武論尊原作、原哲夫作画の傑作コミック『 北斗の拳』。コミックの連載とテレビアニメ版の放送はいずれも1988年に終了していますが、近年になってさまざまなスピンオフ作品が登場したりDVDが発売されたりと、今もなおその人気に衰えは見えません。そんな人気を支える作品の魅力の1つが、作中に登場するキャラクターが残した印象的なセリフの数々です。

 「印象に残る『北斗の拳』の名ゼリフランキング」で1位を獲得したのは、主人公・ケンシロウが「経絡秘孔(けいらくひこう)」と呼ばれる相手の急所を突いた後に放つセリフ《お前はもう死んでいる………》。原作コミックでこのセリフが使われているシーンはわずかですが、テレビアニメ版で何度も使用されたことで多くの人が知るところとなりました。友人とゲームで対戦して自分が有利になった時に、このセリフを使ったことがあるという人もいるのではないでしょうか?

 この名セリフに負けず劣らずの人気を獲得したのは、ケンシロウの義兄・ラオウがケンシロウとの最後の戦いに敗れ、いまわの際に放ったセリフ《わが生涯に一片の悔いなし!!》。作中では恐怖によって世界を支配し人々から恐れられる冷酷な「 世紀末覇者」として登場しますが、最期の瞬間まで自分の信念を貫き通す彼の生きざまに共感を覚えるという人は多いようですね。本作に登場する敵役は、冷酷・非道であってもどこか憎みきれない人間的な一面を持っているというケースが多いですが、ラオウはこれを代表するキャラクターと言えるでしょう。

 主人公・ケンシロウのセリフとしては、このほかにも「北斗百裂拳」で攻撃をしかける際の《あたっ!!あたたたたーっ!!》が上位にランク・インしていますが、攻撃時のセリフには「ほおあ!!」、「おあたあ!!」、「うあたたあ」などさまざまなバリエーションがあるようです。そのバリエーションは20種類以上にもおよぶそうなので、ファンの方はコミックを読み直して確認してみては?