1967年に第1号店が千葉県市川市にオープンした大手ファミリーレストランスチェーン「サイゼリヤ」。「 クチナシの花」を意味するイタリア語が店名の由来で、もともとは普通の洋食店だった店をイタリア料理店にして以来、《創業から37期連続で増収している》という驚異的な業績で知られています。

 サイゼリヤの特徴といえば、何といっても徹底した低価格路線。《グラスワインが1杯100円》というだけでも驚きですが、《全メニューを食べても44,562円の低価格》(公式サイト「クイズで知るサイゼリヤ」より)という信じられないような価格をメニューの全商品に設定しています。

 このような低価格でありながら、《プロシュート(熟成生ハム)はイタリア人も「本場の味」と認める最高級品質》を実現しており、「本当に採算がとれているの?」と利用する側が心配になってしまうほど。また、良質なミルクが豊富にあるからと《定番ミラノ風ドリアのホワイトソースのために工場をオーストラリアに作った》、福島県白河市に敷地面積100万坪の《サイゼリヤ専用のレタス農場「サイゼリヤ農場」がある》など、食材の品質に対するこだわりは半端なものではありません。

 毎日のように大勢の客が足を運ぶ人気チェーンでありながら、《厨房は1人の従業員でまわすことができる》というシステムも、ほかのチェーン店ではちょっと考えられないサイゼリヤならではの特徴。従来の外食産業の常識にとらわれない型破りなアイデアを次々と導入したからこそ、《外食不況のなかでもにも店舗数は800店を超える》ほどの業績拡大ができたのかもしれませんね。