【2024】歴史小説の人気おすすめランキング20選【中国の歴史小説も!】
2023/07/23 更新
頭の中に歴史を再生して、歴史上の偉人たちと同じ時代の空気を感じられるのが歴史小説の面白さです。中国などの世界史から江戸時代などの日本史まで、種類はさまざまです。そこでおすすめの歴史小説20選をランキング形式でご紹介します。
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今回の記事では歴史小説の人気おすすめランキングを紹介していますが、下記の記事では小説について紹介しています。ぜひ参考にしてください。
歴史小説の魅力
歴史小説とは、実在した人物たちや歴史上の事件・出来事を題材とした物語が描かれた小説です。歴史と聞くと、あまり詳しくないので何を読めばよいかわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。
もし歴史に詳しくなくても、織田信長や坂本龍馬など、名前を知っている歴史上の人物は沢山いるはずです。中国などの世界史から江戸時代などの日本史まで、さまざまな種類の小説が展開されています。
そこで今回は、歴史小説の選び方や人気おすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは、長さ・年代・面白さを基準に作成しました。歴史小説の購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【結論コレ!】編集部イチ推しのおすすめ商品
新潮社
関ケ原
天下の行方を決する大いくさ
歴史小説の選び方
歴史小説にはさまざまなテーマがあり、その舞台となる国や時代も数多くあります。歴史小説を選ぶためには、興味のある題材を扱った作品を探すことが大事です。
興味のある時代・人物で選ぶ
初めて歴史小説を手にするなら、興味のある時代や好きな歴史上の人物が登場するものを選ぶと、作品の世界に入りやすくなります。
戦国武将が好きなら「戦国時代」がおすすめ
歴史上の人物といえば、織田信長や徳川家康、武田信玄や上杉謙信などの戦国武将の名を挙げる方が多いと思います。戦国時代の武将は大河ドラマなどで映像化・視覚化される機会が多いため、幅広い年齢層で親しまれています。
その武将がどんな人物であるかイメージしやすいため、歴史小説を読むのが初めてでも続きが気になって興味が尽きないものです。地元の歴史に関心がある方は、郷土の戦国武将を題材とした作品を探してみるのもよいでしょう。
女性に人気の泣ける話なら江戸の「幕末・明治維新」がおすすめ
戦国時代と並び、江戸の幕末から維新期にかけての作品も女性に人気の泣けるジャンルの一つです。日本の市民革命と呼ばれることもある明治維新では、西郷隆盛や坂本龍馬など、日本が生まれ変わる原動力となった偉人が多数輩出されました。
会津藩や新選組のような幕府を守ろうとする人びとにも物語があり、最後まで戦い抜く姿に感銘を受ける方もいらっしゃるでしょう。どちらの立場にも正義があり、対立する観点から歴史を読むことで当時の世相や空気を感じ取ってみるのも楽しみ方の一つでしょう。
異国の歴史に触れるなら中国・イスラムなど「世界・海外」がおすすめ
日本を飛び出して世界・海外の歴史に触れてみたい場合は、中国や欧州の歴代王朝を題材とした歴史小説を選ぶのもよいでしょう。「三国志」や「項羽と劉邦」など、中国の歴史を扱った作品の中にも、日本人に広く親しまれている小説が多くあります。
欧州であれば、イスラムや古代ローマや中世のキリスト教国家を舞台にした作品なども人気が高いです。古代ローマでいえば、名将ハンニバルであったり、中世ではリチャード獅子心王とその宿敵であるサラディンなど、英雄たちの戦いを描いた作品がおすすめです。
歴史に詳しくないなら「映像化されたもの」を確認
朝ドラや、歴史ドラマなどで映像化されたものを読むのをおすすめします。歴史に詳しい人ならスラスラ読めるでしょうが、あまり歴史に詳しくない方が読むとよく分からない単語が出てきてその都度調べないといけないことも出てくると思います。
どういったものの話なのか分かりやすく、また大衆にわかるように説明を入れてくれている場合もあるため、小説で読むよりも理解がより深まると思います。また映像で理解を深めて小説を読むことでもう1段階その作品を理解できると思います。
なお以下の記事では、ドラマ化・映画化された小説の人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
文体で選ぶ
文体で選ぶということも選び方の項目では重要です。
歴史好きなら「難しい文体」で書かれているものがおすすめ
時代小説の文体は少し昔の古語のような書き方や、またはその時代特有の言い回しなどが多用される傾向にあります。読み進めればスラスラと読めはするのですが慣れている人でもところどころ躓くポイントも多くあります。
