もし若いころの肉体を維持できるのものなら、人はいつまででも維持したいと感じるものではないでしょうか。しかし、「歳月人を待たず」——。時間はあなたの都合など一切お構いなしに過ぎ去っていくものですし、時間の経過と共に体が衰えていくのを避けることは誰にもできません。

 そろそろ若者とは呼べなくなった人々が「ああ、もう年なんだなあ……」と最も強く感じるのは、自分が《徹夜ができなくなった》とき。以前は明け方まで仕事をしてそのまま次の日もバリバリと働けていたのに、いつの間にか仕事の効率が落ちていき、最終的には徹夜そのものができなくなる……。このように自分の労働力が落ちているのをはっきりと感じるのは何ともつらいものです。

 自分自身の変化ではなく、周囲との比較で年を感じることも多いですよね。よくあるのが、スポーツ中継を見ていて《プロスポーツで自分より年下の選手が活躍するようになった》のに気づいたときや、歌番組やバラエティ番組を見ていて《若い有名人のことがわからなくなった》ときでしょうか。プロスポーツの場合、同年代の選手が現役を退き、解説者やコーチに転身していたときなども同様に年を感じる人は多そうですね。

 自分の体を見て年を感じるのは、《ぜい肉の付く位置が下がってきた》ときや洗面所やメイク室で《顔にシワを発見した》したとき。ジムで体を鍛えたりエステに通ったりすることである程度若いころの状態を維持することはできますが、これもしょせんは限度があります。努力でどうにもならないなら、いっそ「ぜい肉やシワも年齢なりの味が出てきたってこと」と割り切ってしまった方が楽かもしれませんね。