木枯らし身に染む帰り道。お腹をすかせて家路を急げば、ぐつぐつ、ぐつぐつ、民家の窓をかすめる鍋の音。そうだ、今夜は鍋料理にしよう。真冬の定番料理といえば鍋。具を切って火にかけるだけという手軽さと、スープと具の組み合わせ次第で何通りもの味を楽しめるというフレキシブルさから、毎日でも飽きないという声も聞かれます。鍋は大勢で囲むイメージがありますが、一人用サイズの土鍋も多く見かけるようになりました。家族構成にかかわらず、冬の間の不動の人気メニューといえる鍋料理。ではそんな鍋料理の中で最も支持を得ているのは?

 そこで「この冬食べたい鍋料理」について調査を行ったところ、《すき焼き》が1位にランク・インしました。甘辛い割り下の香ばしい香りが食欲をそそる、肉が主役のいわばキング・オブ・鍋料理。高級な霜降り和牛で豪勢に行くのも良いですが、牛肉の代わりに鶏肉を用いる滋賀、豚肉を用いる新潟など、各地の「ご当地すき焼き」も興味深いもの。また、肉以外の具材についても地域性があるようです。水炊きなどの鍋と同じように白菜、春菊を入れるところもあれば、一緒に入れると肉を硬くする作用のある白滝は入れないところもあるなど、さまざま。その組み合わせ次第では、まるで別の料理が完成しそうですね。

 肉が主役の鍋料理といえばもう1つ、2位の《しゃぶしゃぶ》。すき焼き用よりもさらに薄切りにした肉を、ダシの効いた湯にさっとくぐらせ、ほんのり色が変われば食べ頃。素材の味わいを堪能するにはもってこいの調理法。鶏しゃぶ、ふぐしゃぶ、たこしゃぶなども人気ですが、最近増えつつある「温野菜しゃぶしゃぶ」の専門店は、女性からの支持が熱い様子。いずれもさっぱりしているので、ごまダレやポン酢ダレなどつけダレで変化をつければ、いくらでも食べられそうですね。

 《キムチ鍋》《水炊き》《湯豆腐》《もつ鍋》など定番の鍋料理が並ぶ中、今シーズンのトレンドと言われている《カレー鍋》が5位にランク・イン。昨年出現した専門店が火付け役となり、一大ブームを巻き起こしたカレー鍋。この冬は家庭用のスープの素が登場し、ブログなどでも話題となっているようです。

 さて、今夜の鍋料理は、もう決まりましたか?