アメックスプラチナのメリット・デメリットは？年会費の元を取る方法

プラチナカードの最高峰と言われるアメックスプラチナカードには、カードホルダーにとってたくさんのメリットがあります。補償が手厚い海外旅行傷害保険や空港ラウンジの無料利用など、アメックスプラチナカードならではのメリットが盛りだくさんです。

「メンバーシップ・リワード・プラス」の通常年会費3,300円(税込)の権利が無料で得られ、ポイントの倍率が上がる、マイルへの交換が優遇される、ポイントの期限が無期限になるなど、さまざまなポイント面での優遇を受けられます。

家族カードは、最大4枚まで無料で発行が可能です。家族5人全員がアメックスプラチナカードを持てば、1人あたりの年会費は28,600円（税込）で済みます。もちろん家族カードにも、プライオリティ・パスや海外旅行保険などの特典は付帯します。

アメックスプラチナカードには世界1,300カ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯しますが、さらに7つのラウンジプログラムの利用が可能な「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」が提供されます。

7つの空港ラウンジは以下の通りです。

・センチュリオン・ラウンジ

・インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ

・プライオリティ・パス・ラウンジ

・デルタ・スカイクラブ

・エスケープ・ラウンジUS

・エアスペース ・プラザ

・プレミアム・エアポート・ラウンジ

この7つのラウンジプログラムの中には、限られた人だけがぜいたくな空間で、ビュッフェや高級ワイン、その場で調理された料理が提供されるアメックス・センチュリオンラウンジなど、高級レストラン並みの特別ラウンジプログラムも含まれます。

アメックスプラチナカードにはラウンジサービス以外にトラベル関連の手厚いサービスが付帯します。

• 手荷物無料宅配サービス

海外旅行の出発・帰国時に、自宅－空港間をスーツケース2個まで無料で配送してくれるサービスが付帯しています。（対象空港：羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港）

• ※ハーツレンタカー優待

ハーツレンタカーの上級会員である「ハーツGoldプラス・リワーズ　ファイブスター」に 無条件で登録ができ、最大15％の優待やアップグレード特典を利用できます。

※ハーツレンタカー本体はコロナ禍の影響で経営破綻しましたが、営業はしています

• トラベルクーポン

「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」を利用して10万円（税込）分以上の予約をした場合に使える3万円分のクーポンが入会初年度にプレゼントされます。

アメックスプラチナカードでは、旅行をさらにお得で快適にしてくれる、ホテル関係の優待プログラムが提供されます。

世界1,100カ所以上の最高級ホテル、リゾート施設を優待料金で利用できます。部屋のアップグレードやアーリーチェックイン／レイトチェックアウト、朝食サービスなどの特典が提供されます。

「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」では、宿泊するホテルにもよりますが、これらの特典を利用すると、2連泊を3回ほど繰り返すだけで年会費を上回るメリットが得られる計算になります。

利用できるホテルは国内で例を挙げると、ザ・リッツ・カールトン、グランドハイアット、パークハイアット、コンラッド、ザ・ペニンシュラ、シャングリ・ラ、ニューオータニ、フォーシーズンズなど一流ホテルが名を連ねています。

4つのホテルグループの上級メンバーシップ／VIPプログラムに無条件で登録ができ、各ホテルからさまざまな特典を受けられます。対象施設はは以下のとおりです。

• 「ヒルトン・オナーズ」ゴールド会員
• 「Radisson Rewards」Goldエリートステータス
• 「シャングリ・ラ ゴールデンサークル」ジェイド会員
• 「マリオット ボンヴォイ」ゴールドエリート会員
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これらのホテルに数回宿泊すると、無料招待や無料アップグレードの特典が得られます。これら高級ホテルに年に数回程度宿泊する人であれば、これだけでも年会費の元が取れるでしょう。宿泊料が高額なほど、部屋がアップグレードになった時のお得度合いも大きくなります。

年に一度のカード更新の際に、国内対象ホテルが無料で1泊できるペア宿泊券がプレゼントされます。無料で宿泊できるホテルに、「ホテルオークラ東京ベイ」「ロイヤルパークホテル」「東京プリンスホテル」などがあります。

