※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

小学生になると、毎日の荷物がぐんと増えます。さらに年々教科書の厚さが厚くなり、子どもの体への負担が気になるところです。最近では機能性に優れたランドセルも増えており、負担が少ないものを選べば、子どもの体への負担も軽減できます。

素材や形に注目して選べば、肩や腰への負担を軽減できますし、支持されている人気メーカー、セイバンや土屋鞄なども子どもが使いやすいものを提案しています。反射ベルト・防犯ブザーを取り付けるフックなど、登下校の安全を守るために重要なポイントもあります。

そこで今回は、ランドセルの選び方とおすすめの商品をランキング形式で紹介します。ランキングは、価格・メーカー・デザイン・その他機能の4つを基準に作成しました。軽いもの・背負いやすいもの・安いものなど紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

店頭には多くのランドセルが並んでおり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。そこでまずは、ランドセル選びのポイントをみていきましょう。

教科書を入れて持ち運ぶランドセルは、まずは容量のチェックが大切です。大きなサイズの持ち物でもスッキリ収納できるか、しっかり確認しましょう。

現在、小学校の教科書やノートの最大サイズはA4サイズです。また教科書の厚さも年々厚くなる傾向にあります。大きく厚い教科書をスッキリ収納するには、ランドセルの横幅にゆとりがあるかどうかが大切です。

現在販売されているほとんどが、内寸23.3×31cm以上のA4フラットファイル対応となっています。最新のモデルのランドセルであれば標準対応ですが、古い型のランドセルを購入する場合は、内寸の横幅が23cm以上あるかを確認してから購入しましょう。

教科書の厚さを考慮し、奥行きに余裕のあるものを選ぶ点も大切です。以前のランドセルは、11cmの奥行きが主流でしたが、最近は厚い教科書に対応できるよう広くなりつつあります。

しかし小学校低学年の間は、それほど広い奥行きは必要ないケースがほとんどです。そのため奥行きを荷物に合わせて調節できるアイディア商品も販売されています。そういったランドセルを選ぶと、1年生から6年生まで快適に使用可能です。

学校で使う教科書・教材が増えても、対応できるサイズかどうかも大切です。教科書やノートは低学年なら5～6冊、高学年なら10～12冊程度が毎日必要になります。低学年の間は問題がなくても、高学年になってから収納力が足りなくならないものを選びましょう。

筆箱・給食用のコップやナフキン・水筒・タブレットなども毎日使います。ランドセルのメイン部分の広さである大マチの平均サイズは12cm程度で、大容量なら13cm以上のものもあります。大きいものなら折り畳み傘・体操服・鍵盤ハーモニカなども収納できます。

最近は教科書の重さが重くなり、ランドセルの重みで腰の痛みを訴える子どもが増えているそうです。トラブルを防ぐためにも、ランドセルが背負いやすいかは重要なポイントです。

背カンとは、肩ベルトとランドセルを繋ぐ金具をいいます。ランドセルには毎日たくさんの教科書を入れて持ち運ぶため、肩ベルトには大きな力が加わりがちです。そのため背カンの質が悪いと、すぐに壊れてしまう場合もあります。

またランドセルの背カンの形状によって、背負い心地が異なり体への負担も変化します。ランドセルの背カンには固定型と稼働型があり、固定型の背カンは体が大きくなるとともに背負いにくくなるため、現在のランドセルにはあまり使用されていません。

左右に広がる稼働型の背カンは、左右同時に動くものと左右別々に動くものの2種類あります。機能的に大きな差はありませんが、左右別々に動く背カンの方が、スムーズに背負えると感じる子どももいるようです。

肩ベルトの形状により、ランドセルを軽く感じさせられます。肩ベルトには、昔からあるまっすぐな形のものと、S字型に湾曲した形のものがあり、最近の主流はS字型のものです。

S字型の肩ベルトは、体にフィットしやすくなるためランドセルが軽く感じやすくなります。またベルトがずれにくい点もメリットの一つです。ストレートタイプの肩ベルトは、牛革など高級な素材を使用したものに多くみられます。

牛革の場合は、使用しているうちに体になじむのが魅力です。使い込むうちにS字型と同じような効果が得られるようになります。

クラリーノは、多くのランドセルに使われている優れた素材です。軽くて丈夫でお手入れが簡単と、ランドセルの素材には最適です。革に比べると、型崩れしやすい、経年劣化しやすいといったデメリットもありますが、そういったデメリットも目立たなくなっています。

人工皮革のランドセルがすべてクラリーノではありません。クラリーノ以外の人工皮革を使用したランドセルもあるので、購入する際にはチェックしてみましょう。

牛革のランドセルは、高級感があり丈夫なところがメリットです。その一方、水に弱く扱いが難しい、重いといったデメリットもあります。ただ最近は防水加工が施されているランドセルもあるので、防水性はそれほど気にしなくてもいいかもしれません。

コードバンとは馬のお尻の皮です。牛革以上に耐久性に優れており、高級感もあります。ただ値段が高い点と重さが欠点です。革の強度が高いため、型崩れしにくく使うほどに味が出て美しさを増します。傷が目立たないところも、嬉しいポイントです。

