1923年の創業以来、アニメーションや実写映画の分野で数々のヒット作を世に送り出してきたウォルト・ディズニー・カンパニー。中でも1937年公開の《白雪姫》にはじまる長編アニメーション映画は、子どもから大人まで安心して楽しめるシリーズとして世界中で愛されています。クオリティーに関してはどの作品も甲乙つけがたいところですが、「あえて1本」と言われたらあなたはどの作品を選びますか?

 「大好きなディズニーの長編アニメーション映画ランキング」で1位を獲得した《美女と野獣》は、姿を野獣に変えられてしまったごう慢な王子が、心優しい少女・ベルと出会い真実の愛に目覚めるまでを描いた作品。惜しくも受賞は逃しましたが、アニメーション映画史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネート(第64回)された傑作です。原作は1700年代に出版されたフランスの異類婚姻譚だそうですが、ストーリーや設定などがいろいろと異なっているそうなので、機会があればそちらにも目を通しておくと良いかもしれません。

 2位に続いたのは、《アラジン》。説話物語集『千夜一夜物語』の中でも有名な説話の一つ『アラジンと魔法のランプ』を基にした作品です。アラジンとランプの精・ジーニーが繰り広げるスリリングな冒険譚を楽しめる上質のエンターテインメント作品です。ちなみに、原作の『アラジンと魔法のランプ』では舞台が中東ではなく中国となっているとのこと。ディズニー版のイメージが非常に強いため、もともと中東を舞台にした話だと思っていた人も多いのではないでしょうか。

 古くからある説話や児童文学を基にした作品が目立つ中、3位につけたのは世界初の長編 CGフルアニメーション映画《トイ・ストーリー》でした。CGアニメーションの美しさはもちろんですが、はじめはいがみ合っていた人形のウッディとバズが最後は友情で結ばれるという笑いあり涙ありのストーリーも魅力的な作品です。こちらは映画ファンからの評価も高く、1999年には続編の『トイ・ストーリー2』が公開され(国内では2000年公開)、2010年にはシリーズ3作目の公開も予定されています。