ですがその時代に入り込むにはやはり文章もその時代に即したものにする必要がある、という場合もあります。実家りとその時代の空気感や息遣いを感じるにはその時代にあった少し難しい文章のものを選ぶのは重要だと思います。
感情移入したいなら「現代的な文章」がおすすめ
この今書かれているような記事の文章が現代的な文章で、今私たちが1番読みやすい文章だと思います。現代的なので少し歴史小説としては雰囲気に欠ける面はありますが、それでも読みやすさを優先するなら現代的な文章で書かれているものがおすすめです。
歴史小説ではあるのですがどこか感情移入のしやすい文章なので、もし歴史小説を普段から読まない、という方には現代的な文章で書かれたものがおすすめです。そこから徐々に独特な言い回しの小説を読んでいくことをおすすめします。
なお以下の記事では、徒然草現代語訳の人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
好きな作家で選ぶ
歴史にはさまざまな見方・切り口があるため、歴史の読み解き方が面白い作家を見つけたら、同じ作家が手掛けた別の作品を読んでみるのもよいでしょう。
初めて歴史小説を読むなら「司馬遼太郎」がおすすめ
「坂の上の雲」など代表作が多数あり、現在でも多くの人びとから支持されている歴史小説家といえば司馬遼太郎さんです。「竜馬がゆく」や「国盗り物語」は菊池寛賞を受賞して、大河ドラマの原作にもなりました。
ペンネームの由来は中国の歴史家・司馬遷からきており、中国を舞台にした「項羽と劉邦」のような作品も手掛けています。
今でも色褪せない名作なら「吉川英治」がおすすめ
「宮本武蔵」や「三国志」など、今も色あせない傑作を世に送り出し、「国民文学作家」と呼ばれたのが吉川英治さんです。時代小説のカテゴリーになりますが、テレビ時代劇で有名な「大岡越前」の小説も書いています。
「新書太閤記」や「新・平家物語」、「私本太平記」はそれぞれ大河ドラマの原作にもなっており、吉川英治さんは戦前から戦後まで活躍した歴史小説の先駆者と言える存在かもしれません。
臨場感も味わうなら「北方謙三」がおすすめ
北方謙三は歴史小説も多く手掛けており、簡潔でありつつも武骨な文体が人気を得ています。いわゆる北方版の「三国志」や「楊家将」などの中国歴史ものや、北方太平記と呼ばれる「武王の門」「破軍の星」など、南北朝時代から幕末まで広い年代を扱っています。
北方謙三さんが描く合戦や刀槍を手にした立ち合いの場面には速度感と迫力があり、一味違う歴史小説を読んでみたいという方におすすめです。
ヨーロッパの歴史を楽しむなら「塩野七生」がおすすめ
ヨーロッパを舞台にした歴史小説の代表的な作者が塩野七生さんです。古代ローマの建国から西ローマ帝国の滅亡を描いた「ローマ人の物語」やヴェネツィア共和国の興亡を綴った「海の都の物語」などが代表的な著作です。
他には、古代ギリシャで成立した民主政の謎に迫った「ギリシャ人の物語」や、キリスト教圏とイスラム教圏の対立の歴史を追う「十字軍物語」や「ロードス島攻防記」があります。
歴史小説の人気ランキング20選
KADOKAWA/角川書店
信長死すべし
本能寺の変の謎に迫る
武田氏を滅ぼし天下統一に近付いた織田信長が、正親町帝に大坂への遷都を迫りました。信長の専横に朝廷の未来を案じた帝は、やがて歴史を大きく動かすことになる決断を下します。
明智光秀をはじめとして、信長の身辺に仕えた家臣たちの動向から、戦国時代最大の謎に迫る歴史巨編です。
著者 | 山本兼一 |
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時代 | 戦国・安土桃山 |
登場人物 | 明智光秀 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
難しいことはよくわかりませんが、読み物として、すばらしい着想、展開、結末です。なぜ、本能寺の変に至ったのか、まさにさもありなんです。
新潮社
宮本武蔵
剣豪の成長物語
武蔵と又八は、死屍累々となった関ケ原から命からがら落ち延びます。一年後、故郷へ戻った武蔵は、徳川の手の者から追われる身となっていました。怒りに任せて敵を倒し続ける武蔵に、ある禅僧が立ちはだかります。
剣豪として名を馳せ、宮本武蔵が己の剣術を確立し二天一流の開祖と至るまでの成長が描かれています。
著者 | 吉川英治 |
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時代 | 江戸 |
登場人物 | 宮本武蔵 |
巻数 | 全8巻 |
口コミを紹介
新人賞は主に優れたエンタメ・ハードボイルド小説に贈られるものですが、その名を冠されるだけあってやはり最高峰だと思います。
講談社
新・平家物語(吉川英治歴史時代文庫)
100年に渡る抗争の歴史
12世紀初頭、藤原政権が衰退し源氏と平家の台頭が始まります。しかし、両雄並び立たず。両家は不倶戴天の敵として争い、やがて保元・平治の乱が勃発して源平の戦いが繰り広げられることになります。
