プライベートではあまり使う機会がないものの1つといえば、ビジネス文書に用いられる用語の数々。社会人1年生の時には、取引先への簡単な連絡メールを1通書くのにも、「いったいどう書けばいんだろう?」と悩んだ経験があるのではないでしょうか。

 数あるビジネス文書用語の中でも、多くの人が社会に出るまで知らなかったのは《御社・貴社》。この2つの用語の場合、さらに書類やメールなど書面の場合は貴社、会話中では御社を用いるという使い分けも一般的とされています。これは貴社の場合、「記者」や「汽車」など同じ発音の言葉が多いためだそうですが、知らずに書面で御社を使っている人も多いようです。

 相手に何かを渡す際に用いられる《ご査収》や、感謝の意を表す《ご高配》などは、ビジネス以外のシーンでも用いられることの多い用語ですが、学生時代にはあまりていねいな表現を用いる手紙やメールを書く機会がないため、知らなくても仕方がないところはありますよね。こうした用語を自然と使えるようになれば、「自分も少しはオトナになったかな」という気分になれそうです。

 できればあまり使いたくないのが、退職願を書く際のお決まりの用語《一身上の都合》。退職の際には精神的にも肉体的にもかなりのエネルギーを要するだけに、シンプルに《一身上の都合》と書けば良いのは助かります。ただし、この用語は文字どおり「自主的な理由で辞めた」という意味を持っています。会社の都合で辞めさせられる場合には、そもそも退職願を出す必要はないとの見方が一般的なため、言われるがままに《一身上の都合》と書いてしまわないように注意しましょうね。