料理の味を決めるのは、料理人の腕と食材の良しあし。でも、腕の良い料理人が最高の食材を使って料理しているのに、口の中で「何かがおかしい……」と味覚が信号を送ってくることって結構ありますよね。その理由は食材のミスマッチにあるのかもしれません……。

 多くの人が「この組み合わせはミスマッチなのでは?」と感じたのは《冷麺の中の梨》でした。もともとは砂糖の入手が困難な時代に甘味を補うための代用品として梨を使ったのがルーツだそうですが、そんな昔の事情を知らない人が「別で出してくれれば良いのに」と思うのは仕方がないところです。

 《酢豚の中のパイナップル》も、多くの人がミスマッチと感じているようです。「酵素で肉を柔らかくしているんでしょ」と考える人もいるようですが、酵素は加熱をすることで死んでしまうため、加熱処理した缶詰のパイナップルを使用している酢豚では効果がないとの説も。「効果がないのなら入れなくても良いのでは?」という気がしますが、パイナップル抜きの酢豚を出されても、それはそれでもの足りなく感じてしまいそうです。《冷し中華の中のミカン》や《ソーメンの上のサクランボ》は、彩りという点では良いのですが、酸味のきいたタレやめんつゆの味に甘〜いフルーツの味が重なってくるのはやはり違和感があります。

 今回のランキングではミスマッチと感じたもののほとんどがフルーツとの組み合わせでした。果汁を混ぜ込んで色や香りをつけるという方法であれば食材として取り入れても違和感は無さそうですが、やはりフルーツは食後に単品で食べたいもののようです。