近年はインターネットの掲示板やブログなど、口コミでの情報収集があたりまえになってきましたが、まだまだテレビや雑誌、新聞など既存メディアの影響力は大きく、「今、○○がブームなんです!」なんてアオリ文句につい「そ……そうなの?」と振り回されてしまいますよね。

 「何だかメディアに振り回されているなあ」と、多くの人が感じているのは、《ランキング上位のものを買ってしまう》でした。音楽CDやDVD、コミックなど、メディアでは毎日のようにさまざまなランキングが紹介されていますが、ランキングで紹介されたものはお店に足を運んだ時に「これ、ランキングの上位に入ってたな」と目に付きやすく、「みんなが評価しているのなら買ってみようかな」と手に取ってしまいます。

 通勤・通学前に見るテレビ番組の影響力も侮れません。2位にランク・インした《朝の占いの結果を信じてしまう》も心当たりがある人は多いはず。朝の番組の占いコーナーは古くから存在しており、出かける前に今日の運勢チェックは欠かせない、なんて人もいるかも。最もメジャーなのは星座による占いですが、放送している局によって運勢が異なるケースもあり、「結局どっちなの?」と悩んでしまうこともありますよね。

 近年、《情報番組のコメンテーターの意見を鵜呑みにしてしまう》ようなことがないように、メディアが発する情報を評価・識別する能力——メディア・リテラシーの重要性が叫ばれています。メディアが流し続ける膨大な情報のすべてを評価・識別していくのは不可能に近く、頼りの口コミ情報ですらメディアのコントロール下にあることもしばしばですが、やはり自分のアンテナに引っかかった情報は何らかのアクションを取る前にしっかりと吟味しておきたいものですよね。