メイソンジャーは、食品の長期保存用に開発されたガラス瓶です。Ball社のものが有名で、レトロでヴィンテージ風の見た目は日本でも世代を問わず人気があります。とはいえ、「実際機能性はどうなの？」と購入を迷われている方も多いのではないでしょうか。

実は、耐熱性の高いメイソンジャーは煮沸消毒もできる優れものなんです。しっかり食品を詰めて煮沸すれば、脱気もできます。更におしゃれな見た目でインテリア性が高く、雑貨の収納からスープやドリンクをいれるカップ代わりまで、汎用性の高さも魅力です。

そこで今回は、メイソンジャーの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは、蓋・口径タイプ・サイズを基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

メイソンジャーはさまざまな商品があります。使用用途に合わせたサイズや蓋の種類で選んでみてください。

メイソンジャーの蓋には、いろいろな種類が用意されています。中に入れるものに合わせて選ぶのがポイントです。

食品保存やジャーサラダに使用するなら、密閉性の高いスタンダードなダブルキャップタイプの蓋が適しています。ダブルキャップは内蓋とリング状の外蓋が2重構造になっており、気密性が高く、密閉して保存できるのが特徴です。

食品保存に使う際に湿気を防ぎ、鮮度を保ってくれます。ジャーサラダをそのまま職場や学校に持って行きたい方はこちらの蓋がおすすめです。

メイソンジャーを食器として使用したい方には、扱いやすいプラスチック製の蓋がおすすめです。長期保存用ではなく、グラス代わりに飲み物を入れたりお弁当箱として使用するなら、見た目にもおしゃれなものが多いプラスチック製が適しています。

メイソンジャーの蓋には、ストローをさして使えるように蓋に穴が空いているタイプや、直接飲めるようにタンブラーのような飲み口がついた蓋があります。気密性とプラスしてストローがさせるタイプなら、ドリンク用にぴったりです。

タンブラーのような飲み口のものは、マグカップ代わりにコーヒーやジュースを入れると、中が見えるガラス容器は見た目もおしゃれなため、マイカップとしてもパーティーでも大活躍します。

ハンドソープやシャンプーなどを入れる容器として使うのであれば、ポンプ式のディスペンサーが蓋にセットできるタイプを選んでください。ハンドソープや洗剤など液状のものを入れれば、おしゃれで手軽に使用できます。

シルバータイプやブリキのアンティークタイプなどデザインや色もいろいろあるので、インテリアに合わせてコーディネート可能です。更に、ガラス瓶で残量がわかるため、使いやすさも備わっています。

以下の記事では、シャンプーボトル・ソープディスペンサーの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

塩やコショウなどの調味料用に小さな穴が空いているタイプや、粉物を取り出しやすいメッシュ式の蓋もあります。普段はダブルキャップの蓋で小麦粉の保存容器として使って、料理の際にメッシュタイプの蓋に取り替えれば、容器に移し替えずにそのまま使えて便利です。

メイソンジャーの蓋は形だけでなく、プラスチックやブリキなど素材も種類がいくつか選べます。以下の記事では、調味料入れの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

インテリア雑貨としてメイソンジャーを楽しみたい方には、雑貨タイプの蓋がおすすめです。雑貨タイプはLEDライトやソーラーパネル付きの蓋で、中に入れたものをライトアップしたり、ピンクッションがついていたりします。

LEDやソーラーパネル付きのもので雑貨を飾りながら間接照明代わりに使うほか、テラリウムとして使うのもおすすめです。おしゃれな蓋や機能にこだわって選んでみてください。また、蓋なしタイプなら花瓶代わりやポプリ入れとしての使用も可能です。

食品の保存やインテリアとしても使用できるメイソンジャーは、替えの蓋があるものを選ぶのがおすすめです。メイソンジャーの口径を確認して用意しておくと、蓋を変えるだけで幅広い場面で利用できます。

また蓋を破損してしまったときや、パッキン部分の汚れ・においが気になる場合にも、蓋のみ買い換えられるものならコスパの面で優れています。ノーブランドのメイソンジャーの場合は口径を測って合うものを用意しておいてください。

