常的によく使われている言葉の中から、2018年に意味を調べる人が多かった言葉について調べてみました。

意味を調べる人が最も多かったはどの言葉?

まずはdメニューの検索結果から、「意味」や「◯◯とは」(*)との組み合わせで検索する人が多かった言葉をランキング形式で見ていきましょう。検索期間は2018年1月1日~10月23日です。

1位 sns
2位 忖度
3位 アカウント
4位 カオス
5位 リスペクト
6位 アーカイブ
7位 ライン
8位 エモい
9位 nfc
10位 ストレージ

ランキング全体を見ていくと、1位「sns」、3位「アカウント」、7位「ライン」といったネットワークサービスに関する言葉が目につきます。2位に続いた「忖度」は2017年の「ユーキャン新語・流行語大賞」で年間大賞に選ばれた言葉ですが、2018年現在でもどんな意味なのかを調べる人は多いようです。

最も検索する人が多かった「sns」は、「個人間のコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援する、インターネットを利用したサービス」を意味する言葉です(goo辞書調べ)。日本では2000年代前半から同様のサービスが存在しましたが、2004年に登場した「GREE」や「mixi」などが人気を集めたことで本格的な普及が始まりました。

言葉としては十数年の歴史があることを考えると、2018年現在も意味を調べる人がこれほど多いのは少々意外な気がしますが、もともと若い世代を中心に使われていたサービスがより広い世代へと普及したこと、2010年にiOS向けのアプリとして登場した写真共有SNS「Instagram」などによって近年は新しい層の利用者が増えていることなどを考えると、順当な結果と言えるのかもしれません。

2位の「忖度」は、2017年に発覚した学校法人「森友学園」への国有地売却問題がきっかけとなり、突如として世間の注目を浴びた言葉です。
以前、「なぜ『忖度』というワードは定着したのか? 検索動向から分析」でも紹介したように、中国最古の詩篇とされる『詩経』に登場し、日本でも古くは10世紀から使用が確認されています。昨年はメディアでこの言葉を頻繁に見かけましたが、この傾向は今年も続いているようですね。

上位三つの検索ワード、検索数推移は?

続いては、検索数ランキング上位三つの検索ワードの検索数推移を週別で見てみましょう。検索期間は同じく2018年1月1日~10月23日です。


検索数推移が最も急上昇していたのは、3月12日の週の2位「忖度」でした。こちらは森友学園の国有地売却問題について、財務省が決裁文書の書き換えを認める調査結果を3月12日に自民・公明両党に報告したことが影響していると見て間違いないでしょう。同日には、夫人の名前が決裁文書から削除されたと言われている安倍総理の会見も行われました。

1位の「sns」と3位の「アカウント」については急上昇したタイミングこそありませんでしたが、安定して調べる人の数が多いという結果になりました。
ちなみにアカウントとは、「コンピューターやネットワーク上のサービスなどを使用する権利」「利用者を識別する上で必要な符号や文字列」を指す言葉(goo辞書調べ)です。すでに多くの人が意味を知っているようにも思えますが、先にも述べた広い世代への普及や新規利用者層の増加によって、常に検索需要は絶えないようですね。

ランキング入りした言葉で気になったものは?

それでは最後に、ランキング入りした言葉の中から編集部が気になったものを幾つかピックアップしておきましょう。

・カオス
「ギリシャ人の考えた、宇宙発生以前のすべてが混沌 (こんとん) としている状態。混沌。無秩序」(goo辞書調べ
近年は若い世代の間で「私の部屋、今日はカオスだから来たらダメ」、「今の仕事の状況カオス過ぎる…」などと、「めちゃくちゃな状況」を表す言葉として使われることが多いようですね。

・リスペクト
「尊敬すること。敬意を表すこと。価値を認めて心服すること」(goo辞書調べ
こちらは上記の意味どおりに使われることがほとんどですね。日常的に使われるようになったのはヒップホップ文化の影響が大きいと考えられますが、最近では海外で活躍するスポーツ選手もよくこの言葉を使用しており、こちらの影響も少なからずありそうです。

・エモい
感情的な様子を表す英語「emotional(エモーショナル)」を省略したものに、接尾辞「い」を加えた造語で、物悲しい様子や寂しい様子など、感情を強く揺さぶられている様を表現する言葉です。
2016年には三省堂の「今年の新語2016」で大賞に次ぐ2位に選ばれていますが、まだ広く知られてはいないのかもしれませんね。

その日常用語、本当に意味を知っていますか?

今回は、dメニュー検索から「日常的によく使われている言葉の中で、意味を調べる人が多かった言葉」について調査してみましたが、いかがだったでしょうか?
広く使われているのに実は意味を知らない言葉は数多く存在すると思うので、今回の記事を読んで気になった人は調べてみると楽しいかもしれませんよ。

【補足】
(*)検索ワード「意味」「◯◯とは」については表記揺れを統一しています。例)「◯◯ 意味」「◯◯ いみ」「◯◯とは?」「◯◯とは」

データ提供:dメニュー検索数集計結果より(期間:2018年1月1日~10月23日)

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