ある程度歴史のある会社に入ると、誰しも一度は「なんでこんなことやっているの?」と疑問を感じる習慣・慣例に出くわすもの。こうした習慣・慣例の中には何らかの意図を持って始められたもの、当時はやることに何らかの意義があったものも少なくありませんが、そのほとんどは時代の移り変わりによって形がい化しているのが実情です。

 そんな「会社にやめてほしいと思うもの」のトップに選ばれたのは、《サービス残業》でした。業績をアップさせるためには経費の削減が必須とはいえ、夜遅くまで働かされた上に残業手当も出ないとなれば、どんなにやりがいのある仕事でもモチベーションを上げるのは難しい話。そもそも《サービス残業》が労働基準法に反していることすら認識していない会社もありそうですが、こんな会社に限って《会社主導の忘年会&新年会》だけには力を注ぐなど、モチベーション向上に一生懸命なのが悲しいところです。

 女性社員であれば《お茶くみ》をやめてほしいものの筆頭にあげる人も多いのではないでしょうか。最近ではお客様の応対をする社員が各自用意するといった会社もあるようですが、まだまだ「お茶くみは女性がやるもの」と考えている古い体質の企業が少なくないのも問題ですよね。男性には楽しみにしている人が多そうな《バレンタインデー/ホワイトデーのやり取り》も、面倒なだけと感じている女性は多いようです。男女の意識差を埋めることも、会社からやめてほしいものを減らすためには重要なポイントなのかもしれませんね。

 新入社員にとってやめてほしいものといえば《無茶なお題の新人研修》。街頭で大声を出させたり、一歩間違えば大けがをしてしまうような危険な環境で生活させたりと、首をかしげたくなるような新人研修をやっている会社は意外に多いもの。厳しい研修を乗り越えることで精神や肉体が鍛えられるという効果はあるのかもしれませんが、夢と希望を抱いて入社した若者が何か別の大事なものを失ってしまいそうなのは気のせいでしょうか?