平家物語を基調として、保元物語や義経記の逸話も収めた軍記物語です。源氏と平家の台頭から、100年に及ぶ両家の争いと興亡が語られていきます。
著者 | 吉川英治 |
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時代 | 平安 |
登場人物 | 源頼朝、平清盛 |
巻数 | 全16巻 |
口コミを紹介
絶対者後白河法皇を軸にして、忠盛、清盛、義仲、義経、頼朝らがくりひろげる平安末期から鎌倉幕府建立までの激しくも無常観あふれる物語。勃興期の武士の躍動を描きながらも、根底には庶民など弱い人間への憐憫の情が流れている。
集英社
一夢庵風流記
天下の傾奇者
戦国時代末期、天下の傾奇者(かぶきもの)として名が知れ渡った男がいました。奇抜な格好と常識破りな振る舞いで人びとが仰天するのを愉しむその男は、名を前田慶次郎と言いました。
風変わりな言動で傾奇者として有名な前田利益(慶次郎)の生涯を描いた英雄譚です。漫画「花の慶次」の原作としても知られており、前田慶次郎のイメージは本作の影響によるところがとても大きいです。
著者 | 隆慶一郎 |
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時代 | 安土桃山 |
登場人物 | 前田慶次郎 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
漫画の「花の慶次」の原作ということですが、たいへん楽しく読むことができました。スピード感あふれる筆致で、小説なのに漫画を読むように読破できたのは軽い驚きです。氏の作品の中で一番読ませる作品ではないかと思われます。
KADOKAWA
万葉集をつくった男 小説・大伴家持
今話題の万葉集を編纂した天才歌人
生まれながら歌才に恵まれた大伴家持は、家族の死に苦悩しながらも万葉集の編纂に乗り出します。家持は、柿本人麻呂が関与したとされる無名の人びとの歌集を捜し、身分の垣根を超えた「国書」完成を目指して奔走します。
霊的な信仰の影響が大きく、政争が多発していた古代の奈良を舞台に、天才歌人の謎に包まれた生涯を綴る歴史ロマン小説です。
著者 | 篠崎紘一 |
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時代 | 奈良 |
登場人物 | 大伴家持 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
大伴家持の墓は、いずれの地にもない。だが、かれはこう言うだろう。「万葉集こそわが墓標なり」と。
新潮社
孔子
泣けると女性に話題!中国で論語が生まれた歴史的背景とは
春秋時代の末期、独立した有力諸侯が覇権を求めて相争う乱世に生きた孔子の人間像に迫った歴史小説です。『論語』に収められた孔子の言葉が生まれた背景や、長い亡命生活や遊説の旅の目的が語られています。
孔子と弟子たちが、戦乱渦巻く中原を放浪する日々を、架空の弟子である篶薑が語るという形式で、独自の解釈が展開されます。現代社会にも通用する「乱世を生きる知恵」が記された教養を深める一冊です。
著者 | 井上靖 |
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時代 | 春秋(中国) |
登場人物 | 孔子 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
校生の時に初めて知った孔子を総合的に書いていて、心に残る一冊だ。人事を全うして天命を待つなど、三大思想家に数えられるだけの偉大さをやさしく教えられた。
講談社
三国志(吉川英治歴史時代文庫)
武勇や権謀術数に秀でた英雄たちの物語
劉備は、荒れ果てた世の中を救いたいという大志を果たすべく、関羽、張飛と義兄弟の契りを結びます。国を荒らしまわる黄巾賊の討伐に乗り出した3人が、曹操と出会ったところから歴史が大きく動き始めます。
現代においても幅広い層から人気を集めている三国志ですが、その火付け役となったのが吉川英治版三国志です。「三国志演義」がベースとなっていますが、日本向けに大胆にアレンジが加えられています。これまでに制作された三国志の漫画やゲーム、映画などの映像化作品に多大な影響を与えた不朽の名作です。
著者 | 吉川英治 |
---|---|
時代 | 後漢末期~三国時代(中国) |
登場人物 | 劉備、関羽、張飛、曹操、諸葛亮 |
巻数 | 全8巻 |
口コミを紹介
私は漫画から入ったのですがもう何十回と読み返しています
何回読んでもおもしろい
集英社
小説 上杉鷹山
領民を思いやる藩政改革の成功者
十七歳の時に九州の小藩から上杉家の養子となり、出羽国米沢藩主となった治憲(後の鷹山)は、膨大な借財により破綻の危機に瀕していた財政を建て直すべく、藩の改革に乗り出します。
