招き猫は福を招いてくれる縁起物としても有名です。いろいろなお店に商売繁盛のご利益を願って置かれているのをよく見かけます。最近では猫ブームもあり、自宅の玄関やリビングなどに置かれているものもよく見かけますね。

そんな招き猫ですが、どういう色なのか、右と左のどちらの手を挙げているか、手の高さはどれくらいなのか、何を持っているかによってご利益が変わってくるのです。商売繁盛だけでなく、厄除けや健康運など、いろいろなことにご利益があると言われている招き猫。

そこで、招き猫の色やイラスト、挙げている手、手の高さなどに注目して選び方とおすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。たくさんの種類の招き猫の中から、どれを選べば良いのか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

招き猫は商売繁盛・金運・家内安全・健康長寿を祈願することができる縁起ものです。招き猫は色や手の挙げ方で意味が異なりますので、選び方のポイントをまとめました。

招き猫は福を「招く」という意味から、手を挙げて招く形をしているものがほとんどです。しかし挙げる手の違いや高さでご利益の意味が異なってきます。

招き猫を選ぶときには、まず挙げている手が右なのか左なのかをチェックしましょう。右手を挙げている招き猫は金運や幸運を招くと言われています。家庭に置く場合には右手を挙げている招き猫が一般的です。

右手を挙げている猫が金運を呼ぶと言われている理由には、右手が利き手である人が多く、お金を扱うのも利き手であることからという説があります。プレゼントにするのなら、右手を挙げている招き猫を選ぶのが一般的です。

左手を挙げている招き猫は、主人に人の縁を招いている招き猫です。お店など商売をしている場所に置かれていることが多いのが、左手を挙げている招き猫です。左手を挙げている招き猫は人を招くという意味から千客万来・商売繁盛のご利益があると言われています。

お店を開店した人への開店祝いを探すのであれば、左手を挙げた招き猫の置物を贈るといいでしょう。

招き猫の中には右手と左手を一緒に挙げているものもあります。両手を挙げている招き猫は右手の幸運・金運と左手の千客万来・商売繁盛のご利益を同時に招いているので、大きな福を招くとされています。

しかし一方では、両手を挙げている「バンザイ」のポーズが倒産や破産を指す「お手上げ」につながるということでマイナスの意味となり、縁起が良くないと言われることもあります。なので開店祝いの招き猫としては両手を挙げた招き猫は避けたほうが無難です。

両手上げポーズが気になる場合は、右手を挙げた招き猫と左手を挙げた招き猫を一体ずつ置いておくのがおすすめです。

招き猫はどちらの手を挙げているかということと同時に、手の高さも同時にチェックする必要があります。挙げている手が耳より上の場合は「手長」、耳より低い位置の場合は「手短」と呼ばれます。

「手長」の招き猫は、長ければ長いほど遠くの客や福を招くとされています。多くのお客さんを呼びたいお店などのぴったりの招き猫ですが、あまりにも長すぎるとバランスが悪くなり、見た目も良くありません。また壊れやすいというデメリットもあります。

「手短」の招き猫は近くの幸福を招いてくれると言われています。間近に迫った願いを叶えたい場合や、ささやかに幸福を願っている人におすすめのタイプです。自分の叶えたい願い事に合わせて「手長」と「手短」のどちらにするかを選びましょう。

招き猫の色は白が多いですが、黒や黄色、赤などの色のものやイラストものもあります。これらの色の違いは単にカラフルなだけでなく、それぞれに意味があります。

招き猫の色は圧倒的に白が多いです。商店に商売繁盛を願って置かれている招き猫は白のものがほとんどです。それだけ白の招き猫はスタンダードであり、オールマイティな「開運招福」のご利益があると言われています。

分野を問わず、あらゆるタイプの福を招きたいときは白の招き猫を選ぶようにするといいでしょう。白は気持ちを浄化してくれる働きもある色なので、商店だけでなく自宅の玄関やリビングに置くのもおすすめです。

商売繁盛を願ってお店などに置くのなら、左手を挙げた白い招き猫、開運招福と金運を願うのなら、右手を挙げた白い招き猫を選ぶといいでしょう。

黒い色は縁起が悪い色と思われがちですが、黒の招き猫は厄除けや家内安全のご利益があると言われています。実際の黒猫も夜眼がきくことから福猫と言われることがあるほど、黒の猫には縁起が悪い意味はありません。

黒の招き猫は玄関や軒先に置くことによって悪い気の侵入を防ぎ家内安全のご利益があると考えられています。お店に置くのもおすすめです。お店の厄除けと千客万来を願うなら左手を挙げている黒の招き猫を選びましょう。

自宅の厄除けと金運を願うのなら、右手を挙げている黒の招き猫がおすすめです。

赤の招き猫には健康運アップや無病息災のご利益があると言われています。ワクチンや予防接種がなく、麻疹や疱瘡が死に至る病として恐れられていた時代に、麻疹や疱瘡の神が赤い色を嫌うと言われたことから、赤の招き猫に無病息災の願いが込められました。

赤はやる気や食欲を増進する働きもある色なので、ダイニングやオフィスのデスク回りなどに置いてみるといいでしょう。家族の健康運アップと金運を願う場合は、右手を挙げた赤い招き猫がおすすめです。

