ポメラニアンの最大の特徴は、フワフワな毛並みです。ぬいぐるみのようにかわいらしく好奇心旺盛な犬種ですが、気を付けてあげないと体にトラブルを引き起こす可能性があります。

実はポメラニアンの皮膚や関節トラブル改善・予防対策として、ドッグフード選びが重要になるのです！しかしポメラニアン向けドッグフードはアカナやニュートロなどの涙やけを改善するメーカー商品や量が多く安いコスパ商品まであり迷ってしまいますよね。

そこで今回はポメラニアン向けドックフードの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、主原料・成分・メーカーなどを基準に作成しました。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

現在は数多くのポメラニアンのドッグフードが販売されています。ドッグフードに含まれている成分も異なるため、どのドッグフードを選んだら良いのか見ていきましょう。

ポメラニアンは、皮膚や関節のトラブルが多い犬種です。自分の飼っているポメラニアンの体質や体調を考えて、ドッグフードを選んであげましょう。

ポメラニアンは、小さくてフワフワとした毛が特徴の犬種です。毛の量が多いため分かりにくいですが、抱っこするとどれだけ華奢な体かが分かります。華奢な体をしているために、少しの段差から飛び降りただけで骨折してしまう場合もあるようです。

ポメラニアンは、しつけをしなければ噛み癖もあるため、抱っこして噛まれた拍子に落として、骨折してしまうといったケースも少なくありません。また骨折だけでなく関節トラブルも多い犬種です。

そのためグルコサミンやコンドロイチンが含まれているドッグフードを選ぶのをおすすめします。人間も関節のトラブルがあるときにグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを飲むように、動物にも効果的です。

ポメラニアンは皮膚トラブルも多い犬種になります。フワフワの毛が特徴的ですが、毛量が多いため蒸れやすくなってしまうのです。蒸れると皮膚炎にもなりやすいため、皮膚にいい栄養素が配合されたドッグフードを与える必要があります。

皮膚に良いとされる栄養素はオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸です。この2つの成分がバランスよく含まれているドッグフードを選べば、皮膚トラブルを起こしにくく、ポメラニアンの特徴的な毛質を保てます。

ポメラニアンは太りやすい犬種のため、ドッグフードによって肥満になってしまう場合もあります。関節トラブルも多い犬種ですが、肥満になると関節疾患リスクが高くなり、糖尿病のリスクも高まるのです。

また、とにかく高たんぱくなものだけ与えると便秘になる可能性があるため、たんぱく質30％以下のものを選びましょう。ただ、低カロリーなドッグフードは食べる量が増える場合があるので、与える量には気をつけてください。

去勢や避妊手術をした後のポメラニアンは太りやすくなっています。太ってしまう前にしっかりとした管理が必要です。去勢・避妊後と記載された専用のフードもあります。体重管理や肥満傾向などと記載されたフードもおすすめです。

エネルギー量や栄養の吸収量が考えられた体重ケア用のフードを上手に使って体重の管理をしてください。心配な方は愛犬の体調とかかりつけの獣医師に相談してフードの内容や量を決めるのをおすすめします。

犬種によって体質が異なるため、ポメラニアンにあった成分のドッグフードを選んであげるのが大切です。

ポメラニアンは、小型犬の中でも活発に動く犬種です。しかし、太りやすい犬種のため、太りにくいドッグフードを選んであげる必要があります。筋肉量は維持するため、体脂肪を下げて筋肉量を増やせる高たんぱく質なドッグフードがおすすめです。

ポメラニアンは皮膚病にもなりやすい犬種のため、体調管理をしながらアレルギー対策もできる鶏肉・馬肉・ラム肉・サーモンなどを原料としたドッグフードをおすすめします。

ポメラニアンの特徴は毛並みですが、毛量が原因で皮膚トラブルを引き起こす場合もあり、毛並みを維持するのにもドッグフードの成分は重要になります。毛並み維持でドッグフードを選ぶならオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が含まれているものがおすすめです。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、魚系のドッグフードやココナッツオイル・亜麻仁油などに含まれているため、何を使って作られたドッグフードなのか確認して選ぶようにしましょう。

ポメラニアンは涙やけがでやすいため、涙やけが気になる場合にはドッグフードに含まれる添加物にも気をつける必要があります。涙やけの大きな原因は、ドッグフードに含まれている人工添加物です。

人工添加物を摂取すると、老廃物となり鼻涙管が詰まってしまうのが原因として挙げられます。人工添加物にはロピレングリコール・エトキシキン・グリシリジン・アンモニエート、香料などがあるため、人工添加物が含まれていないかも確認して選びましょう。