現代でも、改革の成功者や理想の経営者として名前が挙げられることが多い上杉鷹山の物語です。領民を富ませることを目的とした改革の手法や自ら倹約を実践した当時の逸話が語られています。
著者 | 童門冬二 |
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時代 | 江戸 |
登場人物 | 上杉鷹山 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
人の上に立つ人は必ず読むべし。日本にもこのような純粋無垢で有言実行した人がいたことを誇りに思う。常に民を幸せにすることが基本。日本の公務員!全員が読むべし。サラリーマンも。本当に良い本です。
集英社
チンギス紀
世界を震撼させるイスラム大帝国を築き上げた草原の覇者
テムジンは、モンゴル族のキャト氏に生まれました。父イェスゲイが、タタル族の策略によって殺されたことからキャト氏は衰退し、同族のタイチウト氏が台頭し始めます。ある事情から異母弟を討ったテムジンは、部族を出奔して南へ向かいます。
草原の遊牧民として生まれ、のちにユーラシア大陸を横断する大帝国を築き上げて世界を震撼させるチンギス・カンの物語です。激動に満ちたその生涯と、彼に関わる人びとが描かれる歴史群像小説です。
著者 | 北方謙三 |
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時代 | 南宋(中国) |
登場人物 | チンギス・カン |
巻数 | 既刊4巻 |
口コミを紹介
吸い込まれる様に読むことができ、あっという間に読み終えてしまいました。これからも、読ませていただきますが、興味のある人は是非手に取って読んでみてください。
PHP研究所
帝国ホテル建築物語
「東洋の宝石」完成までの道のり
1923年(大正12年)、帝国ホテル2代目の本館となる、通称「ライト館」が完成します。 「東洋の宝石」と称されるこの建物を設計したのは、近代建築の三大巨匠のひとりであるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトでした。
明治末期、諸外国の賓客を迎えるのに相応しい迎賓館が必要との国策により、近代的なホテルの建設事業が始まります。帝国ホテル「ライト館」が完成するまでに数々の問題に直面する様子が記された長編小説です。
著者 | 植松三十里 |
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時代 | 明治 |
登場人物 | フランク・ロイド・ライト、林愛作、大倉喜八郎、渋沢栄一 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
史実に基づいて、生々しく再現して、当時のやり取りが手に取るように伝わってきます。憧れの建築家「フランク・ロイド・ライト」そして若いころ聞いたサイモン&ガーファンクルの曲。青春の一コマも蘇ってきました。
新潮社
コンスタンティノープルの陥落
東ローマ帝国終焉の時
東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープルは東ローマ帝国の首都として一千年以上の繁栄を極めた東ローマ帝国の首都でした。15世紀後半にオスマントルコの攻撃を受け、滅亡の危機を迎えようとしていました。
東西交易路の要衝として栄えた帝国の首都をめぐってキリスト教圏とイスラム圏が激しく火花を散らします。豊富な資料に基づいて綴られた、異国情緒溢れる歴史絵巻と呼べる作品です。
著者 | 塩野七生 |
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時代 | 中世欧州 |
登場人物 | コンスタンティヌス11世、マホメッド2世 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
記術の正確さもさることながら,立場の違う人達の色々な気持ちをはらみながら物語が展開していくところが面白い。
新潮社
漂流
無人島生活から生還した船乗りの物語
江戸時代の天明年間、シケに遭遇し、船が難破して黒潮に流されてしまった男たちが、不気味な気配を漂わせている火山島に漂着します。土佐の船乗り長平はただひとり生き残ろうと 奮闘します。
伊豆諸島の鳥島へ流れ着き、12年間の無人島生活に耐えたのち、生還した土佐の船乗りの逸話に基づいています。どうやって生き延びることができたのか、厳しい生き残りの一部始終を記した長編ドキュメンタリー小説です。
著者 | 吉村昭 |
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時代 | 江戸 |
登場人物 | 船乗りの長平 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
人間の強さと弱さを見せつけられる。すごい作品だ。しかもアホウドリの生態についてもしっかりと精査されている。超一流の名作!!