金色や黄色の招き猫は金運アップのご利益があると言われています。金や黄色は風水でも金運を上げると言われている色で、黄色や金色の財布もよく見かけます。さらに金運を上げたい場合は、招き猫を太陽の光が当たる場所に置くといいと言われています。

さらに黄色や金色の招き猫は部屋の西側に置くことで力が強まると言われています。金運をアップしたい人は、風水に従って置く場所にも気をつけてみましょう。金運アップの招き猫は、貯金箱になっているものや宝くじを入れられるものなどもあります。

自宅の金運アップを願う場合は右手を挙げた金の招き猫、お店などの金運アップと商売繁盛を願う場合は左手を挙げた招き猫がおすすめです。

女性に人気があるピンクの招き猫は恋愛成就のご利益があると言われています。見ているだけでもかわいいピンクの招き猫ですが、置き場所にも気をつけてみましょう。ピンクの招き猫は女性を生き生きとさせる方角である南西に置くといいと言われています。

かわいくて置いているだけでもいやされるピンクの招き猫は、恋愛成就を願う女性へのプレゼントにもおすすめです。

風水で緑は平穏を保つ色とされていています。緑の招き猫には家内安全や交通安全など平穏無事を守ってくれる効果があるとされています。さらに効果を上げたい場合は、南の方角に置くといいでしょう。

緑の招き猫には学業成就の意味もあり、鉢巻きをしめた「合格まねき猫」は受験生たちに人気でする

ヒョウ柄の招き猫はとても珍しくてユニークです。またおしゃれな柄でもあるので、珍しい招き猫を探している方におすすめです。ヒョウ柄の招き猫は「票招き猫」とも言われ、選挙の票集めを願って飾られることが多いです。

選挙に関係なくても金運を招くご利益があるとも言われています。豹のような鋭い眼力で的確に福を捉えて招いてくれる力がある招き猫ですので、おしゃれなプレゼントとしても重宝するでしょう。

招き猫は手の挙げ方や色の他にも、小判や大入り額など、挙げていないほうの手でいろいろなものを持っており持ち物にもいろいろな意味があります。

招き猫の持ち物と言えば、小判を持っている猫が有名です。猫の色は関係なく持ち物が小判などのお金であれば、金運上昇を願う人におすすめです。商売繁盛と金運上昇を願うのであれば、左手を挙げて小判を持っている白の招き猫、という風に組み合わせて選びましょう。

お店の厄除けを願う場合は、左手を挙げて小判を持っている黒い招き猫がおすすめです。小判に書かれた金額にもいろいろなものがあるので、見ていると楽しいです。オーソドックスなのは「千両」ですが「千万両」「億万両」という額になっているものもあります。

また海外の方へのお土産用の招き猫には「ドル」の小判を持っているものもあります。

大入りとは興行などでたくさんの集客があることを意味します。大入りと書かれた紙を額縁に飾った大入り額は、商売繁盛の縁起物です。集客を願って招き猫を店に置くのであれば、大入り額を持って左手を上げた白の招き猫がおすすめです。

開店祝いやお店にプレゼントとして招き猫を贈るのであれば、大入り額を持った白の招き猫が、縁起が良いということで喜ばれます。お店の金運アップのご利益を願うのなら、左手を挙げて大入り額を持った金の招き猫がおすすめです。

打ち出の小槌とは、振ることでいろいろな願いが叶うと言われている伝説上の槌で、おとぎ話にもよく登場します。豊穣の神である大黒様も手に小槌を持っています。招き猫が持っている小槌は富の象徴と言えるでしょう。

小槌を持った招き猫は、いろいろな福を願っている人におすすめです。金運を願うのであれば、右手を挙げて打ち出の小槌を持った金の招き猫を選んでみるといいでしょう。左手を挙げて打ち出の小槌を持った白の招き猫なら、お店の商売繁盛のご利益が授かります。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

日本独特のものである招き猫をお土産にする海外の観光客も多いです。海外の友人やホームステイ先へのプレゼントとしても人気となっています。

招き猫はさまざまな場所で購入できますが、せっかく日本の伝統工芸品として贈るのならば、有名な九谷焼や黒い招き猫発祥の地とされている、京都の品など有名なものをを選ぶとより喜ばれるでしょう。

こうした招き猫の販売店は日本各地にあり、インターネットでも購入が可能です。より日本文化を感じてもらうためにも、歴史ある商品も検討してみてください。

海外の方へのプレゼントに招き猫を選ぶ場合、着物などを着たかわいい招き猫を選ぶことが多いでしょう。日本らしさやかわいさも大切ですが、海外の方へ贈る場合は手の向きに気をつけるようにしましょう。

日本では人を招くときは手のひらを正面に向けますが、アメリカなどでは手の甲を前にします。日本のように手のひらを正面に向けると「あっちに行け」という意味に取られます。誤解のないように、手の甲を前にした招き猫を探しておくと無難です。

海外向けに作られた招き猫の中には手の甲が正面になっていて、目が青くドル小判を持っているものがあります。もちろん、日本での意味を説明できれば、手のひらを正面に向けた招き猫の中から、着物を着たものなど可愛い招き猫を選ぶことは可能です。

商売繁盛を願って商店に置かれていることが多い招き猫。最近では猫ブームもあり、自宅で小さめの招き猫を飾る人も多くなってきました。招き猫は手の挙げ方・色・持ち物で意味が変わってきますので、願いごとに合わせて組み合わせて選んでみましょう。