誰もが知っている怖い話として挙げられることの多い「学校の七不思議」。うわさに敏感な若い世代の子どもたちが長期にわたって集団で過ごす、人体模型や楽器など特殊な設備・器具が多い、夜間はほぼ無人になるなどの理由で、学校はこうした話が生まれやすいとされています。パターンは地域や年代によって異なりますが、口コミやマスコミによって全国に広がるケースも多く、全国共通の定番ネタとなっているものも少なくありません。

 そんな定番ネタの中でも、最も多くの人が「私も知ってる!」と答えたのは、《トイレの花子さん》。誰もいないはずのトイレで特定の方法を使って呼びかけることで、トイレの主である「花子さん」から返事が返ってくるという話で、花子さんの人物像や呼び出し方、呼び出した後の花子さんの行動などは地域によって異なります。学校の怪談や七不思議を扱った映画やゲーム、コミックでは必ずと言っていいほど登場しており、学校の七不思議を代表する話といえるでしょう。

 《トイレの花子さん》に次いで多くの人が知っていたのは、《人体模型や骸骨標本が夜中に動き出す》でした。理科室などにおいてある人体模型や骨格標本は非常に精巧に作られており、明るいところで見ても不気味なもの。「今にも動き出しそう……」という子どもたちの恐怖心からこうした話が生まれたのではないでしょうか。ちなみに、海外では子どもたちの不必要な恐怖心を取り除くために、かわいらしいクマのぬいぐるみに内臓を埋め込んだ標本も販売されているそうです。

 以下、《夜中に音楽室のピアノが鳴る》や《音楽室のバッハやモーツァルトの肖像画の目が動く》などの話が上位にランク・インしていますが、いずれも学校という場所の特異性が色濃く出たものになりました。最近は授業にパソコンを導入している学校が多いので、次回のランキングではパソコンにまつわる話がランク・インしてくるかもしれませんね。