メイソンジャーは口径サイズもいろいろあります。見た目だけでなく、使い勝手にも違いが出るポイントです。

レギュラーマウスは一般的なメイソンジャーの口径タイプです。ジャムやソースの長期保存に向いている人気の高い形状で、さまざまな商品が販売されているため、こだわってデザインを選びたい方に適しています。

また、オーソドックスなタイプなので、初めてメイソンジャーを購入する初心者の方にもおすすめです。

ワイドマウスは、レギュラーマウスに比べ蓋の口径が大きいタイプです。口径が大きい分、中に入れたものが取り出しやすいので、食材の保存やピクルスなどの保存に向いています。洗いやすいのも魅力の1つです。

エリートタイプは、口が広く背が低いタイプです。ジャムなどの保存はもちろん、調味料入れとしても使用できます。背が低く底までスプーンが届きやすいので、メイソンジャーでスイーツを作って、そのまま食器として使用するのもおすすめです。

ドリンクボトルは、飲み物を入れられるメイソンジャーです。蓋にストローがささるタイプなら、ジュースやスムージーを気軽に楽しめます。

メイソンジャーは300mlほどの小さなものから、数リットルタイプまで大きさも豊富です。食品用・ドリンク用など用途に合わせて選んでください。

ジャムを保存したり、ティラミスやプリンを作ったりと、食品保存やスイーツ作りに使用するなら、240ml～500mlほどの小ぶりなサイズがおすすめです。スイーツを作ってプレゼントする際にも、おしゃれでサイズ感が良く適しています。

もっと小さな110mlほどのサイズであれば、塩やコショウなどの調味料入れに最適です。また小さい分持ち運びや収納にも優れているので、インテリアやプレゼントとしても人気があります。

1人用のジャーサラダやドリンク用に使用するのであれば、定番の480mlが使いやすいサイズです。具材を出し入れしやすいように、また飲みやすいように口の大きなワイドマウスを選んでみてください。

480ml～700mlほどのサイズであれば、デザートを作ったりソープ入れに使ったり、食品の保存容器として使ったりするうえで重宝するサイズです。

レモンやミントといったフルーツやハーブを入れて、ホームパーティやインテリアとしても使えるドリンクサーバーには、3L～8Lの蛇口付き大容量サイズを選んでください。サーバーごと冷蔵庫で冷やすのであれば、3Lほどのサイズが便利です。

メイソンジャー選びで忘れてはいけないのは、耐熱ガラスかどうかの確認です。耐熱タイプでなければ、ホットドリンクや熱いスープを入れた際に割れてしまう可能性があります。中にはオーブン対応のものもあるので、利用シーンに合わせて選んでください。

耐熱ガラスなら、熱湯消毒ができるので衛生的に使用できます。せっかく購入したメイソンジャーが耐熱ガラスではなく割れてしまうのは残念なので、購入前に必ずチェックしてください。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

メイソンジャーの製造メーカーとして人気が高いBall社は、100年以上の歴史を持つ缶製品の製造メーカーです。1884年頃には家庭用の保存瓶を発売し、アメリカではどの家庭にも置いてある定番商品となりました。

メイソンジャーがレトロなデザインなのは、その頃のデザインが受け継がれているからです。100均などの商品でも似たデザインのものがあるため、違いがわかりにくいですが、Ball社製のメイソンジャーと100均製品の違いは、耐久性と価格の差です。

価格が高いBall社製のダブルキャップは密閉性が高く、瓶もしっかりしています。100均製品は大量生産なため、ものによっては蓋のねじが少しずれていたり、瓶が割れやすかったりしますが、安価です。使用用途や予算に合わせて選んでみてください。

メイソンジャーは、食品保存からおしゃれなインテリア雑貨まで、幅広く使える便利なアイテムです。ここではおすすめの使い方をご紹介します。

メイソンジャーは透明で横からも中身が見えるのが特徴です。そのため、順番に具材を詰めていくだけで、簡単におしゃれなお弁当・ドリンクを作れます。特にサラダや麺類は、メイソンジャーに入れるだけでいつものお弁当がおしゃれに変身するのでおすすめです。

