愛犬の健康の基本となるドッグフードですが、特にシニア犬には体にいいものを選びたいですよね。シニア犬に合うドッグーフードを選ぶと体の負担が減らせるため、超小粒や柔らかい食感など、シニア犬の食いつきが良いものを選びましょう。

この記事では、シニア犬ドッグフードの選び方とおすすめの商品をランキング形式で紹介します。シニア犬ドッグフードに必要な基本栄養バランスや肉含有率、健康面を基準に各種メディアの評価を参考に総合的に判断して厳選したのでぜひご覧ください。

結論、編集部の1番のおすすめは「モグワンドッグフード」です。シニア犬の健康維持にぴったりな要素がつまった高品質ドッグフードです。ぜひチェックしてみてください！

ここでは、シニア犬向けドッグフードの選び方を4つのポイントに分けて紹介します。シニア犬向けドッグフードを正しく選べるように、条件ごとのポイントをまとめました。

【目次】

• 栄養バランスで選ぶ
• ドッグフードの形状・タイプで選ぶ
• 犬種に合わせて選ぶ

アダルト犬とシニア犬では運動量や消化機能などに変化があり、同じ食事では体調を崩してしまう可能性もあります。いつまでも健康にシニア期を過ごせるよう、必要な栄養素がしっかり含まれているドッグフードを選ぶようにしましょう。

シニア犬ドッグフードの栄養バランスの基本は、高タンパク質・低脂肪・低カロリーです。基本的にシニア犬向けの総合栄養食を選べば問題なく、目安としてタンパク質が18％以上含まれているかチェックしましょう。

個体差はありますが、シニア犬の１日に必要なカロリーは、成犬期の約10~15％と言われています。活動量の多いアダルト犬用のドッグフードを与え続けると肥満になるリスクがあります。運動量がどうしても減るシニア犬のために、カロリーは要チェックです。

また見た目ではわかりづらいですが、加齢とともに消化機能や免疫力も落ちてきます。成犬用ドッグフードに含まれる添加物を摂取し続けると、知らないうちに腎臓などに負担をかけてしまうのでなるべくシニア向けのものに切り替える必要があります。

今回のランキングでも重視しているのが、肉含有率です。犬は本来肉食動物なので、植物性タンパク質や炭水化物の分解・吸収が苦手です。逆に、肉に含まれる動物性タンパク質と脂肪を素早く簡単に消化できます。

消化機能が衰えてくるシニア犬にとって、肉含有率が高いドッグフードの方がタンパク質を消化・吸収しやすいためおすすめです。タンパク質含有量が少なくとも18%以上のものを選ぶようにしましょう。食が細くなっても少量の食事で必要な栄養を摂れるようになります。

本来肉食動物であるワンちゃんたちと、人間では持ち合わせている消化酵素が違います。中でもワンちゃんたちは、炭水化物を多く含む穀物の消化は苦手です。最近では　”グレイン・フリー（穀物不使用）” のシニア犬ドッグフードが多数販売されています。

穀物不使用のグレイン・フリーのドッグフードは、カサ増しするためにジャガイモやタピオカなど血糖値を急激に操作する高GI値食材が使われる場合もあります。そのため、かぼちゃやりんごなどの低GI値の野菜が使われているものがおすすめです。

ヒューマングレードのドッグフードとは、人間の食品と同じレベルで管理された品質の原材料を使って作られたドッグフードです。日本でのペットフードの扱いは、法律上、食品ではないため、残念ながら利益重視の粗悪な品質や材料が使用されている場合があります。

また、食品副産物や、食品で使用禁止されている添加物が使われている商品もあります。ドッグフードの原材料や添加物に関して、より健康的なものを選びたい方は、ヒューマングレードのドッグフードがおすすめです。

犬も人間と同様、加齢によって骨や関節が弱くなります。シニア犬ドッグフードには、骨・関節の健康をサポートする成分であるグルコサミン・コンドロイチン硫酸・MSM(メチルスルフォニルメタン）が配合されている商品もあります。

愛犬の足腰や関節が悪い場合には、これらが含まれたものを選ぶのがおすすめです。

より健康面に配慮したドッグフードを選ぶなら、原材料が明確な国産ドッグフードがおすすめです。とはいえ国産のすべてが安全とは言えないため、口コミなどで評判をチェックしたり合わせて人工添加物なども確認したりしておくようにしましょう。

ドッグフードのなかには人工添加物が加えられている商品があります。ドッグフードの栄養価を上げたり、嗜好性を上げたりする役割があります。しかし、中には健康を害する人工添加物が多く含まれるドッグフードもあります。

保存料、酸化防止剤として使用されているエトキシキン・BHA・人工着色料は、愛犬の体への負担が懸念されるので、避けた方がベターでしょう。原材料等をきちんと確認して購入しましょう。

シニア期になると心臓や腎臓、さらには消化機能の低下、皮膚の乾燥、被毛の艶の変化などが見られるようになります。こうした症状を緩和して、シニア犬の健康をサポートするためにシニア犬ドッグフードのレシピも進化しています。

皮膚や被毛の健康維持にはオメガ３＆６脂肪酸を配合したもの、腸内環境を健やかに保つには乳酸菌を配合したもの、酸化防止剤には天然由来ミックストコフェロールがおすすめです。これらの健康サポート成分は、愛犬の健やかな状態をサポートしてくれます。

シニア犬ドッグフードには大きく分けて4種類の形状タイプがあります。小さなワンちゃんや噛む力が弱ってきたワンちゃんには半生（セミモイスト）やウエットタイプが人気・おすすめです。