アメックスプラチナカードにはグルメ関係の大変にお得な特典が付いています。

• 2 for 1ダイニング by 招待日和――コース料理1名分無料

国内約200ヵ所のレストランを複数人以上で予約すると、1人分のコース料金が全額無料になるサービスです。

• 日本の極　KIWAMI 50――レストランを貸し切りで堪能

抽選による招待ですが、予約の取りにくい人気レストランをアメックスが貸し切り、招待者はぜいたくな食事を無料で楽しめるサービスです。

アメックスプラチナカードに付帯する保険は8種類あり、その種類の豊富さと手厚い保証は他に類を見ません。

・海外・国内旅行傷害保険……最高1億円で家族特約も

・海外航空便遅延保険……最高6万円まで

・個人賠償責任保険……最高1億円まで

・キャンセル・プロテクション……年間最高50万円まで

・リターン・プロテクション……年間最高15万円まで

・ショッピング・プロテクション（ショッピング保険）……年間最高500万円まで

・ワランティー・プラス／ホームウェア・プロテクション……年間最高50万円まで

・ゴルフ・スキー・テニス保険……最高1,000万円まで

海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用補償額が、最高1,000万円と高額である点は注目すべきでしょう。海外の医療費は非常に高くつくことがあります。実際に、海外で疾病に遭い、ヘリコプター輸送などの費用で1,000万円近く請求されたという事例もあります。

このように生活のありとあらゆるシーンを想定した付帯保険はアメックスプラチナカードならではでしょう。

アメックスプラチナのとってもお得な特典は、プラチナ・コンシェルジェ・デスクです。アメックスプラチナの会員なら、24時間365日、いつでも無料で利用できます。

プラチナ・コンシェルジェ・デスクは、言ってみればアメックスプラチナ会員専用のパーソナル・アシスタント・サービスです。

この素晴らしい特典を使わない手はありません。具体的には、つぎのような対応を任せることができます。

・希望する条件のレストラン探しと予約

・航空券などの手配

・ホテルなどの手配

・ギフトの提案や手配

・イベントチケットなどの予約

その他、アメックスプラチナカードへに関する質問、手続きなど、あらゆるリクエストに対応してくれます。

↓アメックスプラチナカードについて詳しく知りたい方はこちら

以上ご紹介したようにアメックスプラチナカードには、これでもかと言うほどのメリットがありますが、利用の仕方によってはデメリットとなる面もあります。デメリットの内容をご紹介しましょう。

アメックスプラチナカードは他のカードでは得られないような、さまざまな特典がありますが、あまり旅行に行かない、外食はめったにしない人には143,000円(税込)の年会費は相当高いと感じるでしょう。

アメックスプラチナカードは、国際ブランドの中では加盟店数がやや少なく、利用したい店舗で使えないケースも考えられます。

日本ではJCBとの相互利用により使える店舗が多いので問題は無いと思いますが、海外旅行では使えない店舗があるかもしれません。その時は、MasterCardかVisaがあると良いでしょう。

コンシェルジュに何かを依頼する際の手段は電話のみというのは不便です。メールやチャットなどから依頼したいケースがあります。ネットの情報などをコピペで伝えたり、移動中に連絡する際にはメールやチャットが便利です。

他、周りの人に聞かれたくない依頼もありますので、連絡手段は多い方がありがたいですね。この点が改善されると、コンシェルジュの利用価値がさらに高まります。

インビテーションなし、申込制で手にすることができるアメックスプラチナカードですが、会員ハードルが下がったことによるデメリットもあります。それは、ほとんどの優待やサービスが富裕層を対象としている点です。

優待対象が一泊数万円以上の一流ホテルや、1食1万円以上の高級レストランばかりのため、お金にゆとりがないと優待をうまく活用することが難しくなります。やはりある程度の収入がないと、せっかくのステイタスカードを持っても、宝の持ち腐れになってしまいます。

クレジットカードの評価は、実際に利用している人の口コミからある程度判断できます。アメックスプラチナカードを実際に利用している人の評価はどうでしょうか。良い口コミ、イマイチな口コミをそれぞれ紹介します。

ここまでお読みになられて、アメックスプラチナカードに興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。ここでは、アメックスプラチナカードの申し込み方法について詳しく解説します。

公式サイトの申し込みページから氏名や住所、連絡先、メールアドレスなどの基本情報と、住まいや仕事、収入に関する情報を入力します。

オンライン申請後間もなく、申請時に登録したメールアドレス宛に受付完了メールが届きます。ここに照会番号も記載されるので念のため保管しておいてください。

その後審査に入り、審査に通ると「Welcome To Amex!」と題した審査通過のメールが届きます。その後数日でカードが到着します。

カードは日本郵便にて「本人限定受取郵便」で届きます。申込フォームに入力された現住所宛に「到着通知書」が届きますので、郵便局または自宅にて本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)を提示のうえ、カードを受取ります。

カードを手にしたら次のことを忘れずに行ってください。

1. カード番号、有効期限、氏名の確認をして裏面へサイン
2. WEBサービスからカード暗証番号を登録
3. 同封されている口座振替の用紙をアメックスに返送する

以上であなたはアメックスプラチナカードのオーナーです。

アメックスプラチナカードはステイタス性は抜群のカードです。しかし見栄で持つには、年会費の14万3千円は高いと言わざるを得ません。ポイント還元分だけで元を取ろうとすると、年間1,400万円もクレジットを利用しなければなりません。