新潮社
項羽と劉邦
負け続けても大逆転で天下を狙う
その武勇は鬼神のごときと評された項羽と、ごろつきと言われながらも妙に人望に厚い人柄で、ついには漢王朝の始祖となった劉邦の2人が天下を争う楚漢戦争の顛末を追う長編歴史小説です。
秦末期の始皇帝の死から物語が始まり、項羽と劉邦という2人の英雄を中心として数多の諸勢力の興亡が語られていきます。戦では負け続けるものの、不思議な魅力で人材を引き寄せる劉邦が圧倒的劣勢をひっくり返そうとする大逆転の英雄譚です。
著者 | 司馬遼太郎 |
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時代 | 楚漢戦争(中国) |
登場人物 | 項羽、劉邦 |
巻数 | 全3巻 |
口コミを紹介
項羽と劉邦,右と左,剛と柔,北風と太陽,これほどはっきりとした両者の対峙は実に面白い。司馬遼太郎の作品は実に痛快である。
新潮社
燃えよ剣
日本史といえば江戸・幕末!鬼の副長と呼ばれた土方歳三
土方歳三は武州石田村の農家の子として生まれ、乱暴な少年だったことから「バラガキ」と呼ばれていました。そんな土方が近藤勇と出会い、新選組の副長となって、新選組を最強の戦闘集団へと鍛え上げていきます。
新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男。土方歳三が幕末の動乱期を駆け抜けてゆく激しい生きざまが綴られています。
著者 | 司馬遼太郎 |
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時代 | 幕末 |
登場人物 | 土方歳三 |
巻数 | 全2巻 |
口コミを紹介
司馬作品の中でも特に作中人物の若々しさが際立っている印象を受けました。あと剣術使いが闘いの中で生き残るしぶとさも。沖田総司に忍び寄る病と、その強さとのコントラストが、信頼の置ける仲間のかけがえのなさを感じさせてくれます。
文藝春秋
新装版 竜馬がゆく
維新回天に奔走した男の波乱の生涯
土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩浪人となったのちに志士となり、薩長同盟の成立に関与するなど、維新回天の立役者と呼ばれるようになった坂本竜馬の生涯に迫ったロマンあふれる歴史小説です。
著者である司馬遼太郎氏の代表作と言われ、一般的にイメージされる坂本龍馬の人物像はこの作品の影響を大きく受けていると言われています。これまでに大河ドラマや民放各局のドラマで何度も映像化されたことがある大人気シリーズです。
著者 | 司馬遼太郎 |
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時代 | 幕末 |
登場人物 | 坂本龍馬 |
巻数 | 全8巻 |
口コミを紹介
読み始めたらなかなか終わりません。それほど、面白い。
新潮社
十字軍物語
2大文明の激突
法王ウルバン2世は、聖地イェルサレムをイスラム教徒の支配から取り戻すべく「十字軍」の結成を諸侯に呼びかけます。それぞれの思惑があり、場合によっては激しく対立しながらも聖地を目指して行軍を続けます。
キリスト教徒とイスラム教徒の200年近くに渡る武力衝突である十字軍運動の顛末を追ったシリーズです。第1巻では11世紀末の第1次十字軍の開始から十字軍国家の樹立までが扱われています。
著者 | 塩野七生 |
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時代 | 中世欧州 |
登場人物 | ウルバン2世、リチャード獅子心王、サラディン |
巻数 | 全4巻 |
口コミを紹介
塩野さんのローマ人の物語を読んだが、今回のテーマは中世における欧州とアジアの関係。第1次大戦、第2次大戦、そして現代の状況を理解するに役立つと言って良い。
文藝春秋
新装版 坂の上の雲
海外でも人気!明治維新を経て急速に近代化してゆく日本
日本陸軍騎兵部隊の創設者であり、日本騎兵の父と呼ばれる秋山好古。その弟であり、兵棋演習を取り入れるなど体系的な海軍戦術を創案した秋山真之。日本の近代文学に多大な影響を与えた俳人正岡子規の3人が物語の中心となります。
維新を経て明治政府を樹立した日本で、欧米列強の先進的な知恵と技術を学びながら近代国家としての体制作りに奔走する人びとが、さまざまな困難を乗り越えながら日露戦争でロシア帝国に立ち向かってゆく姿を映し出した歴史大作です。
著者 | 司馬遼太郎 |
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時代 | 明治 |
登場人物 | 秋山好古、秋山真之、正岡子規 |
巻数 | 全8巻 |
口コミを紹介