しっかりと歯を使って食べさせたいなら、大粒のドッグフードがおすすめです。シニア犬になるとあごの力が衰えがちなので、様子を見ながら与えましょう。ドライフードはコスパが良いので出費を抑えたい方にもおすすめです。

超小粒のドッグフードなら、小型のシニア犬でも負担なく食事ができます。特にドライフードは食べるのにも力が必要なので、負担を軽減したい場合にはおすすめです。こちらも大粒同様愛犬の様子を見ながら与えて下さい。

開封後も長期保存でき、タイプ別の中では一番リーズナブルな商品が多いドッグフードです。噛む力を鍛え、脳に刺激を与えます。歯垢がつきにくいのも特徴です。　

半生タイプ（セミモイスト）は、一食ごとの包装になっている商品が多いので使い勝手が良いです。 価格は、ドライタイプより値段は高めの傾向です。香りが良く柔らかいので、食いつきが良いのがメリットです。

また、歯の弱ってきたシニア犬にも食べやすい所がメリットです。ただ歯垢がたまりやすいので、歯磨きはしっかりしてあげるのが大切です。

ウェットタイプは、缶詰やパウチの状態で販売されており、長期保存もOKなのが特徴です。開封後は冷蔵庫で保存が必要です。価格帯が高めなのが多少のデメリットです。また、トッピングや食欲のないときに与えるのがおすすめです。

柔らかい食感なのでシニア犬には食べやすいですが、歯磨きをしっかりするのを忘れずに行いましょう。

一食ごとの包装にして、すぐに与えない場合は冷凍庫で保存しましょう。 中では一番高価ですが、違いにこだわりたい飼い主さんにはおすすめです。生肉が合わないワンちゃんもいるのでお試しから始めるといいかもしれません。

年齢だけでなく、ワンちゃんの犬種に合ったドッグフードに変えてみるのも一つの方法です。ダックスフンドは体重管理が必要だったりチワワは食欲に差が出やすかったり、柴犬は認知機能が低下しやすかったりします。

犬種別にドッグフードを選ぶと、愛犬の犬種特有の悩みに対応したドッグフードが選びやすくなります。必ずチェックするようにしましょう。

このページのランキングは、シニア犬用ドッグフードに必要とされる栄養バランス、健康面、各種メディアの評価を参考に総合的に判断して厳選しました。

シニア犬ドッグフードは切り替えのタイミングが分からないですよね。自分の愛犬がいつ切り替えるべきかチェックしておきましょう。

シニア犬の年齢を表にしてみました。一般的には7~8歳からシニア期に入りますが、みんながこれに当てはまるということではありません。アダルト犬用からシニア犬ドッグフードに切り替えるタイミングは、犬種や運動量、生活環境によっても違ってきます。

・後ろ足がプルプル震える時がある

・寝ている時間が増えてきた

・食欲が落ちてきたみたい

・ベッドや階段の上り下りを嫌がる

・運動量が減ってきた

・立ったり座ったりの動作がゆっくりになった

このような様子がみられるようになったら、愛犬の健康状態に応じて少しづつ切り替えてあげましょう。現在食べているアダルト犬用ドッグフード にシニア犬ドッグフードを少しまぜて上げて食べ方や消化の様子を見ましょう。

お腹を壊したり、食欲がなくなるなどの症状が出なければ次の週はもう少しシニア犬ドッグフード の割合を増やし段階的に変えていきます。

シニア期に入ったら少なくとも年２回は獣医さんに健康チェックをしてもらいましょう。また、特別疾患のあるワンちゃんも必ず獣医さんとご相談し、症状にあった食事を与えてあげてください。

いきなりシニア犬ドッグフード に変えてしまってはお腹もびっくりしてしまいます。普段から食べているアダルト犬用のドッグフード にシニア犬ドッグフード を少しだけ混ぜて食べさせてみましょう。

一週間ほど食べ方や消化の様子を見てお腹をこわしたり、食欲がなくなるなどの症状が出なければ、次の週はもう少しシニア犬ドッグフードの割合を増やし４週間くらいかけて段階的にかえていきます。

食いつきが悪かったり、消化が悪かったりする場合は、ドッグフードをふやかして柔らかくして与えてみるのもおすすめです。ぬるま湯で柔らかくふやかすと、香りが立つので食いつきも良くなりますよ。

消化機能が低下したシニア犬には、柔らかくふやかしたアダルト犬用ドッグフードをあげる方法もあります。柔らかいフードを食べると消化吸収がよくなり、栄養や水分を効率的に摂取できます。30℃～40℃の人肌程度の温度のお湯で、1回に食べる分だけふやかしてください。

その際に熱湯でふやかしたり、何食分もまとめてふやかしたりしないように気をつけましょう。ふやかす時間はドッグフードの大きさによって異なるので、フードが柔らかくなるまでが目安です。消化機能が未発達な子犬にもおすすめの方法なので、ぜひ試してみてください。

犬も人と同じように、季節の変わり目や気温・体調の変化などによって食欲にはムラがあります。しかし、急に食欲がなくなった、明らかに元気がない、その他にも何らかの症状がでている場合には、速やかに獣医の相談してください。

元気だけれど食いつきが悪い場合は、フードの上に缶詰をトッピングしたり、レンジで温めて香りをよくしたりすると食べる可能性があります。また、足腰の弱っている犬には、高さの合った食事台を使うと食べやすく、飲み込みやすくなるのでおすすめです。

今回の記事では、シニア犬ドッグフードに関するあれこれや、人気おすすめランキング11選をご紹介しました。これをきっかけにシニア犬の食事と健康について家族の皆さんで考える機会になれば幸いです。