あなたならどこに住む？ 東京23区で今人気のエリアはここ！

住む家を探すときに「バス・トイレ別じゃなきゃいや！」「防犯を考えると2階以上は絶対」「○○区に住みたい」など、人によって譲れない条件はあるものですよね。そこで今回は、東京23区の住宅探し事情について掘り下げてみました。

「賃貸」と「戸建」で検索数の順位が変動!?

まずはdメニューの検索ログから「◯◯区　賃貸」という組み合わせで、「賃貸」と一緒に検索されている東京23区の上位10区を見ていきましょう。検索期間は2017年6月1日～2018年5月31日です。

1位　江戸川区
2位　足立区
3位　大田区
4位　板橋区
5位　世田谷区
6位　練馬区
7位　文京区
8位　港区
9位　葛飾区
10位 墨田区

1位は千葉県との県境にある東京の最東端「江戸川区」でした。2位にランク・インしたのは、埼玉県に隣接している「足立区」。3位の「大田区」も神奈川県との県境と、県境にある区が上位を占める結果となりました。

次に、「戸建」と組み合わせて検索されている上位10区も見てみましょう。検索期間は「賃貸」と同じです。

1位　足立区
2位　練馬区
3位　板橋区
4位　葛飾区
5位　江戸川区
6位　大田区
7位　世田谷区
8位　品川区
9位　北区
10位 墨田区

「賃貸」との組み合わせで2位にランク・インしていた「足立区」が、「戸建」との組み合わせでは1位でした。続く2位は「練馬区」、3位は「板橋区」と、「戸建」のランキングとは異なる結果となりましたが、こちらも上位3区がすべて埼玉県に隣接しているという結果でした。

「賃貸」「戸建」ともにランキング上位を占めているのは県境にある区でした。これは家賃や購入費用を抑えたい、あるいは同じ予算でより広い部屋や家を探したいと考えている人が郊外で探しているからかもしれませんね。
また近年はこうした県境の区で主要駅周辺の再開発が進んでおり、住環境が整っていることも人気が高い理由の一つと言えそうですね。

「賃貸」の検索条件で人気なのは？

ここからは、対象を賃貸物件に絞って見ていきましょう。東京23区内で検索されている賃貸物件の人気条件を、goo住宅・不動産で2017年6月1日～2018年5月31日の期間に検索されたデータを基に検証していきます。

「賃貸」との組み合わせで最も多く検索されている条件は「バス・トイレ別」でした。バスとトイレが一緒になったユニットバスは場所を取らないために家賃を抑えることができますが、衛生面が気になるのか、「バス・トイレ別」は必須条件としている人が多いようですね。
次いで検索されている条件は「管理費・共益費など込み」でした。管理費・共益費ともに毎月の支払いが必要ですが、物件によって金額が大きく変動するため、最初から条件込みで調べているということでしょうか。

「賃貸」検索数上位3区の人気条件に違い!?

それではここで、dメニューの「賃貸」と組み合わせた検索で上位3区だった「江戸川区」「足立区」「大田区」では、どんな条件が人気だったのかも見てみましょう。

東京23区で人気だった条件「バス・トイレ別」「管理費・共益費等込み」は、「江戸川区」「足立区」「大田区」の上位3区でも人気となりました。区別で見ていくと「江戸川区」と「大田区」では「バス・トイレ別」よりも「管理費・共益費など込み」の人気が高いといった細かな違いはありましたが、やはり設備面の条件よりも毎月のコストを気にする人が目立ちます。

こちらの図ではgoo住宅・不動産にあった「温水洗浄便座」での検索がどの区でも無い、「敷金なし」での検索が一部の区で無いなどの違いが出ていますが、「フローリング」や「オートロック付き」「モニター付きインターホン」などの条件が新たに加わっています。
goo住宅・不動産にあった「洗面所独立」や「エアコン付き」はいずれの区でも検索されていましたが、「足立区」のみ「フローリング」が加わっているところを見ると、「足立区」で住居を探している人の中には室内の設備条件にこだわる人が多いのかもしれません。
このほか気になったのは、「大田区」では「2階以上」の検索数がほかの2区よりも飛び抜けて多いことでしょうか。「オートロック付き」や「モニター付きインターホン」もそれなりに検索数が多いところを見ると、防犯意識の高い人が多いようですね。

自分にぴったりの住宅を見つけよう！

今回は東京23区で人気のエリア＆条件を調査してみましたが、いかがだったでしょうか？
住みたい場所や譲れない条件などは人によってさまざまだと思いますが、ぜひdメニューやgoo住宅・不動産を活用して、自分にぴったりの住宅を見つけてくださいね。

データ提供：dメニュー検索数集計結果より（期間：2017年6月1日～2018年5月31日）