一般のサラリーマンには到底使える額ではありません。しかし、一般サラリーマンでも元を取る方法があります。それをこれからご紹介しましょう。

アメックスプラチナカードは、カード契約を更新した後、「フリー・ステイ・ギフト」がプレゼントされます。「フリー・ステイ・ギフト」は国内の対象ホテルで利用できる1泊2名分の「無料宿泊券」です。

「無料宿泊券」が利用できるのはオークラ、ハイアット、ヒルトン、日航ホテル、プリンスホテルなどの一流ホテルをはじめ、全国数十カ所のホテルです。この「フリー・ステイ・ギフト」だけで、年会費の1/3程度は回収できるでしょう。

「2 for 1ダイニングby招待日和」は国内外約200のレストランで、コースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になるサービスです。

利用する上で、回数の制限がないため、恋人、夫婦、友人、家族、職場の仲間との会食など、さまざまな用途で何度でも利用できます。仮にコース料理1回1万円として、年間6回利用すれば6万円分得をします。

アメックスのオプションサービスに「メンバーシップ・リワード・プラス」があります。通常、税込3,300円の年会費が、アメックスプラチナ会員なら無料です。オプションサービスのため、申込が必要ですので、プラチナ会員はぜひとも登録しておいてください。

「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録しておくと、ポイント無期限に加えて、マイルへの交換レートがアップする、対象店舗やサイトでのポイントが3倍になる「ボーナスポイントプログラム」に申し込めるなどの特典が得られるのです。

「ボーナスポイントプログラム」にエントリーしておくと、対象店舗やサービスに加入しているAmazonやYahoo、JALなどでの買い物やサービスで、100円の利用に対して3円分のポイントが付きます。年間100万円の買い物をすれば、30,000ポイントがたまります。

航空機をよく利用する人で、ANAユーザーなら1ポイント1円の換算で交換可能なANAマイルがおすすめです。メンバーシップ・リワード・プラスに無料登録しておけば、ANAマイルへの交換手数料も無料（通常税込5,500円)です。

ANAマイルの交換上限は年間40,000ポイントまでですが、アメックスプラチナカードのユーザーであれば、ポイント優遇のメンバーシップ・リワード・プラスを利用し、年間40,000ポイントをためるのはさほど難しくないでしょう。

1マイルは2円の価値があるので、40,000マイルを交換するだけで、約80,000円相当お得になる計算です。

アメックスプラチナ会員は、「グローバル・ラウンジ・コレクション」プログラムが付与され、世界130ヶ国の500空港、約1,300ヶ所のラウンジの利用が可能です。プライオリティ・パスやゴールドカードだけで利用できるラウンジもありますが、アメックスプラチナはそれらと一線を画しています。

利用可能なラウンジとしては、空港ラウンジの最高峰アメックス・センチュリオン・ラウナジ(米国7カ所、香港)や世界10カ所に設けられたインターナショナル・アメックス・ラウンジ、その他航空会社提携ラウンジなど、豪華ラウンジを数多く利用できます。

しかも、無料の家族カードを作っておけば、世界中どこに行ってもラウンジ利用で苦労することはないでしょう。海外旅行の多いカップル、家族であれば、これだけで年会費の元が取れてしまうかもしれません。

アメックスプラチナカードのオーナーになれる年収は1,000万円です。

1,000万円以上の年収があれば、ほぼ確実にアメックスプラチナが発行されますが、クレヒス(クレジット利用履歴)に傷が無く、安定した収入を証明できれば、年収400万円程度でカードが発行されるケースもあります。

アメックスプラチナカード会員には希望する18才以上の家族、一人につき1枚の家族カードを、合計4枚まで年会費無料で発行します。

家族全員にほぼ本人と同等の保険やさまざまな特典が付与されるため、家族のいる方は家族カードを忘れずに作ってください。

「メンバーシップ・リワード・プラス」は、「メンバーシップ・リワード」の有料プログラムで、獲得ポイントは無期限、しかも対象加盟店では100円の買い物に対して3倍の3ポイントが付与されます。

ポイント還元率が非常に高いため、みるみるポイントがたまります。さらにはANAマイルへの交換も通常の2倍の優遇レートになるので、飛行機をよく利用する人はぜひ検討してみてください。

ここまでアメリカン・エクスプレス・プラチナカードのメリットやデメリット、上手な利用方法などについてご紹介してまいりました。いかがでしたか？高額な年会費がハードルになって、食わず嫌いの方もいたかと思います。

しかしご紹介したように、アメックスプラチナは使えば使うほど価値が上がるカードです。ステイタス面だけではなく、実利や実用性という面でも優れたカードだとお分かり頂けたでしょう。ぜひ1ランク上の暮らしをアメックスプラチナで実現させてみてください。

他にもアメックスプラチナカードに関連した記事があるので、アメックスプラチナカードについてもっと知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。