ドリンクでは、彩りの良いフルーツを使ったレモネードやカクテルが人気です。また、コーヒーやカフェオレなどもレトロな雰囲気で楽しめます。家で飲む際にも、ホコリが入らない蓋付きメイソンジャーは便利です。

レトロでおしゃれなメイソンジャーはインテリア雑貨としても人気です。100均で揃うアイテムで、テラリウムやライトとして楽しむ方法もおすすめします。100均のフェイクフラワーや多肉植物を使えば、メイソンジャーの中に植物アートを作成可能です。

蓋付きなら管理も簡単で、ホコリをかぶる心配もありません。また、キャンドル型LEDライトを入れて間接照明として楽しむのもおすすめです。

便利でおしゃれなメイソンジャーですが、使用の際には注意も必要です。特に食品保存で使用する場合は、清潔に使用してください。

メイソンジャーを消毒や真空密閉で煮沸する際には、いくつか注意点があります。煮沸の際にメイソンジャーが鍋底にあたってしまうと破損の可能性があるので、鍋底にはふきんなどを敷いて、ジャー内にも水を入れ浮かないように調整してください。

また、煮沸は80〜90℃で5〜10分程度が一般的です。パッキンが痛みやすい蓋は、3分ほどで引き上げてください。取り出す際にはやけどに注意して、自然乾燥で乾かすのがおすすめです。ふきんなどを使うと、雑菌がついてしまう可能性もあります。

瓶の口が小さいメイソンジャーは、ボトルブラシを使って洗うのがおすすめです。手が入らないと隅々まで洗いにくいですが、ボトルブラシを使えばジャーの底までスポンジが届くので清潔に保てます。

メイソンジャーはお弁当箱代わりやマグカップ代わりに使用する場合も多いですが、容器自体に保冷効果はないため、食中毒には注意が必要です。人気レシピのメイソンジャーサラダは生野菜を使うものも多いので、調理・管理には気を配ってください。

まず使用の前には煮沸消毒などで雑菌を抑え、腐りやすい半生の肉や魚を入れるのは避けてください。食品はしっかり水気を切って使用し、手を使わずに詰めます。ドレッシングをかけるなら、防腐効果のあるお酢を使ったものがおすすめです。

また、食品を入れたら冷蔵庫で保管し、持ち運ぶ際には温度が上がらないように保冷剤を使用します。作ったらその日に食べ切るのがベストです。特に気温が上がる6月以降はできるだけ早く食べ切ってください。

メイソンジャーは人気が出る以前はどこで買えるか探し回る必要がありましたが、現在はさまざまな場所で購入できます。ネットショッピングはもちろん、100円均一・バラエティショップ・インテリアショップなどでの購入が可能です。

またニトリなどのホームセンターや家具量販店・無印良品などにもガラスジャーの取り扱いがあります。元祖メイソンジャーのBall社製のものが欲しいなら、海外雑貨を扱うお店や通販がおすすめです。利用シーンに合わせて気に入ったものを探してみてください。

メイソンジャーでドリンクを飲むと、口径が大きく飲みづらい場合もあります。そんなときにおすすめなのが、蓋の代用品・カッパウです。カッパウはメイソンジャーをタンブラーとして使いたい方に適しています。

メイソンジャーに付属しているダブルキャップのリング部分に取り付け、直接口をつけて飲んだり、ストローをさして飲んだりできる優れものです。飲む際にいちいち蓋を開ける手間もいらないので、持ち運びにも向いています。

取り付けにはダブルキャップのリング部分が必要になるのと、口径サイズの確認は必須です。シンプルなデザインなので、おしゃれなメイソンジャーの見た目を損なわずに、より便利に使用できます。

今回はメイソンジャーの人気おすすめランキングをご紹介しました。食品保存からインテリア雑貨まで幅広く使えるメイソンジャーは、1つあると暮らしが便利でおしゃれに変わります。この記事を参考にして、お気に入りのメイソンジャーを見つけてみてください。