たくさんあるフードの中からどれがいいのか選ぶのも大変です。おすすめのフードのメーカーをいくつかご紹介しますので、参考にしてください。

販売元のコノコトトモニは、わんちゃんの健康をサポートするだけでなく、ペットと飼い主さんとの生活がより楽しく、快適であって欲しいといった目線で商品を開発しているメーカーです。

コノコトトモニが販売している「このこのごはん」は、小型犬の健康に特化したドッグフードになります。室内犬ならではのお悩みに応えてくれると人気のドッグフードなので、ポメラニアンにもおすすめです。

ニュートロは去勢・避妊手術後専用のフードや体重管理用など小型犬の専用フードの種類が豊富です。ドライフードだけでなくウェットやおやつの種類もあるので愛犬好みのフードを見つけてあげられます。

自然素材をニュートロ独自のホリスティック・ブレンドでおいしさはもちろん、最適な栄養バランスに仕上げているのが特徴です。

品質にこだわったペットフードの輸入、製造を行っているレティシアンのドッグフード「モグワン 」「カナガン」や「アランズ」はペット先進国イギリスの工場で製造されています。ペットフードの安全基準が高い欧米のドッグフードをお探しの方におすすめです。

カナダのペットフードメーカーであるアカナは、野菜やハーブ、動物性タンパク質を配合したバランスのよいドックフードを展開しています。小型犬やパピー向けの商品も販売しているので、小粒で愛犬が食べやすいものをお探しの方はぜひチェックしてみてください。

基本的には、ポメラニアンの年齢によって必要なドッグフードの量が異なるので、年齢に合った量のものを選びましょう。ただ、体重・体型・運動量などの個体差によって量を調整してあげるのも大切です。

またポメラニアンは比較的サイズが小さい犬種ですので、大粒サイズのものよりは5mm～1cm程度の小粒サイズのドッグフードの方が食べやすく消化にも良くなっています。

ドッグフードはコストが心配な方もいらっしゃると思います。そんな方には内容量が多く安いコスパのよい商品がおすすめです。安いからといって栄養面が損なわれることもないので、多頭飼いの方や涙やけ対策を継続したい方はチェックしましょう。

ポメラニアンのドッグフードを選ぶうえで、ポメラニアンならではの健康トラブルを把握しておくのも大切です。例えば、少しの段差から落ちただけでも骨折しやすいほど華奢な体なので、気管虚脱や膝蓋骨脱臼になりやすいことなどが挙げられます。

また、涙やけやアレルギー性皮膚炎もポメラニアンにはよくある症状ですが、ドッグフードに含まれる成分によって、さらにトラブルを悪化させる原因になる場合もあるので必ず確認が必要です。

涙やけや皮膚炎などが酷い犬種の場合は、添加物不使用のドッグフードを選んであげるのをおすすめします。下の記事では無添加のドッグフードについて詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

ポメラニアンは、太りやすい体質のためドッグフード選びは慎重に行う必要があります。ここからは、ポメラニアンに与えるドッグフードの量を見ていきましょう。

年齢によってポメラニアンのドッグフードの量は異なります。生後3ヶ月で50～70g・生後4ヶ月70～80g・生後5ヶ月85～90g・生後6ヶ月60～90gが目安量です。離乳期にいきなり固形のドッグフードを与えても食べない場合もあります。

そのようなときはお湯でふやかして3～4回に分けて与えましょう。お湯でふやかしてあげると、胃への負担も減らせます。

ポメラニアンが1日に必要とするカロリーは「体重×50～150kcal」で算出できます。例えば、3kgのポメラニアンの場合は「体重3kcal×50～150kcal」となるため、1日の摂取カロリーは150～450kcalです。

算出したカロリーは、おやつを含めた1日の摂取カロリーのため、それも加味してドッグフードを与えるようにしましょう。肥満気味かもしれない場合は、少し量を減らすなど調節してあげるのをおすすめします。

適切な餌の量かは、便の状態でも把握可能です。便が硬くもなく柔らかくもなくしっかりしている場合は適切な量とわかります。便の量が硬い場合にはドッグフードの量が少ないので増やしてあげるなど、様子を見てあげましょう。

今回の記事では、ポメラニアンに特におすすめしたいドッグフードについて詳しくご紹介しました。愛犬といつまでも元気で楽しく過ごせるように、成分の安全性だけでなくワンちゃんの好みや、犬種にあったドッグフードを選んでください。