安全な登下校のためには、暗い道でも安心な反射ベルト・防犯ブザーをつける金具の性能や位置に注目しましょう。特に通学時間が長い場合は、安全性に関する機能は確認を怠らないよう選ぶのがおすすめです。

6年使うランドセルは、デザインも重要なポイントです。子どもが気にいるデザインも大切ですが、高学年になっても飽きずに使えるデザインを選ぶ点も意識しましょう。

子どもに好きなランドセルを選ばせると、珍しい色や派手な色のランドセルを選ぶ場合が多いです。特に女の子は、キラキラしたカラーや刺繍が施されているものなど、かわいらしいものを選ぶケースもあるはずです。

しかしそういったランドセルは、6年間毎日使ううちに飽きてしまう場合があります。ランドセルは簡単に買い替えられるものではないため、高学年まで使う点も考えて相談し選びましょう。

なお地域によっては、高学年になるとランドセルをあまり使わなくなるケースもあります。そういった場合は、子どもの好きなデザインを選ぶのもおすすめです。

コンパクトサイズのランドセルにするなら、キューブ型がおすすめです。キューブ型は、耐久性には劣るものの、軽量で見た目もコンパクトなので、小柄な子どもでも背負いやすいといったメリットがあります。

学習院型ランドセルは、昔ながらの形状が特徴的です。ランドセルのヘリがしっかりしているので、耐久性に優れています。しかし、学習院型ランドセルは重さがある場合があるので、試しに背負ってみるのがおすすめです。

かぶせの形状には一般的なランドセルの全かぶせと、かぶせが半分だけの半かぶせがあります。半かぶせの方が見た目がおしゃれですが、ランドセルカバーを使えない、後ろからかぶせを開けられやすく、防犯上不安があるなどデメリットが多い印象です。

特別な理由がない限りは、全かぶせタイプのランドセルがおすすめです。

男の子の中には、ランドセルを乱雑に扱ってしまう子もいます。そういった活発なタイプの子どもの場合、ランドセルの耐久性を重視して選ぶのが大切です。特に肩ベルトの耐久性はしっかり確認しておきましょう。

女の子は力のない子が多いため、なるべく軽量なランドセルを選ぶのが大切です。また防犯性能も気になるところ。防犯ブザーの位置を確認し、すぐに鳴らせるかを確認しましょう。

ランドセルをメーカーで選ぶ方も少なくありません。ランドセルはメーカーによってそれぞれ特徴が異なります。ここでは人気メーカーのランドセルの特徴をご紹介します。

天使のはねでおなじみのセイバンのランドセルは、背カンにはねを内蔵して、背負いやすさをアップさせています。もちろん天使のはね以外にも細部に渡り配慮が見られデザインも豊富なので、きっとお気に入りのランドセルが見つかるおすすめメーカーです。

独自の形状で体へのフィット感を高め、より軽く感じやすい魅力的な商品です。ランドセル本体には、タフかるプレートと呼ばれる独自の芯材を使用し、耐久性も高めています。価格は最も安いモデルで4万円台と、機能性は高いのにお求めやすい価格なのも魅力です。

フィットちゃんは男の子向けモデルに、肩ベルトのクッションの厚みを増した楽ッションを採用しています。これまで男の子向けモデルは耐久性を重視したモデルが多かったですが、背負い心地を重視したい方には嬉しいです。

体への負担を考え、軽量な素材を使用しているところも魅力です。ランドセルのフチが光るよう加工された安ピカッモデルは、 60m先でも見えるので、帰りが遅くなるときにも安心できます。カラーやデザインのバリエーションも豊富なところも魅力です。

「おねだん以上、ニトリ」でおなじみの大手家具メーカーニトリのランドセルも、低価格で高機能が魅力で人気があります。種類やカラー展開も多く、お子様の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

低価格なため、壊れやすいのではといった心配の声もあり、また壊れていしまったなどの口コミがあるのも事実です。しかししっかり安心の6年修理保証も付いていて、6年間壊れず使えたといった高評価の口コミもあります。

Rikomonランドセルは、兵庫県豊岡市の株式会社タカアキによるランドセルブランドです。「すべての子どもに背負いやすいランドセルを」といった理念で作られており、1億通り以上のオーダーメイドやオリジナル前段ポケットなど、他にはない工夫があふれています。

もともとカバン製造を手掛けている会社だけあって、工夫やこだわりが詰まっています。

高級な工房系ブランドのランドセルも人気です。かなり早くから予約しないと購入できないものもあります。早めにカタログなどをチェックしておきましょう。

池田屋のランドセルは、工房系ながら5万円台からと比較的リーズナブルに購入できるところが人気の秘密です。6年間使う点を考慮し、シンプルで飽きのこないデザインや、丁寧で上質な仕上がり、子どもの使いやすさを重視しています。

ランドセルを長年作り続けてきた経験から、さまざまな素材の特徴を熟知しランドセルの部位ごとに最も最適な素材を選んで使用しています。壊れにくく使い心地良さが魅力のランドセルです。