日本の近代、鎖国が終わり、外国との接触が始まり
日本が先進国になろうとしていたこの時代。
熱いです。ワクワクします。
祥伝社
家康、江戸を建てる
日本一の大都市を築く一大事業
天正十八年、徳川家康は関白豊臣秀吉により、かつて北条家の旧領であった関東二百四十万石への国替えを命じられます。転封先である当時の関東は、水はけが悪い低湿地が広がる未開拓の原野でした。
まだ貧しい一地方に過ぎなかった江戸を本拠として、ここから家康の街づくりが始まります。利根川の治水工事、金銀貨幣の鋳造、江戸城の石垣の築造、天守閣の建設の五編を通して徳川政権260年の礎を築く一大事業の全容が語られます。
著者 | 門井慶喜 |
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時代 | 安土桃山・江戸 |
登場人物 | 徳川家康 |
巻数 | 全1巻 |
口コミを紹介
史実に基づきながら、それぞれの人物像が著者によって生き生きと描かれている。実に楽しい歴史物語だ。
文藝春秋
壬生義士伝
家族を養うために反幕府勢力と戦い続けた男
南部地方盛岡藩を脱藩し、新選組の隊士となった吉村貫一郎を題材とした歴史小説です。新選組の同士たちからは守銭奴や出稼ぎ浪人などとからかわれながらも、盛岡に残した妻子のために危険な任務に携わり、倒幕をたくらむ反幕府勢力と戦います。
近藤勇や土方歳三を始めとした新選組の主だった人物たちが実力を認めていたという純朴な田舎侍、吉村貫一郎の生きざまを中心に、武士の義や友情、家族愛が織りなす人情活劇を描いた作品です。
著者 | 浅田次郎 |
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時代 | 幕末 |
登場人物 | 吉村貫一郎 |
巻数 | 全2巻 |
口コミを紹介
浅田文学は、史実なのかどうなのかわからなくなりますが、もしかすると歴史の事実ってこういうものなのかなと思わせます。新撰組のイメージが変わりました。幕末維新に対する価値観が替わった気がします。
新潮社
関ケ原
天下の行方を決する大いくさ
天下分け目の決戦と呼ばれた関ヶ原の合戦を舞台細密に描いた傑作です。物語は豊臣家を打ち倒さんとする徳川家康と参謀の本多正信、それに対して豊臣の政権を守り抜こうとする石田三成を主軸として人間模様と権謀術数が展開されます。
前田氏、上杉氏、毛利氏、島津氏などの東軍・西軍の有力大名の内幕にも迫っており、両陣営の全体像を浮かび上がらせつつ、関ヶ原の戦いへと至る経緯を細緻に描き出した大作です。
著者 | 司馬遼太郎 |
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時代 | 安土桃山 |
登場人物 | 徳川家康、石田三成 |
巻数 | 全3巻 |
口コミを紹介
個人的には、本書は司馬遼太郎にとって最高傑作だと思っています。
歴史小説のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 著者 | 時代 | 登場人物 | 巻数 |
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Amazon ヤフー |
天下の行方を決する大いくさ |
司馬遼太郎 |
安土桃山 |
徳川家康、石田三成 |
全3巻 |
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楽天 Amazon ヤフー |
家族を養うために反幕府勢力と戦い続けた男 |
浅田次郎 |
幕末 |
吉村貫一郎 |
全2巻 |
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日本一の大都市を築く一大事業 |
門井慶喜 |
安土桃山・江戸 |
徳川家康 |
全1巻 |
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海外でも人気!明治維新を経て急速に近代化してゆく日本 |
司馬遼太郎 |
明治 |
秋山好古、秋山真之、正岡子規 |
全8巻 |
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2大文明の激突 |
塩野七生 |
中世欧州 |
ウルバン2世、リチャード獅子心王、サラディン |
全4巻 |
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維新回天に奔走した男の波乱の生涯 |
司馬遼太郎 |
幕末 |
坂本龍馬 |
全8巻 |
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日本史といえば江戸・幕末!鬼の副長と呼ばれた土方歳三 |
司馬遼太郎 |
幕末 |
土方歳三 |
全2巻 |
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負け続けても大逆転で天下を狙う |
司馬遼太郎 |
楚漢戦争(中国) |
項羽、劉邦 |
全3巻 |
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無人島生活から生還した船乗りの物語 |
吉村昭 |
江戸 |
船乗りの長平 |
全1巻 |
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東ローマ帝国終焉の時 |
塩野七生 |
中世欧州 |
コンスタンティヌス11世、マホメッド2世 |
全1巻 |
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「東洋の宝石」完成までの道のり |
植松三十里 |
明治 |
フランク・ロイド・ライト、林愛作、大倉喜八郎、渋沢栄一 |
全1巻 |
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世界を震撼させるイスラム大帝国を築き上げた草原の覇者 |
北方謙三 |
南宋(中国) |
チンギス・カン |
既刊4巻 |
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領民を思いやる藩政改革の成功者 |
童門冬二 |
江戸 |
上杉鷹山 |
全1巻 |
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武勇や権謀術数に秀でた英雄たちの物語 |
吉川英治 |
後漢末期~三国時代(中国) |
劉備、関羽、張飛、曹操、諸葛亮 |
全8巻 |
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泣けると女性に話題!中国で論語が生まれた歴史的背景とは |
井上靖 |
春秋(中国) |
孔子 |
全1巻 |
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今話題の万葉集を編纂した天才歌人 |
篠崎紘一 |
奈良 |
大伴家持 |
全1巻 |
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天下の傾奇者 |
隆慶一郎 |
安土桃山 |
前田慶次郎 |
全1巻 |
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100年に渡る抗争の歴史 |
吉川英治 |
平安 |
源頼朝、平清盛 |
全16巻 |
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剣豪の成長物語 |
吉川英治 |
江戸 |
宮本武蔵 |
全8巻 |
||
楽天 Amazon ヤフー |
本能寺の変の謎に迫る |
山本兼一 |
戦国・安土桃山 |
明智光秀 |
全1巻 |
歴史小説の新刊のご紹介
いつの時代も根強い人気のある歴史小説ですが、今もなおたくさんの小説が販売されています。ですので今回は歴史小説の新刊のご紹介をします。
てらいんく
令和の旗──「万葉集」誕生ものがたり
新元号の産みの親といっても過言ではない万葉集
万葉集とは日本で現存する中では1番古いと言われている和歌集のことを言います。天皇や貴族、下級士官や防人、農民など身分を問わずさまざまな人の和歌が全20巻4500首以上収められています。
その万葉集を作ることに注力したうちの一人である大伴家持、国の乱れを言葉で正したい、身分を問わないさまざまな人の声を本に「万の言の葉」にしたいと夢見た父の意志を継いだ大伴家持ですがその人生は波乱に満ちたものとなります。
まとめ
今回は、歴史小説の選び方やおすすめ人気ランキング20選を紹介しました。文章から登場人物の見たこと、感じたことを想像し、歴史を追体験できるのが歴史小説の醍醐味です。興味のある人物や出来事が描かれた本を開いてみてください。
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天下分け目の決戦と呼ばれた関ヶ原の合戦を舞台細密に描いた傑作です。物語は豊臣家を打ち倒さんとする徳川家康と参謀の本多正信、それに対して豊臣の政権を守り抜こうとする石田三成を主軸として人間模様と権謀術数が展開されます。
前田氏、上杉氏、毛利氏、島津氏などの東軍・西軍の有力大名の内幕にも迫っており、両陣営の全体像を浮かび上がらせつつ、関ヶ原の戦いへと至る経緯を細緻に描き出した大作です。