土屋鞄のランドセルは、素材を牛革・コードバン・クラリーノ・ヌメ革の4種類から選択できます。最も安いものでも6万円台と少々高級ですが、その分6年間のサポート付きなのも嬉しいポイントです。ランドセルに不具合があったときにも安心できます。

もちろん子どもの背負い心地や丈夫さなど細部にわたって十分な配慮がみられます。多少価格が高くても、上質なランドセルをお求めの方は土屋鞄がおすすめです。内側のデザインにも凝ったアイテムも販売しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

1895年創業の老舗ブランドです。牛革・コードバンによるカラーバリエーションも豊富で、シンプルながら、高級感があるデザインが特徴です。「はばたくランドセル」と呼ばれる軽く感じるシリーズが特に人気を集めています。

非常に人気の高いブランドで、毎年早々に売り切れてしまう点でも知られています。気になる方は早めにチェックしてください。

西日本で非常に人気の高いブランドです。デザイン性の高さやカラーバリエーションの豊富さから、目を惹く1点に出会えます。大きな特徴は、ランドセルには珍しいコバ塗りを採用している点です。

素材はコードバン・牛革・人工皮革など種類があります。シックなパステルカラーの新モデルuniも注目を集めています。人気のモデルは夏ごろには売り切れてしまうので、気になる方は早めにチェックしてください。

従来のランドセルとは違う、リュックタイプのランドセルがいろいろなブランドから新登場しています。近年、教科書の重さが原因の、子どもの肩や腰への負担が注目されていて心配されている方も多いです。

軽く背負いやすいリュックタイプのランドセルは、負担が少ないのでおすすめです。子どもの体を考えて選びたい方はチェックしてみてください。

ランドセルにはさまざまな壊れにくい工夫がされており、頑丈な作りになっています。ですが、小学校の6年間で何が起こるかは未知数です。保証のついたものを選べば、もしもの時にも対応して貰えます。最近は、6年間無料保証付きがスタンダードになっています。

ただし、無料の保証内容・条件にはブランドによって異なります。購入時にはここもチェックしておきましょう。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

ランドセル選びの失敗談はいくつかあります。まず、デザイン関係のものが挙げられます。単純に飽きたといったもののほか、派手・個性的・子どもっぽいデザインで浮いたり恥ずかしくなるなどの声がよく見られます。

人工皮革が安っぽく見えたり、安いモデルで耐久性に問題があったなどの失敗談も見られます。反対に、本革にしたもののお手入れが大変といった声もありました。軽さ・見た目を重視したら、肩への負担や本体の重量などが後から気になるといったケースもあります。

収納力に悩む声も多いです。低学年の時には問題がなくても、高学年になってからサブバッグが不可欠になる場合もあります。また、持ち手が付いておらず収納や持運びに不便だったり、ナスカンが片側にしかないのが意外と不便と後から気になるケースもありました。

2025年度向けのランドセルは、だいたい2～3月ごろから開始します。人気の工房系ブランドが希望の場合は、2～3月頃に資料やカタログ請求をしておきましょう。3～4月には展示会や店舗で実際に下見を開始できればベストです。

実際の購入時期は4月～6月頃が目安になります。 人気ブランドのランドセルは早々に予約終了や完売になるケースも多いです。気になるものがある場合は、なるべく早めに動きましょう。

早い段階で購入すると、成長前の身体に合わせづらいといったデメリットがあります。ですが、早割りや特典の利用ができたり、豊富なデザインから選べるなどのメリットも大きいです。遅くても秋くらいまでには購入しておくのがおすすめです。

せっかくならランドセル用のアイテムも揃えておきましょう。ランドセルを床に置かず、簡単に収納できるランドセルラックや、傷ついたり汚れやすいランドセルを守り6年間綺麗に使えるランドセルカバーなど、さまざまな便利アイテムがあります。

以下の記事ではおすすめのランドセルラックとランドセルカバーを紹介していますので、参考にしてみてください。

新作のランドセルを購入するとなると、6～7万円ほどかかってしまう場合がほとんどですが、少しでもお得にランドセルを購入したい方には、アウトレットのランドセルがおすすめです。

アウトレット品なら、昨年のモデルなど型落ちしたランドセルが豊富に揃っています。新作のデザインにこだわりがないのなら、アウトレット品でも十分素敵なランドセルが購入可能です。

しかし、ランドセル選びの一番の基準はお子さんの好みや希望です。6年間使用する大切なランドセルなので、しっかりお子さんと相談して購入してください。

卒業後、思い出の詰まったランドセルを捨てるのに困る方もいます。そんな方におすすめなのがランドセルのリメイクです。ランドセルが綺麗な状態で残っている場合、財布・小銭入れ・ミニランドセル・椅子など、いろいろな物にリメイクできます。

祖父母からプレゼントしてもらった思い出の品、6年間の思い出が詰まったランドセルを本人がまた利用できる形へ変化させられるので、気になる方はチェックしてみてください。

ランドセルは、小学校生活に欠かせないアイテムです。使い勝手のいいお気に入りのランドセルは、子どもの強い味方となってくれるはずです。お気に入りランドセルと一緒なら小学校入学に不安を抱える子どもの気持ちも、少し和らげてくれるかもしれません。